セイコークロノスをレビュー!評価・評判や歴史まで徹底解説!
1950年代に発売されたセイコークロノス(SEIKO CRONOS)は、上品でシンプルなデザインなので現代でも多くの人を魅了しています。この記事では、セイコークロノス(SEIKO CRONOS)をレビューし特徴や歴史を紹介します。
目次
セイコークロノス J14034 アンティークをレビュー
1960年代に発売されたセイコークロノスは、高精度のムーブメントを採用しているオシャレなアンティーク時計で、当時から多くの人を魅了してきました。
大卒初任給が約1万円程の時代で定価2万円前後で販売されていたので、セイコークロノスは現在の価値に換算すれば40万円以上の定価となります。
クォーツ式時計が主流となっている現代では、セイコークロノスの手巻き式が珍しいかと思いますが、クォーツと異なり毎日リューズを巻く必要があるので徐々に愛着が湧いてくるようになり、クォーツ時計にはない魅力を堪能することができるでしょう。
これから、セイコークロノスのアンティーク時計をレビューして解説していきます。
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)のレビュー
これから、セイコークロノス(SEIKO CRONOS)をレビューして特徴などを紹介していきます。
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の特徴
これから、セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の特徴を紹介していきます。
より薄型のケース
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の文字盤の12時側には、筆記体で「Seiko Cronos」の印字があり、6時側には「Diashock 17Jewels」と刻印されています。
文字盤はサテン仕上げでほど良いツヤ感があり、金色のインデックスと針がヴィンテージ感があります。
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)は、ケース径が33.3mmで厚みが9.3mmと薄い作りになっているので、細身の体格の方にも合うアンティーク時計です。
チラネジなしのスムーステンプ
ムーブメントのテンワ(テン輪)に付いているネジのことをチラネジと言いますが、セイコークロノスにはチラネジがついていないスムーステンプをムーブメントに採用しています。
以前の時計にはテンワ(テン輪)は重量調整として使用されており、ネジを出し入れすることでテン輪の慣性モーメント(回転しやすさ)を増減させてテンプの精度を調整してましたが、現代ではほとんどのチラネジは飾りの役割となっています。
性能を保ちつつ軽量化
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)は、18,000回/時(5振動)で高精度のムーブメントを採用していますが、ケースの厚みが9.3mmと非常に薄く作られており優れた精度を保ちながら軽量化された万能なアンティーク時計です。
セイコークロノス J14034 アンティークの基本情報
ケース径 | 35.0 mm |
---|---|
ケース厚 | 9.0 mm |
防水 | 非防水 |
重さ | – |
ムーブメント | 手巻き |
定価/参考価格 | 15,035円前後 |
上品な印象の文字盤が特徴的なセイコークロノスは、定価は不明ですが平均価格は15,035円前後となっています(2020年2月27日調査)。
セイコークロノスは防水性機能は搭載されていませんが、精度が良いので長い期間使用できるアンティーク時計です。
ちなみに、セイコー 「クラウンスペシャル」に対抗して発売された「クロノススペシャル」は楽天などで4万円前後で販売されています。
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の評価・評判
これから、セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の評価・評判を紹介していきます。
記念品として購入
転職の記念に購入
評価:アンティーク時計が大好きで、セイコークロノスを見たときに一目惚れして転職の記念に自分へのご褒美で購入。高級感が溢れているのに10万円以下で販売されているのでコスパも非常に良い。
手巻き式ムーブメントを採用しているセイコークロノスは、当時の定価は不明ですが現代では数万円で購入できてコスパが良く、上品で特別感のあるアンティーク時計なので転職などの記念日にプレゼントするのに最適だと評判です。
ヴィンテージ感が良い
昭和の雰囲気たっぷり
評価:セイコークロノスは昭和に誕生しただけあり、昭和の雰囲気があるヴィンテージ感満載なアンティーク時計。身につけているだけで歴史の重みを感じる。防水性は搭載されていないけど、精度の高いムーブメントなので長く使用できると思う。
セイコークロノスは1960年代に製造されているので昭和の雰囲気があり、ヴィンテージ感がカッコいいと評判です。
現在では製造されていないモデルなので中古品のみの販売となり、当時に比べたら精度は劣るかもしれませんがデザインに味があり歴史を感じるので、ワンランク上のオシャレを楽しむことができるでしょう。
手巻き式で愛着がわく
毎日巻くのが楽しい
評価:セイコークロノスは手巻き式ムーブメントで、毎日リューズを回して巻く必要がある。これを面倒だと思う人は購入しない方が良いかも。手巻きの良さは、毎日巻いていることで愛着がわくところ。日にちに子供を育てているような感じで愛情が出てくる。
現代ではクォーツ式腕時計が主流となっているので、手巻き式腕時計の流通が少なくなってきました。
セイコークロノスは、手巻き式ムーブメントを採用しており、毎日リューズを巻く必要がありその分愛着が湧いてくるという評判もあります。
セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の歴史
これから、セイコークロノス(SEIKO CRONOS)の歴史について説明します。
1956年にマーベル誕生
1956年にセイコーは、国産時計の歴史を塗り替えたといえる日本時計史の中で重要な地位にある「マーベル」を発売さたことでセイコーの時計が世界中で注目され始めました。
セイコーは高精度を追求し革新的な構造を採用して、当時のデザイン傾向にあった視認性を重視して外径を大型化させることに成功しました。
1958年にマーベルに対抗しクロノス誕生
セイコーは1958年に世界で認められた国産時計「マーベル」に対抗して「クロノス」を発売させたことで、さらにワンランク上の地位を確立しました。
その後、クロノススペシャルを発売するなど着実に世界に十分通用する高精度の腕時計を製造していきました。
クラウンとクロノスの技術戦
セイコーは「クロノス」を発売してからから一年を待たずして新モデル「クラウン」を発売しました。
セイコー「クラウン」は発売当初から19石だったので、すでに「クロノス」を上回るスペックが搭載されていましたが、クロノスも21石を発売してクラウンに対抗しました。
さらに、クラウンの21石が発売されたことにより、クロノスの23石が発売されるなど最後まで決着がつかずにクロノスとクラウンの対抗戦は終わりを迎えました。
セイコークロノスはクラウンやマーベルと技術対抗した歴史ある時計
セイコークロノスは、クラウンスペシャルに対抗してクロノススペシャルを発売したりと常にクラウンやマーベルの技術に対抗しながら長い年月をかけて高精度を追求してきました。
国産時計の技術を大きく変えたセイコークロノスは、ヴィンテージ感があり現代でもカッコ良く身につけることができるアンティーク時計です。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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