ロレックスのベルトを自分で交換する方法!店に依頼する際の値段も調査!
体の変化や着ている衣服によってロレックスのベルトサイズが合わないことがあります。ベルトを交換調整したいと思っても時計店の営業時間外だったり、なかなか外出できなっかたりすることもあるでしょう。そのような時役立つロレックスのベルトを自分で交換する方法を紹介します。
目次
ロレックスのベルトを交換する方法は?店での交換価格と比較
時計のベルトを自分で交換できるけれど、高級時計のロレックスを自分で交換することはできるのか知りたい人もいるでしょう。
ロレックスも一般的な時計のベルトと同様に交換できます。
交換時に必要な工具や外し方、ベルト用のパーツの種類を詳しく解説します。
自分でベルト交換する方法と時計店で交換する費用の違いについても紹介します。
【動画付き】ロレックスのベルトの交換方法
それぞれのベルトによって交換方法が異なります。
ロレックスのベルトには「穴あり」と「穴なし」のタイプに分けられます。
それぞれのロレックスのベルトの種類によって構造が異なるため、外し方などの交換方法も変わってくるのです。
ベルトの外し方のコツと、気を付けるポイントを紹介します。
穴ありベルトの交換
ラグ穴と呼ばれる時計ケースの側面に付いている穴ありの、ベルトの交換方法をみていきましょう。
はじめにベルトの交換方法のベルトの外し方から紹介します。
使用する工具
- ばね棒外し
ロレックスのベルトを自分で交換するのに必要な工具は、「ばね棒外し」のみです。
時計のベルトを交換するのに必要な工具は、多くの場合にはペンチやドライバーなど多くの種類の工具を使用します。
したがって一つの工具でベルト交換ができるので、はじめてでも取り組みやすい交換方法と言えます。
穴ありベルトの交換のポイント
ロレックス時計ベルトのケースに穴が開いているタイプのものの外し方は、外す時にばね棒を穴に差し込んで外します。
片方を外したら、そのままの状態で反対側もばね棒外しを穴に差し込んで外します。
新しく交換したベルトを取り付けるときに、使いづらいときはばね棒を爪で抑えるなどの補助をするといいでしょう。
穴なしベルトの交換
ここからは、穴なしベルトの交換方法について説明していきます。
使用する工具
ロレックスの穴なしベルトを交換するには、「ばね棒外し」のみあればできます。
これひとつで交換できるのでベルト交換のコツを掴めば、ロレックスの場合でもプロに依頼しないで必要な時に自分ですぐにできるのです。
外し方をマスターすれば、急な時や気分を変えたいときに、すぐに行えるのでいいですね。
穴なしベルトの交換のポイント
ロレックスの時計にはケースとブレスをつなげる部品があります。
この部品をフラッシュフィットと呼びますが、 これを使用しなくても交換は可能です。
ですが、仕上がりの印象が変わってきます。
交換方法は、ケース側面にばね棒を差し込む穴を確認し、その穴にばね棒外しを差し込んで外します。
同様に反対側も外したら、新しいベルトを取り付けます。
ロレックスの新しいベルトを取り付けるときは、フラッシュライトをばね棒に付けます。
しっかり取り付けられたか確認するポイントとして、フラッシュライトを押し込んだときに「カチッ」と音がすれば完成です。
ロレックスのベルト交換 注意点
時計店のプロのように時計のベルト交換に慣れていないので、自分でロレックスのベルトを交換するときにはベルトや時計を傷つけてしまうことがあります。
万が一に備えて、ケースやベルトの作業部分にあらかじめテープを貼ることをおすすめします。
作業を行うときはベルトと時計を安定させられる環境を整えることが大事です。
ロレックスのベルト交換 種類別の価格表
ロレックス時計のベルト交換する際は、新しいベルトや工具を用意する必要があります。
ロレックスのベルトですから、数ある種類の中からお気に入りのものを購入するのではないでしょうか。
ロレックスの交換用ベルトにおすすめの素材を紹介しますので参考にしてください。
またベルト素材の種類の他に値段についても気になりますよね。
自分で交換する場合、かかるのはベルト代のみ
時計店でロレクッスのベルトを交換すると、ベルト代金の他に交換代が必要です。
その点、自分で交換すれば、ロレックスのベルトの代金のみの費用で交換できるので安上がりです。
ただし、ベルト代といっても選ぶベルトの素材やメーカーに値段に幅があることを忘れないでください。
ロレックスのベルト交換におすすめな5種類の素材を紹介
ロレックスに使用されているベルトの素材の種類は数多くあります。
ロレックスの中でもよくベルトに使用されている素材として、「カーフ」「アリゲーター」「ステンレス」「ナイロン」「ラバー」があります。
