リダン(時計文字盤)が嫌われる3つのリスク！値段や修理業者も比較してみた！

リダンは腕時計の文字盤を修復したりカスタマイズする作業のため、注意しなければならない点がいくつもあります。

そんなリダンの要注意な点について解説します。

リダンは時計修理業者から嫌われていると言われていますが、それはリダンという作業に高いリスクがあるからです。

ここではリダンの代表的な3つのリスクについて解説します。

リダンをしてしまうと文字盤からオリジナルの色や字体が失われてしまい、本来の文字盤と別物になってしまうというリスクがあります。

お気に入りの時計でこのようなことが起きてしまうとショックは大きいでしょう。

リダンをした時計はカスタム品として扱われ、買取価格が下がってしまったり、場合によっては買取不可になる可能性もあります。

リセールバリューなど時計の価値を気にする人は注意が必要です。

リダンをした腕時計はオリジナルからかけ離れている、ということで修理業者によっては修理を受け付けてもらえない場合があります。

お気に入りの腕時計に何かトラブルが起きたらすぐに修理してもらいたい、という人は注意が必要です。

リダンをする上で注意しておいた方がよい点や知っておいた方がよい点について調査し、その中でも特に重要な6つのポイントについてまとめました。

リダンを考えている人は参考にしてください。

リダンの値段相場ですが、現在リダンの作業をやっている国内の業者は非常に少なく、ほとんどが韓国や香港などの海外委託となっています。

海外に委託する際の相場は30,000円～50,000円となっています。

腕時計のブランドでは修理や交換に使う部品の保有期間が決まっており、それ以上経ってしまうと部品がなくなってしまう可能性があります。

部品の保有期間については基本的に10年と考えておけばよいでしょう。

安い腕時計の文字盤をリダンして高級ブランドの腕時計に見せかける非常に悪質なケースも存在します。

腕時計を購入する際に、相場と比べて極端に値段が安いといった場合は注意が必要です。

極端な汚れや傷などがなく、年月を感じさせる雰囲気の文字盤はリダンするとかえって魅力が失われてしまいます。

そのような文字盤の場合はリダンしない方がよいでしょう。

腕時計がリダンしているかどうかを見分けるには専門的な知識が必要です。

欲しい腕時計がリダンしているかどうかを知りたいという人はお店の人に聞くのが一番確実な方法です。

リダンの最大のメリットは文字盤を修復することで腕時計が美しくなることです。

お気に入りの腕時計を美しく保ちたいという人はリダンを考えてもよいでしょう。

リダンには高度な技術が必要なため、行っている業者はあまり多くありません。

リダンを行っている4つの時計修理専門店について調査しましたので、参考にしてください。

ウォッチホスピタルは2007年に設立された時計修理サービス専門店です。

現在東京都内に4つの店舗を展開し、丁寧なサービスを実施しています。

ウォッチホスピタルはただ時計を修理するだけでなく、故障を予防する知識を身に着けてもらうという活動をしています。

腕時計を大事に長く使いたいという人にとって心強い修理会社です。

公式ページを見ると、リダンのページは準備中ですが、ツイッターではリダンも含め修理をしている様子が分かります。

どうしても必要な方は、問い合わせをしてみるといいでしょう。

ウォッチホスピタルは残念ながら現在リダンの受付を休止していますが、文字盤をどうしても変えなくてはならない場合は修理ということで受け付けてくれるようなので、問い合わせてみましょう。

