パルミジャーニ・フルリエはどんな腕時計？評価・評判から定番人気モデル3選も紹介！

1976年に若き腕時計修復師ミシェル・パルミジャーニが伝統的な腕時計工房を開いてからパルミジャーニ・フルリエの歴史はスタートしました。

1996年にパルミジャーニ・フルリエのブランドを設立、現在まで卓越した技術と革新のデザインが融合した素晴らしい腕時計を送り出しています。

ここではパルミジャーニ・フルリエの評価や特徴を見てみましょう。

パルミジャーニ・フルリエの腕時計は徹底したマニュファクチュールに集約されており、芸術性と機能美を徹底的に追及した作品と呼べるコレクションが身上です。

特徴は芸術的なカーブスクエア・クラシカルなラウンドデザイン・機能美を徹底追及したトゥールビヨン・そしてクロノグラフモデルに分類されます。

いずれも卓越した技術とデザインで構成されており、素晴らしい腕時計です。

元々のパルミジャーニ・フルリエは、工房を開いた時点では時計修復師の経歴から修復アトリエとして営業していました。

工房を設立してから優れた時計修復師としての評価を確立したミシェル・パルミジャーニは決定的な出会いを果たします。

そしてついにミシェルは1996年、自身のブランドを立ち上げる決意を固め、職人技と先端的な時計のノウハウが詰まったブランドとして出発する事になります。

今まで時計修復師として数々の名作を見続けてきたミシェルの審美眼と修復師としての高い時計製造技術が融合し、瞬く間にコレクターや腕時計愛好者の間にパルミジャーニ・フルリエの名は広がっていきます。 

時計修復師として修復の仕事の中、数多くの名作腕時計達を手がけてきたミシェルにとって、伝統的な腕時計製法の消滅は考えられないものでした。

クォーツ全盛の1976年に工房を設立したのは彼の夢である時計製作の実現です。

そして彼は理想の完全な機械式腕時計を送り出し、自身のブランドで最高品質の製品を実現する事に成功しました。

こうしたマニュファクチュールの完璧な実現によって、 パルミジャーニ・フルリエの腕時計は近年まれに見る完成度を持った腕時計として世界中にファンを獲得するまでになりました。

ではパルミジャーニ・フルリエを実際に使ってみた方々の評価を各方面から見ていくことにしましょう。 

初期のモデルからすでに完成されていたパルミジャーニ・フルリエの腕時計は、初期作のトリックから完成した世界を持っていました。

時流にとらわれることのない伝統的な腕時計の本当の魅力が、パルミジャーニ・フルリエにはあふれています。

神の手とまで言わしめる創始者ミシェル・パルミジャーニの技術は、現在のパルミジャーニ・フルリエのコレクションに存分に反映されています。

時計修復技師としてのミシェル・パルミジャーニの最高の技術が全てのモデルに投入されており、どの時計も芸術品といえるまでの完成度で手にするものをとりこにします。

もはや芸術品の域まで達しているパルミジャーニ・フルリエの世界観は、圧倒的な迫力と説得力を持っています。

他のブランドでは決して真似のできない芸術品といえるケースデザインや内部機械の精巧さは、ミシェル・パルミジャーニが理想とした機械式腕時計の完璧な姿を体現しています。

パルミジャーニ・フルリエはとても高価な腕時計ですが、一度手に取ったらその魅力から離れられない独特な魅力を備えています。

徹底したマニュファクチュールから生まれる腕時計コレクションの全てが一生の友となる性能と満足を提供してくれます。

そのパルミジャーニ・フルリエから定番人気を3種類紹介していきましょう。

このトリック・テクニカ・オンブルロワールはいくつもの点で並外れたタイムピースで、この詩的な名前を持つユニークなモデルは、偉大な伝統を受け継ぐ要素を幾つも備えつつ、極めて現代的な仕上げが施されています。

