モリッツグロスマンはどんな時計?評価・評判から定番人気モデル6選も紹介!
19世紀ドイツの田舎町グラスヒュッテに時計工房を開いたことで始まった、最高峰の腕時計ブランド、モリッツグロスマンですが、現在も格調高い精密腕時計を送り出しています。素晴らしいマニュファクチュールを現在も徹底しているモリッツグロスマンの時計の魅力を見てみます。
目次
モリッツグロスマンはどんな時計?評価や人気モデルも紹介
モリッツグロスマンの歴史は古く19世紀にさかのぼり、創業当初から徹底したマニュファクチュールにこだわり、現在も職人気質にあふれた素晴らしい腕時計を作り続けています。
ここではモリッツグロスマンの腕時計の魅力や評価について見てみましょう。
モリッツグロスマンはどんな時計?
モリッツグロスマンの腕時計の特徴は全ての部品を一から組み上げる一時工程から始まり、最終組み立てからケースの研磨、最終工程まで熟練した時計職人が全てを行う完全マニュファクチュールにあります。
全てを一貫した手作業で行うその高い技術によって、高精度で気品にあふれた機械式腕時計が誕生します。
モリッツグロスマンとは?
カール・モリッツ・グロスマンはドイツのドレスデンで生まれ、王立技術学校に2年通い、1846年に修業を終えると時計技術の修業の旅に出ます。
1854年にドレスデンに戻ると夢の実現へ向けグラスヒュッテに自身の時計工房を設立し、ここからモリッツグロスマンの歴史は始まりました。
19世紀の時計師
こうしてモリッツグロスマンは19世紀の間、高い技術を持った腕時計技師として高い評価を得ることになり、グロスマンの指示によって1878年、グラスヒュッテにドイツ時計学校が設立されます。
グロスマンはその生涯で腕時計の革新的技術の開発にこだわり、さまざまな功績を残しています。
ランゲ&ゾーネ創業者の弟弟子
ドイツの王立技術学校の先輩にドイツで一番有名なブランド、ランゲ&ゾーネの創業者、ウォルター・ランゲがおり、グロスマンは弟弟子に当たります。
グロスマンがグラスヒュッテに工房を開いたのには、ウォルター・ランゲの強い勧めがあったといわれており、両者には深い付き合いがありました。
モリッツグロスマンの特徴
モリッツグロスマンの腕時計には非常に大きなこだわりがあり、他メーカーとは一線を画する特徴と言えます。
時計の針・インデックスの文字・ムーブメントネジなどにブラウンバイオレットの色を使用しており、特に針の色は難易度の高い焼き戻しという技術を使って色を出しているので、高度な技術が必要になります。
ドイツらしい時計作り
いかにもドイツの時計といったところが見えるのが部品や時計の機構に対する徹底したこだわりがグロスマンの目立つ点です。
例としては通常、ムーブメントに使う軸石は赤いルビーを使いますが、グロスマンは透明なサファイアを使用しており、さらにオリジナルのプッシャー付き巻き上げ機構、緩急針とフリースプラングの併用など、他社にはない機構を使用しています。
ムーブメントに対する熱い情熱
またグロスマンはムーブメントに対する美意識や情熱が高く、テンプ受けに彫刻を施したり、上位機種にはゴールドシャトンを採用しています。
さらにムーブメントの素材には通常の真鍮ではなく洋銀を使っており、いたるところに細かい工夫が見られ、ムーブメントの輪列をピラー支柱で支えているところもムーブメントの仕上がりを美しくする要素です。
モリッツグロスマンの評価まとめ
こうした高いクラフトマンシップで製造されているモリッツグロスマンの腕時計ですが、実際に使ってみた人の反応はどうなのでしょうか。
非常に高価な腕時計だけに付く人も限定されるでしょうが、各方面から評価の方を集めて見ました。
永久不滅の”ワザあり”
実際に手にとって見るとその精巧な作りに驚く人が多いです。
永久不滅の”ワザあり”
評価:時計界で唯我独尊を極めるのが、反転するケースの両面に2つの時間表示を備えるレベル・ソ・デュオ。異なる2時刻を表示可能なデュアルタイムなので、海外出張などに出かけた際はケースをひっくり返すだけでホームタイムとローカルタイムを切り替えられます。
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唯我独尊ともいえるモリッツグロスマン独自の機能や精巧な作りが、非常に魅力的に感じる人が多くいました。
細身の人にもスッキリ
ドイツの伝統を受け継ぐモリッツグロスマンの機能美が魅力で、コレクションに加える人が多いです。
細身の人にもスッキリ
評価:37mmというこのほど良いケースサイズに加えて厚さも9mmと薄くYシャツの袖口にもしっくり納まりつけやすい。このサイズ感の素晴らしさは特筆モノで、着けたときのバランスの良さを実感します。
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高性能なだけではなく、磨きぬかれたデザインセンスも特筆に価します。
ドイツ時計らしい
モリッツグロスマンの丁寧な仕上げには見るだけで惹かれてしまい、手に取るとよりその良さが伝わってきます。
ドイツ時計らしい
評価:ドイツ時計らしい、骨太な骨格が際立っています。手巻き時計の愛好家だけでなく、ドイツ時計ファンにもおすすめしたいモデル。SSケースとしては安くはないが、愛好家ならば見るべき、手にすべき価値のある時計だと思います。
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コレクターや高級時計の愛好家こそ、手に取るべき腕時計がモリッツグロスマンです。
