セイコーアルピニストメカニカルの評判・評価はどう?歴史や人気モデルも紹介!
セイコー史上最も謎めく緑の時計として登山家やアウトドアな方に親しまれてきたセイコーアルピニストメカニカルですが、機能面を詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。今回はセイコーアルピニストのメカニカルな部分の評価評判と歴史や人気モデルについて解説します。
目次
セイコーアルピニストメカニカルの評判・評価を紹介
セイコーアルピニストは登山家などコアなファンを中心に人気な時計です。
そんなセイコーアルピニストの口コミを紹介していきます。
セイコーアルピニストメカニカルの評判・評価はどう?
セイコーアルピニストですが、本当に登山向けの機能が備わっているのでしょうか?
メカニカルな視点から評価・評判を調査しました。
初期モデルには4S15が搭載
マニア心をくすぐる
評価:アルピニストはセイコーがクオーツの時代から変化して、ちょっと安めに機械式を出し始めた頃のモデルだと思います。4S15は高級ラインにも使われ、定価に比べるとオーバースペックなので後年も評価されました。4S15は亀戸の52系を祖とするムーブメントらしく、その辺もマニア心をくすぐるのではないかと思います。
https://ameblo.jp
機械式でなおかつ高級ラインの4S15搭載モデルということで、マニア心をくすぐるという意見がありました。
確かに、クォーツをメインで売り出していたセイコーが機械式を出した初期のモデルということで人気が出るのもうなずけます。
日差±5秒程度なら許容範囲
誤差が本当に少ない
評価:見た目もいいですが、実際の使い勝手もいいです。まだギリギリ4万円代で買えるようで、定価で購入しても満足できる時計です。また、機械式には珍しい十分な精度もあります。週末使い昼間着用、夜間平置きで日差マイナス5秒位というのは正直言ってありえないですスペックです笑
https://review.kakaku.com
一般的な機械式時計の誤差は日差で⁻10秒~+20秒くらいまでが許容範囲内とされて、アンティーク時計では+30秒~60秒でも許容範囲とされている中、日差⁻5秒というのはどれだけ正確かわかるかと思います。
アルピニストがここまで人気なのも精度というのが一因となっているようです。
簡易方位計がついている
思ってた以上にいい時計
評価:簡易方位計はまず日常で使う事はないだろうが、これがなければ買おうとは思わなかったくらいに、この時計にとっての個性の部分。
https://www.amazon.co.jp
簡易方位計は、時計を太陽の方位に向けると、時針と12時方向のメモリのちょうど中間が南となるというもので、登山などで方位磁石がくるってしまった時などの最終手段として使うことも可能です。
方位を知る手段として、ベゼルを回すものと内転リングを回すものがあります。
巻き上げ時計
機械式時計という時計の性質上、巻き上げができなくなるという不具合が発生しているようです。
しばらく置いておくと不具合が発生しやすくなることがあるので、取り扱いには注意し他ほうがよさそうです。
セイコーアルピニストメカニカルの歴史は?
