結納返しに人気の腕時計ブランド12選！価格や口コミも！【2024年最新】

結納は、結婚する男女それぞれの家同士がふたりの結婚を認め、婚約を整える儀式です。

1600年ほど前に宮中行事として行われ、後世になって一般家庭にも広まりました。

結納は地域色が濃く、土地によって全く違ったしきたりがあることが面白い点です。

最近は仲人を立てる夫婦が減ったこともあり、結納ではなく顔合わせ食事会で済ませてしまう家庭もありますが、結納はまだまだ一般的な儀式のひとつです。

結納では、両家がそれぞれ結納品という縁起物を用意して取り交わします。

その中に結納金という現金があり、男性側から女性側へ、嫁入り支度の費用として贈られることが一般的です。

また婚約の証の品として、女性には婚約指輪が贈られます。

女性側は、その金額や価値に合わせて返礼品となる結納返しを贈りますが、もっとも人気が高い品のひとつが腕時計なのです。

結納返しに人気のあるブランドやおすすめのモデルについてご紹介します。

結納返しにどのような腕時計を選べばいいのか、初めてのことで分からないと戸惑う女性は少なくありません。

その前に、結納のマナーについても謎が多いものです。

そこで結納のマナーや現在の結納事情について解説していきます。

現在は形式ばった結婚式を挙げるカップルが少なくなりつつあります。

一般的に仲人を立てて正式な結婚式や披露宴を行う場合は、結納もきちんと行うことが多いようです。

現在、結納を行って結納品をやりとりしたという男女は、4割ほどといわれています。

結納は行わず、婚約指輪と返礼の記念品だけを交換し、両家の両親とホテルのレストランなどで顔合わせのお食事会をするだけ、というカップルも増えているのです。

結納を行うことが決まったら、結納に贈るものやその金額の一般的な実情を知っておく必要があります。

婚約指輪は、最近女性と男性がカップルで一緒に買いに行くこともあるので、金額が分かることが多いでしょう。

ブランド物の指輪であれば、価格は簡単に調べることもできます。

男性に恥をかかせないよう、「給料3ヶ月分」といった都市伝説を信じず、男性が買うことのできる金額をさりげなく訊いておくと女性側も選びやすいでしょう。

結納金は嫁入りの準備金で、相場はだいたい50万円から100万円を男性から女性に贈ります。

女性側は、男性側から贈られる結納金や結納記念品（婚約指輪）に対して、返礼品を用意しますが、それが結納返しです。

結納返しの相場は、土地によって全く異なります。

指輪の金額の1～2割から5割程度ということもありますし、結納金の1～2割から5割程度ということもあります。

西日本では男性側の家格を重視するため、結納返しは控えめに1～2割と言われることが多いようです。

逆に東日本では男女の家格の釣り合いをとるため、結納返しは半返し、つまり5割と考える風習が残っています。

これでは相場が分からないので、簡単に金額で相場をご紹介します。

もっとも多いのは5万円～10万円で、全体の約1/4です。

次は10万円～20万円で、これも全体の1/4を占めます。

20万円～30万円というケースが16％ほどで、5～20万円がおおよその相場と言えるでしょう。

結納金や指輪の金額が高かった場合は、30万円以上のものを選んでも良いかもしれません。

結納返しのことを、昔は「御袴料」などと呼んでいました。

その名のとおり、男性が袴を仕立てるための現金や反物を贈っていたのです。

現在ではスーツの仕立て料や腕時計に変わり、特に腕時計は人気の高い品となりました。

腕時計を贈るという行為は、「これからの人生で、同じ時間を共有したい」という意味になります。

永遠に続く愛を誓い、互いの幸せを誓う結納の記念品にはぴったりの品なのです。

また結納では、消耗品を贈らないという決まりがあります。

そのため、指輪や時計など生涯使えるものが選ばれるのです。

結納返しに人気の腕時計ブランドを、ランキング形式で12種類ご紹介していきます。

ブランドの中でも特に結納返しにおすすめのモデルと、口コミや価格も合わせてピックアップしました。

まずは12位から9位までを発表します。

チューダー（チュードル）は、ロレックスととても縁の深いブランドです。

ロレックスから派生したディフュージョンブランドで、姉妹ブランドとも言えます。

