カシオ"デジタル腕時計"の歴史と歴代モデルを紹介！電池交換や時刻合わせの方法も

1970年の創立以来、カシオは電卓や液晶分野の会社として成長してきましたが、1974年から電子腕時計の分野に強みを見出し、それからはデジタル腕時計のパイオニアとして大きな革命を腕時計業界に起こしてきました。

そのデジタル腕時計の歴史と歴代モデルを見ていくことにしましょう。

カシオが腕時計の開発に乗り出したのが1974年のことで、初の電子腕時計を開発・発表したのがスタートになりました。

それからカシオは独自に培った液晶技術を最大に生かして、デジタル表示腕時計の生産に乗り出し次々と革命的な製品を送り出していきます。

そんなカシオのデジタル腕時計の歴史を見てみます。

それまで液晶の分野でトップの座を獲得していたカシオは、新規事業として腕時計業界への進出を決定します。

時代は機械式時計からクォーツへの変革時期にあり、デジタル腕時計を開発することで今までの液晶技術が最大限に生かせると考えたカシオは完全自動腕時計として1974年11月、カシオトロン QW02を発表しました。

世界初の完全自動腕時計発表からカシオはものすごいスピードで腕時計の新作を発表し、どれもが今までにない革新的な発想の腕時計ばかりでした。

そして1983年4月、ついに後に世界的ブランドコレクションへと成長するまさに革命といえる腕時計、G-SHOCKが発表されます。

耐衝撃のタフな腕時計としてすぐに大ヒットを記録し、カシオの顔に成長します。

発売以来、海外からの逆輸入といった形で日本でも大ブームとなったG-SHOCKですが、品切れが続くほどの人気モデルとなりました。

しかし、G-SHOCKはその耐衝撃モデルという位置付けからメンズばかりのコレクションで、カシオは女性をターゲットにしたG-SHOCKの進出を考え、1994年12月、Baby-Gシリーズを発表、女性向けの耐衝撃腕時計として認知されることになります。

1974年以来カシオはデジタル腕時計の分野でトップに登りつめ、現在もデジタル腕時計のトップシェアをキープしています。

そしてカシオは常に革新的な技術を開発し今までにない腕時計を発表し続け、新たな魅力の腕時計を送り出してきました。

そのカシオの歴史がうかがえる歴代モデル6機種を見てみましょう。

いまやカシオのトレードマークといっても良い世界中にファンを持つ腕時計がG-SHOCKで、発売以来このスクエアケースを見ると皆がG-SHOCKとわかるほどのインパクトがあります。

そんなG-SHOCK王道のスクエアケースシリーズがカシオ"デジタル腕時計" DW-5600BB-1です

このモデルはブラック＆ホワイトフェイスをテーマにしたソリッドカラーズコレクションのブラックバージョンで、ケース・ベルト共にブラックで統一されています。

機能的には耐衝撃機能はもちろんのこと、水や汗に強い20気圧防水、1/100秒～のストップウォッチ機能も搭載、フルオートカレンダー・マルチアラームなど多彩な機能を搭載し、さらに53ｇと超軽量になりました。

赤い液晶表示が目を惹く独特なフェイスが特徴のモデルがカシオ"デジタル腕時計" GW-B5600AR-1Aで、人気のG-SHOCKのバリエーションモデルです。

ブラックケースとブラックベルトに赤の反転文字盤が良いコントラストで映えており、アクティブなシーンで活躍するモデルになっています。

機能的にも先進の機能が搭載され、使いやすいモデルになりました。

G-SHOCKの専売特許、耐衝撃構造はもちろんアラーム・ワールドタイム・クロノグラフ等、機能的にも充実しておりアウトドアシーンでの使用に適しています。

そしてG-SHOCKとしては先進の駆動方式タフソーラーを開発、ソーラー充電方式と電波時計の併用で時刻合わせと電池交換から腕時計を開放し、常に正確な時刻と駆動力の確保を実現しました。

カシオとしてはスタンダードなタイプのデジタル腕時計で、メイン表示はアナログになっていますが、ダイヤル下部にはデジタル表示が搭載されており、この方式は現在のアナデジコレクションとして現行モデルになっています。

アナログで見やすさを、機能面はデジタルで表示する新しい手法を試みています。

アナログの視認性とデジタル表示を融合させた、カシオ独自の新開発ダイヤルです。

このモデルはG-SHOCKのようにアクティブなソーンよりは日常使いに適しており、ケースと一体型のベルトと50ｇという軽量さが魅力です。

しかしさすがカシオといった所がデジタル表示部に搭載された多機能で、フルオートカレンダー・ストップウォッチ・デュアルタイム・アラーム機能と充実した機能を搭載し、機能面でも充実した仕様になっています。