渾身のシリーズ
モリッツグロスマンのモノ作りに対する情熱が、完成した腕時計から伝わってきます。
渾身のシリーズ
評価:ドイツらしい質実剛健なものつくりの姿勢と高い審美製から頭角を現すモリッツグロスマン。洗練されたデザインと究極まで高められた時計製造技術を持つシンプルながら渾身のシリーズです。
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精密な造りこみの良さに信頼度が上がり、ついつい購入に至る方が増えています。
モリッツグロスマンの人気モデル
モリッツグロスマンのコレクションはクラシカルな中に機能美があり、精巧なムーブメントにも美しさが宿る完成度の高い腕時計です。
そんなモリッツグロスマンのコレクションの中で特に人気の高いモデルをいくつか見ていくことにしましょう。
コーナーストーン MG-001950
完全なマニュファクチュールを徹底しているモリッツグロスマンは、生産数が限られているのでコレクションを厳選しているのも特徴になっています。
また限定生産物も多く、このコーナーストーン MG-001950は世界限定25本のプレミア品で、素晴らしい初の角型デザインと高精度のムーブメントが特徴です。
価格 | 4,620,000円 |
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ケース径/厚 | 29.5mm/9.76mm |
ケース素材 | 18Kローズゴールド(18Kホワイトゴールド) |
ベルト素材 | アリゲーター皮ベルト |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自社製手巻きムーブメントCal.102.3 |
重さ | - |
MG-001950の特徴・機能
- 日本では人気の高いレクタンギュラーデザイン
- ホワイト/ローズ18Kゴールドケース
- 高精度自社製手巻きムーブメントCal.102.3搭載
日本では古くから人気の高いレクタンギュラーデザインが採用された、フラットなケースと屋わ柔らかな曲線を描いたラグが腕にフィットします。
さらにホワイト/ローズ18Kゴールド製のケースがしっかりと角型ムーブメントCal.102.3を収納し、レクタンギュラーデザインの為に設計されたこの手巻きムーブメントが確かな時間を約束してくれます。
HAMATIC MG-002303
2019年香港で行われたロードショーで発表されたモリッツグロスマン初となる自動巻きムーブメント搭載モデルがHAMATIC MG-002303で、手巻きムーブメントにこだわってきたグロスマンとしては新展開となっています。
クラシカルなデザインの中に、グロスマンの職人気質が生きている逸品といえるでしょう。
価格 | 6,050,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11.35mm |
ケース素材 | 18Kゴールド(18Kホワイトゴールド) |
ベルト素材 | アリゲーター皮ベルト |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自社製自動巻きムーブメントCal.106.0 |
重さ | - |
MG-002303の特徴・機能
- 焼き戻し加工の芸術的な細身の時針・分針
- ローマ数字が大きくプリントされたシルバー無垢のダイヤル
- 初の自社製自動巻きムーブメント、高精度Cal.106.0搭載
ハマティックは18Kゴールドのケースに焼き戻し加工で作られた細身の芸術的な時針・分針とローマ数字が大きくプリントされたシルバー無垢のダイヤルが見事に調和しており、見事な仕上がりになっています。
さらに自社製初となる自動巻きムーブメントCal.106.0が高性能でサポート、パワーリザーブ約72時間を実現、芸術的な精巧さです。
ベヌー37 MG-002267
モリッツグロスマンのコレクションの中で最もベーシックなモデルになるのがベヌーで、ドイツの腕時計の伝統を忠実に受け継ぎながら、現代的な部分もしっかり持っている点が現在も身につける人を惹きつけて離しません。
価格 | 3,520,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11.65mm |
ケース素材 | 18Kローズゴールド(18Kホワイトゴールド) |
ベルト素材 | アリゲーター皮ベルト |
ガラス素材 | サファイアクリスタルガラス |
ムーブメント | 自社製手巻きムーブメントCal.102.1 |
重さ | - |
MG-002267の特徴・機能
- ダイヤル6時位置に2段仕上げのスモールセコンド配置
- パワーリザーブ約48時間
- 自社製手巻きムーブメントCal.102.1搭載
18Kゴールドのケースにシルバー無垢のダイヤル、6時位置に2段仕上げのスモールセコンドを配置、視認性の高さを実現しています。
さらに新たな改良を加えた自社製手巻きムーブメントCal.102.1が圧倒的な高精度を見せ、パワーリザーブも手巻きとしては優秀なな約48時間を達成しています。
ベヌー MG-000461
ベヌーのコレクションで新たな機能を追加し、現代的なモデルとして発表されたのがこのパワーリザーブで、ベヌーにクラシカルな伝統あふれるデザインはそのままに新たな息吹を吹き込みました。
