腕時計の投資で初心者が失敗しやすい8つのこと!プロのやり方やおすすめ6モデルも紹介!
将来的に価格が高騰するモデルを予測し、売却時の差額で利益を得る腕時計投資という投資方法があります。この投資にトライする初心者投資家の中には思わぬ失敗をしてしまう人も存在します。今回は、腕時計の投資でしやすい失敗や、プロのやり方、おすすめモデルなどを紹介します。
目次
腕時計の投資で初心者が失敗しやすいポイントを解説
腕時計投資とは、一定の価値がある腕時計を購入しその腕時計の価値が市場で高騰した時に売却する投資方法を指します。
長期的な投資が行え、腕時計を身に着ける楽しみも同時に味わえる腕時計投資は投資の中でも比較的ハードルが低いと感じるのか初心者投資家が参入しやすい市場でもあります。
しかし、腕時計投資はその本質を見誤ると思いがけない失敗をして利益どころか、売っても利益にならない時計をいつまでも持っているだけということにもなりかねません。
今回は腕時計投資において初心者の投資家が失敗しやすいポイントを「モデル選び」と「売買・保管」という2つの方向から解説します。
腕時計の投資で初心者が失敗しやすい4つのこと【モデル選び編】
最初に解説するのはモデル選びの面から見た初心者が失敗しやすい4つのポイントです。
投資の基本は「本当に儲かるモデルを見極めて購入すること」です。
利益に繋がらない失敗モデルを選ばないように以下の4点には特に注意しましょう。
①自社製ムーブメントだけで選ぶこと
腕時計業界では、近年マニファクチュールによる自社製ムーブメントに注目が高まっています。
そう聞くと、初心者投資家の人は「自家製ムーブメントの方が価値が高いだろう」と考えがちですが、これは一概にそうだとは言い切れないポイントです。
例えばバルジュー社のキャリバーNo.7750などは汎用ムーブメントであるにもかかわらず、オメガ“スピードマスター”やブライトリング“ナビタイマー”など多くの有名高級腕時計のムーブメントとして採用されているモデルです。
No.7750は汎用品ですが、高い精度と流通の多さによる扱いやすさが腕時計ファンの間だけでは無く、投資家達の間でも高く評価される傾向にあります。
自家製ムーブメントも汎用ムーブメントもそれぞれ価値があり、どちらが良いとは言い切れないので「腕時計は自家製ムーブメントでなければならない」という思い込みはしないようにしましょう。
②流行っているモデルを選ぶこと
投資を始める時期に流行っているモデルを選ぶ、これは間違いではありませんが「初心者にとっては失敗しやすい」パターンでもあります。
流行っているモデルで分かりやすい例であげれば2015年頃に流行った青文字盤や、2017年頃シーンに台頭してきた復刻モデルなどこれに該当します。
腕時計にも洋服やジュエリーと同様に「ブーム」というものが存在するのです。
こういった流行モデルの場合、例えその時に流行し価値が上がっていてもその流行が一過性のものとなり、長期的に見た時に利益を生まない場合があります。
もちろん流行った後も時計業界に浸透し価値を高めるモデルもありますが、それを見極めるには投資家としての高いスキルが求められるのです。
③マニアックなモデルを選ぶこと
マニアックなモデルを選ぶのも初心者が安易に行うと失敗しやすいパターンです。
マニアックなデザイン、機構の腕時計は物珍しさから一時は注目を浴びることもありますがそれがイコール投資に向いているとは言い難いのです。
もちろん、タグホイヤーのカレラのように発売当初はマニアックなモデルとされていたにもかかわらず、投資市場で高い価値を獲得するものも存在します。
しかし、こういったモデルは時計そのもののブランド性や精度などが安定しているからこそ価値がつくと考えましょう。
腕時計市場でどのブランドやメーカーが信頼されているかを把握できていない状態でマニアック過ぎる時計に手を出すと、価値が上がらず投資に失敗するリスクが高まります。
④値段が高い時計を選ぶこと
金、プラチナなどで作られた値段が高い腕時計を選ぶのも初心者投資家がやりがちな失敗です。
値段が高い腕時計は確かにそのものの価値は大きいのですが、その分投資を始める際の初期費用が高額になってしまいます。
そもそも腕時計投資の世界では素材の価値より、ブランドやモデルの人気で価値が左右される傾向にあります。
事実、現在高騰しているモデルもロレックス“デイトナ”をはじめとしたステンレス製のスタンダードなモデルばかりです。
投資とは高いものを所持することが目的では無く、安く買ったものを高く売りその差額を得ることが最終的な目的です。
もちろん、高級な素材の腕時計にこだわりがあり「所持してみたい」と考えるなら、値段が高い腕時計を購入するのも正しい腕時計投資の形です。