G-SHOCKシリーズの中でもベ－シックなケースフォルムが特徴のファイアーパッケージコレクションがカシオ"デジタル腕時計"GW-M530A-1です。

最新の機能が搭載されており、さらに進化したG-SHOCKになっています。

スクエアケースが主流のG-SHOCKの中でも珍しい、ラウンドフォルムが独特な魅力になっています。

大きな特徴はカシオ独自の駆動方式タフソーラーを搭載し、太陽光で充電を行うことによって駆動電力を確保、クォーツ式腕時計の宿命であった電池交換から腕時計を開放したことが大きな発明になっています。

さらにマルチバンド6機能を搭載し、電波時計とすることで世界から標準電波を受信、自動的に時刻修正を行うことができ、時刻合わせが不要になっています。

カシオは高性能ながら低コストのデジタル液晶の特性を最大限に利用して、デザインやコストパフォーマンスに優れたデジタル腕時計を送り出してきました。

その中でもこのW-218H-4B2に代表されるような、俗にいうチープカシオと呼ばれるラインアップが物凄く充実しています。

低価格ながら必要な機能はしっかり付いている点が魅力です。

大きな特徴はなんと言ってもこの薄型ケースと超軽量にあり、ケース厚が10.8ｍｍ、重さが脅威の37ｇと着けていることを忘れそうな仕様になっています。

さらに防水も5気圧強化防水なのでマリンスポーツなどにも対応し、もちろん日常生活には十分な性能が魅力です。

そしてカラーもブラックケースにオレンジベルトとカジュアルには最適です。

カシオのトレードマークにもなっている世界的に有名なモデルがG-SHOCKですが、G-SHOCKシリーズにもアナデジモデルが存在し、独特な存在感があります。

その中でもGA-400-1Bは精かんなブラックケースとベルトがG-SHOCKならではのクールな印象で、機能も充実の使い勝手の良いモデルです。

まず大きく目立つ所としては視認性の高い太針が中央に、デイデイト液晶が上面・下面には機能表示のための液晶が配置されており、とても見やすい作りになっています。

さらに3時位置の大型なロータリースイッチで感覚的な操作を実現、ワールドタイムの選択やタイマーのセットなどの操作性が高くなり実用性を高くしました。

もはや世界的に評価を獲得しているカシオのデジタル腕時計ですが、実際に使ってみた人の口コミはやはり気になるところです。

では各方面からの評価や口コミをいくつか見てみることにしましょう。

特にアウトドアで使用することが多い人には、タフな仕様と防水性の高さが受けており、しかもコストパフォーマンスが高いのが魅力です。

特にG-SHOCKに代表される耐衝撃性能は他社の追随を許さないものがあり、アウトドアウォッチの分野ではカシオの独壇場となっています。

カシオの多機能なところとタフソーラーによる駆動方式が高く評価されており、女性にも人気が高いです。

多機能時計ならではの使いこなしにも丁寧なマニュアルが付属していて、ダウンロードでも手に入るところが親切との意見がありました。

カシオのデジタル腕時計は多機能であることが特徴のひとつでもあり、その際気になる点が実際に操作を覚えられるかどうかというのが不安です。

またタフソーラー仕様を除いては電池交換をする必要があるので、その点も気になる点で交換方法を知りたい人も多いです。

では電池交換や時刻合わせの方法について見てみましょう。

まず電池交換の際に必要なものは型番のあっているボタン電池とドライバー、そして清掃用の綿棒になります。

手順としては最初にドライバーで裏蓋のネジを緩めてステンレスの裏蓋を外し、樹脂カバーも外し、電池ガードを取り外し正しい向きで電池を交換します。

裏蓋を閉める前に樹脂カバーを綿棒で清掃し裏蓋をしっかりネジ止めします。

そしてデジタル腕時計の場合電池交換をした際に注意しなくてはならないことは、電池を交換した時点で時刻に関しては初期化されてしまうので、現在の時刻はクリアされてしまいます。

