セイコーの機械式腕時計のおすすめランキング10選！歴史も一緒に紹介！

機械式腕時計好きにとって、歴史あるセイコーのモデルは憧れの存在です。

高い品質を誇る高級腕時計から、安定した品質で価格を抑えたカジュアルモデルまでセイコーでは多くの機械式腕時計を販売しています。

今回はそんな豊富なラインナップの中でも特にファンに愛されているおすすめのモデルはどれなのかを調査しました。

10位から1位まで特徴や口コミを紹介するので、新しく機械式腕時計を購入するときの参考にしてください。

まずは人気ランキング10位から6位のおすすめモデルを紹介します。

セイコーの機械式腕時計は価格帯が幅広いことも魅力ですが、ランキングでも高価格帯のグランドセイコーから海外モデルのリーズナブルなモデルまで幅広い結家となりました。

SBGR253はグランドセイコーの中でもオーソドックスなデザインのモデルです。

シンプルな文字盤にグランドセイコーの文字とキャリバーNoが記され、控えめな白いインデックスバーが上品に並んでいます。

無駄の無い洗練されたデザインはTPOを問わずどんな場面でも映える存在となるでしょう。

SBGR253に使用されている風防はカーブサファイアガラスで、内面の無反射コーティングによって角度を問わず時間が確認しやすい仕上がりとなっています。

使用されているムーブメント「No.9S65」は最大巻上で約3日間持続します。

さらに、秒数の平均日差+5秒から-3秒という高い精度を誇り、利便性も抜群です。

グランドセイコーは価格が高めなので、「自分へのごほうび」や「昇進・出世祝いの贈り物」として購入されているケースが目立ちました。

立場が上になれば身に着けるものにも気を使わなければなりません。

そう考えれば、品質もブランド力も高いグランドセイコーが選ばれるのも納得でしょう。

SARY057はセイコー機械式腕時計の中でも基幹モデルとされる「プレサージュ」のベーシックモデルです。

セイコーらしいシンプルですっきりとしたデザインが特徴的です。

SARY057はケース径41㎜のやや大き目なモデルの機械式腕時計です。

ルミブライトが搭載されていないため夜間の視認性には他よりも少し劣りますが、文字盤が大きく針やインデックスも分かりやすいので極端に見えにくいということはないでしょう。

