セイコークォーツの歴史を解説!人気おすすめランキング6選も紹介!
1950年代後半から腕時計の高精度化が始まり、1967年にわが国日本のセイコーが世界で始めて高精度クォーツ腕時計を発表しました。それからクォーツ式ムーブメントは世界を席捲する事になります。この腕時計の歴史を変えてしまったセイコークォーツの歴史を見てみましょう。
目次
セイコークォーツの歴史とおすすめモデルを紹介
1967年に世界初のクォーツ式腕時計を発表してから、クォーツ腕時計の歴史はセイコーの歴史とも言えるでしょう。
セイコークォーツがどのように進化を続けてきたのか、またおすすめのクォーツ腕時計を紹介していきます。
セイコークォーツの歴史
世界初のクォーツ式腕時計開発で知られるセイコーは、常に世界のクォーツムーブメントのパイオニアとして常に進化を遂げてきました。
そのセイコークォーツの歴史とクォーツ腕時計の歴史を見てみることにしましょう。
時計の高精度化に向けて進む腕時計の電子化
機械式腕時計の精度が向上するにつれて精度競争が過熱する中、精度向上への取り組みは機械式時計に留まりませんでした。
腕時計の電子化へ向けての開発競争が始まり、世界の腕時計メーカーがこぞって電子時計の開発に取り組み始めます。
1950年代後半~
1950年代後半になってスイスで行われていた時計の精度を競う「天文台コンクール」の舞台で、各メーカーが時計の高精度化にしのぎを削り始めました。
まず手始めに強力なゼンマイや滑らかに駆動する部品の開発に着手し始め、どんどん部品の精度は上がっていきます。
60年代~
1960年代に入り精度競争は激化の一途をたどり、高振動性を持った8振動時計が市販品として広まりました。
そしてジラール・ペルゴーが量産10振動腕時計を発表し、続いてセイコーも10振動腕時計を発表、さらにブローバが音叉時計を発表し、時代はクォーツ化へ進みます。
クオーツ時計の開発へ
クォーツ時計は1927年にアメリカのマリソンが発明し、日本でも1937年に古賀逸策が国産第一号のクォーツ時計を開発しています。
セイコーでもクォーツ時計の開発への努力は進み、1958年に放送局用水晶時計を開発、納入していますが、大型ロッカー並みの大きさがありました。
クオーツ時計とは
クォーツ時計とは電圧を加えると正確に振動する水晶の性質を利用し、精度の高い動作を可能にした時計です。
従来の振り子やテンプの代わりに水晶振動子の非常に正確な振動数を時間の基準にする事で、格段に時計の精度を高めることに成功しました。
クオーツ時計の小型化・実用化への取り組み
こうして時計のクォーツ化へ向けての取り組みは飛躍的に加速しましたが、時計自体の固体があまりにも大きかったため、実用へは至っていませんでした。
そこでセイコーはクォーツ時計の小型化・実用化へ取り組みを始め、テンプ駆動式や音叉時計、クォーツ式など各方式の研究を行った結果、最も精度が高かったクォーツ式の開発を本命技術に定めます。
オリンピック用の卓上型クオーツ時計の開発
1960年にセイコーは1964年開催の東京オリンピックで公式計時を担当する意志を固め、オリンピック用の卓上型クォーツ時計の開発に集中します。
卓上型クロスメーターが誕生し、東京オリンピックの親時計として活躍しました。
さらに1966年に懐中型、1967年に腕時計のプロトタイプが完成し、すぐに1960年台での商品化方針が決定されます。
ついに誕生!世界初のクオーツ腕時計
腕時計のプロトタイプを完成させてから2年後の1969年に、ついに世界で初のクォーツ式腕時計アストロンが誕生します。
セイコークオーツアストロン35SQの発売
1969年12月にセイコーが世界中が驚く発表を行い、長年にわたる腕時計の歴史に革命が起こりました。
後に「クォーツショック」と呼ばれるようになった世界初のクォーツ式腕時計、セイコークオーツアストロン35SQの発表です。
アストロン35SQの精度は日差±0.2秒、月差±5秒という驚異的な精度でした。
数々の賞を受賞、クォーツの歴史に名を刻む
セイコークオーツアストロン35SQは発表されたとたんに注目の的になり、世界中の腕時計メーカーがクォーツ式ムーブメントへ舵を切るきっかけを作りました。
さらにセイコークオーツアストロン35SQはIEEE技術革新賞、マイルストーン賞、さらには2014年日本機械学会より機械遺産に認定されるなど数々の賞を受賞し、アストロンはクォーツの歴史に名を刻むことになります。
セイコークォーツおすすめモデル【6~4位】
このようにクォーツ式腕時計の先駆者として常にトップを走り続けるセイコーですが、現在のクォーツモデルには魅力的な腕時計が数多く存在します。
セイコークォーツのおすすめモデルを6~4位まで見てみます。
ドルチェ&エクセリーヌ SACM171
セイコークォーツの上位モデル、メンズはドルチェ、レディースはエクセリーヌという名称で発売した気品あふれるモデルです。
このメンズモデルSACM171はケースコーティングにダイヤシールドを塗布、高級感あふれる上質さが際立っています。
ケース素材のステンレスをダイヤシールドでコーティングする事によって、ケースを傷から守り、輝きを損ないません。
さらにムーブメントには高精度Cal.8J41を採用し、年差±10秒の高精度を実現、さらに電池寿命も3年の長寿命になっています。
