機械式時計とはどんな時計?クォーツとの違いや魅力、おすすめモデル13選も紹介!
常に正確な時刻を教えてくれる腕時計ですが、今回この記事では機械式時計の仕組みなどについて解説をしています。他にも機械式、クォーツ式と呼ばれる物にどういった違いがあるか比較をしたり、機械式時計のメンテナンス方法やおすすめのモデルも紹介していますのでご覧ください。
目次
機械式時計の仕組みやクォーツとの違いをやさしく解説
現在よく耳にする「機械式腕時計」の歴史は古く、1790年にジュネーブの時計商が出したカタログに記載され、存在した物が機械式腕時計の起源と言われています。
今回、この記事では機械式時計の仕組みや魅力、そして機械式とは切っても切れない関係にある「クォーツ式時計」との違いなどを解説しています。
「機械式とクォーツ式、どっちがいいの?」という意見や、「そもそもクォーツと何が違う?」という疑問を解消できれば幸いです。
記事後半では、魅力的な機械式時計のおすすめを価格別に紹介しています。
機械式の時計が欲しいけどどれが良いのかわからない、色々な機械式時計が欲しいという人は参考の一つにして下さい。
機械式時計はどんな時計?魅力も紹介
機械式とクォーツ式の時計はそれぞれ「ゼンマイを動力として動く機械式」と「電気を動力として動くクォーツ式」というように、動力で分類されるのが一般的です。
それだけでは機械式やクォーツ式の何が違うのかわからないと考える人もいると思いますので、少し詳しく機械式の仕組みを説明させて頂きます。
ぜんまいを動力として動く時計
100以上の部品が組み合わさり、時刻を刻む機械式時計。
竜頭(リューズ)を巻いた時に巻かれたゼンマイが、それを解く時に生まれる動力を輪列機構と呼ばれる各歯車が伝達していく仕組みです。
子供の時に一度は触れた事があるかもしれませんが、タイヤをカチカチと回して走らせるチョロQと基本の原理は同じです。
しかし走って終わりのチョロQと違い、時計はゼンマイの動力をそのまま利用するという訳にはいきません。
この動力を長く使い続ける為の仕組みが、テンプやひげゼンマイ、ガンギ車などで構成される脱進機、調速機と呼ばれる仕組みです。
ゼンマイの解ける力を各歯車を通して伝え、テンプなどの調速機がペースメーカーのように規則正しいリズム、振動数へ変換し、機械式時計は毎日長くしっかりと時を刻みます。
ここからはこの機械式時計の根本を支える二種類の動力、自動巻きと手巻きについて紹介します。
自動巻き
自動巻きとは、着用しているだけでゼンマイが巻かれるように作られた機械式時計です。
腕の動きに合わせてくるくると左右に回るローターと呼ばれる物があり、そのローターの動きによりゼンマイが巻かれる仕組みとなっています。
シースルーバックの腕時計だと非常にわかりやすいので、一度ローターの動きや仕組みを見てみる事をおすすめします。
機械式時計を初めて手にした人の中には「自動巻き式/手巻き機能付き」の「手巻き機能を使おうとリューズを回すと金属が擦れるような音がする」と不安になる人もいます。
これは内部の「切り替え車」が周囲の機械と接触する音で、結果的に周囲の部品の摩耗を早める事にもなります。
「手巻き機能」を搭載した自動巻の機械式は、手巻き機能を使い動かし続けるよりは自動巻きのローターを中心に巻いてあげた方が良いでしょう。
時計が止まった際に手巻き機能を使う時はゆっくりと少しだけ巻き上げ、動き始めたら後は腕に着用して、自動巻きの仕組みを使って巻き上げるのがベストだと個人的には思います。
手巻き
竜頭(リューズ)を自らの手で巻き上げ、静かに動き始める手巻き式は、使えば使うほど愛着が湧く独特な魅力がある機械式時計です。
手巻きの時計を使った事がない人の中には「限界以上に巻いて壊してしまいそう」と不安な人もいるようですが、限界まで巻き上がると、しっかりとした手応えを返してくれるので問題はありませんよ。
機械式時計の魅力
機械式時計ならではの魅力とはどういった物があるのか、というように感じる人もいると思います。
正確さや便利さなどといった実用性を求めるならクォーツの方が良いというのは常識にもなっていて、機能性を重視する人にとって機械式への価値観は低い物でしょう。
ここからはそういった人達に少しでも機械式の良さを伝える為に、いくつか機械式の魅力を伝えさせて頂きます。
資産性やステータスが高い
大量生産を可能としているクォーツとは違い、機械式時計は100以上の部品を使い、機械式で有名なメーカーの時計は手作業により組み上げられています。
価格が高い有名ブランドの腕時計は更に職人の手により、非常に細かなこだわりを時計に詰め込んでいくので数が少なく、希少性が高いという特徴があります。
希少性のある時計を持つという事はステータスにもなります。
また、持ち運べる時計は宝飾品として扱われていた時代もあるように、有名ブランドのこだわりによって精密に作られた腕時計はそれだけで資産性が高いとも言えます。
半永久的に使える
機械式の時計は数年に一度、100以上の部品をバラして洗浄をするオーバーホールが推奨されています。
これは歯車の潤滑油が乾くまでの年数となっていて、定期的なメンテナンスを必要とするのがクォーツと機械式の大きな違いの一つです。
電子部品を使うクォーツと違い、100以上の部品を組み合わせる仕組みの機械式は、部品さえあれば末永く使い続ける事が出来ます。
メーカー独自の特別な技術を使われた時計などもあり、一概には言えませんが「一生物の時計」と言うと機械式の時計の事を指しているのはこういった点が大きな要因です。
多様なデザイン・機能性
