クォーツ時計の寿命はどれくらいなの?寿命を伸ばす方法を解説!
クォーツ時計の寿命をご存知ですか?一生使えると思っていたら、壊れてしまうことがよくあります。何が原因なのか修理は可能なのかチェックしてください。クォーツ時計の特徴や寿命の長さを確かめ、さらに長く使う方法や他の種類と比較をしながら、さらに知識を深めましょう。
目次
クォーツ時計の寿命はどれくらい?
クォーツ時計は電池が内蔵されており寿命が2年から3年と言われており、電池が切れたら時計修理店や正規店、または自分で電池交換をする必要がありますが、それでも限度があり寿命がきてしまえば使用できなくなってします。
これから、クォーツ時計の寿命、そして機械式時計やソーラー式時計の特徴も紹介していきます。
クォーツ時計の寿命と特徴
早速、クォーツ時計の寿命はどのくらいなのかリサーチしました。また寿命がきたときに修理ができるのかなど、特徴もチェックしてください。
クォーツ時計の寿命
クォーツ時計の寿命は10年が目安となっていますがメーカーによって寿命に幅があり、さらに普段の手入れによっても差が出ます。
電池を交換すれば一生使用できると思いがちですが、クォーツ時計の価格に関わらず寿命があるのが事実です。
修理には電子回路の交換が必要
クォーツ時計の原動である電子回路が壊れたしまった場合、修理はできず交換することになります。
有名高級ブランドのクォーツ時計の場合は、分解をして交換してくれるところもありますが交換代金は5万〜10万円以上と決して安くありません。
電子回路の交換ができない場合もある
マイナーなブランドや機械状態が良くないと交換が不可能な場合があり、クォーツ時計を丸ごと買い換える必要があります。
また、時計の機能が劣化しているときも電子回路の交換が難しくなります。
クォーツ時計の特徴
クォーツ時計の中には電圧を与えると振動を起こす水晶(クォーツ)が入っており、このクォーツの振動や電池により電子回路や歯車など時計全体が作動する仕組みです。
手で巻く時計と比べると正確にしかも自動に動くため、電池が消耗しない限り使用に手間がかかりませんが、寿命が短いのも事実で購入時は考えて購入する必要があります。
クォーツとは
クォーツは英語のquartzで水晶を意味しており時計以外にもアクセサリーなどに頻繁に使用される鉱石です。
様々なカラーがあり、それぞれ透明感ある美しさと高い耐久性により長期間使用するアイテムの使用に向いており正確に時を刻んでいるのもクォーツの30,000回以上/秒の振動のおかげです。
クォーツ時計が一生使えない理由
素敵なクォーツ時計を購入しても、数十年で寿命が終わってしまうのはなぜでしょうか?
一生使うことができないその原因をまとめました。
交換するための部品がなくなる
とりわけ安いクォーツ時計には交換部品のストックが用意されていないので、電子回路が壊れたら使用はそれまでとなります。
お店によっては一定期間を過ぎると捨ててしまうことがあるので、事前に確認しておく必要があります。
メーカーごとの部品保有期間
ロレックス | 25年 |
---|---|
タグホイヤー | 10〜15年 |
クレドール | 10年 |
セイコー | 7年 |
グランドセイコー | 10年 |
シチズン | 7〜10年 |
ガランテ | 10年 |
お気に入りのクォーツ時計をできるだけ長く愛用するためにも、メーカーごとにどのくらいの期間部品をストックしてあるか確認することが大切です。
メーカーそれぞれ保有期間が異なるので、表でチェックしてください。
部品がなくなると修理はできない
メーカーによって部品保有期間がマチマチなので、クォーツ時計を購入する前は確認しておく必要があります。
購入したら保有期間をメモしておき、異常がなくても期限前にクォーツ時計の機能をチェックすると良いでしょう。
クォーツ時計の寿命をのばす方法
- 定期的にオーバーホールを行う
- 電池切れのままにしない
- 磁気帯びを防ぐ