時計が好きな人には、使うシーンや季節によってベルトの素材や種類を変えたい人もいるでしょう。
ロレックスのベルトの素材ごとに使用するシーンやファッション、値段などを紹介します。
平均的な価格 | 特徴 | |
---|---|---|
カーフ | 5,000円~6,500円 | カジュアルからビジネスまで幅広く使用されている 夏は汗に気を付けることがポイント |
アリゲイター | 15,000円~25,000円 | オンとオフの両方に使える、普段使いに便利な素材 |
ステンレス | 6,500円~30,000円 | カジュアルからフォーマルなシーンまで対応できる |
ナイロン | 1,500円~3,000円 | スポーツやオフの日に使われることが多い |
ラバー | 10,000円~35,000円 | ダイバーウォッチなど水を使うシーンにおすすめ |
上記の表からベルトの素材ごとに、ベルトの値段が大きく変わることが分かります。
また同じベルト素材でもメーカーや加工方法によっても値段が異なります。
ベルト交換は頻繁に行うものではないので、自分の使用するシーンを考慮して選ぶといいでしょう。
カーフ
カーフ(Carf)は生後6か月以内の子牛の革のことです。
特徴としては、革目がきめ細かくて柔らかく肌になじむことです。
革ベルト素材の種類のなかでも最上級の品質と言われています。
スムースな質感のものから型押ししたタイプものがあります。
アリゲイター
ワニの革の種類の中でもアメリカに生息するのミシシッピワニの革をなめしたものを、「アリゲイター」と呼んでいます。
ワニ革の種類の中でも最上級と呼ばれていて、特に1頭のワニから取れる量が少ない「竹符」は、希少価値の高さから貴重とされ、値段も高めに設定されています。
マットな質感のものや、裏にラバーを付けて防水性を高めたベルトがあります。
ステンレス
ロレックスには金属製ベルトのステンレス製ベルトにも、シルバーやゴールドの他に、ピンク、ブラックがあります。
ロレックスの形状や留め具も数多くの種類があるので、自分好みにカスタマイズが可能です。留め具に高い技術を組み込んでいるドイツ製のベルトは人気があります。
ベルト自体に錆びにくい加工を施していることが多いです。
ナイロン
カジュアルな時計に使用されることが多いナイロンは、スポーツウェアなどに使用される素材が含まれていて防水性や強度が高い合成繊維です。
ベルトの中では比較的、カラーやデザインのバリエーションが豊富な素材です。
値段も手頃なので、ベルトをカジュアルなテイストにしたいときにはおすすめです。
ラバー
ベルト裏に使用されるカウチックラバーと同様に防水性が高い素材です。
ダイバーウォッチによく使われる素材です。
ラバーの質感も幾つもの種類があり、高級感あふれるものがあります。
シリコンラバーを使用したものが多く、肌触りも滑らかです。
汗のべたつき防止加工がベルト部分に溝が施されているベルトの種類があります。
【お店に依頼】ロレックスのベルト交換の価格は?
自分でもロレックスのベルトを交換できますが、時間があるときやしっかり直してもらいたいときに修理店やプロに任せる人もいるでしょう。
ロレックスのベルト交換の修理の工程や方法も幾つか種類があります。
時計店や修理店では、ロレックスのベルトを交換するのに、幾らかかるのか気になります。
ベルト交換を修理店などに依頼したときの費用をみていきましょう。
店舗やベルトの種類により変動
実は時計ベルトの交換や 時計修理を行う業者の多くは、見積をしないとはっきりとした費用が分かりません。
また交換時に新しいベルトの種類によっても費用が変わります。
ロレックスに関してはオーバーホール価格を提示する業者が多いので、高く見積もってオーバーホールでの修理価格を見ておくといいかもしれません。
料金を抑えるなら部分修理
時計のすべてを修理(交換)することなので、当然費用も掛かります。
特に高級なロレックスの場合は、オーバーホールとなれば修理費用も高くなるケースがあります。
そこでロレックスの時計に不具合がなくベルト交換のみで依頼したい場合には、部分修理をおすすめします。
オーバーホールでの修理よりも費用が掛からないほかに、まだ利用できるものを使えるという利点があります。
さらには、交換した部分だけ新しく、従来のものと色味や雰囲気が合わないという事態を避けられます。
圧倒的に安い
部分修理はベルト代と交換費用で済み、オーバーホールより安く交換が可能です。
ロレックスの時計ベルトをオーバーホールで修理した場合、 ベルト代と修理代で10万円近くかかることもあります。
部分修理なら、費用を最小限に抑えることが可能です。また保証が付くところもあるので、万が一の時でも安心です。
まだ使えるパーツを利用できる
時計ベルトを交換するにあたり、部品にまだ使えるものが生じることがあります。