イギリスでの知名度アップや販促のために立ち上げられたため、イギリス王族の名をブランド名にしました。

ロレックスのオイスターケース等パーツが用いられていることでも知られ、一般的な値段でロレックスと同じ部品を使った腕時計が手に入ると人気でした。

しかし最近では独自モデルも多く発信し、新たなブランドイメージを作りつつある注目ブランドです。

アクセサリーが有名なブルガリですが、1977年に発表した”ブルガリ ブルガリ”で腕時計業界に一大旋風を巻き起こしました。

今もファッションウォッチとしての枠を超えた、高品質で優れた腕時計を世に送り出しています。

1982年、スイスに自社工房を設立、さらにダニエル・ロート社とジェラルド・ジェンタ社の統合に成功します。

ジェラルド・ジェンタ氏といえば、オーデマピゲ のロイヤルオークやパテックフィリップのノーチラスなど、高級時計を代表するモデルをデザインした巨匠です。

ブルガリウォッチは宝飾ブランドらしい美しいデザインと、スポーティーさを併せ持つ腕時計が魅力です。

ハミルトンはアメリカ生まれのブランドで、今はスイスのスウォッチ傘下にあります。

もともとさまざまな腕時計工房が合併してひとつの会社になったという、珍しい腕時計ブランドでもあり、軍用時計やパイロットウォッチが歴史的にも有名です。

現在も本格的なミリタリーウォッチがよく知られていますが、優雅なドレスウォッチも手掛けており幅広い品ぞろえがポイントのひとつとなっています。

ベル＆ロスはフランスに拠点を置く高級腕時計ブランドです。

フランスの企業ですが、腕時計はすべてスイス製にこだわっています。

創業1992年というまだ新しいブランドですが、もとはドイツの高級時計ブランド、SINNの傘下にありました。

現在ではフランスのブランドとして独立し、「形は機能に従う」をコンセプトに機能性と視認性の高い腕時計を発信し続けています。

ラルフローレンやシャネルからも支持される、注目の腕時計ブランドのひとつです。

結納返しにおすすめの人気腕時計ブランドランキングのうち、8位から5位をご紹介します。

ロンジンはスイスの老舗高級時計ブランドのひとつです。

1832年創業の会社で、翼の生えた砂時計のエンブレムがよく知られています。

ロンジンという名はフランスの古い言葉で「小川が流れ花咲き乱れる野原」という意味があるそうで、スイスの自然豊かな素晴らしい景観を思わせる社名です。

ノモス・グラスヒュッテはドイツのグラスヒュッテに工房を構える腕時計メゾンです。

1990年創業という、腕時計工房の中では新興のブランドですが、ドイツではすでにもっとも大きな規模を誇る腕時計ブランドのひとつとなっています。

さらにノモス・グラスヒュッテは、すべての部品を自社で手掛けるマニュファクチュールでもあります。

世界三大複雑機構のひとつ、トゥールビヨンも作成するドイツマイスターの魂がこもったブランドです。

ユンハンスはドイツの腕時計メゾンのひとつです。

ドイツはスイスと国境を接しており、マイスターの国ということもあって古くから腕時計産業が盛んでした。

それは今も変わらず、ユンハンスやノモス・グラスヒュッテなどの大きな腕時計メーカーがたくさん存在しています。

ユンハンスは1861年創業の、ドイツでも老舗の腕時計ブランドで、現在も高級腕時計が世界中で親しまれる存在です。

オリスはスイスの腕時計の街、バーゼルのヘルシュタインに本拠地をもつ腕時計専門ブランドのひとつです。

創業は1904年で、かなり古い歴史をもったブランドです。

日本でも知る人は知っているブランドで、オリスという名前は工房の近くを流れる清流の名からつけられています。

いよいよ結納返しにぴったりな腕時計ランキング、4位から1位までをご紹介していきます。

グランドセイコーは、セイコーのハイエンドブランドでしたが2017年に独立、新たなブランディングをスタートしました。

スポーツコレクションの充実を図り、海外進出をすすめるなど現在は国内外ともに人気の高い腕時計ブランドになっています。

グランドセイコーを愛用しているという年配男性も多いので、彼の親御さんにも受けが良いブランドではないでしょうか。

国内ハイブランドという安心感もあります。

オメガはスイスの腕時計ブランドの中でもトップクラスの知名度を誇ります。