ですので、再度ボタン操作で時刻を合わせなおす必要が出てきますので、気をつけて作業を行いましょう。

時刻合わせの手順としてはADJボタンを押すと各設定表示が点滅しますので、ほかのボタンを使いながら秒・時分・カレンダーの順番で再設定をしていきます。

そして設定がすべて終わったら再度ADJボタンを押して設定終了となります。

カシオは型番によってボタンの割り当てが異なりますので、マニュアルを事前にしっかり確認するようにしましょう。

しかしカシオの付属している説明書は物凄く分厚くてこれを見ただけで気持ちが萎えてしまう人も多くいますので、根気よく熟読することがとても大切です。

それでもわからない場合には、カシオにはホームページに非常にわかりやすいサポートページがあるので、ぜひ参考にして見ましょう。

高級クォーツウォッチは電池交換だけでなく、定期的な修理やオーバーホールなどのメンテナンスが必要です。 

クォーツ式の腕時計は定期的に電池交換をする必要がありますが、技術力と信頼性が高いお店を選ぶことが大切です。

電池交換だけでなく防水・電子回路の検査や研磨などを割引価格で提供する店も多く、大事な時計が見違えるほど美しく生まれ変わります。

そこで今回はRichWatch編集部がおすすめする、腕時計の電池交換店をランキング形式で3選ご紹介します。

それぞれの店舗の特徴や評判、交換の料金をチェックして納得のいくメンテナンス業者を選びましょう。

腕時計の電池交換のおすすめ店を比較表にしてまとめました。

なお、お店によって料金やメニュー内容が異なるため、腕時計の状態に合わせてチョイスするのがポイントです。

千年堂は累計45,000件以上の実績を持つ、宅配に特化した修理専門店です。

買取を一切行わない修理一筋の千年堂は、時計メーカー出身の時計技師や1級時計技師などのベテランだけがメンテナンス・電池交換を担当します。

千年堂は電池交換のみの依頼は受け付けていないため、オーバーホールと一緒に依頼するのがおすすめです。

クォーツ時計を長く使うには5～6年おきのオーバーホールが必要なため、一緒に電池交換をしておくと計画的なメンテナンスができます。

さらに千年堂のオーバーホールは、メーカーより2万円以上安い上に無料クリーニングサービスを提供中です。

見た目、使い心地ともに新品同様に仕上げてくれます。

定期的なメンテナンスが必要な高級クォーツ時計は、維持費の安さが重要です

正規店より2万円以上安く済んだ、無料でクリーニングしてくれたなど、価格・サービス面での評価が目立ちました。

千年堂は郵送受付のみのお店です。

店舗運営にかかるコストをカットしているため、低価格で高品質なオーバーホールや電池交換を実現しています。

公式サイトの専用フォームから無料宅配キットを申し込むと、梱包用時計ケース・エアーキャップ・梱包材一式が自宅に送られてきます。

追加料金なしの安心見積もりが魅力のリぺスタは、ロレックス・オメガなど外国産だけでなくセイコー・シチズンなどの国産ブランドが得意なお店です。

豊富な修理経験を誇るリぺスタは、ホームページに掲載のないブランドや他店で断られたメーカーの見積もりにも対応しています。

腕の良い職人が手掛けるオーバーホール&電池交換なら、思い出の古い腕時計が新品同様に蘇ります。

リぺスタでは見積もり時に内部をくまなく調査し、湿気や回路の不良を丁寧に見極めてくれます。

クォーツ時計は電池交換だけを行っても、時間が遅れるなどの不具合が現れやすいため、数年に一度の定期的なオーバーホールが必要になります。

国産ブランドやカルティエなどのクォーツモデルは、オーバーホールと電池交換で2万円台からと良心的な価格が魅力です。

リぺスタは50万円を超えるような、高級クォーツモデルの修理例が豊富です。

国家資格である1級時計修理技能資格をもつ職人が多数在籍し、各職人が得意なブランドやメーカーの修理を担当します。

リぺスタの得意分野に特化した分業体制は、顧客満足度の高さにつながっています。

修理・電池交換の見積もり依頼は、リぺスタ公式サイトからスマホだけで完結します。

申し込みフォームは非常にわかりやすく、スマホ操作が苦手な方でもスムーズにできるでしょう。

もう動かないとあきらめているクォーツウォッチをお持ちなら、一度リぺスタで無料見積もりを依頼してはいかがでしょうか？

外国ブランド修理のプロフェッショナルのシエンは、最短で3週間という業界屈指のスピーディーな納期が特徴のお店です。

”新品仕上げ”に自信があるシエンは修理とは別の職人がポリッシュを担当、別料金ながら電池交換と一緒に依頼する方が多いです。

気になる修理体制は元ロレックスの技術者や有名メーカー出身者など、腕時計に精通した職人が揃っています。

海外ブランドの電池交換を数多く手掛けるシエンでは、オーバーホールと電池交換のセットが一番人気です。

シャネルやカルティエなどの人気ブランドに代表される、舶来クォーツの修理に定評があります。

見積もり時に腕時計の状態をきちんと説明してくれるため、納得して電池交換を依頼できます。

シエンの得意ブランドはどちらかというと舶来ブランドです。

修理を手掛けるメーカーの幅を広げずに、海外製のブランドなど普遍的な価値をもつ腕時計に特化することで、より高い精度での修理・電池交換を目指しています。

サイトの使いやすさにこだわるシエンでは、修理依頼時の手順を写真付きで解説しています。

宅配修理が初めての方にもわかりやすいと評判です。

大切な腕時計を腕の良い職人に頼みたい、レベルの高い新品仕上げを依頼したい方は、ぜひシエンの無料見積もりを利用してみましょう。

1974年の発表から物凄い速度で進化と進歩を遂げたカシオのデジタル腕時計は、いまや世界中の人々に愛用されており、特にG-SHOCKは世界一のアウトドア多機能ウォッチとして認知されています。

その他にもアナデジやチープカシオなど大ヒット商品は数知れず、デジタル腕時計のリーディングカンパニーであり、ぜひ1本はコレクションしておきたいものです。

2021年1月12日調査