- 時計をこまめに綺麗にする
- 水気のある場所に近づけない
一度購入したクォーツ時計の寿命をできるだけ伸ばすためにも、いくつかのコツを押さえておくと安心です。
定期的にオーバーホールを行う
クォーツ時計のチェックアップとも言えるオーバーホールは、クォーツ時計を分解して掃除やオイル補給、電流チェックなどをするメンテナンスです。
特に数年間放置している場合は壊れる可能性が高まるので、必ず定期的なオーバーホールを行なってください。
電池切れのままにしない
特別なイベント用に使っている場合や古くなったクォーツ時計であると、電池を入れたまま切れてしまいがちですが、そのまま放置してしまうと電池漏れを起こしてしまい電子回路や部品にダメージを与えてしまいます。
もし、一定期間使用しないときは電池を抜いておくと良いでしょう。
磁気帯びを防ぐ
目には見えなくても、普段使用しているスマホやパソコンなどのデバイスやマグネットアイテムなどは磁気を持っています。
磁気はクォーツ時計の動きを妨げたり遅れたり止まめてしまう可能性があるので、電子機器を使用するときはクォーツ時計と距離を置くようにしましょう。
時計をこまめに綺麗にする
腕時計でも置き時計でも、毎日使っていると徐々に汚れが蓄積されます。
金属部品のつなぎ目やレザーバンドなど、あらゆる場所に汚れが付着しやすく、そのまま使い続ければ、ちょっとした汚れがカビやサビの原因となり、リューズが回らなくなったりするので定期的な掃除を行うようにしましょう。
水気のある場所に近づけない
防水機能のクォーツ時計以外は、水に触れないように使用するのが基本です。
水はどんな部分にも侵入するので、時計の故障の原因となります。
また防水機能付きでも、温度の高いお湯に浸すとゴムパッキンが変形しては防水できません。
クォーツ時計が止まる原因
ここではクォーツ時計が動かなくなる原因をまとめました。
突然止まってしまわないように、いまから対策を取ってください。
歯車が原因
クォーツ時計の針を1秒ずつ正確に刻んでいる歯車がスムーズに作動しないことが一つの原因です。
歯車のギザギザには埃が絡みやすく動きを妨げてしまうと規則的に動かなくなってしまい、また湿気や水の侵入により、サビが付いてはギクシャクして進みが悪くなってしまいます。
潤滑油が原因
しっかり毎秒クォーツ時計が動くのは潤滑油のおかげです。しかし潤滑油はいつでも時計の中で蓄積されているわけではなく、使用するごとに消耗します。
そのためオーバーホールのメンテナンスを行わないと、潤滑油が乾燥して時計の動きがスムーズになりません。
電子部品が原因
クォーツ時計が正しく機能するには、電子部品も大切な要素です。
正しい保管法や手入れをしていても、ふとしたときに電子部品がダメージを受けてしまうのは不思議ではありません。
回路が原因
基盤となる電子回路の故障もクォーツ時計には大きな打撃となります。
メーカーや値段に関係なく電子回路には寿命があるので、やはりその時期が来ると機能に不備を与えるので日頃から丁寧に取り扱って電子回路の保護に繋げましょう。
針が原因
潤滑油や電子回路も正常であっても針が自体に損傷を受けているとクォーツ時計は動かなくなることにより、針を正しい位置で固定できなくなります。
内部で針の進行を妨げる原因が潜んでいる場合もあるので、時計店で確認してもらいましょう。
クォーツ時計よりも寿命が長い時計
購入しやすいクォーツ時計ですが、寿命が短いというデメリットがあります。
そこでクォーツ時計よりも寿命が長い機械式とソーラー式時計に注目してみました。
機械式時計
クォーツ時計とは別に、ここでは機械式時計に触れてみます。
寿命や特徴をチェックしてください。
機械式時計の寿命
機械式時計は比較的寿命が長いです。しかしそれはメンテナンスを定期的に行なった上での寿命で、オーバーホールをすれば50年の使用も期待できます。
逆にメンテナンスを怠れば、10年前後と極端に寿命が縮まり、クォーツ時計よりも短くなるでしょう。
