ラドーはどんな腕時計？評価・評判から定番人気モデル5選も値段と一緒に紹介！

スイスブランドならではの技術力の高さと他にはない独自のデザインが多くの人を惹きつけているラドー。

今回は、ラドーの腕時計についてこれまでの歴史や人気モデル、評価や修理料金まで幅広く解説します。

まずは、ラドーがこれまで歩んできた歴史についてご紹介します。

現在の日本では知名度が高いブランドではありませんが、1917年創業と100年以上続く長い歴史があります。

ラドーは1917年にフリッツ、エルンスト、ヴェルナーの3兄弟が家の一室を工房にしたことがきっかけで誕生した腕時計ブランドです。

創業当時は「シュルップアンドカンパニー」という社名で、腕時計ではなくムーブメント製造に長けたブランドとして名を馳せるようになります。

創業から40年ほどの間は、シュルップアンドカンパニーブランドのオリジナル腕時計は製造されていませんでした。

しかし、1957年にブランド名ラドーを冠した初めての腕時計を発売します。

このとき発売された「ゴールデンホース」は、凸型のフォルムとグラデーションカラーの文字盤が特徴です。

ラドーのゴールデンホースは、今や腕時計の素材としてはスタンダードになったステンレススチールを採用しています。

当時は金やプラチナなどの貴金属が使われている高級腕時計が主流であったため、ラドーは時計業界に新風を巻き起こした存在となりました。

その後も革新的な素材使いやデザインの腕時計を発表してきたラドーは、1986年に耐傷性の高いセラミックを使用したラドーインテグラルを発売します。

ラドーインテグラルを発表した当時はセラミック製のケースを作ることが困難でしたが、現在ではケースのサイド部分にセラミックを使用した復刻版もあります。

ラドーインテグラル発表後も、ラドーは積極的にセラミック素材を腕時計に採用しています。

2009年にイギリスの工業デザイナーであるジャスパー・モリソン氏が手掛けた「r5.5」を発表し、話題を集めました。

r5.5はセラミック素材にマット加工を施したミニマルなデザインが魅力です。

ジャスパー・モリソン氏が手掛けるデザインのアイテムは「スーパーノーマル」とも言われ、とことん無駄を削ぎ落としているのが特徴です。

このr5.5もシンプルに徹したデザインでありながら、ブラウン管テレビのような丸みと厚みのあるスクエア型が目を奪われます。

2000年代に突入してからも、超最薄ケースの「True Thinline」など革新的な腕時計を数々残しているラドー。

2013年には竜頭（リューズ）のない「Esenza Touch」を発表し、このモデルは「クラウンレスの奇跡」と呼ばれるようになります。

ラドーのEsenza Touchは、りゅうずを排除した究極のシンプルさはもちろん、タッチとスワイプで時刻合わせができるのも特徴です。

見た目がスタイリッシュなことに加え、りゅうずが手首に当たらない点も人気を集めました。

ラドーのブランド力を底上げしているのは、新素材を積極的に採用している姿勢や腕時計に応用する技術力の高さです。

ここでは、今まで発売された人気モデルの特徴を踏まえながら、ラドー独自の魅力に迫ります。

ラドーがオリジナルブランド腕時計を発表したのは、日本が高度経済成長期だった1950～70年代のことです。

ラドー初の腕時計ゴールデンホースは世界中で話題となり、日本でも憧れの高級舶来時計として人気が広まりました。

ゴールデンホースがデビューしてから5年後の1962年には、ラドーの中でも人気の高いダイヤスターシリーズが誕生します。

このダイヤスターはサファイヤクリスタルとハードメタルを使用しており、従来の腕時計よりも抜きん出た耐久性と強度を持ち合わせています。

1986年にラドーから発売されたインテグラルシリーズは、世界で初めてハイテクセラミックスを使用した腕時計です。

このハイテクセラミックスは医療や航空業界で使われているもので、強度が高いのに軽量で体温となじみやすいといった特徴があります。