ウォッチリペアサービスは名古屋市内に展開する時計修理専門店です。

店内でコーヒーを飲んでくつろげるなど、異色の修理会社と言えます。

ウォッチリペアサービスは1,000本を超える交換バンドを用意するなど時計のカスタマイズにも力を入れています。

また自社でメンテナンスを行ったアンティークロレックスを1年間の保証付きで販売しています。

※お店により要問合せ  

ウォッチリペアサービスでは9,800円～とお手頃な値段でリダンを行うことができます。

リダンを考えている人はウォッチリペアサービスに相談してみるとよいでしょう。

五十君商店は80年以上も時計修理一筋で営業している時計修理専門店の老舗です。

月間8,000～10,000本という日本国内でも有数の修理実績を誇り、それを可能とする優れた社内システムを持っています。

五十君商店は親会社が時計部品卸商のため世界中から必要な部品を取り寄せることができます。

全国の有名百貨店や有名時計店と取引を持っている信頼できる時計修理専門店です。

※お店により要問合せ 

五十君商店は関東を中心に展開している時計修理専門店ですが、大阪でも1店舗が営業しています。

関東と関西の両方の地域に店舗があるのが五十君商店の大きな魅力の一つと言えます。

小島商店は1948年創業の老舗の時計修理専門店です。

東京都の上野に店舗があり、東日本で唯一のSEIKOの時計部品の正規代理店となっています。

小島商店はSEIKOの正規部品代理店ということでSEIKOの純正部品を最短翌日入荷することができます。

もちろんSEIKOだけでなくあらゆるメーカーやブランドの腕時計の修理に対応しています。

※お店により要問合せ  

小島商店ではリダンをおおよそ15,000円程度で行っていますが、詳細な値段が知りたい場合は見積もりが必要です。

特にSEIKOの腕時計のリダンを考えている人は小島商店に相談してみるとよいでしょう。

今回紹介した4店はリダンの料金や展開している地域、得意とする時計のブランドなどそれぞれに特色があります。

リダンをしようと思っている人はどのお店に依頼するのがいいか、しっかりと考える必要があります。

リダンはただ文字盤を修復するだけでなく、他の目的で行われる場合もあります。

ここではそんなリダンの種類と特徴について解説しますので参考にしてください。

痛んでしまった文字盤を修復し、本来の文字盤を忠実に再現するのがリダンの基本になります。

文字盤の再現には非常に高い技術が必要になりますので、依頼する業者を慎重に選ぶ必要があります。

文字盤をカスタマイズしてオリジナルの腕時計を作り出すという目的で行われるリダンもあります。

自分だけの腕時計を手に入れられるというメリットもありますが、反面価値が下がったり修理を受け付けてもらえなくなるというデメリットもあります。

安物の腕時計の文字盤を高級ブランドの腕時計のものに偽装して高く売りつける目的のリダンもあります。

これは非常に悪質な犯罪行為ですので、被害に遭わないよう注意しなければなりません。

大切な腕時計を長く使うためには、定期的なオーバーホール・修理が欠かせません。 

正規店より割安な料金でメンテナンスができる修理店は、技術力と信頼性が高いお店を選ぶことがポイントです。

今回はRichWatch編集部が、腕時計のオーバーホールと修理のおすすめ店をランキング形式で3選ご紹介します。

それぞれの店舗の特徴や評判、オーバーホールの料金など、あなたの腕時計に最適な業者をご提案します。

千年堂は累計45000件以上の実績を持つ修理店です。

メーカー出身の時計技師や1級時計技師などのベテランが修理を担当してくれます。

概算費用はオーバーホールと修理代金込みで30,000～40,000円程度ですが、部品代が別途必要になります。

オプションでライトポリッシュと新品仕上げの追加が可能、ケース&ベルトのライトポリッシュはロレックスの場合24,200円(税込)です。

また超音波洗浄、オリジナルクリーニングを無料で行ってくれます。

定期的にメンテナンスの依頼をするのであれば、なるべく安価なお店を選びたいものです。

千年堂に関しては、リーズナブルな価格で引き受けてもらえたという口コミが多数挙がっています。