セイコーアルピニストはなぜこれほど人々を引き付けるのでしょうか。
歴史を振り返りながら、その秘密を探っていきたいと思います。
1960年に発売
一番初めのセイコーアルピニストは、1960年初めに防水でなおかつ夜光付き時計として発売されました。
しかし、モデル自体の人気はあったのにどういうわけか当時は人気が出ることなく長い歴史の中に埋もれてしまいました。
1995年にアウトドアブームで有名に
1995年当時はアウトドアブームだったということもあり、それに伴いセイコーアルピニストは一気に有名になりました。
その緑の盤面から緑のアルピニストとして親しまれ、期間限定販売だったということもあり、その後プレミアがつき高値で取引されています。
4Sムーブメントを使用
1995年に復活したセイコーアルピニストは4Sムーブメントという高精度の高級ムーブメントを搭載していたことも有名です。
アルピニストというモデルは現在もありますが、作るのに多大のコストがかかるということから、このモデルだけの搭載となりました。
2006年 量産体制に入る
2006年になって、セイコーアルピニストは葛谷育弘さんというデザイナーの手によって、当時の面影を残しつつ復活しました。
4Sは高級で大量生産がしにくかったですが、このリニューアルモデルでは6Rムーブメントを使用することによって大量生産が可能になりました。
また、後のクォーツやソーラーなどのタイプが出たきっかけでもあります。
6Rムーブメントを使用
2006年のセイコーアルピニストには6Rムーブメントが搭載されました。
サイズが4Sより大きいというのが特徴で、当時のサイズのトレンドもあり時計のサイズ自体も一回り大きくなりました。
また、エレガントさを残すために時計と分針のデザインを変えて作成されたそうです。
現在は公式サイトからも消えて廃盤の噂
1960年発売から1995年まで間が空いていたのは、セイコーが機械式時計からクォーツ時計に生産を切り替えたのが原因と言われています。
機械式は誤差が大きいという最大のデメリットがありますが、その誤差を解決する8Fムーブメント搭載のクォーツアルピニストが発売されたことにより、セイコーアルピニストは消えたという噂が流れています。
セイコーアルピニストメカニカルの人気・歴代モデル
セイコーアルピニストにはどのようなモデルがあるのか、人気モデルや歴代モデルについて調査しました。
セイコーアルピニストメカニカル SCVF007
このモデルはセイコーアルピニストアイボリーモデルとして親しまれ、1995年に復活した復活一号機として有名です。
4Sムーブメントを搭載したモデルで、この製造コストの関係からこのモデルにしか搭載されなかったため、絶版になった今でも人気の高いモデルです。
また、ロゴが赤字に印字されていてアクセントとなっています。
特徴的な時分針から「和製エクスプローラー」とも呼ばれています。
価格 | 0000円 |
ケース径 | 37mm |
ムーブメント | 4S15A 自動巻き 25石8振動 |
素材 | ステンレス |
カッコイイです!
評価:文字盤にはアルピニストのロゴが赤字でプリントされていて、とってもカッコイイです。
大切にします。
セイコーアルピニストメカニカル SARB017
1995年の初期モデルではなく、2006年に発売されたセイコーアルピニスト改装モデルで、ケース径、ケース厚はオリジナルより厚くなっています。
セイコーアルピニストSARB017は、その緑の文字盤で人気がでたモデルです。
6Rムーブメントを搭載していることで、価格を抑えて発売することに成功し、以後人気を誇っています。
使い始めの皮が硬く、代替えのメタルバンドも高いことが少しデメリットとなっているようです。
中古価格(楽天) | 55,000円 (税込) |
ケース径 | 約39mm |
ムーブメント | 自動巻き |
素材 | ステンレススチール |
昔の山男憧れの名機
評価:「セイコー史上最も謎めく緑の時計」(セイコーデザインHP)とセイコー自らが呼ぶ時計。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RPCV0YPZ9AWB/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B000KG93BQ
1961年発売以来様々な紆余曲折を経て、昨年廃盤になった事を知って、昔山登りをしていた頃のあこがれの時計を平成最後の年に手に入れる事ができました。
セイコーアルピニストメカニカル SBDC091
セイコーアルピニストSBDC091のムーブメントは6R35となっていて、SARB017と比べて20時間パワーリザーブが増えました。
また、サイクロプスレンズと呼ばれる日付を拡大するレンズが搭載されたのも特徴です。
ケースの裏は内部のムーブメントが見えるエキシビションバックという使用になっています。
新品価格(楽天) | 82,500円 (税込) |
ケース径 | 39.5mm |
ムーブメント | メカニカル自動巻き |
素材 | ステンレス |
予想外の精度にびっくり。
評価:無機質な感じの強いダイアルの時計が大半を占める中で、このSBDC091は一目見ただけで、人間味の溢れる優しさが感じられて思わず購入。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R546BNBRT8PCC/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B082F6MS8T
手元に来てからまだ五日目なのだが、この時計の文字盤を見ると何か気持ちが和らぎ、ほっとすると同時に今の処、+1s/5daysには正直びっくりしている。
セイコーアルピニストメカニカル ブルー SPB089
2019年にアメリカ限定で発売されたモデルで、1959本限定販売のためプレミア価格で取引されています。
SPB089はセイコーアルピニストSARB017の青文字盤となっていて、ムーブメントも同じく6R15が用いられています。
特徴としてはコンパスがついていて、太陽の位置から方角を知ることができるいうまさに登山家向きの時計となっています。
価格 | 0000円 |
ケース径 | 39mm |
ムーブメント | 自動巻機械式₍6R15-04K0) |
素材 | ステンレススティール |
限定品を手に入れられて大満足です
評価:限定品なので手に入れただけで大満足です!
