オメガ"コンステレーション"の裏蓋の天文台は何？歴代モデルや評価も紹介！

オメガといえば高級腕時計ブランドの老舗として数々の名作を送り出し、ロレックスなどと並んで評価されるほどの有名メーカーです。

宇宙へ行ったスピードマスターやダイバーズのシーマスターなど名作ぞろいのブランドですが、オメガの歴史に外せない名腕時計がコンステレーションシリーズです。

ここではコンステレーションの魅力と裏蓋の天文台の謎に迫ってみましょう。

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1952年にオートマチック・クロノメーターの新型の星座という名前を冠したコンステレーションとして発表されたのが始まりです。

コンステレーションの一番の特徴としてはケースバックに刻まれた天文台と8つの星が印象的ですが、一見時計とは関連のないように見えるこれらのものがどうして刻まれているのでしょうか。

実は何も関係のないように思える天文台は、腕時計の発展にとても関係の深い存在であったことはあまりよく知られていません。

このコンステレーションが登場した時期の腕時計業界は、高精度技術の発展期にあたり、スイスやイギリス、フランスの著名な天文台では時計の精度を競うコンクールが行われており、世界に時計の精度の高さをアピールする場が天文台だったのです。

スイス・クロノメーター検定に合格しただけではなく、オメガはその当時盛んに行われていた天文台での精度コンクールでも高評価で数々の賞を受賞していました。

その中の認定自動巻きクロノメーターCal.352というキャリバーを搭載したのがコンステレーションで、その精度の高さを象徴する意味でケースバックに精度コンクールの行われていた場所、天文台と星の刻印が入れられる事になります。

このコンステレーションに搭載された自動巻きムーブメントCal.325は今までの自動巻きとは異なり、カム式のプレートで微調整を行うことで他にはない精度の高さを見せつけ、天文台精度コンクールでも賞を獲得など大きな評価を得ます。

この当時としては画期的なムーブメントを搭載することでコンステレーションの華やかな歴史はスタートしました。

そしてキャリバーCal.325は数々の画期的機能を5姿勢差調整、温度差調整などを行い、スイスクロノメーター検定局に合格する事でクロノメーターの称号が与えられました。

このムーブメントが搭載されたコンステレーションは折り紙つきの高精度を看板に世界中で大ヒットを記録する事になります。

そして長い歴史をコンステレーションは走り続け、2015年にスイス連邦計量・認定局（METAS）が検査を行っている新たな規格マスタークロノメーターに合格し、同規格に合格した世界初のモデルになりました。

高精度を長い間地追求し続け、これからも追求を続けるであろうオメガのフロンティアスピリットは現在も生き続けています。

コンステレーションはロングセラーの腕時計なので、時代と共に少しずつデザインも変化していますが、ケースバックの天文台と星は微妙に異なりますが、全モデルに健在で存在します。

そして文字盤6時位置のスターマークも健在で、基本スタイルが保たれているのも大きな魅力の一つです。

1952年の登場以来、長きに渡ってコンステレーションは人気モデルとしてその時代を見据えたモデルを発表し続けてきました。

それぞれのモデルが時代を映す鏡であり、オメガの腕時計に対する熱意が伝わってきます。

ここではオメガコンステレーションの歴代モデルを見ていきます。

いまやオメガのアンティーク腕時計の代表的モデルになっている、1952年発表のファーストコンステレーションです。

アップライトのくさび形インデックスとドーフィンバンドの組み合わせが時代を感じさせますが、オメガの高精度の証明、ケースバックの天文台と8つの星がオメガの機械式時計に対する自信の表れになっています。

1965年にオメガのデザイナー、ジェラルド・ジェンタの出世作と呼ばれるコンステレーション、通称Cラインが発表され、当時としては斬新なラグとケースの一体化はその後様々なメーカーに影響を与えます。