下記リンクにて無料宅配キットを申し込むと梱包用時計ケース・エアーキャップ・梱包材一式が自宅に送られてきます。

高い技術と良心的な価格が魅力のリペスタは、幅広い腕時計のオーバーホールを受け付けているお店です。

高級舶来ブライドはもちろん、セイコーやシチズンなどの国産ウォッチ、カルティエやブルガリに代表されるクォーツのオーバーホールも積極的に行っています。

気持ちよく腕時計を使ってほしいとの願いから、8,800円相当の「リぺスタ洗浄＋防水検査」を無料でサービスするなど顧客満足度の高いサービスが特徴です。

リペスタでは国家資格である一級時計修理技師を取得した職人が、それぞれ得意なメーカーの修理を担当します。

専門分野に特化することでよりレベルの高いオーバーホールが可能となり、見積もり後の修理依頼率91.4%という高い実績につながっています。

手巻きのカルティエや思い出の腕時計が、見事に復活したという感謝の口コミが目立ちました。

リペスタでは部品さえあれば修理・オーバーホールを受け付けています。

口コミで噂を聞いた方やリピート客が多いのもうなずけます。

無料見積もりと梱包セットは専用申し込みフォームから24時間365日受付中です。

分かりやすさを大切にしているリペスタは、ネット見積もりが初めての方でも迷うことなく利用できます。

もう動かないと諦めている腕時計をお持ちの方は、一度リペスタの無料見積もりを依頼してみてはいかがでしょうか？

ロレックス、オメガをはじめ高級ブランドの修理を数多く手掛けてきたシエンは、確かな技術を持つ技士が多数在籍する職人集団です。

元ロレックスの技術者やメーカーの修理部門出身者、時計修理歴20年以上のベテランなどのプロフェッショナルが技術責任者を務めています。

新品仕上げにこだわるシエンは、修理とは別の技術者が磨き作業を担当します。

ギリギリのラインを見極め丁寧に施されたポリッシュ仕上げは、腕時計好きをうならせる見事な仕上がりと評判です。

価格も半額以上安くなるため、オーバーホールと一緒に注文するとお得です。

またオーバーホールや修理を専門に扱っているため、平均3週間という短い納期が特徴です。

見積もりや仕上がりはもちろん、接客が素晴らしかったという口コミが多いです。

”お客様にとって腕時計の修理は頻繁に行うものではない”がコンセプトのシエンは、一期一会のお客様への説明を丁寧かつ分かりやすく行っています。

シエンの公式ホームページでは、写真付きで無料配送セットへの梱包方法を説明しています。

1つの梱包セットで同時に2個の腕時計を送付できるため、複数個の時計を査定に出したいときに便利です。

接客に定評のあるシエンは、気持ちよく修理やオーバーホールを依頼したい方におすすめです。

ここからは、腕時計のオーバーホールと一緒に頼むと便利なおすすめのメンテナンスを3つご紹介します。

扱いに慣れていれば自力でできるベルト交換ですが、大切な腕時計に傷をつけるリスクを減らすためにも修理店にお任せするのが賢明でしょう。  

ベルト本体の料金の他に工賃がかかり、相場はおよそ1,000円～5,000円です。 

高級腕時計の場合、ベルト素材によりますが工賃とベルト本体の料金をあわせて10万円以上かかるケースもあります。 

②風防交換

腕時計のガラスにヒビが入っている場合にも修理店に修理・交換をお願いしましょう。  

おおよその相場についてはアクリル風防が6,000円～、ミネラルガラスが10,000円～、 サファイヤガラスが15,000円～です。

「新品仕上げ」「ポリッシュ」などお店ごとに呼び方が異なりますが、ケースやブレスレットをひとつひとつ分解し、丁寧に磨きあげる作業を指します。

研磨作業によって気になる傷が消え、新品同様の美しさを取り戻すことができるのです。 

オーバーホールと一緒に新品仕上げ・ポリッシュを依頼するとセット価格で安くなるお店もあるので、ぜひチェックしてみてください。

リダンは文字盤が痛んでしまった腕時計を本来の美しい状態に戻したり、腕時計を自分だけのオリジナルにカスタマイズすることができますが、その反面お気に入りの腕時計が台無しになってしまうリスクもあります。

リダンをする際はよく考えた上で信頼できる修理業者にお願いしましょう。

2021年1月2日調査