CYMAはどんな時計？歴史や価値はどれくらい？評価・評判から人気モデル6選も紹介！

過去に人気を博したスイスの有名ブランド「CYMA」の時計を紹介します。

評価や人気モデルを紹介しているので、購入時の参考にしてみてください。

CYMAは現在ではブランド名のみが残っている時計です。

以下にCYMAの歴史と時計の価値について解説します。

CYMAは19世紀中頃に設立されてから、20世紀半ばまで開発を続けていた時計メーカーです。

CYMAは1862年に、スイスのTAVANNES(タバン)という地域で立ち上げられました。

立ち上げ当初は土地の名称を元にした「TAVANNES」というブランド名で、時計の生産が行われていました。

しかし時が経つと、フランス語で「頂点」の意味がある「CIME」をもじった「CYMA」がブランド名として使われるようになります。

1900年の初め頃になると、CYMAは新しい機械などを導入したことで生産数を増大させることができました。

その結果、極東からアジアまで販売地が拡大します。

販売地が拡大したことで、CYMAはスイスの中でも最も大きい時計メーカーに上り詰めることとなりました。

大きく成長したCYMAは「TAVANNES-CYMA」と社名変更を行い、自社の機械を他社に販売する事業も行うようになります。

しかし時計のデジタル化の波が押し寄せて来始めた頃、CYMAの寿命は尽きて1966年に歴史の幕が下りました。

CYMAのブランド名は未だ消えてはいませんが、アンティークモデルの「シーマ・タバン」との関係はありません。

CYMAの時計デザインは落ち着いたおとなしい雰囲気のものが多く、その点が魅力的です。

しかし1920年頃から1940年頃にかけて作られたミリタリータイプの腕時計や懐中時計は、それまでに作られていたデザインとはまた違った趣があります。

ミリタリータイプに魅力を感じる人は多く、こちらに高い価値が見出されています。

ここからは、CYMAのモデルについての口コミを紹介します。

CYMAは1960年代に終了したため、現在売られているものは現代の時計モデルとは異なるレトロな雰囲気を楽しむことができます。

時代に置き去られたデザインでありながらどこかおしゃれな雰囲気があり、不必要な華美さがないのでフォーマル用としても最適な時計です。

CYMAはアンティークデザインで機械式でありながら、リーズナブルな値段で購入することができます。

古めかしいデザインと機械式が好みな人にはおすすめのモデルです。

CYMAは落ち着いたデザインで、高級感が醸し出されている時計です。

飽きの来ないデザインながら目立った特徴や華美さがないので、年齢を気にすることなく使える点にも優れています。

かっちりとしたデザインが多いスーツと共に使う時計は、デザインに不要な華美さがあると時計だけが浮いた状態となります。

CYMAは堅いイメージのあるスーツにも、すんなりとなじませることができます。

CYMAの復刻モデルの中で人気のある時計を3種類紹介します。

1950年代から1960年代の間にイギリスで生産されていたCYMAモデルの復刻版です。

「CYMA ヴィンテージ復刻モデル」はオーソドックスなデザインの腕時計です。

シンプルでありながら味わいのある文字盤デザインで、ユーザーの年齢を選びません。

またメンズ向けではありますが、デザインに目立った特徴がないので女性にもおすすめできるモデルです。

機械式時計は価格が高くなりがちな傾向にあり、レトロなデザインはさらに値段がかさむ場合が多いです。

そのため購入したいと思っても、二の足を踏む人は多いでしょう。

CYMAの腕時計は機械式でアンティーク風味のデザインでありながら、非常にリーズナブルな値段で購入できます。

黒い文字盤の中に浮かぶように見える若草色の針が特徴的なCYMAの時計です。

1940年代、CYMAがイギリス軍のために生産していたミリタリーウォッチを基礎とした復刻モデルです。

ミリタリーの雰囲気を損なうことなく、それでいて厳めしさのない穏やかな様が細かく再現されています。

他に蓄光機能があるので、暗所においても問題なく時刻の読み取りができます。

ミリタリーウォッチはゴツゴツとしたイメージを持つ場合が多いでしょうが、CYMAのミリタリーウォッチはスマートなデザインとなっています。

またケースサイズも腕におさまりやすい大きさなので、ケースが腕からはみ出すと違和感を持つ人には最適な腕時計です。

ミリタリーウォッチでありながら可愛らしい雰囲気が特徴的なCYMAの腕時計です。

ロイヤルアーミーは3種類のカラーバリエーションがあるので、自分好みのカラーを選択できます。

またストラップを自由につけ替えできるので、季節や状況に合わせたプチカスタマイズも楽しめます。

値段がリーズナブルで女性にもおすすめできるモデルなので、夫婦や恋人同士のペアウォッチとするとおしゃれでしょう。

ストラップの交換もできるので、ストラップもペアウォッチのアイテムとして使っても楽しめます。

上記の表はCYMAの復刻モデルをまとめたものです。

アンティークタイプのCYMAの人気モデルを3種類紹介します。

ブラックの文字盤とシルバーバンドが落ち着きを与えるCYMAの腕時計です。

「Chronograph Valjoux 71」は色焼けしたらしいインデックスのセピアカラーが時計の歴史を感じさせ、懐古的な気分になれる腕時計です。

どこか古めかしいデザインですが、古めかしすぎることはなく、現代にも通じるおしゃれなデザインとなっています。

流行を追ったデザインではないので、年齢の区別をつけずに腕に飾れます。

華やかなデザインは気持ちを高揚させますが、長く見ていると何となく疲労を感じることがあります。

落ち着いたデザインは気持ちを引き立てることはあっても、疲れさせることはありません。

1945年にイギリス軍に開発支給されたCYMAの腕時計です。

「Dirty Dozen c.1945」はミリタリーウォッチとして生産された時計です。

日本訳「特攻大作戦」で有名なアメリカの戦争映画「The Dirty Dozen」と同じ名を持ちますが、そのような勇ましい名前にはそぐわない穏やかなデザインです。

文字盤は針と、時刻や秒を示すインデックスのみのシンプルなデザインなので、時刻が読み取りやすいです。

装飾が施された時計はきれいですが、時刻の読み取りの邪魔になる場合が多いです。

時計本来の働きを求める人であれば、シンプルなデザインがおすすめでしょう。

秀作ムーブメントバルジュ23が搭載されたCYMAの腕時計です。

「Ref-152-23」に使用されているバルジュ23は、現代では数が少なく限られたモデルにのみ使用されています。

このバルジュ23は秀作のムーブメントと言われ、他メーカーのムーブメントの礎にもなりました。

また画像では分かりにくいですが、インデックスに青色が使われており、アクセントの働きをしています。

時計に詳しい人は、そのモデルに使われているムーブメントに興味を持つ場合が少なくありません。

限られたモデルにのみ使われるムーブメントは、時計マニアの心を揺さぶるようです。

上の表はアンティークタイプのCYMAをまとめたものです。

値段は中古価格であることに注意してください。

CYMAモデルは歴史を持ちながらも、現代では生産されていない貴重なブランドです。

値段はリーズナブルなものが多く、それでいておしゃれなデザインなので、ぜひ購入して腕に飾ってみてください。