機械式の時計の魅力の一つに、多彩なデザインや機能というのもあります。
100以上の部品を組み合わせて作り上げる機械式ならではのギミック、力強いトルクによる針のデザインなど、機械式にしかできない特徴は大きな魅力と言えます。
美しい歯車の動きに魅了
腕時計は数センチの中に綿密な計算と細かな技術が詰め込まれています。
そうして生み出される無駄のない歯車の機構や仕組み、規則正しく振動するテンプの動きはまさに芸術です。
その際には歯車の動きに注目するだけでなく、機械式の振動が生み出す独自の音も魅力的なので、耳を澄ませてみるのもおすすめですよ。
機械式時計とクォーツとの違い
機械式時計はその希少性や必要となる技術や仕組みの面から、工業製品というよりは芸術品、伝統工芸品のような面もあります。
精度を重視するクォーツが「スピードを競うF1カー」とするならば、美術的な価値の機械式は「乗る事やそれ以外でも楽しませるクラシックカー」のような物です。
クォーツと機械式はどちらが良い・悪いではなく、どちらも良いというのが答えでしょう。
ですが、やはり使う側としては性能面やデザイン性などの違いも気になるところです。
ここからはそういった機械式とクォーツ式、具体的にどういった違いや性能の差があるのかという比較などを交えて紹介します。
1.駆動方式の違い
クォーツは部品内部にある水晶に電気を送り、水晶を振動させた際の振動を電気信号として変換して時間を刻みます。
精度が正確無比なクォーツは、トルクが弱いという弱点もあり見た目も性能もシンプルな時計、トルクの強い機械式は様々な機能や針のデザインなどで差が生まれていました。
しかし、このクォーツ式特有のトルクの弱さも近年では改善されつつあります。
よく言われているような駆動方式によるトルクの差別化というのは、これから徐々に廃れていくかもしれません。
2.精度の違い
クォーツ式と機械式はその精度も大きく違います。
時刻の刻み方には、ムーブメントが生み出す振動数が関係していますが、クォーツ式は機械式とは違い桁違いに多いです。
高くても毎秒12振動の機械式に対して、一般的なクォーツ式は大体ですが毎秒3万を超える振動をしているので精度に差が出るのも当然です。
一般的にクォーツ式は価格が安く、正確な印象があると思いますが、中には高級クォーツもあります。
高級クォーツに興味がある人は、クォーツを生み出したセイコーのグランドセイコー9F搭載モデルやブライトリングのスカイレーサーなどがおすすめです。
3.メンテナンスの違い
二つの腕時計はメンテナンスにも違いがあります。
電気で動くクォーツは一般的に電池交換を必要としますが、10年程で電子部品が壊れると言われていた時代もあり、使い捨てのイメージもあるでしょう。
最近ではそれも改善され、10年以上使い続ける事も可能なモデルばかりですが、クォーツ式にはそれほどメンテナンスを必要としません。
機械式時計は3年から4年に一度のオーバーホールを推奨されています。
中には「オーバーホールしなくても問題無く動き続ける」とメンテナンスをしない人もいますが、それは致命的な故障に繋がる事もあります。
機械式時計は長く愛用したいモデルほど、オーバーホールなどの定期的なメンテナンスをしてあげた方が良いです。
4.価格帯の違い
大量生産を可能とするクォーツと、生産に時間がかかる機械式はやはり価格も違います。
また、高級腕時計と呼ばれる物の多くが機械式という事もあり、クォーツ式の時計を資産的な意味合いとして持つ、というのはあまり考えられないでしょう。
5.歴史の違い
機械式腕時計が初めて姿を見せたと言われる1790年、そしてクォーツ式腕時計が本格的に世に出たのは1969年、当然ですが二つの時計は歴史の深さもまるで違います。
この1969年にセイコーから販売された初代アストロンにより、「クォーツショック」と言われる時計業界衝撃の事件が起きました。
時計業界世紀の発明であるクォーツ時計を搭載したセイコーアストロンは当時、その高い精度で世界中から称賛され、爆発的な人気を誇りました。
この「クォーツショック」により機械式時計は衰退し、数多くのブランドが倒産などに追い込まれた時代もあります。
このように、現在でも比較される二種類の時計には、歴史的にも比べられ続けてきた背景もあります。
機械式時計おすすめモデル5選【5万円以下】
ここからは機械式の時計、初めて機械式を持つ人などにおすすめのコストパフォーマンスに秀でた魅力的なモデルを5つ紹介します。
紹介する多くのモデルは今回紹介した機械式のムーブメントが見えるシースルーバックですので、様々な楽しみ方があります。
セイコー5
価格 | 11,800円 |
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ケース径/厚 | 37mm/11mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | ステンレス |
ガラス素材 | ミネラルガラス |
ムーブメント | 自動巻/Cal.7S26 |
重さ | 110g |
機械式時計の初心者入門用としておすすめされる事が多いセイコー5から、黒い文字盤にバーインデックスと、シンプルな作りで使い勝手が良いSNKL45です。
SNKL45の特徴・機能
- カレンダー表示有り、手巻き・ハック機能なし、
- 精度保証日差-20~+40秒、パワーリザーブ40時間、3気圧防水
10,000円代と非常にリーズナブルな腕時計ですが、手巻き機能やハック機能がないのでその点には注意が必要です。
シチズン スモールセコンド オープンハート