しかし「投資メインで腕時計を買う」かつ「初心者で資金力があまり無い」という時は無理に高いモデルに手を出すのではなく、価値の高騰が確実な定番モデルで投資のノウハウを蓄積しましょう。
腕時計の投資で初心者が失敗しやすい4つのこと【売買・保管編】
続いて、初心者の投資家がやりがちな失敗の中でも売買・保管に関するポイントをまとめました。
投資に使う時計をどう取り扱えばいいのか、売買時に何を意識すればいいのかを一度確認して、投資の失敗を最低限に抑えましょう。
①時計を使わずにしまっておくこと
投資目的で買った腕時計を新品未使用のまま取っておく人は少なくありません。
一般的なリサイクルショップでは中古品の方が買取額が低くなるので、「腕時計も使わない方が価値が高いのでは?」と考えるのは当然でしょう。
しかし、腕時計投資を始める人の多くは腕時計を身に付ける楽しみを知っています。
価値がある特別なモデルを手に入れても着用する楽しさを味わえないのは、長期スパンで考えた時に投資へのモチベーションが低下する可能性があります。
さらに腕時計というものは長期間使わないでしまい込んでおくと内部で劣化が起きて故障する恐れがあるのです。
ロレックスの一部のモデルなどは新品・中古品で売却額が増減するものもあります。
しかし、ほとんどのモデルは例え使用していても日頃のメンテナンスやオーバーホールを欠かさなければ売却時に利益を出すのも不可能ではありません。
腕時計に対する愛情を持ったまま投資を続けていきたいなら、気に入った腕時計は実際に着用してその使い心地を自身で体験しましょう。
②新品だけを投資対象にすること
投資用の腕時計といえば新品!と考える人もいますが、投資で利益を出したいならむしろ「中古品」に挑戦した方が確率はアップします。
ロレックスやオーデマ・ピゲ、オメガなどが台頭していることで分かるように高級腕時計には機械式時計が非常に多く、手入れを怠らなければ半永久的に使用でき価値も下がりにくい存在といえます。
高級腕時計であっても中古品なら安く購入できるチャンスが多いので「安く買って高く売る」を新品よりも容易に実現できるのです。
③腕時計だけに投資をすること
投資は一極に比重をかけすぎると、失敗した時のマイナス負担が大きくなるというデメリットがあります。
腕時計投資を始める時には全財産をかけて腕時計に賭けるなどという行為は慎んで、他の利回りが安定している投資対象や、リスクが引くい投資対象にかける費用を分散しましょう。
全ての投資を総合的に見たときにプラスになるように考えて運用先を選ぶことが、投資家として成功するための重要な鍵です。
「自分は腕時計投資家だ」と考えるのではなく、「自分は投資家で、その一つのカテゴリーに腕時計投資がある」と考える気持ちを忘れないようにしましょう。
④腕時計の投資で大きな利益を期待すること
腕時計投資は長く注目を集め続ける投資方法ですが、利益の回収率は購入額の5割から6割程度といわれています。
まず前提として、世の中で中古品でも資産として価値を確立できるものはほとんどありません。
洋服や鞄などは一度使うと商品としての価値が落ちてしまうでしょう。
一方で、腕時計は手入れさえしっかり行っていれば長い間使用し続けられる上に、古いモデルでもアンティークと呼ばれ市場での価値を維持しています。
そのため中古品でも価値が落ちにくく、そこが投資家達の目に留まって腕時計投資が活発になったのでしょう。
ですが忘れてはいけないことが「中古品はあくまで中古品である」という点です。
もちろん、ロレックスやパテックフィリップのような超高級腕時計の部類になると、購入時の何十倍にも価格が高騰するといったケースも見られます。
しかし、ほとんどの場合、「購入額の5割から6割」で売却できれば腕時計投資としては成功の部類に入るのです。
もしも、腕時計投資で巨万の富を稼ぎたい!と考えている初心者投資家の人がいたら、それは難しいことであると肝に銘じておきましょう。
腕時計投資はあくまでも「腕時計という趣味を楽しんだ結果、手放してもおつりがくる」そんな余暇的な投資方法なのです。
腕時計の投資 プロの3つのやり方
では、初心者がやりがちな失敗を把握したところで実際にプロが腕時計を選ぶ際に失敗しにくい3つの方法について解説します。
まずは以下のポイントを投資に取り入れて、腕時計投資の成功へ近づきましょう。
①腕時計は複数所持して売買する
腕時計投資において、1本だけ所持するという方法はあまりお勧めできません。
高級腕時計は同じようなデザインに見えても、ケースや素材、ムーブメントがそれぞれ異なり違った価値を持っています。