価格(楽天) | 38,500円(税込) |
型番 | SACM171 |
ケースサイズ | 38.9×33.5mm |
ベルト素材 | ワニ |
ムーブメント | クォーツ式Cal.8J41 |
重さ | 26g |
防水 | 日常生活用防水 |
最高の、普通。しかも軽い
評価:最高の、普通。かつてのGSのキャッチそのままですが、顔は正にそんな感じです。多角カットで構成されたケースが必ずしも小さく見えない。普通に良いです。この年差級クォーツは人体から離し、外しっぱなしでも温度検知して水晶発振に働きかけて歩度調整するのだそうです。
https://review.kakaku.com/review/K0000644545/ReviewCD=1234024/
プロスペックス マリーンマスタープロフェッショナル SBBN031
セイコークォーツが得意としている分野がダイバーズウォッチの分野で、優れたダイバーズウォッチを多数送り出し人気があります。
中でも好評なのがプロスペックス マリーンマスタープロフェッショナル SBBN031で、その性能の高さがダイバーから絶大な信頼を集めています。
大きな特徴として、専門的ダイバーズウォッチとしての性能の高さがあり、飽和潜水用防水300mを可能にした防水機能が深海での作業をサポートします。
さらに電池寿命も5年の長寿命を確保、高精度ムーブメントCal.7C46の働きが貢献しています。
価格(楽天) | 207,820円(税込) |
型番 | SBBN031 |
ケースサイズ | 47mm |
ベルト素材 | ステンレス |
ムーブメント | Cal.7C46 |
重さ | 189g |
防水 | 300m飽和潜水用防水 |
購入して
評価:SBBN031とSBDC031を比較検討しクォーツの利便性と正確性、ほかに同じようなデザインがない、どうせ買うならあとから後悔しないようにと思いSBBN031を購入。SEIKO以外の他メーカーに同じようなデザインがない点が購入後も満足感があり、良かったと思うところです。長く日常使いとして使って生きたい時計です。
https://review.kakaku.com/review/K0000792314/ReviewCD=1013090/#tab
グランドセイコー SBGX209
シックでグランドセイコーらしいデザインが引き立つ皮ベルトモデルが、グランドセイコー SBGX209です。
大きな特徴は特殊な技術で磨き上げられたステンレスケースが、オフホワイトのダイヤルとシルバーのインデックスと調和してスマートな印象のウォッチに仕上がっています。
さらに新開発ムーブメントCal.9F61が高精度年差±10秒の高精度で時を刻みます。
価格(楽天) | ー |
型番 | SBGX209 |
ケースサイズ | 43×38mm |
ケース素材 | ステンレス |
ムーブメント | Cal.9F61 |
重さ | 63g |
防水 | 3気圧防水 |
すばやい対応に感謝
評価:思った通りにシンプルでとても良いもので、さらに気に入りました。
https://www.amazon.co.jp/-/en/gp/customer-reviews/R10IXZHUJCSLL4/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B071FMP73L
セイコークォーツおすすめモデル【3~1位】
では、セイコークォーツの人気モデル、3~1位を見てみることにしましょう。
グランドセイコー SBGV225
グランドセイコーが考える腕時計の本質や魅力を全て機能、デザインに落とし込んだ、究極のクオーツキャリバーを搭載したモデルがグランドセイコー SBGV225です。
ケースサイズは40mmと少し大型ながら、グランドセイコーの求める本格腕時計の姿を体現しているケースデザインが大きな魅力です。
さらにブランドカラーの紺色のダイヤルと大型になった針と、シルバーのインデックスのバランスがより視認性を向上させています。
そして高精度新開発キャリバーCal.9F82が日付調整を瞬時に行います。
価格(楽天) | 205,000円(税込) |
型番 | SBGV225 |
ケースサイズ | 40mm |
ケース素材 | ステンレス |
ムーブメント | Cal.9F82 |
重さ | 144g |
防水 | 10気圧防水 |
SEIKOはいいね
評価:シンプルイズザベスト。若かりしころはクロノグラフが凄く欲しかったときもありましたが、いい親父になるとこれくらいシンプルなのが格好いいです。
https://review.kakaku.com/review/K0000967071/ReviewCD=1255214/
特に野外でこのグランドセイコーを見ると最高です。これだけは写真では伝わりませんね。ぜひ実物を。
グランドセイコー ヘリテージ コレクション SBGN013
グランドセイコー ヘリテージ コレクション SBGN013は究極のクォーツを目指して発表された新開発ムーブメント9FにGMT機能が追加された、キャリバー9F86を搭載し大きめの40mmケースと相まって高級感にあふれる腕時計に仕上がっています。