価格 | 3,098,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11.65mm |
ケース素材 | 18Kローズゴールド(18Kホワイトゴールド) |
ベルト素材 | アリゲーター皮ベルト |
ガラス素材 | サファイアクリスタルガラス |
ムーブメント | 自社製手巻きムーブメントCal.100.2 |
重さ | - |
MG-000461の特徴・機能
- 18Kゴールドケースにシルバー無垢のダイヤル
- 12時位置に2色のパワーリザーブメーター搭載
- 新開発高精度手巻きムーブメントCal.100.2採用
18Kゴールドのケースにシルバー無垢のダイヤル、6時位置には2段仕上げのスモールセコンド、そして文字盤の12時位置には新たな機構、2色のパワーリザーブメーターを配置、ゼンマイの残量を知らせてくれます。
さらに新開発自社製手巻きムーブメントCal.100.2が複雑な機構としては優秀な約42時間のパワーリザーブを実現、確かな精度と共に正確な時間を刻みます。
モリッツグロスマンの人気モデル【日本限定】
そしてモリッツグロスマンの腕時計は日本とも関係が深く、日本限定モデルというのが存在し、全世界で日本限定発売というプレミア感のあるモデルが複数出ています。
その中でも注目度が高い日本限定モデルを2種類見てみることにしましょう。
MG01.I- 04A000785 ベヌー・ピュア ジャパン リミティッド
まず一つ目の日本限定モデルはMG-000812 アトゥム エナメル ジャパン リミティッドで、日本限定販売20本の超プレミアモデルでコレクターの延髄の的になっています。
ケースやデザイン、さらにムーブメントにも日本限定ならではの気配りがされており、自分だけの1本になること間違い無しです。
価格 | 1,980,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11.35mm |
ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト素材 | アリゲーター皮ベルト |
ガラス素材 | サファイアクリスタルガラス |
ムーブメント | 自社製手巻きムーブメントCal.201.0 |
重さ | - |
MG01.I- 04A000785 ベヌー・ピュア ジャパン リミティッドの特徴・機能
- ステンレススチールのケースをトップはサテン、サイドはポリッシュ加工で仕上げ
- ケースバックにはEdition Japanのクレジットが刻印
- 新型自社製手巻きムーブメントCal.201.0搭載
大きな特徴はステンレススチールのケースにトップにはサテン、サイドにはポリッシュ仕上げを施し、ケースバックにはEdition Japanのクレジットが刻印されました。
さらにムーブメントも新型自社製手巻きムーブメントCal.201.0を搭載、針飛びすることなく正確に時間合わせができるオリジナルの機構、プッシャー付き手巻き機構を搭載しています。
MG-000812 アトゥム エナメル ジャパン リミティッド
グロスマン・マニュファクチュールで2番目のシリーズのアトゥムに日本限定各モデル7本の超プレミア限定品、MG-000812 アトゥム エナメル ジャパン リミティッドが発表になり、マニアの間で延髄の的になっています。
気品にあふれた豪華でしかも精密機械としての魅力にあふれた逸品になりました。
価格 | 18Kローズゴールドピンバックル/4,180,000円 ダブルフォールディングバックル/4 ,510,000円 18Kホワイトゴールドピンバックル/4,400,000円 ダブルフォールディングバックル/4,840,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11.35mm |
ケース素材 | 18Kローズゴールド(18Kホワイトゴールド) |
ベルト素材 | アリゲーター皮ベルト |
ガラス素材 | サファイアクリスタルガラス |
ムーブメント | 自社製手巻きムーブメントCal.100.1 |
重さ | - |
MG-000812 アトゥム エナメル ジャパン リミティッドの特徴・機能
- 特別オーダーのクリーム・アイボリー2種類のエナメルダイヤル
- 時針・分針・スモールセコンドの焼き色に合わせたインデックス
- ブラッシュアップを施した自社製手巻きムーブメントCal.100.1搭載
クリームとアイボリー2種類のエナメルダイヤルを特別オーダーでしつらえ、ブランドカラーのブラウンバイオレットカラーのインデックスと時針・分針・スモールセコンドが芸術的な調和を見せています。
また、ムーブメントには自社製手巻きCal.100.1にブラッシュアップを施したムーブメントを採用、正確な時を刻みます。
モリッツグロスマンは希少価値の高い高級時計
ドイツのクラフトマンシップを徹底して貫き、完全なマニュファクチュールにこだわり続けるモリッツグロスマンの腕時計は、一生の友として付き合っていける信頼性と品質、そして財産としての価値が高く、魅力的な腕時計です。
とても希少価値が高いので手に入れるのは一苦労ですが、それに見合った価値がこの時計にはありますので、ぜひともコレクションに加えたい腕時計です。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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