そしてさらに精度を突き詰めた日付早送り機能が付いたキャリバーCal.564が登場、Cラインに搭載されオメガの評判が上がりました。

そして1969年、腕時計業界に衝撃が走ったクォーツショックが起こり、機械式腕時計は危機状態を迎え、クォーツ式全盛の時代に突入していきます。

そんな時期、オメガもクォーツの流れに乗りクォーツ腕時計を発表しています。

このメガクォーツf2.4Mhzもそんな時期のモデルで、そこはオメガのことですから手抜きは無く、見事なクォーツキャリバーCal.1511を搭載しています。

そして時代がクォーツ全盛から少しずつ機械式時計の復興が見え始めた1982年、オメガコンステレーションを象徴するデザインが誕生、それがコンステレーションマンハッタンです。

当初は構造的目的としてベゼルサイドに4つの爪を配置したこのデザインが、この後のコンステレーションのデザインコードとして現在まで受け継がれていきます。

そして2003年、コンステレーションのバリエーションモデルとしてオメガの代表的なムーブメントになったコーアクシャルを採用し、クロノグラフ機能を搭載したコンステレーション・ダブルイーグルが登場しました。

約10年間オーバーホール不要の最強ムーブメントにクロノグラフを加えた、コンステレーションの中でも異彩を放つモデルです。

そして2019年、新たなコンステレーションの第5世代といえる新モデルが登場、2ケースサイズ・全39種類の豪華なラインナップです。

コンステレーションの顔と言えるケースサイドの4つの爪は防水性強化のため平型に改良、伝統を生かしながら新しい魅力でコンステレーションの魅力になっています。

そして新開発のコーアクシャルキャリバーCal.8800・8801を搭載しています。

誕生から基本的なコンセプトは変わらずに伝統と進化を両立してきたコンステレーションですが、長い歴史の中で多くの愛用者が存在し、現在も最新モデルが同じ名称で販売されています。

このコンステレーションの評価はどういったものなのか、実際に使用した人の評価をまとめました。

世代を超えて支持されているモデルというのは、とても価値が高いものです。

親から子へ、そしてまた次の世代へと本当に良いものは時代を超えて受け継がれて行くものといえます。

長い歴史が証明したオメガの時計つくりに対する真摯さが、とても強く感じられるモデルになっています。

さらにムーブメントに関するオメガのこだわりが、新モデルになるごとに進化していて、時計作りに対する情熱を感じます。

旧型を愛用している人にも抵抗無く受け入れることができるデザインであるという口コミです。

そして、新モデルが出るたびに性能アップが施されているのも好感度が高いです。

オメガは腕時計の世界において常に開拓者であり、伝統に培われた普遍的なデザインと革新的な機械技術で常に業界のトップを走ってきました。

そんなオメガのコレクションの中でもロングセラーといえるのがコンステレーションシリーズです。

オメガ・コンステレーションが何故、人を惹き付けるのかその魅力を見てみます。

コンステレーションはその長い歴史と伝統から様々なセレブや有名人、ハリウッド女優にいたるまで、本物がわかる人々の腕を彩ってきました。

ジョージ・クルーニーやニコール・キッドマン、エディ・レッドメインなど、名だたる名俳優・女優がオメガの魅力を理解し、進んで身にまとっています。

そしてオメガは創業当時にオメガが望んでいた時計に対するイメージをその製品に受け継ぎ続け、革新と伝統を調和させ続けてきました。

コンステレーションは創業時のアイディアをモチーフにして多種多様なモデルを生み出し、高い評価を得るに至りました。

そのオメガの理想は現実となって現在のモデルに生きています。

そしてオメガ・コンステレーションにとって大きなターニングポイントになったのが、1982年のコンステレーション・マンハッタンコレクションの発表です。

現在のコンステレーションのデザインコードとなる、ケースサイドの4つの爪が始めて搭載され、これ以後コンステレーションのアイコンとして現在までに至ります。

これによってカジュアル・フォーマルを問わないデザインが完成しました。

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オメガ・コンステレーションは1952年の発表から60年以上に渡ってオメガの顔であり続け、デザインを変えながら天文台と8つの星と共に歩み続けてきました。

天文台のロマンに託された高精度を追求するオメガの信念がこのコンステレーションという腕時計には生き付いています。

コレクターなら腕時計の歴史を身につけるという意味で揃えたい逸品です。

2021年2月3日調査