マイナーチェンジが行われていれば、同じ時計でも製造年によって売却額が変わることもあります。
さらに、腕時計業界では数年ごとに新しいモデルを販売するブランドが多く、発売したモデルの人気によっては今までの投資対象の価値が大きく跳ね上がったり、逆に停滞することもあるのです。
1本だけに絞って投資をしていると、そういった市場の変化による価格の変化に対応することができません。
腕時計投資を行う人の多くは「腕時計が好き」という気持ちを持っているでしょう。
投資のため!と割り切るのではなく「このモデルも欲しい」「このモデルを飾っておきたい」といった自分の気持ちを大切にして、複数の腕時計を所持する投資方法にチャレンジしましょう。
売買のタイミングは次の人気モデルが出た時
複数の腕時計を所持しているときには売買のタイミングに悩んでしまいますよね?
おすすめの売買タイミングはそのブランドで次の人気モデルが出た時です。
腕時計は生産終了直後や、新モデルが発売した直後にその価値を大きくアップさせる傾向があります。
例を挙げると、ロレックス“デイトナ”の16520というモデルは約50万で購入できる高級腕時計でした。
しかし、2016年に116500LNという新しいモデルが発売したことで旧モデルの価格が高騰し、なんと300万円以上の売値がついたこともあるのです。
複数の腕時計を所持しているときには、それぞれの売り時・買い時を逃さないように市場の状況やブランドの新モデル発売の予定をよく確認して、もっとも得をする時期を的確に射止めていきましょう。
②購入した腕時計は使って満足感を得る
多くの時計投資家は「購入した腕時計を使用すること」を推奨しています。
腕時計投資というのは経済の情勢によって価格の乱高下が起こりやすい市場でもあります。
例えばリーマンショックの時には投資家たちによる腕時計売却や買い控えが相次いで、腕時計投資市場全体で大きな価格の下落が発生しました。
こういった情勢の変化に巻き込まれてしまえば、購入した価格の半額以下に価値が落ち込んでしまう恐れもあります。
もし価格が下落した腕時計が「一度も身に着けず後生大事にしまいこんでいたモデル」だったとしたら、その時の落ち込みはとても強いものになるでしょう。
さらに、腕時計を投資対象としか見ていなかった場合は、価格の下落に焦るあまりもう少し待てば値戻りしたのに、というタイミングで腕時計を売却してしまうかもしれません。
投資利益は満足感も含めて考える
腕時計投資が他の投資と異なるのは「身に着ける満足感」を味わえることです。
投資目的で購入した腕時計でも、日ごろから身に着けてメンテナンスしていれば腕時計に対する愛着が沸いてくるでしょう。
そうすれば、例え情勢による価格変動が起こったとしても「まだしばらく愛用して、情勢の回復を待とう」と余裕をもって投資スパンを引き延ばすこともできます。
③腕時計に興味を持ち知識を増やす
腕時計投資初心者はまず時計に対する興味を高めましょう。
腕時計に対して「もっと詳しくなりたい」という気持ちが生まれれば、それは腕時計の知識を深めるチャンスになります。
具体的にはロレックスなどのメジャーな投資用腕時計を購入して実際に使ってみる方法がおすすめです。
実際に見て触れてみれば腕時計の魅力や歴史が良く分かり、一層深い所が見えてくるでしょう。
文字盤仕様やデザイン ムーブメントの知識で予測がしやすくなる
腕時計の知識を多く持つと、市場が読みやすくなり「次にどんなデザインが流行るのか」「新しいムーブメントや仕様の発売時期はいつなのか」などの予測を立てやすくなります。
すると、どのモデルがいつ高騰するのかを予想できるようになり、腕時計投資家としての腕もアップしていくのです。
腕時計の投資 初心者でも失敗しない!5つの選び方
次に、投資用腕時計を選ぶ際に失敗しないポイントを5つ紹介します。
この選び方を参考にして、初めてでも利益が出せるモデルを探し出しましょう。
①ムーブメントは実用性があるものを選ぶ
ムーブメントを選ぶ際には、ムーブメントの実用性に注目しましょう。
今世の中に出回っているムーブメントの中で特に実績があるものはセリタ社とETA社のムーブメントです。
この2社から発売されているムーブメントは多くの高級時計に搭載されているため、時計店での修理やメンテナンスも行いやすく、性能も高い安定した製品ばかりです。
扱いやすく実用性があり、かつ、今後高騰の可能性が高いブランドの腕時計を選べば、初心者でも投資利益を得やすくなるでしょう。
②人気だけでなく時計本来の価値を見極める
人気だから、と流行モデルに飛びつくのではなくその時計のブランドバリュー、時計そのものの品質など本来の価値を見極めて腕時計を選びましょう。
