セイコーの自動巻きとは？人気おすすめモデル22選と選び方も解説！

東京に本社を置く日本の時計メーカーセイコーの歴史は古く、1881年(明治14年)に服部金太郎が、中古時計を買い取り修繕し売り出したことが始まりです。

後に精工舎を設立し今のセイコーとなり、世界的ブランドSEIKOとなりました。

セイコーは、腕時計のケースやパーツなど、全てを自社で製造するマニファクチュールメーカーです。

腕時計は大きく分けると機械式とクオーツと電波式の3種類です。

さらに機械式は手巻きと自動巻きに分けられるため、正確には合計で腕時計の種類は4種類になります。

見た目では同じ腕時計ですが、4種類ともそれぞれ特徴が違い、どれも個性的です。

次項目より手巻き、自動巻き、機械式、クオーツの順でご説明いたします。

機械式は手巻き、自動巻きと両方ともゼンマイで動いています。

手巻き、自動巻きの大きな違いは、文字通り巻き上げを手で行うか自動で行うかの違いです。

巻き上げる方法は違いますが、ゼンマイで動くため電池は使用していません。

それぞれ特徴と良さがあるので解説いたします。

手巻き式は竜頭（リューズ）を使いゼンマイを巻き上げる仕組みです。

文字通り手で竜頭（リューズ）を巻き上げるため、一定の期間ごとに巻き上げないと時計が止まってしまいます。

ですがこの巻き上げるという作業が、自動巻きにはない、「味」であるため腕時計愛好家の中では根強い人気です。

自動巻きは着用しているだけで、ゼンマイを自動的に巻き上げてくれる腕時計です。

現在リリースされている腕時計は、この自動巻きが主流になっています。

自動と言われて電池を使用しているのではと思う方もいるかもしれませんが、自動巻きは電池を使用していません。

自動巻きのメカニズムについては、別途詳しくご説明します。

簡単に説明しますと、クオーツは電池で動く腕時計のことです。

電池といっても、ボタン電池を使用していたり、ソーラー電池を使用していたりと、腕時計によってさまざまな電池を使用しています。

クオーツ時計は以前よりありましたが、クオーツの腕時計は、1969年にセイコーから世界初のクオーツ腕時計がリリースされました。

電波式は、標準電波と呼ばれる電波を、腕時計に内蔵されたアンテナが受信します。

受信した電波によって、時刻を正確に合わせてくれます。

電波式は、クオーツと同じ動力源で、電池にて動く時計です。

標準電波を受信している時は、4種類のなかで最も時刻が正確ですが、電波が受信できない場合は、クオーツと同じ精度になります。

自動巻きについて、もう少し詳しくお伝えします。

腕時計は、動力であるゼンマイを巻かなくては、動かない仕掛けになっています。

手巻き式では、巻き忘れによって時計が動かなくなる場合があるため、自動巻きが開発されました。

自動巻きがどのようにゼンマイを巻き上げているか、ご説明します。

腕時計を振るとゼンマイが巻かれる仕組みになっており、あえて振らなくても着用していれば、ゼンマイは巻かる仕組みになっています。

自動巻きは1780年にスイスで開発され、その後1959年、日本のセイコーが自動巻きをさらに進化させ、マジックレバー式の自動巻き腕時計を開発しました。

マジックレバー式の自動巻きにより、さらに効率的な巻き上げが可能になりました。

自動巻きのメリットは、日常的に着用していれば、腕時計が止まらないことです。

かつてはデスクワークなど、あまり動かない方が着用した場合は、自動巻きでも腕時計が止まってしまいました。

しかし最近では技術が発達しており、あまり活動的でない方が着用していても、腕時計が止まることはありません。

自動巻きの悪い点は大きく分けて二つ、「時計に厚みが出てくる」、「メンテナンスの費用が高くなる」です。

構造上パーツが多くなるため、必然的に時計自体に厚みがでてきます。

またシンプルな構造の手巻き式に比べ、自動巻きは摩耗しやすい構造で、パーツが多いため、故障した場合、パーツ交換にどうしても費用が掛かってしまいます。

自動巻き腕時計の選び方をピックアップいたしました。

選ぶポイントはベルト、デザイン、機能の3点にしぼり、この3点をさらに詳細に説明いたします。

自動巻き以外の腕時計でも、選ぶ際にご参考になるようにまとめましたので、最後までご覧ください。

ベルトにはステンレス、革、シリコン、ナイロンの代表的な4種類があり、それぞれ着用時のフィット感や用途など、さまざまな違いがあります。

ベルトの素材が違うからと言って、腕時計の機能や手巻き、自動巻きなどの違いはありません。

基本的にはカラーリングやフィット感など、好みでお選びください。