口コミを調査すると、機械式腕時計に憧れていた人が高評価をしているケースが目立ちました。

精度に多少のばらつきがあるムーブメントが搭載されていますが、機械式腕時計が欲しいと思っている人にとっては日付や時間の調節も楽しく、苦にならないのでしょう。

SKX013K2は「ボーイズサイズ」と呼ばれるセイコーのダイバーズウォッチの中でも小ぶりですっきりとしたデザインのモデルです。

ステンレスのケースに黒のゼベルと文字盤が映えるシンプルなデザインが特徴です。

ダイバーズウォッチは比較的大型なモデルが多い中、小型のSKX013K2は日常使いでも違和感なく、女性でも扱いやすいモデルです。

搭載されているムーブメントは精度+40～-20秒ですが、特に不便は感じないレベルの誤差といえるでしょう。

SKX013K2は本格的なダイバーズウォッチを求める男性や、女性とペアで使いたい人に人気でした。

ダイビングが趣味の人にとっては精度が高くデザイン性が優れたダイバーズウォッチは貴重なのでしょう。

SRPC41K1は「ミニタートル」と呼ばれる海外輸入モデルのダイバーズウォッチです。

セイコーダイバーズウォッチ「タートル」モデルよりもケースサイズが小さく、実用性が高い仕上がりとなっています。

SRPC41K1の特徴はなんといっても個性的でカジュアルなデザインです。

ネイビーを基調に、赤のアクセントカラーが入った見た目はダイビング時だけではなく、街遊びでもコーデに彩りを添えるでしょう。

シリコンバンドはとても柔らかく、腕にフィットする感触も楽しめます。

SRPC41K1の口コミは見た目のおしゃれさに集中していました。

デザインとカラーの視点から「女性でもつけやすい」という意見も目立っています。

男性も女性もつけやすいので、カップルでペア使いするのもおすすめのモデルです。

SNK803K2はインポータントモデルのセイコー機械式腕時計です。

麻風のナイロンバンドに合わせたベージュの文字盤が個性的で洗練された雰囲気を演出しています。

SNK803K2は一見、そうは見えないほどカジュアルでおしゃれな時計ですがムーブメントNo.7S26を搭載した機械式腕時計です。

7S系のキャリバーは「機械式腕時計の入門編」と呼ばれています。

操作性も分かりやすいので、「まずは見た目がカジュアルな機械式腕時計を試したい」という人にピッタリなモデルでしょう。

見た目の印象から「機械式腕時計にあまり詳しくない」人の利用も目立ちました。

そのため「日付や時間の調整が面倒」という意見もありましたが、多くの人は機械式腕時計なのにカジュアルなおしゃれさが魅力と語っています。

続いて、人気ランキング5位から1位のおすすめモデルを紹介します。

上位にはクラッシックな定番モデルやダイバーズウォッチが多くランクインしています。

機能性が求められるダイバーズウォッチだからこそ、精密な造りのセイコーが選ばれるのも納得の結果でしょう。

SBDC097は海外では「SUMO(スモウ)」という愛称で親しまれているモデルです。

販売はインターネットでしかできないので、購入の際には注意しましょう。

SBDC097はもともと「SUMO(スモウ)」という愛称でロングセラーを記録しているモデルに新開発のロングパワーリザーブムーブメントNo.6R35を搭載したモデルです。