オメガのマークは究極を表し、その名のとおりハイブランドとして日本でもよく知られている腕時計メーカーです。

タグホイヤーはスイスの腕時計ブランドのひとつです。

モータースポーツの公式タイムキーパーをつとめることも多く、F1好きな方にはよく知られている腕時計ブランドのひとつではないでしょうか。

特にアイルトン・セナ選手に愛されたことで知られ、今も年に1度セナモデルが発表されています。

日本のアウトレットモールにも多く出店しており、親しみやすいブランドのひとつです。

ブライトリングは、スイスの腕時計ブランドのひとつです。

航空業界とつながりの深いブランドは腕時計業界には多いのですが、ブライトリングもそのひとつです。

それは飛行機の進化とともに、パイロットウォッチもまた進化を遂げてきたという歴史が背景にあります。

ブライトリングのアイコンはそれを象徴するようにこれまで翼の形でしたが、近年新たにBの文字になりました。

工房が開かれてから120年近い歴史を持つ、計器のように正確な腕時計が特徴です。

12種類の腕時計が並びました。

20代～30代男性に人気の高いブランドやモデルが多く、また長く使えるシーンを選ばないシンプルなモデルがそろっています。

結納返しに腕時計を選んだ時、ブランド決めで気を付けたい注意点を押さえておきましょう。

腕時計に関しては個人のこだわりがあるケースもあるので、婚約者の好みをしっかり把握してから選ぶことが大切です。

腕時計には、実用的でオフィスでスーツに合わせて使えるモデルと、おしゃれなドレスウォッチがあります。

ドレスウォッチはパーティなどの華やかな場所や、ドレッシーなコーデに合わせて付けたい腕時計で、デザインもきらびやかです。

その分腕時計を扱いなれていない方や、あまりおしゃれに興味がない方だと使いこなせず箪笥の肥やしになりかねません。

結納返しで贈る、特にまだ若くて腕時計は高級なものを使っていないという男性に贈るのであれば、できるだけシンプルで実用的なものがおすすめです。

男性側から贈られた婚約指輪や結納金の額を考えて、ブランドや予算を決めることが大切です。

カップルの二人は気が合い愛し合っていても、お互いの実家の財政状況などが違うこともよくあります。

男性側から30万円の指輪と50万円の結納金が贈られたのに、こちらが100万円以上のロレックスをお返しすれば、男性や実家に恥をかかせてしまうでしょう。

男性側から贈られた指輪と結納金の額を大きく超える高級品を選ぶことは、ルール違反といえます。

男性側から指輪も結納金も100万円を超えるものを贈られた場合、女性側もそれに見合う金額のものを返せるとは限りません。

そんなときは無理をせず、実家の両親や男性とよく話し合い、できるだけ誠意のこもったものを返礼に選びましょう。

その際、男性側のご両親がとる態度で、今後嫁として男性側の実家とどう付き合っていくかを見極めることもポイントです。

残念ながら、世の中にはまだ「家の格式」や「男性の家を女性は立てるもの」という考えにこだわる人も大勢います。

結納をすると両家で話し合って決めたのであれば、男性側の土地のルールに無理のない範囲で合わせておいた方が波風は立ちません。

本来であれば、もっとも重視しなければならないのが、使ってくれる男性にとってその時計が使いやすいものかどうかという点です。

結納というしきたりにとらわれていると後回しになりがちですが、女性が指輪にこだわることと同様、男性の気持ちを慮って選びましょう。

細身の男性にとって、無垢のステンレススチールモデルやダイバーズウォッチは重く、邪魔かもしれません。

女性の好みでスクエアやトノー型を選んだのに、男性側が時計は丸いもの！と思っていることもあるでしょう。

金属アレルギーで、チタンや樹脂、木などの腕時計でなければできない方もいます。

その点は指輪と同様カップル同士で話し合い、一緒に選びに行ってもいいのではないでしょうか。

結納返しに人気の腕時計ブランドは、歴史があって日本人にもある程度知名度のあるものです。

あまり聞いたことの無いブランドでも、高級腕時計としてあまりにも有名なブランドでも良くない、という点が難しいところです。

結納返しは古式ゆかしいしきたりのひとつなので、選ぶ品も歴史があってよく知られているものが安心でしょう。

2021年2月5日調査