パーペチュアルカレンダーにミニッツリピーター、文字盤6時位置に覗けるトゥールビヨンと伝統的な技巧が細かく施され、芸術的な仕上がりになっています。

大きな特徴はミシェル・パルミジャーニが始めて手がけたモデル、トリックの最新モデルとして申し分のない伝統的な機械式時計の要素であるパーペチュアルカレンダー・ミニッツリピーター・トゥールビヨンなどの精巧な技術を搭載しました。

さらにギョーシェ彫りが施されたブラックダイヤルにローズゴールドのインデックス・針が絶妙な調和を見せ、芸術品といえる仕上がりを持っています。

創業者ミシェル・パルミジャーニの生誕年である1950年の称号を名付けたトンダ・1950ファミリーは、創業者に最大の敬意を表するモデルで、ブランドの根本をなす存在証明に回帰したデザインを純粋な形で表現しています。

日常的なシーンでもエレガンスを求める男性のために考え抜かれた、ステンレススチール製の脅威の超薄型腕時計です。

トンダ・1950ファミリーの大きな特徴は、自動巻き腕時計としては脅威となる薄さの厚さ8.2mmを実現、ケース径40mmのケースがベストバランスでクラシカルでいながら現代的なフェイスを持つ腕時計に仕上がりました。

そしてこの超薄型自動巻きムーブメントCalPF702がトンダの特徴的な薄さと高精度を見事に両立させ、芸術的な腕時計として存在感にあふれています。

トノー型ウォッチ・カルパの熟成版として登場したのがカルパ・クロノグラフメーターチタンで、他の全てのカルパと同様にムーブメントは独特なケースの形にぴったり合うように成形され、超モダンでスポーティーなテイストに仕上がっています。

さらに独特なケースにピッタリ収まるように新開発されたムーブメントCal.PF362が高精度で動作を保持し、クロノグラフなどの機能もしっかりサポートします。

カルパグラフクロノメーターの大きな特徴は、チタン特有のグレーメタリックケースが表面艶消し仕様になっているため力強さを増し、しかもダイヤルには直線的な肉抜き加工が施され、かなり大型な迫力があるサイズがクセになります。

さらに一枚の地盤で組み上げられたハイビート36,000のCal.PF362が高精度とクロノグラフの安定した駆動を保持します。

その徹底したマニュファクチュールで実に完成度の高い、芸術品とも言える腕時計を送り出しているパルミジャーニ・フルリエですが、その完成度の高さゆえに非常に高価です。

しかし中古品ならばあと一息というところもありますので、ここではパルミジャーニ・フルリエの中古相場について見てみましょう。

インターネット中古市場最大手、楽天市場の中古相場ですが、パルミジャーニ・フルリエに関しては、約714,000円～1,320,000円で取引されており、出展も多い反面、情報網が広いので意外と見つけることは可能です。

パルミジャーニ・フルリエは出回りが少なくすぐに完売するので、狙いのモデルがあったら即買いでしょう。（2020/4/6調査）

こちらもインターネット中心で買取・販売を行っているロデオドライブですが、有名ブランドに関しては強い一方で、パルミジャーニ・フルリエのようなマニュファクチュールに関しては在庫が無く、一品のみ998,800円が見つかった程度でした。

なかなかパルミジャーニ・フルリエのようなコアなブランドは厳しいようなので、見つけられる確率は低いです。（2020/4/6調査）

インターネットオークションを取り扱っている中では大手といえるヤフオクですが、基本的にこちらは商店か個人の出展という形が多いので、こちらもパルミジャーニ・フルリエのようなマニュファクチュールに関しては厳しく、出展は少ないです。

いくつか出展はあり、価格は約483,000円～約913,000円で取引がありました。（2020/4/6調査）

優秀な時計修復技師、ミシェル・パルミジャーニの理想を見事に体現した究極の腕時計、パルミジャーニ・フルリエはその独創的なデザインと、傑出した機械式ムーブメントの技術で完璧とも言える芸術的な腕時計を生み出しました。

腕時計愛好家にとって一生の友となる美しさと機械精度を両立し、世界中のコレクターの心を掴んで離さない、是非コレクションに1本加えたい腕時計でしょう。