ブルーの文字盤が、とても気に入っています。
セイコーアルピニストメカニカルの人気・歴代モデル一覧
名前 | セイコー アルピニストメカニカル SCVF007 | セイコー アルピニスト メカニカル SARB017 | セイコー アルピニスト メカニカル SBDC091 | セイコー アルピニストメカニカル ブルー SPB089 |
---|---|---|---|---|
画像 | ||||
ケースサイズ | 37mm | 約39mm | 39.5mm | 39mm |
ムーブメント | 4S15A 自動巻き 25石8振動 | 自動巻き | メカニカル自動巻き | 自動巻機械式₍6R15-04K0) |
素材 | ステンレススチール | ステンレススチール | ステンレススチール | ステンレススチール |
商品リンク | - | 楽天(中古¥55,000) | 楽天(¥82,500) | - |
セイコーアルピニストメカニカルの人気・歴代モデル4選を表にしましたので、ご参考にして下さい。
セイコーアルピニストメカニカルをメタルバンドに交換
セイコーアルピニストメカニカルは革ベルト使用が主流ですが、今回はメタルバンドに交換したらどのような雰囲気になるのかを紹介していきたいと思います。
純正メタルベルトに交換
まずはセイコーアルピニスト純正ベルトの雰囲気ですが、革のベルトとは異なりメカニカルな感じが出てかっこよく仕上がっています。
相場はメーカー小売価格で22,000円と少し高価ですが、時計にぴったり合い値段も品質も良いです。
タイコノート オイスターブレス
純正に続いて、タイコノートのオイスターブレスというモデルですが、セイコーアルピニストと相まって、洗練されスタイリッシュな雰囲気を放っています。
こちらはAmazonで19,250円で購入できるということでした。
タイコノート ジュビリーブレス
こちらはタイコノートのジュビリーブレスというモデルですが、セイコーアルピニストが際立ってスーツなどを着てもとてもかっこよくきまるモデルとなっています。
価格はAmazonで23,100円と少し高いですが、かっこよさを追求したい方にはお勧めです。
タイコノート ジュビリーブレスツートン
こちらはタイコノートのジュビリーブレスツートンというモデルです。
セイコーアルピニストが金と銀のツートンカラーによって、高級感のある仕上がりになっていて、女性がつけてもいい雰囲気があります。
価格はAmazonで23,760円と今まで紹介した中では一番高価ですが、高級感をこの値段によって手に入れられるのは安いのではないでしょうか。
セイコーアルピニストメカニカルは登山好きにおすすめの腕時計
今まで紹介した機能がすべて備わっている時計と思うと正直コスパが最高な時計です。
特に簡易方位計や防水性能など、機械式とは思えないほどアウトドアな機能が備わっているので登山好きな方にもおすすめです。
セイコーアルピニストメカニカルは時計好きのコレクターの方から、アウトドア好きな方まで幅広くニーズがある時計ということでした。
2020年11月24日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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