ジャンリシャールとはどんな時計?撤退じゃなくて休眠状態?歴史も紹介!
ジャンリシャールは、知名度こそ日本の時計ブランドの中で上位にくるブランドではありませんが、スイスの時計ブランドとして特別な意味をもっているブランドです。この記事では、ジャンリシャールについて歴史も含めて紹介していきます。
目次
ジャンリシャールの時計を徹底解説!魅力や歴史を紹介
みなさんはジャンリシャールというスイス時計ブランドをご存じでしょうか?
スポーツのイベントでオフィシャルタームキーパーを務めたり、サッカーチームとパートナー契約を結んだり野球選手と公式にコラボしたりと、スポーツ好きの方は目にすることもよくあるかもしれません。
ここでは、そんなジャンリシャールの魅力や歴史をお伝えしていきます。
ジャンリシャールはどんな時計?
2014年にプレミアリーグの名門であるアーセナルFCとパートナー契約を結んだことでも話題となったジャンリシャールですが、実際にはどんな時計なのでしょうか?
2015年には広島東洋カープ球団公認の特別限定コラボ時計も発表しており、野球好きのお父さんやカープ女子も気になっていると思います。
ここでは、ジャンリシャールがどんな時計なのか紹介していきます。
ジャンリシャールの時計とは?
ジャンリシャールというブランドの名前は、「ダニエル ジャンリシャール」という人の名前からきており、ダニエル ジャンリシャールは伝説の人物で、「スイス時計産業の父」と呼ばれるほどの偉人でした。
時計ブランドのジャンリシャールは、その偉人の継承者で今でも先駆者としてのジャンリシャールの精神を継いでいきたいという願いが込められたブランドです。
ジャンリシャールの特徴
ジャンリシャールは、「フィロソフィー・オブ・ライフ」「アート・オブ・ライフ」をモットーに掲げ、スイス時計産業の偉大な功労者のパイオニア精神を承継する時計ブランドです。
そんなジャンリシャールの時計にはどのような特徴があるのでしょうか?
ここではジャンリシャールの時計の特徴について解説します。
自社製ムーブメント搭載モデルあり
2004年に、ジャンリシャールは完全に自社開発自社製造の自動巻きムーブメントである「JR1000」を発表しましたが、発表までに企画製造に4年もかかったこのムーブメントは、パワーリザーブ48時間で安定性もあり性能が高いと言われています。
このJR1000から派生した個性的なムーブメントも多数あり、その自社製ムーブメントを搭載したモデルが数多く展開されています。
土・水・空気・火がモデルネームの由来
ジャンリシャールのコレクションは、「テラスコープ」「アクアスコープ」「エアロスコープ」「1681」の4つがあります。
これらは「土」「水」「空気」「火」という自然界の4つの要素に由来し、それぞれ、多彩なスポーツウォッチ、高性能なダイバーズウォッチ、ユニークなパイロットウォッチ、自社製ムーブメントを採用した自動巻ウォッチです。
ジャンリシャールの時計 テラスコープの基本情報
ケース径/厚 | 44mm/12.60mm |
---|---|
ケース素材 | 無反射加工サファイアクリスタル |
ベルト素材 | ステンレススティール製ブレスレット |
ムーブメント | 自動巻きムーブメントJR60 |
テラスコープシリーズだけでもかなり種類は豊富ですが、ムーブメントは現在は自動巻きムーブメントJR60が使われています。
デザインはシンプルで飽きの来ないものからペインティング柄のような個性的なもの、テラスコープならではの大地をイメージさせるものまであるので好みに合わせて選ぶことができます。
ジャンリシャールの時計 現在は撤退・休眠?
ジャンリシャールというと、撤退したという噂や休眠宣言したという話を聞きます。
実際に現在は運営をしていないのでしょうか?
現在のジャンリシャールの運営について調査します。
2017年に休眠したとの情報あり
ジャンリシャールの公式ホームページは存在し、閉鎖されている様子はありませんが、公式ホームページや公式Facebookの更新は2016で停止しています。
さらにネットでは2017頃にジラール・ペルゴやジャンリシャールを保有しているソーウインドグループを含むケリンググループが、ジャンリシャールの休眠宣言をしたと言われています。
日本にも代理店あり
日本にも、ジャンリシャールの代理店があります。
奈良県にある小柳時計店もそのうちの1つです。
小柳時計店は、ジャンリシャール以外にも正規取扱いブランドが多数あり、同じケリング傘下のジラール・ペルゴなども取り扱っており国内ブランドだけではなくスイス機械式時計にも対応しています。
ジャンリシャールの時計 歴史を紹介
ジャンリシャールは、現在の時計ブランドとしてのジャンリシャールになるまでに長い歴史があります。
ジャンリシャールがどのようにして現在の時計ブランドになったのか、歴史をたどっていきます。
1681年 ダニエル・ジャンリシャールにより設立
スイスのある村出身のダニエル・ジャンリシャールは、とても好奇心旺盛な若い鍛冶屋でしたが、1981年にイギリス製の機械式時計(懐中時計)の修理を頼まれたのをきっかけに、時計を製造しはじめました。
彼は、時計の製造に加え時計製造の機械や工具も発明し、教育や分業制などの基礎も築き、現在でも「スイス時計産業の父」と呼ばれ歴史的に有名な重要人物です。
1960年代に会社休眠
時計製造のシステムをつくり次々と功績を残し、ダニエルジャンリシャール亡き後も子孫が代々受け継いでいた会社としてのジャンリシャールでしたが、1960年代には休眠してしまいます。
それまでは質の高い機械式時計を作り続けていましたが、1969年のセイコーによるいわゆるクォーツショックで会社休眠に追い込まれたと言われています。
1994年 ジラール・ペルゴがブランド取得し復活
1994年、高級時計ブランドであるジラール・ペルゴのオーナールイジ・マカルーソ氏が、スイス時計産業に大いに貢献した偉人が作った会社とその名前を受け継ぎ、新たなブランド「ジャンリシャール」を設立させました。
当時はジラール・ペルゴの普及ブランドと言われていましたが、自社製ムーブメントを開発してからは徐々にマニュファクチュールとして独自の道を歩んでいます。
ジャンリシャールの時計は偉人の技術を継承する時計ブランド
ジャンリシャールという時計ブランドは、実は1994年に設立された新しいブランドですが、スイスの時計産業に多大な功績を残した革新的な偉人の意思を受け継いだブランドです。
マニュファクチュールとして独自の道を切り開きつつ、300年以上経った今でも偉人のパイオニア精神が継承されている時計ブランドです。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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