ヌバックレザーとは？経年変化やお手入れ方法、おすすめ時計アイテムも紹介！

肌寒くなる秋になると、スエードやヌバックレザーといった起毛革が恋しくなります。

暖かく滑らかで気持ちの良い起毛革の製品は、靴や鞄、財布など様々に使用されているため、秋から冬のファッションアイテムとして人気があります。

ただ、スエードとヌバックレザーは違いがあり、スエードは羊やヤギ(裏)豚の革を利用しているのに対し、ヌバックレザーは牛の皮を利用するため高級感があるのが特徴です。

ヌバックレザーの特徴を詳しく解説しますので、参考にしてください。

スエードやバックスキン・ベロアなど起毛革にも種類があります。

利用している革や革の裏表、毛足の長さなどで呼ぶ方や価格も違ってきます。

中でもスエードとヌバックレザーはよく似ていますので、わかりにくい方も多いでしょう。

ヌバックレザーの特徴を解説します。

起毛した革は滑らかでしっとりした触り心地が特徴です。

ヌバックレザーの場合は、牛革の表の面(銀面)をヤスリ掛けし(研磨)起毛させています。

表の皮を起毛させているため、毛足が短く光沢がありサラッとはしていますがとても滑らかです。

スエードの場合は、羊やヤギ・豚の裏革をヤスリ掛けしているため、毛足が少し長めになっています。

スエードの場合は革の裏面にヤスリを掛けますので、革が薄くなります。

薄いほど強度は落ちるのですが、美しい起毛になり高価なのが特徴です。

ヌバックレザーの場合は、革の表をヤスリ掛けするため、起毛させても厚みが十分です。

毛足も短いため汚れにくく丈夫で、高級感と上品さを兼ね備えたおとなっぽさが魅力でしょう。

ヌバックレザーに限ったことではありませんが、革製品は使いこむほどに味が出てくるのが魅力です。

ヌバックレザーの場合は、スムースレザーとは違い革を起毛させていますので、使うほどに毛が寝た感じになっていくでしょう。

そのため、革はより滑らかになり色も以前より濃くなるのが特徴です。

手触りの違いや美しい光沢を楽しめます。

ヌバックレザーに限らず革製品はお手入れ次第で美しさも長持ちします。

ヌバックレザーやスエードの場合は、スムースレザーに比べると傷はつきにくいのですが、汚れが目立ちやすいためお手入れはかかせません。

ヌバックレザーのお手入れ方法を解説します。

スエードやヌバックレザーは起毛しているため、ホコリや汚れが毛の間に入りやすいです。

最初に汚れを落としますが、靴が濡れていない状態で専用の毛ブラシを用い、靴全体のホコリなどを優しく払います。

細かな部分は歯ブラシなどでブラッシングしましょう。

毛ブラシも、ナイロンや豚・馬毛など様々ですが、毛先が柔らかく細い馬毛だとヌバックレザーを傷つけずにホコリを払えるのでおすすめです。

毛ブラシで毛並みをキレイに整えたら、次にヌバックレザー専用のローションを使います。

ローションは起毛の風合いを残し浸透しますので、防水効果も期待できるでしょう。

まんべんなく塗布し、まだ湿っている間に毛ブラシで毛並みを整えます。

ヌバックレザーの製品で色落ちが気になる場合は、製品の色にあったローションを選びましょう。

アウトドアなどハードな環境でヌバックレザー製品を使用する場合は、ローション後にワックスを塗布するのが良いでしょう。

ワックスには防水性に加え、革を保護し潤いを与える効果があります。

指でワックスをざっくりと塗り、毛ブラシでワックスを広げますが、そのさい、ブラシの先を少しだけ濡らすと伸びやすく塗りやすいです。

馴染ませたらしっかりと乾かしてください。

ヌバックレザーは財布や靴、手袋など様々な製品に使用されています。

高価ですが、丈夫で高級感があり手触りがとても滑らかなので、腕時計のベルトにも採用されています。

ベルトがヌバックレザーのおすすめ腕時計を3選ご紹介しますので参考にしてください。

上記でご紹介したヌバックレザーのベルトを採用しているおすすめの腕時計を一覧表にまとめました。

牛革を使用しているヌバックレザーは、高価ですが手触りやしなやかさが特徴です。

表面を起毛させているため、厚くて丈夫、毛足も短く汚れにくいのも魅力でしょう。

ヌバックレザーを採用した腕時計は、高級感があり上品に見えます。

数あるレザーベルトの中でも、暖かい印象を与えるので特に秋から冬にかけておすすめのアイテムです。

2021年10月5日　調査