「人気のデザイン」というだけで購入を決めると、その流行が過ぎたときに価値が出にくく良い投資結果に繋がりません。
③金額・知名度で選ばない
腕時計を選ぶ時には金額や知名度だけで選ばないようにしましょう。
腕時計の中には定価が非常に高く「超高級」の名にふさわしいモデルもあります。
しかし、これらのモデルがどれでも投資に向いているとは言えません。
腕時計投資において重要なのは「長く使える高品質な時計である」という点だからです。
定価が高く有名な腕時計であっても、品質が良くないモデルや流行が一過性のデザインではその後の価値は上がりにくくなります。
時計を購入する時には価格や知名度に惑わされず、信頼できるブランドのロングセラーモデルから検討していきましょう。
④中古品も投資対象に含める
腕時計投資のモデル選びでは、中古品も対象に含めましょう。
投資に使われる機械式腕時計はメンテナンスを怠らなければ半永久的に使い続けられるので、新品にこだわる必要はありません。
むしろ、今後価格が高騰しそうなモデルを中古品で安く手に入れられれば、その分売却した時の利益を大きく取ることができるでしょう。
⑤中古品はオーバーホール時期を確認して選ぶ
投資対象として扱える中古の腕時計ですが、購入の際にはオーバーホールの時期をよく確認しておきましょう。
オーバーホールとは、腕時計を一度全て分解して掃除し組み立て直すことです。
腕時計は精密機械なので内部に汚れが溜まると不調の原因になるので、オーバーホールをしているかしていないかは非常に重要なのです。
さらに、オーバーホールには一般的に2〜3万円、高級ブランドになるとそれ以上の費用がかかります。
せっかくお得な価格で中古の腕時計を手に入れたのにすぐに調子が悪くなり初期費用が増えるという状況を避けるためにも、少なくとも購入から3年前までにオーバーホールが行われているモデルを選びましょう。
腕時計の投資 おすすめ6モデルを紹介
それでは、腕時計投資家達は実際にどのようなモデルを購入し投資を行っているのでしょうか。
投資に使える腕時計の選び方を学んだ次は、今後高騰のチャンスが狙えるおすすめの投資用腕時計を紹介します。
これから腕時計投資を始めるという人はまず以下の6モデルを検討してみましょう。
①ロレックス コスモグラフ デイトナ 116500LN
価格 | 1,387,100円(税別) |
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ケース素材 | オイスタースチール |
ベルト素材 | オイスタースチール |
ムーブメント | Cal.4130 |
重さ | 約145g |
コスモグラフデイトナ116500LNはレースドライバーのために誕生したスポーツクロノグラフモデルです。
最大自足400マイルを測定するためにベゼルに記されたタキメーターはブラック地に白い刻印が洗練されたデザインを作り上げています。
116500LN の買取価格相場
2016年に発売した116500LNは発売直後に価格が一気に高騰し、その後安定した落ち着きを見せていました。
その後、2017年下旬から徐々に価格が高まり、今ではロレックスの中でもトップクラスの買取相場を維持しています。
2020年3月の調査では、中古買取相場は約200~230万円です。
②ロレックス GMTマスターII 116710LN
価格 | 785,455円(税別) |
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ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト素材 | ステンレススチール |
ムーブメント | Cal.3186 |
重さ | 約152g |
GMTマスターⅡ116710LNはロレックス唯一のパイロットウォッチであるGMTマスターの最新モデルです。
耐磁性の高いヒゲゼンマイが時計性能を高め、インデックスを大きくしたことで視認性も高まっています。
長期間使用によるブレスレットの伸びを無垢コマで軽減したことも特徴です。
116710LNの買取価格相場
2018年に誕生したGMTマスターⅡ116710LNは当初260万円ものプレミア価格が設定されました。
リーマンショック後に一時期価格が落ち込んだモデルですが、2018年頃には中古買取相場は100万円超まで復活しました。
2020年3月現在の調査では、中古買取相場はおよそ約110~120万円です。
パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-010