機械式時計の特徴
ゼンマイを手や自動に巻き上げて動く機械式時計は、インテリアにもなるクラシック時計とも言えるでしょう。
機械式時計は、こまめなメンテナンスで長く使用できますが、極細の天真という非常にデリケートな部品を使用しており取り扱いには細心の注意が必要です。
ソーラー式時計
時計の種類にはソーラーパネルと二次電池を利用して駆動するソーラー式時計もあります。
寿命や特徴をまとめましたので、クォーツ時計や機械式時計と比較してみてください。
ソーラー式時計の寿命
ソーラー式時計の寿命は7〜10年と言われており、ソーラー式時計の原動とも言える二次電池の寿命が7年、時計自体は10年あたりになると機能的に消耗してきます。
5年が過ぎたら二次電池を交換するほか、購入時から適度にオーバーホールを行うことでソーラー式時計の寿命を長くすることが可能です。
ソーラー式時計の特徴
電池や手で巻く必要のないソーラー式時計は、内蔵されている二次電池により機能します。二次電池は充電式の電池で、使い捨てとは異なり何度もエネルギーを補給可能です。
しかし二次電池には寿命があり、やがて老化すると充電できなくなります。ソーラー式時計はシンプルで使いやすいですが、メンテナンス頻度によってはクォーツ時計に比べ寿命が短くなる可能性があります。
クォーツと機械式のメリット・デメリット比較
クォーツ時計と機械式時計には、それぞれ良い点も悪い点もあります。
これから、クォーツ式と機械式のそれぞれのメリットとデメリット具体的に説明していきます。
クォーツ時計のメリット・デメリット
これから、クォーツ時計のメリットとデメリットを具体的に説明します。
クォーツ時計のメリット
- 電池で自動に動く
- 比較的安い価格で購入できる
- オーバーホール代が安い
- 高い耐震性
クォーツ時計はデザインの種類も多く、値段もオーバーホールも比較的安いので初心者でも購入しやすいです。
水晶の振動により正確に機能するほか、震動にも妥協しない精度の高い使用ができます。
クォーツ時計のデメリット
- 10年で壊れてしまう場合もある
- 電池交換の必要がある
- シンプルなデザイン
購入しやすいクォーツ時計ですが、早いと10年で寿命がきてしまうデメリットがあります。
電池で動くのは便利ですが、消耗すれば動きません。放置すれば電池漏れで時計がダメージを受けてしまうこともあります。
機械式時計のメリット・デメリット
これから、機械式時計のメリットとデメリットを説明します。
機械式時計のメリット
- レトロな高級感がある
- 電池交換の必要がない
- 何十年に渡って使用できる
時計の種類の中でもっとも寿命が長い機械式時計は、定期的にオーバーホールを時計店に依頼することで長く使用できます。
時刻を知るための時計としてだけでなく、アーティスティックな趣あるデザインで電池交換や電池漏れの心配もありません。
機械式時計のデメリット
- デリケートで壊れやすい
- 時計やオーバーホール代が高い
- 震動に弱い
- 精度に劣る
- 定期的に巻き上げる必要がある
基本的な構造がゼンマイになっており手でも自動でも頻繁に巻く必要があるので、巻くことを忘れると時計が作動しません。
また、震動や衝撃に弱いので注意しないと寿命が短くなります。
魅力的なデザインが特徴の機械式時計は、それなりに値段やメンテナンスも高くなります。
クォーツ時計はメンテナンスを行い長く使おう!
クォーツ時計の寿命は時計の種類の中でも中度の長さとなっており、値段も安いので多くの人が愛用しています。
機械式時計にも言えることですが、できるだけ長く愛用するには定期的なメンテナンスや日頃のケアが大切なポイントとなります。
2020年10月25日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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