ステンレスは水に強くサビにくい金属で、ビジネスシーンやフォーマル など、どの様なファッションでも合わせやすい素材です。

ただやや重量感があるので、着用時に腕時計が重たく感じる場合があります。

金属であるため、金属アレルギーのリスクを考えなくてはならない素材です。

落ち着いた雰囲気は、主にビジネスシーンでの活躍が期待できるベルトになります。

革素材のベルトは、手軽に交換できることが利点です。

カラーバリエーションが多いため、その日のファッションに合わせてベルトを交換することが可能になりますが、デメリットとして、水に弱く色落ちし、耐久性が弱いことが特徴です。

耐久性の弱さからメーカーによっては、革素材は消耗品と考えることもあります。

シリコンまたはラバーと呼ばれることもあり、合成ゴムで出来たベルトになります。

重さがなく軽い素材なため、スポーツ時に着用することをおすすめするベルトです。

またカラーバリエーションも豊富なのも特徴になります。

デメリットとしては、通気性が悪いことと、小さな亀裂でもベルトすべてが破損してしまうことです。

カジュアルファッションに合わせやすく、軽く汚れも目立ちにくいナイロン素材のベルトは、普段使いに向いたベルトになります。

リーズナブルな価格であるため、様々な腕時計のベルトになっています。

デメリットとして、どうしてもカジュアルすぎる外観になるため、ビジネスシーンなどでは利用は難しいです。

続いてデザインで腕時計を選ぶ場合の方法をご説明します。

本記事では、盤面の形や大きさ、文字盤の色や大きさ、文字盤の形に焦点をあて、ご説明します。

腕時計は腕に収まる小さなサイズですが、デザインのバリエーションは豊富です。

好みにあった腕時計を見つけるヒントにしてください。

盤面の形は丸型、長方形、正方形、樽型、楕円形など形を上げたらキリがないほどバリエーションが豊富です。

形によっての機能の良し悪しはないので、第一印象で選んでもよいかもしれません。

一般的に大きさはメンズの腕時計は大きく、レディースの腕時計は盤面が小さくなっています。

文字盤にも様々な色があり、メーカーによっては同じ機能を持っている腕時計でも、色によって別のモデル名を付けることがあります。

色のバリエーションは、購入前に一度メーカーのホームページを確認するか、販売店などに訪ねてみることをおすすめします。

文字盤だけのパーツの変更は、基本的に行えないのでご注意ください。

腕時計は、時間を確認する以外に、防水、防塵、カレンダー、クロノグラフなどの機能があります。

普段使いやスポーツなど、腕時計を使う用途によって、自分に合った機能を持つ腕時計を選ぶのが良いでしょう。

腕時計の機能とは、どの様な機能か、ポイントを押さえてください。

防水は水、防塵はチリを防ぐ機能で、主にアウトドアなどアクティブに活動する方は、この機能をメインに考えてもよいかもしれません。

モデルによっては、防水100m以上のハイスペックを持った腕時計があります。

最近の腕時計は、日常生活程度の防水機能を持った腕時計がいくつもリリースされています。

時間だけでなく日付を確認したい方は、カレンダー機能が付いた腕時計をおすすめします。

カレンダーは日付だけでなく、曜日も表示されている腕時計もあり、さらにスペックの高い腕時計になると、大の月や小の月、閏年まですべて自動で調整してくれます。

基本的には、カレンダー調整は手動です。

クロノグラフとはストップウォッチ機能のことです。

デジタル式の腕時計にはついていることが多いですが、自動巻きの腕時計にもクロノグラフは機能としてついています。

モデルによって異なりますが、30分計、12時間計、秒針の三つがあり、三つともついている腕時計もあるので、好みに合わせてください。

それでは、セイコーよりリリースされている自動巻きの腕時計をご紹介します。

男性向けの自動巻き腕時計を11選、女性向けの自動巻き腕時計を11選、合計で22選ピックアップいたしました。

ブランド、品番、価格、機能、材質を表にして比較しやすいようにまとめてありますので、ご購入の参考にしてください。

まずは男性向けの自動巻き腕時計からです。

グランセイコーより1点、プレサージュより5点、プロスペックス2点、SEIKO5より1点、5スポーツより2点の合計の11点です。

リーズナブルな腕時計から数量限定品までご用意いたしました。

11点すべてを表にいたしましたので、ご覧ください。

セイコーSBGR253はメカニカル自動巻き3Daysを搭載したハイスペック腕時計、3Daysと名乗るだけあり、巻上時間は約72時間と三日間持つことが可能になります。