自分で作業すればまだ使えそうなものを再利用することができますが、時計店ではすべて新しく差し替えることが多いです。
そのため交換費用に加えて、交換した部品の代金がかかることがあるという訳です。
したがって自分で交換する方が圧倒的に費用を抑えることができるのです。
ベルト修理価格の一例を紹介
モデル名 | 料金 | 期間 |
---|---|---|
サブマリーナ (ベルト中留溶接修理) | 20,000円~25,000円 | 35日~40日 |
オイスターパーペチュアル (フラッシュフィット作成) | 25,000円~30,000円 | 25日~30日 |
デイトジャスト (ベルトパイプ1か所作成・溶接修理) | 20,000円~25,000円 | 18日~20日 |
エクスプローラー (ベルト溶接修理) | 25,000円~30,000円 | 45日~50日 |
ロッレクスの時計のベルト交換で溶接修理やフラッシュフィットを作成するなど、作業工程によって値段もかかる日数も変わってきます。
ロレックスのベルトを自分で交換する3つのメリット
ロレックスのベルトを交換するメリットをご紹介します。
費用が抑えられる
時計店でロレックスのベルトを交換すると「ベルと代+交換費用代+場合によっては部品代」の代金が必要です。
選ぶベルトの種類にもよりますが、自分で交換するならベルト代金のみで済むので、とてもお得です。
交換費用分をワンランク上のベルト代に充てることもできます。
時計をより楽しめる
革靴を好きな人にとって靴磨きは楽しいように、時計好きにとって時計メンテナンスは楽しいものでしょう。
愛着のあるロレックスを自分の手でメンテナンスすることで、さらに大事にまた時計との時間を楽しめます。
自分好みにカスタマイズできる
長いこと使用していて少し気分を変えたいときに、数多くの種類の中から自分の好きなベルトに一新する人もいます。
自分で交換できれば、カジュアルなテイストから、ラグジュアリーやスポーティなものにすぐに変えられる楽しさがあります。
ひとつの時計を長く楽しみながら使えることは、とても素敵ですよね。
ロレックスのベルトを自分で交換する3つのデメリット
ロレックスのベルトを自分で交換する3つのデメリットについて詳しく紹介していきます。
コストが高くなる可能性
ロレックスを時計店に持ち込んで交換を依頼すると自分で交換するより費用が高くなります。
自分でできれば安上がりと思うでしょうが、レーザー溶接などの修理の場合は、ベルト交換よりも費用が安いので、自分で行なうベルト交換の必要性を考慮することが大事です。
それから新しくするベルトを選んでいるうちに、多くの種類のベルトを見て気に入ったものが高いことも考えられます。
調整が難しく仕上がりが悪くなるケースも
自分で交換するとなれば、パーツやベルトも自分で購入することになります。
パーツやベルトには幾つものサイズや種類があり、また時計のモデルによってもサイズが異なります。
自分で購入したものが、手持ちの時計と合わないということにもなりかねません。
ロレックスは種類が多いので、しっかりと事前に型番を調べる必要があるのです。
慣れないうちは仕上がりにムラが出ることもあるでしょう。
人目に付かないところであればあまり目立たないでしょうが、場所によっては気になる人もいるかもしれません。
ベルト交換をきれいに仕上げたいときはプロに任せるというのもひとつの方法ではないでしょうか。
傷付けたり破損するリスクがある
ベルトの交換作業中に手元が不安定になるなどの理由で、工具が時計やベルトに当たることがあります。
工具は金属なので、傷がつくことが十分に考えられます。
作業前にテープを張るなどして万が一、手が滑るなどして工具が当たったときに被害が少なくなるようにしておきましょう。
ロレックスのベルトは慎重に交換しよう
ロレックスを自分でベルトを交換できれば、都合のいいタイミングで行え、また時計店に持ち込む交換費用も工具のみとなるので安く済みます。
さらにベルトを自分の好きな種類にカスタマイズできます。
ただし、自分で交換するときに気を付けることは、交換作業中に時計を傷つける可能性があることです。
やはり不慣れな点や素人では、作業中に行が時計やベルトに当たり、傷がつくことが考えられます。
自分で交換するときは慎重に作業を行いましょう。
この記事のライター
rich-watch編集部
rich-watch編集部では、腕時計のノウハウを執筆しております。 「rich-watchを読んだおかげで、自分の求めた腕時計に出会えた」という方を1人でも多く増やすことをミッションとして活動しています。
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