大きな特徴としてGMT機能を加えた4針が独立して回転する「4軸独立ガイド機能」を新開発し、これによって時差をあわせる際に時計を止めずに時針のみを修正が可能になるので、高い精度を失うことなくGMT機能が利用できます。
裏蓋にはセイコーのチャレンジシップを示す獅子の紋章が刻印されており、品位の高いモデルに仕上げてあります。
価格(楽天) | 341,000円(税込) |
型番 | SBGN013 |
ケースサイズ | 40mm |
ケース素材 | ステンレス |
ムーブメント | Cal.9F86 |
重さ | 150g |
防水 | 10気圧防水 |
超まじめな高級実用時計
評価:GS=年配向けのフォーマルな時計のイメージが強くて今まで手を出さず、時計好きだけど恥ずかしながら初GSです。
https://review.kakaku.com/review/K0001228884/ReviewCD=1394555/#tab
正直な感想として、クォーツなのにそれなりの値段はするけどトータルバランが優れてる時計だと思いますね。
グランドセイコー SBGX261
グランドセイコーとしては珍しい、ケースサイズが一回り小型になっているモデルで、スーツにピッタリ収まるスマートさが特徴のグランドセイコー SBGX261です。
大きな特徴はグランドセイコーとしては新しい試みのケースサイズが小型になっており、37mmというケースサイズがユニセックスタイプとしても使用できます。
さらに新開発ムーブメント9F62がムーブメントのサイズを精度を落とさずに小型化する事に成功、日付変更も瞬時に行います。
価格(楽天) | 253,000円(税込) |
型番 | SBGX261 |
ケースサイズ | 37mm |
ケース素材 | ステンレス |
ムーブメント | Cal.9F62 |
重さ | 134g |
防水 | 10気圧防水 |
シンプルだけど最高!
評価:以前から欲しかったモデルで店頭で購入。一回り大きい40mmのSBGV223と迷いましたが、37mmのこちらにしました。デザインはシンプルですが、この存在感はやはり圧巻です。さりげなさの中にも一際目立つので、仕事中は何度も見入ってしまいます。やっぱりグランドセイコーは最高ですね!大切にします!
https://review.kakaku.com/review/K0000967077/ReviewCD=1202750/
セイコークォーツおすすめモデル一覧表
モデル名 | SBGX261 | SBGN013 | SBGV225 | SBGX209 | SBBN031 | SACM171 |
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画像 | ||||||
特徴 | ・スーツに丁度良いケース径 ・スマートなブラック文字盤 ・Cal.9F62 ・10気圧防水 | ・GMT機能搭載 ・裏蓋には獅子の紋章刻印 ・Cal.9F86 ・10気圧防水 | ・美しいブランドカラー ・クールなケースデザイン ・Cal.9F82 ・10気圧防水 | ・シーンを問わず活用できる ・シックでスマートなデザイン ・Cal.9F61 ・3気圧防水 | ・高性能ダイバーズウォッチ ・飽和潜水用防水300m ・Cal.7C46 ・電池寿命約5年 | ・気品ある上質モデル ・軽くて疲れない ・Cal.8J41 ・日常生活用防水 |
商品リンク | 楽天(¥253,000) | 楽天(¥341,000) | 楽天(¥205,000) | 楽天 | 楽天(¥207,820) | 楽天(¥38,500) |
セイコーの修理技能士が丁寧に仕上げるクオーツ式時計の電池交換
セイコーは、グランドセイコーに限らずどんなモデルに対してもアフターサービスの質が高く、電池交換一つをとってもセイコー専属の修理技能士が丁寧に仕上げを行います。
単なる電池交換で終わらせないセイコーの高い技術力を見てみましょう。
多岐に渡るチェック項目
電池交換についても時計の全身をくまなくチェック、時計本体のチェックに始まり、超音波でケースやバンドの洗浄、ネジの緩みの調整、パッキン交換、防水の検査まで電池交換の場合でも多岐にわたって行っています。
申し込みからお届けまでの流れを紹介
電池交換の申し込みの場合には、グランドセイコーサービススタジオ内で修理するユーザーの時計一つ一つに対して固有カルテを作成、依頼内容、品番、製造番号、修理履歴を確認記入しています。
インターネット上の受付フォームから申し込みして、発送キットを受け取り、着払いで送り、受け取り後電池交換作業スタート、完了するとお届けになります。
セイコークォーツの人気は歴史の積み重ねによって生まれた
セイコーはクォーツ腕時計の第一人者であるばかりでなく、そのクォーツ腕時計たちは常に進化を遂げ身に着ける人たちが満足できる腕時計を送り出しています。
クォーツ腕時計を世界に先駆けて発明したその歴史の積み重ねは、現在もセイコーのクォーツ腕時計にしっかりと受け継がれ、現在も進化を継続中です。
2020年12月15日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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