価格 | 3,250,000円(税別) |
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ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト素材 | ステンレススチール |
ムーブメント | 26-330 S C |
重さ | 約120g |
ノーチラス571/1A-010は1986年に生まれたノーチラスの最新モデルです。
特徴的なケースの形はノーチラス号という潜水艦の窓がモチーフになっています。
形状の特徴はその形だけではなく、左右に飛び出した「耳」でも注目を集めました。
これはモデルの防水性を高めるための構造上の理由で作られた形状ですが、今ではノーチラスのシンボル的な存在となっています。
5711/1A-010の買取価格相場
5711/1A-010の中古買取相場は2013年頃は200万円程度でした。
しかしその後、年を重ねるごとに驚異的な高騰を記録し、2020年3月現在では450~500万円程度まで価格が伸びています。
この上昇は腕時計投資業界でも異例の伸び率で、今後の推移に注目されています。
パテックフィリップ アクアノート 5167/1A
価格 | 2,390,000円(税別) |
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ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト素材 | ステンレススチール |
ムーブメント | 324 S C |
重さ | 約141g |
アクアノート5167/1Aは1997年に誕生した、ノーチラスからの継承した八角形のケースが特徴的なモデルです。
防水性、紫外線耐性に特化したトロピカルバンドは発売当時大きな反響を呼びました。
5167/1Aの買取価格相場
5167/1Aの買取相場価格は近年比較的安定しています。
2017年から2020年にかけては多少の増減はありますが、230万~250万円前後を推移しています。
2017年以前の価格に比べると高等傾向にあるので、今後の価格上昇も期待できるでしょう。
オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク クロノグラフ 26331ST.OO.1220ST.03
価格 | 2,550,000円(税別) |
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ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト素材 | ステンレススチール |
ムーブメント | No.2385 |
重さ | 約186g |
26331ST.OO.1220ST.03はロイヤルオーク・クロノグラフの20周年を記念して誕生したモデルです。
文字盤に描かれたグランドタペストリーやケースの八角形が特徴で、キャリバーには片方巻上式の2385が搭載されています。
26331ST.OO.1220ST.03の買取価格相場
ロイヤルオーク系は比較的値上がり率が低いとされていますが、20周年記念モデルである26331ST.OO.1220ST.03は安定した買取価格推移を維持しています。
2020年3月の調査では、買取価格は約240万円程度となっており、新品の定価とほぼ変わらない水準となっています。
オーデマ・ピゲ ロイヤル オーク・オートマティック 15500ST.OO.1220ST.03
価格 | 2,150,000円(税別) |
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ケース素材 | ステンレススチール |
ベルト素材 | ステンレススチール |
ムーブメント | No.4302 |
重さ | 約172g |
15500ST.OO.1220ST.03は15400STのリニューアルモデルです。
八角形のケースやグランドタペストリーの文字盤に変化はありませんが、3時のインデックスが無くなってカレンダーの位置が変わったことで、より視認性が高まりました。
15500ST.OO.1220ST.03の買取価格相場
15500ST.OO.1220ST.03は自社製の自動巻きムーブメントを搭載した初のロイヤルオークだという点もあってか、発売当初から買取相場も高い水準を維持しています。
2020年3月の調査では、買取金額の相場は約220~230万円程度でした。
腕時計の投資 おすすめ5ブランドは?
