MOVADO(モバード)はどんな腕時計？評価・評判や定番人気モデル4選も紹介！

スイスで時計製造会社を若干19歳で創業したアシール・ディーテシャームが、誕生させた自身のブランドがMOVADO(モバード)です。

エスペラント語でたゆまざる前進を意味するブランド名の通り、その革新的デザインで伝統的でありながら現代性を持った他にはない優れた腕時計を送り出しています。

ここではMOVADO(モバード)の魅力について見てみましょう。

MOVADO(モバード)の腕時計には徹底したヴィジョンが貫かれており、無駄を一切そぎ落としたシンプルの極みともいうべき、美しいデザインがまず特徴に挙げられます。

さらにムーブメントに対するこだわりが非常に強く、クロノグラフやケーシング、ムーブメントの改革など意欲的な活動を試みています。

MOVADO(モバード)の腕時計の大きな特徴は代表作といわれるミュージアムウォッチが表しているように、無駄を一切そぎ堵としたシンプルなデザインが普遍的な芸術性と革新性を明確に示しました。

さらに複雑時計のマニュファクチュールとして、数々の銘ムーブメントを送り出し、その卓越した技術は銘機と呼ばれる腕時計に搭載されています。

スイスで若干19歳で時計製造会社を誕生させたアシール・ディーテシャイムが、1905年に自身のブランドMOVADO(モバード）を立ち上げました。

その後1912年に発表されたポリプランで長く湾曲したケースデザインに、ムーブメントを3つに分割するという画期的なアイディアを発明し、一躍 MOVADO(モバード) は腕時計業界の脚光を浴びることになります。

そしてMOVADO(モバード)の代表作となるのがアメリカのデザイナー、ネイサン・ジョージ・ホーウィットによってデザインされたミュージアムウォッチで、MOVADO(モバード）の名を世界中にとどろかせ、現在も現行モデルになっています。

この文字盤のデザインは世界中のアーティスト達に絶賛され、ニューヨーク近代美術館の永久所蔵品に認定されています。

またMOVADO(モバード)はムーブメントの開発から始まった会社でもあるので、以前から優秀なムーブメントを開発・または採用し続けています。

そんなMOVADO(モバード)のラインアップにはヴィンテージ感の高いクロノグラフモデルもそろっており、高精度なムーブメントを搭載し、機能美が楽しめます。

ではMOVADO(モバード) の腕時計の基本情報を代表モデルから、見ていきましょう。

現在もMOVADO(モバード)の代表モデルとしてラインアップされている名作腕時計がミュージアムウォッチで、特に好評なモデルがM0607019.8103Lです。

特徴はマットに仕上げられたブラックダイヤルに、文字盤の12位置にシンボリックなアクセントが施され、6時位置のデイト表示とインデックス以外には全くプリントのないシンプルさがフォーマルにもカジュアルでも両用できます。

現在では腕時計コレクターから絶大な支持を勝ち取っているMOVADO(モバード)の腕時計ですが、アートウォッチとしての性格が強いMOVADO(モバード)は、感性のアンテナが敏感な人に多く支持されています。

ここでは各方面からの口コミや評価なとで、MOVADO(モバード)の評判を見てみることにしましょう。

無駄なものを一切そぎ落としたシンプルイズベストといった潔いデザインが、とても高評価を得ています。

日本よりもまだ海外の方が認知度が高いので、これから日本でも人気が上がってくるので注目したいところです。

シンプルでいながら高性能なところが、無駄を好まないミニマリストにも評判が良いです。

シンプルで無駄が一切無く、しかし大胆でシンプルなデザインがミニマリストたちに好評です。

シンプルでいながら独特な魅力を持ったケースデザインと、基本性能の高さが腕時計好きに高評価です。

腕時計自体の実力からいえば、もっと世界的に評価が上がっても良いはずだという意見が多くありました。

目の肥えた腕時計マニアやコレクターからは絶賛されているMOVADO(モバード)ですが、日本に限ってはまだまだこれからといった印象です。

そこでMOVADO(モバード)の定番人気モデル4種類を、ランキング形式で見てみることにしましょう。

ともすればヘヴィーで腕に着ける人が限定されるクロノグラフウォッチですが、クロノグラフ C89.1118.5040LBRならデザインが上品に美しくまとめられているので、ヴィンテージ感にあふれたスタイルがビジネスでもカジュアルでも良く合います。