ステンレス素材と黒い文字盤は、高級感を備えるグランセイコーらしい腕時計で、デザインや機能だけでなく外装も強固に作られているため、一生モノとして利用可能な腕時計です。

ビジネス、カジュアルと幅広く活用が期待できるセイコーSARY057は、着用した時のフィット感を重視したベルト構造になっている自動巻きの腕時計です。

リーズナブルな価格帯かつ、シンプルスタイルのデザインは、手軽に購入できる腕時計ではないでしょうか。

日常防水付きなので、水に心配せずに着用できます。

数量限定600本にて、リリースされたセイコーSARK017は、スタジオジブリ作品「紅の豚」からインスピレーションを受けて限定生産された自動巻きの腕時計です。

ダイヤルは紅の豚に登場する飛行艇のコックピットからイメージして作られており、視認性を高くするためアラビア数字で配列されています。

裏ブタにはシリアルナンバーが刻まれた一点ものになります。

自動巻き腕時計と銀座のBAR「STAR　BAR」のオリジナルカクテルがコラボレーションしてできた腕時計、セイコーのSRRY039は、大人の雰囲気を持つ腕時計です。

オリジナルカクテルは「銀座ミツバチプロジェクト」から誕生しているため、セイコーのSRRY039もミツバチからインスピレーションされ、盤面をよく見ると模様がハチの巣をイメージさせるデザインになっています。

セイコーSARX063は、シンプルな自動巻き腕時計にみえますが、文字盤は高温で焼成製造した「ほうろう」で出来ている腕時計です。

深い緑色をした文字盤は、ほうろうであるため、個々によってより深い緑色だったり、若干模様に差がある文字盤になります。

自動巻きというメカニカルな技術と職人が合わさった芸術ともいえる腕時計です。

セイコーのSKX013K2は、日本のメーカーであるセイコーからリリースされていますが、日本未発売の自動巻き腕時計です。

ダイバーズウォッチであるため、防水20気圧とハイスペックをもち、時間に精密性を求めるダイビングのために、回転ベゼルを備えています。

また夜間でも時間を確認できるように夜光インデックス付きです。

セイコーSRPC41K1は、海外で発売されたダイバーズウォッチ、防水20気圧と回転ベゼルはまさにダイバーのため作られた自動巻き腕時計と言えます。

ダイバーズウォッチではありますが、カラフルな色合いとシリコン製のベルトは、普段使いに向いたデザインです。

カジュアルファッションに合わせやすい腕時計です。

長年時計愛好家に支持されてきた自動巻き腕時計「アルピニス」が再登場、セイコーSBDC091はトレッキングや登山などアウトドアを目的としたモデルになります。

アウトドア向けに作られていますが、街で着用していても違和感のないデザインで、カジュアルファッションに合わせやすい腕時計です。

アウトドア向けであるため、防水20気圧と高いスペックを持ちます。

日本国内で製造されなくなったセイコーSNK803K2は、日本メーカーの品質と精度の良さから信頼が厚く、海外ではいまだに製造されているモデルになります。

男心をくすぐるミリタリーカラーは、どこか不思議な魅力を感じる色合いです。

ベルトは付け替えが可能なので、ステンレス製に付け替えを行えば、カジュアルな腕時計をビジネスに合う腕時計へと変更可能です。

数量限定9000本でリリースされた自動巻き腕時計、セイコーSBSA073は、イギリスの伝説的ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイとコラボレーションし誕生した腕時計です。