ケース圧45mmのサイズ感とオーセンティックなデザインが美しく、200m潜水用防水機能でダイビングにも問題なく使用できます。

インターネット販売限定という言葉に惹かれて購入した、という口コミが多く見られました。

「スモウ」という愛称も日本人心をくすぐるのか高く評価されています。

SBDC081も「SUMO(スモウ)」の愛称で親しまれているモデルのリニューアルモデルです。

ロングパワーリザーブムーブメントNo.6R35搭載だけではなく、従来のデザインを世襲しながらもよりモダンなデザインに仕上がっています。

SBDC081に搭載されているムーブメントNo.6R35は最大持続時間70時間という従来よりも長いパワーリザーブ機能を実現したモデルです。

見た目も秒針と分針をトルク限界まで延長し見やすさがアップしています。

もちろん、ダイビング使用に十分な防水機能を備えているので趣味の場でも普段使いでも便利に使用できるでしょう。

SBDC081の文字盤は光の加減でうっすらと緑がかって見える独特なカラーです。

口コミでも、その色合いについての意見が目立ちました。

個性的過ぎないけれど人とは違うものをつけたい、という人の目に留まりやすいモデルなのでしょう。

SARB033は「セイコーメカニカル」ラインナップのスタンダートモデルで、発売から10年以上国内外を問わずファンから愛されています。

ムーブメントはNo.6R15を搭載し、作りも堅実で見た目も洗練されていることから海外では「プアマンズグランドセイコー」と呼ばれ親しまれています。

SARB033のムーブメントNo.6R15はセイコーの中ではミドルクラスです。

最大巻上で持続する期間は約2日、制度についても日差で+25秒から-15秒と日常使いに支障は出にくい仕上がりとなっています。

シンプルで見やすい文字盤や機能性の高さをもちながら5万円以下の控えめな価格なので、機械式腕時計にチャレンジしたい人でも購入しやすいでしょう。

SARB033は価格と機能・精度のバランスが良いため、初めての機械式腕時計に選ぶ人が多く見られました。

5万円以下なら比較的若い世代の人でも購入しやすいので、機械式腕時計への憧れを満たしやすいのでしょう。

SBDC051はセイコープロペックスシリーズで初めて発売されたダイバーズウォッチの復刻版という位置づけのモデルです。

復刻版と言っても、見た目・機能ともに現代に合わせて整えられているので、古臭さはなく洗練されたデザインが楽しめます。

SBDC051のムーブメントはもちろんロングパワーリザーブムーブメントNo.6R35です。

高い持続時間はダイビング、日常使い、ビジネス使用、どんな時でも便利に使えるでしょう。

分針の大きな矢印が個性的ですが、大ぶりなインデックスとのバランスがよく全体的に飽きのこないデザインとなっています。

初期モデルの良い部分を残してブラッシュアップされたデザインが「程よいレトロ感」と人気を集めていました。

スマートなだけではなく、どこかほっとする温かみを感じるデザインが評価を得ているのでしょう。

SARX035はリーズナブルな価格でグランドセイコーに近い品質のプアマンズGSと呼ばれるモデルの一つです。

カジュアル寄りになる夜光インクを廃止するなど、セイコー機械式腕時計のクラシックなデザインを世襲しています。

SARX035のムーブメントはNo.6R15なので、巻き上げ時の最大持続時間は約70時間です。

40.8mmのケース径はやや大きめですが、機械式腕時計の重厚感を感じたい人にはおすすめのサイズ感です。

セイコーの保守的で堅実なデザインが楽しめるモデルとなっています。

口コミの多くは価格の安さと精度の高さを評価していました。

10万円台でグランドセイコーに近い品質の時計を身につけられるという点がSARX035の人気を支える理由なのでしょう。

おすすめのセイコー機械式腕時計10選は上記の10モデルとなりました。

1位から5位には大体5～10万円程度のモデルが集中しています。

「購入しやすい価格である」というのも、人気を集める重要なポイントであることが分かります。

一方で10位にランクインしたグランドセイコーは「特別なイベント・お祝い」で人気なのでしょう。

また、一覧にして並べてみると、クラシックでセイコーらしいデザインのモデルが人気を集めていることが分かりました。

セイコーの機械式腕時計は1960年から長い歴史を築いてきました。

しかし、常に絶好調だったわけではなく、歴史の中ではさまざまな壁を乗り越えてきています。

セイコーの機械式腕時計の生産が始まってから現代までの歴史を順に見ていきましょう。

セイコーが「世界に挑戦する国産最高級の腕時計を作る」という志を抱き1960年に誕生させた機械式腕時計がグランドセイコーです。

当時はスイス製の高級腕時計が最高とされてきた中、グランドセイコーはセイコー創業から培ってきた技術を集結させて「スイス・クロノメーター検査基準優秀級規格」に準拠したモデルとなったのです。

1960年代のグランドセイコーの歴史は輝かしく、自動巻きモデル「62GS」や自動10振動モデル「61GS」など数々の名作が生み出されました。

1964年にはスイス天文台コンクールに初参加し、その後67年頃からは上位を独占します。まさに「世界に挑戦できる国産高級腕時計」が実現したのです。

1969年、セイコーが販売したクォーツウォッチによって機械式腕時計の需要が激減する「クォーツショック」が発生しました。

これはセイコー自身にも大きな影響を与え、クォーツウォッチの高い機能性に押されたグランドセイコーは一時的に生産休止、市場から姿を消すことになります。

その後、1988年にグランドセイコーはクォーツウォッチとして復活します。

1990年代になると、クォーツウォッチの市場は最盛期の1/3程度に落ち着き、それに伴って機械式腕時計の需要も復活してきました。

それに伴い、1998年にセイコーも機械式腕時計の生産を再開します。

その高い機能性は再びスポットライトを浴び、再評価されることとなりました。

セイコーの機械式腕時計は高価なものが多いですが、安いモデルも存在します。

予算が合わなくて機械式腕時計が身に付けられない、と悩んでいる人に向けて、セイコーのリーズナブルな機械式腕時計「SEIKO5」について紹介していきます。

低価格ながらセイコーの良質な機能を備えたSEIKO5で、機械式腕時計の魅力を味わいましょう。

SEIKO5はSEIKOの純正品ですが、日本での取り扱いがありません。

元々は日本でも販売されていましたが、1969年のクォーツショックによって国内での扱いが無くなったのです。

その後は海外に向けて展開されていたSEIKO5ですが、国内での需要に注目した取扱業者が逆輸入することで日本国内でも手軽に購入できるようになりました。

SEIKO5は5つの機能が搭載されているという意味で名付けられました。

SEIKO5に搭載されている機能は以下の5種類です。

これだけでも、最初に身に着ける機械式腕時計と考えれば十分すぎる内容です。

にもかかわらずSEIKO5では1万円台で購入できる非常にリーズナブルなモデルばかりが用意されているのです。

機械式腕時計を身に着けたいけれど予算はあまり無いという方は、ぜひSEIKO5から好みのモデルを探してみましょう。

SEIKO5 SNK805K2は国内でも一部の取扱業者でしか購入できません。

カーキグリーンのナイロンベルトと同色の文字盤がミリタリーな雰囲気をかもし出しているおしゃれなモデルです。

ケース径が37mmとやや小ぶりなので、男性はもちろん、女性が身に着けても違和感を感じないでしょう。

セイコーの機械式腕時計は高い技術で作られた歴史ある存在です。

身に付ければ、機能性・品質の高さはもちろん、国産の機械式腕時計で世界に挑戦したセイコーの努力や職人のこだわりを感じられるでしょう。

機械式腕時計が欲しいと考えている人は、セイコーの機械式腕時計を候補にいれておけば間違いありません。