外周にタキメーターを施したホワイトのダイヤルに、ローズゴールドの12時位置にアラビア数字を施したインデックスとドフィーヌ時分針が見事に調和して、クロノグラフウォッチとは思えないスマートなデザインになっています。

さらにスイス製クォーツムーブメントCal.RD-5040.Dが高精度でクロノグラフ機能と時刻を正確に駆動します。

MOVADO(モバード)の代表的なモデルとして1947年に発表されたミュージアムウォッチの誕生70周年を記念して、2017年にアニバーサリー記念モデルが発売されました。

オリジナルを徹底して再現したこのモデルは、素材やムーブメントなどにも細やかな改良が施され、プレミアム感たっぷりのモデルに仕上がっています。

バウハウス派のアメリカ人デザイナー、ネイサン・ジョージ・ホーウィットがデザインを手がけたミュージアムウォッチはそのミニマムで無駄をそぎ落とした究極のデザインが評判になり、MOVADO(モバード)を代表する腕時計になりました。

ケースは40mm幅ステンレススチールにYG・PVD加工を施し、ムーブメントはスイス製クォーツの超薄型を採用、脅威の厚さ6.3mmを実現しています。 

バウハウス派の真髄を受け継いだアートウォッチであるミュージアムウォッチは現在まで MOVADO(モバード) の代表モデルとして 様々なコレクションが発表されました。

このミュージアムクラシックコレクションもその一つで、衝撃的なあのデザインはそのままによりシックでクラシカルな仕上がりになっています。

ニューヨーク近代美術館にそのダイヤルデザインが永久収蔵されている、ミュージアムウォッチの顔となるダイヤルは、これ以上ないシンプルさの中に見る角度によってブラックにも濃いブルーにも見える神秘的な表情を持っています。

さらにスイスETA社製自動巻きムーブメントCal.2824-2が高精度で時を刻みます。

3位で登場したミュージアムウォッチ70周年記念モデルのユニセックスバージョンとして、ケース幅を35mmにさらに一回り小型にした究極のドレスウォッチが登場しました。

40mmモデルとペアウォッチとして楽しむのも良いですし、手首の細い人は35mmでフィット感を楽しむのも良いでしょう。

35mmというとレディースウォッチとしては大きく感じるかもしれませんが、決してそんなことは無く、究極のシンプルデザインが違和感なく女性の腕にもマッチします。

さらにケースが35mmと小さくなったことでさらにケースが薄型になり、なんと極薄の6mmと最高の装着感を実現しています。

1881年に創業してから複雑時計のマニュファクチュールとしてユニバーサルやゼニスと肩を並べてきたMOVADO(モバード)ですが、クォーツショックの波でゼニス傘下時期に銘機エルプリメロの開発に繋がることになる名ムーブメントがあります。

それがMOVADO(モバード)社製キャリバーCal.3019PHCで、これなくしてはエルプリメロも完成しなかったといわれています。

その銘キャリバーCal.3019PHCを搭載したモデルがMOVADO(モバード)デイトロンHS 360で、30mmキャリバーを意味するそのムーブメントに多くの人々が魅了され、デイトロンHS 360は伝説の腕時計として語られるようになりました。

ゼニス社傘下にあったMOVADO(モバード)がゼニスと共同開発したこのムーブメントは初のエルプリメロとして世に出回りました。

この時代に小型なケースでクロノグラフ機能を持たせることは非常に困難な課題でありましたが、MOVADO(モバード)はこの問題を見事にクリアし、ケース幅37mmの当時としては画期的な小型デイト機能付きクロノグラフを完成させました。

これによってゼニスが完成を目指していたエルプリメロ量産に多くのアイディアが注入され、実現の運びになって行きます。

この時期 MOVADO(モバード) は経営的に非常に厳しい時期にあり、ゼニスの傘下にいなければCal.3019PHCは完成に漕ぎ着けなかったという状況を考えると、Cal.3019PHCは最後のMOVADO(モバード)傑作ムーブメントとして評価されるべきです。

ではこのMOVADO(モバード)過渡期の銘機、デイトロンHS 360の基本情報を見てみることにしましょう。  

その長い歴史の中で様々な遍歴を繰り返しながら、究極のマニュファクチュールブランドとなったMOVADO(モバード)ですが、アートシーンと積極的な交流を持ち、アーティスティックな腕時計を数々と送り出してきた名ブランドとなりました。

特にミュージアムウォッチは今後も語り継がれる名品であり、MOVADO(モバード)の代表的モデルとして輝き続けているので、是非コレクションに加えたい逸品です。