また、なめらかで落ち着いた質感や見た目の美しさも魅力のひとつです。

2002年に発売されたRado V10Kは、ハイテクダイヤモンドコーティングを施すことで天然ダイヤモンドと同等の硬度を持たせることに成功。

スポーティな見た目でありながらシンプルを極めた洗練されたデザインで、世界中からの注目を集めました。

ここでは、大手ショッピングサイトに投稿されたラドーの腕時計についての口コミや評判についてご紹介します。

実際に手にとった感想なので、他のブランドとの違いや使い心地などを参考にしてみてください。

ラドーの腕時計は、個性がありつつも長年愛用できるレトロな雰囲気があると好評です。

素材の輝きを生かしているので、高級感もあります。

ラドーには、スポーティなビッグフェイスのクロノグラフ腕時計も多く展開しています。

ステンレス素材の光沢や質感で高級感があるため、大人の男性に評判です。

独創的なデザインが多いラドーですが、ダイヤマスターやハイパークロームなどビジネスシーンでも使えるデザインも豊富です。

傷に強く耐久性の高い素材を使用しているモデルなら、いつでも新品のような状態で使用できるところも愛されています。

それでは、ラドーの中でも人気の高いモデルを見ていきましょう。

ラドー独自の素材の使い方や個性的なデザインに注目してチェックしてみてください。

ラドーの腕時計の人気モデル5選を表にしましたので、ご参考にして下さい。

耐久性の高いラドーの腕時計とはいえ、内部パーツの劣化や強い衝撃による傷は完全には避けられません。

最後に、ラドーの腕時計が故障してしまった場合の修理費用や専門業者についてまとめました。

ラドーは、東京に2ヶ所、札幌大阪福岡に1ヶ所ずつ正規のサービスセンターがあります。

最寄りにサービスセンターがある場合は直接出向いたり気軽に問い合わせてみましょう。

ラドーの修理に関する基本料金は表のようになります。

なお、この価格はコンプリートメンテナンスサービスによる価格です。

内部パーツを分解して洗浄するオーバーホールを基本としており、交換パーツがある場合は価格が上乗せされます。

ラドーでは、分解掃除をするコンプリートメンテナンスの他、ムーブメントを分解せず一部のパーツのチェックや清掃を行うパーシャルメンテナンスも行っています。

パーシャルメンテナンスを行う場合は表のような料金になります。

また、配送料は別途必要、技術料は2,200円からになるので、その点も踏まえて修理を依頼しましょう。

東京に3店舗構えているウォッチ・ホスピタルは、年間15,000本以上の修理実績を誇る腕時計修理専門店です。

近くに店舗がなくてもWEBで郵送修理を受付してくれるうえ、HPの画面上で修理の進捗等を確認できるサービスもあります。

ウォッチ・ホスピタルでは、モデルによっては正規サービスセンターの半額以下の価格で修理を受け付けています。

ブレスレット洗浄や風防磨き、防水チェックなど無料サービスも豊富なので、気軽に見積を依頼してみましょう。

なんぼやは、日本全国に69店舗を構え時計修理専門技師が多く駐在している時計修理店。

全国に店舗があり、主要都市の駅やアクセスの良い場所にあるので、窓口で直接問い合わせることができる点が便利です。

なんぼやでは、ブランドやメーカーによってオーバーホールや修理価格を変動させていません。

ラドーを含めどのブランドであっても腕時計の機能別に一律の料金かつすべて税込なので、わかりやすい点が支持されています。

なお、特殊なモデルはクォーツ、機械式に関わらず見積もりが必要です。

ラドーは、それまでの腕時計にはなかった新しい素材を積極的に取り入れてきた柔軟な発想と技術力の高さに定評があります。

また、デザインの面でも細部までこだわりがあり、ひと目見たら忘れられないような斬新なものも多いのですが、奇抜過ぎない絶妙にクラシカルなデザインなので、手元をかっこよくエレガントに演出してくれます。

ラドーの腕時計で、独特の素材の質感やデザインを楽しんでみませんか？

2020年12月31日調査