ブライアン・メイが自作したギター「レッド・スペシャル」のボディをイメージし、文字盤にギターの曲線と木目をデザインしています。

マンガ「ジョジョの奇妙な冒険　黄金の風」とコラボレーションした自動巻き腕時計SBSA038は、数量限定の1000本にてリリースされました。

ファッショナブルなキャラクターが登場する作品をモチーフに製作されたデザインは、各所にマンガファンの心をくすぐるデザインになっています。

リーズナブルではありますが、防水10気圧とスペックも申し分ありません。

続いて女性向けの自動巻き腕時計のご紹介です。

グランセイコーより1点、プレサージュより3点、ルキアより6点、SEIKO5より1点の合計の11点になります。

女性向けもリーズナブルな時計や数量限定品など、さまざまな時計をお伝えします。

11点すべてを表にいたしましたので、ご覧ください。

鮮やかな色合いのベルトと、シャンパンゴールドで洗練された文字盤をもつ、自動巻き腕時計セイコーSTGR209は、レディスモデルとしてはやや大きめのケースサイズを採用しています。

最大巻上時間は72時間と、一度巻き上げれば3日間は巻上を行わなくても起動するハイスペック腕時計でもあります。

日本を代表するバーテンダー岸久をアドバイザーに迎えて開発した、自動巻き腕時計セイコーSRRY041は、カクテル「スカイダイビング」をイメージした腕時計です。

お酒であるカクテルをイメージしているため、派手な装飾はなく落ち着いたデザインを持つ腕時計です。

晴天の深い空を表した盤面は、光によって表情を変えます。

セイコーSRRY028は、カクテル「ベリーニ」をイメージしたデザインになっており、あざやかなピンクゴールドは、着用した腕を彩ってくれる自動巻き腕時計です。

「ベリーニ」のカクテル言葉は「歓喜」、セイコーSRRY028の鮮やかなデザインを着用した女性は、歓喜すること間違いありません。

銀座でとれるはちみつを使ったカクテルをモチーフに製作され、盤面にハニカム模様をあしらい、オリジナリティーが溢れる自動巻き腕時計、セイコーSRRY039。

3000本の限定生産です。

付け替えが簡単なベルトは、シーンやファッションに合わせて変更すれば、どんなシーンでも活躍できる腕時計になります。

セイコーSSVM054は、インデックスにクリスタル入りのダイヤルと、エレガントさを感じるローマ数字を使用しています。

落ち着いた色合いの文字盤は、ビジネスでもプライベートでも合わせやすいデザインです。

自動巻きであるため、着用していれば自然と巻き上げられ、針が動き出します。

スイーツをイメージしたダイヤルを使用して、女性のかわいらしさを演出している自動巻き腕時計、セイコーSSVM056。

文字盤はかわいらしさを演出していますが、ベルトはクロコダイルとカッコよさも表現しているデザインになります。

かわいらしさとカッコよさの両面を持つ腕時計です。

全体をピンクゴールで彩ったセイコーのSSVM046は、シンプルなデザインで、程よいカジュアル感を持つ自動巻き腕時計です。

女性向けの腕時計の中では、大きめのサイズになり、インデックスもケースサイズに合わせて大きく表示されています。

サイズが大きいため、視認性のも特徴の一つです。

盤面のハート型のオープンハートと4時位置にある竜頭（リューズ）が特徴的なセイコーSSVM023は、かわいらしさを前面に表したデザインです。

オープンハートから除くムーブメントは、機械式であることを感じさせる特徴になります。

セイコーSSVM012は丸いオープンハートと繊細な指針が特徴的で、落ち着いた大人な雰囲気を持つ自動巻き腕時計です。

文字盤のインデックスは、12時と6時のみをアラビア数字にする遊び心を感じるデザインになっています。

エレガントハートをテーマに製作されたセイコーSSVM022は、ハート形のオープンハートが特徴を持ち、可愛らしさとエレガントさを感じる自動巻き腕時計です。

クリスタル入りダイヤルの後ろに、うっすらと見えるアラビア数字が遊び心を感じさせます。

セイコーSYMK41K1は海外にてリリースされた自動巻き腕時計です。

ケースサイズが小降りになっていることが特徴で、3時位置に曜日と日付のカレンダーが設置されています。

日本のメーカーセイコーは、今や世界でも有数の腕時計のメーカーです。

さまざまなデザインを持つ自動巻き腕時計をリリースしています。

セイコーなら自分にあった腕時計が必ず見つかるので、販売店では一度セイコーの腕時計をご覧ください。