投資用の腕時計を購入するには、今どんなブランドが注目されているのかを把握しておくことが大切です。
現状、信頼性が高く比較的高騰しやすいとされるブランドを5つ紹介するので、今後複数の腕時計を所持する投資に進む際の参考にしてください。
①ロレックス
ロレックスは100年以上の歴史を持ち、腕時計投資の市場においてももっとも知名度が高いブランドです。
ロレックスはケース、バンドなどの外装からムーブメント、ヒゲゼンマイに至るまですべて自社で作られている完璧なマニファクチュールで、その緻密で高品質な造りが投資対象としたの価値を高めています。
また、ロレックスでは意図的に製品の供給をコントロールしていることも有名です。
それによって商品価値が落ちにくく、値崩れしにくい市場を作り上げているのです。
②パテックフィリップ
パテックフィリップは世界三大高級時計ブランドに数えられ、投資市場では人気のブランドです。
パテックフィリップの時計は「永久保証制度」を設けているため、中古品であっても価値が高騰しやすい傾向にあります。
また、市場での価格推移についてですがパテックフィリップは為替相場から数か月遅れて価格変動が起こりやすいブランドです。
そのため、初心者でも落ち着いて価格の予測ができ、投資に活かしやすいという特徴があります。
③オーデマ・ピゲ
オーデマ・ピゲも世界三大ブランドの一つとして有名な高級腕時計ブランドです。
創業から続く一族経営によって、数々の複雑機構を発明しているオーデマ・ピゲはセレブに愛されるブランドとしても有名です。
富裕層の愛好者が多いことも手伝ってオーデマ・ピゲの投資市場での人気は非常に高くなっています。
例えば、比較的値上がり率が低いとされるモデル「ロイヤルオーク」でも、約7年間で13.6%程度の利回りが期待できるので安定した投資をしたいという人にもぴったりでしょう。
④IWC
IWCは実用性・機能面に比重を置いた1868年創業の腕時計ブランドです。
そのため、世界中の腕時計愛好者から愛されるブランドですが、もう一つ、「中古相場が推移しにくい」という特徴でも投資家達に注目されています。
IWCの腕時計は長期間の推移を分析しても、値下がり・値上がりをほとんどしません。
最も大きく推移したとされるIWCのモデルは「ポルトギーゼ」ですが、それでも2017年から2018年の値動きが2万円程度という腕時計投資業界では小さな推移でした。
中古価値が変わらないということは、いつでも安定した価格で売却ができるということです。
損しにくいという点で初心者投資家には、チャレンジしやすいブランドでしょう。
ちなみに、IWCはETA社のムーブメントを使用している、いわゆる「ポン乗せブランド」と呼ばれることもあります。
しかし、実際には自社で調節や磨きを行い最適な状態にチューニングしているので、ポン乗せブランドの中でも評価が高いとされています。
⑤ウブロ
ウブロは比較的歴史が浅く、1979年に創業した腕時計ブランドです。
ウブロの処女作となる「クラッシック」は従来の腕時計にはなかったラバーベルトを搭載した新しいデザイン性で多くのファンを魅了し、特にスポーツ関係者からの高い評価を獲得しました。
特に売却利益が高いモデルは初の機械式時計「ビック・バン」です。
世界中での需要が高く今後の高騰も期待できるので、見かけたらチェックしておきましょう。
こちらの記事ではウブロの腕時計について、評価や評判をまとめています。
投資の際にはファンからの評価も大切な指針になるので、ぜひ参考にしてください。
腕時計の投資は長期的な視野で時計を選ぼう
腕時計投資とは、その瞬間で利益を出す投資ではなく長い目で見て「将来的に価値ができるモデル」を見極め、売り時を逃さずに利益を出す投資方法です。
腕時計投資を始めようと思っている人は、目先の利益に目を向けるのではなく、腕時計を身に着ける楽しみや数年後に高騰するかもしれない可能性を楽しむ余裕を以てトライしましょう。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
Rich-Watch編集部では、男性向けアイテムを中心にアイテム・ファッション情報を発信しております。 「Rich-Watchを読んだおかげで、自分の求めた情報に出会えた」という方を1人でも多く増やすことをミッションとして活動しています。
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