価格 | 39,600円 |
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ケース径/厚 | 40mm/11mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | カーフ |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自動巻(手巻有)/Cal.4197 |
重さ | 67g |
金と深い青の組み合わされたオープンハートの文字盤が高い質感を生み出し、この価格帯では珍しいサファイアガラス風防を備えた、高級感のあるシチズンのNP1023-17Lです。
シチズン NP1023-17Lの特徴・機能
- サファイアガラス風防
- 精度保証日差-20~+40秒、パワーリザーブ40時間、5気圧防水
サファイアガラス風防の透明感、透過率はやはり質感を高める要因になります。
性能面では価格なりではありますが、手巻き機能もあり、オープンハートなどの面白みを生み出しているコスパ重視の機械式時計といえます。
オリエント
価格 | 30,000円(税抜) |
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ケース径/厚 | 41mm/12mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | カーフ |
ガラス素材 | ミネラルガラス |
ムーブメント | 自動巻(手巻有)Cal.F6T22 |
重さ | 75g |
上品なドレスウォッチ、オリエントのRN-AG0011Sです。
カラーバリエーションは4種類、今回はピンクゴールドケースにホワイト文字盤の物をおすすめしています。
オリエント RN-AG0011Sの特徴・機能
- ハック機能有り、カラーバリエーション4種
- 精度保証日差-15~+20秒、パワーリザーブ40時間、5気圧防水
税抜きで30,000円ながら、精度も良いモデルです。
ケース径41mmと少し大型ですが、色も豊富で軽量なのでレディースとしても着用できるモデルとなっています。
ノット AT-38
価格 | 50,000円(税抜) |
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ケース径/厚 | 38mm/10mm |
ケース素材 | ステンレス |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自動巻(手巻有)/cal.9015 |
重さ | 50g(本体重量) |
こちらのノット AT-38は、様々なカスタムオーダーを可能としているモデルです。
小型で軽量、主張をしたくはないけどしっかりとした機械式時計が欲しい人におすすめのモデルです。
ノット AT-38の特徴・機能
- 日付表示、ハック機能有り
- 精度保証日差-10~+30秒、パワーリザーブ42時間、5気圧防水
シンプルな3針やデザインなので、様々なドレスコードに合わせられる機械式時計です。
ベーリング AUTOMATIC
価格 | 37,000円(税抜) |
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ケース径/厚 | 43mm/12mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | カーフ |
ガラス素材 | サファイアガラス |
重さ | 80g |
北欧ブランド、BERINGから機械式のモデルを紹介します。
9時方向にある24時間計と日付表示が特徴的な、北欧ブランドらしいシンプルで視認性にとても優れたモデルとなっています。
ベーリング AUTOMATIC 16243-564の特徴・機能
- スモセコ・日付表示、手巻き・ハック機能有り
- 精度保証日差±50秒、パワーリザーブ42時間、3気圧防水
精度保証が±50秒というのは少し大きく感じますが、シンプルなデザインとサファイアガラスなどで質感が高く、シーンを選ばず使い勝手が良い機械式時計です。
機械式時計おすすめモデル5選【30万円以下】
ここからは価格が上がり、30万円以下の魅力的なおすすめ機械式時計を紹介します。
ハミルトン ジャズマスター VIEWMATIC AUTO
価格 | 93,500円(税込) |
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ケース径/厚 | 40mm/11mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | カーフ |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自動巻/Cal.2824-2 |
重さ | 50g |
ミリタリーウォッチなどで知られるハミルトンから、無駄のないシンプルさ、嫌味がない精巧な作りの機械式腕時計です。
ムーブメントはスイス製で信頼性も高いモデルと言えます。
ハミルトン ジャズマスター H32515555の特徴・機能
- 日付表示有り
- パワーリザーブ42時間、5気圧防水
ハミルトンに搭載されているETA2824-2と呼ばれるムーブメントは、精度保証がメーカーにより変わるので記載はしていませんが、老舗ムーブメントメーカーETAの名品なので精度は安定して高い特徴があります。
ユンハンス マックスビル オートマティック
価格 | 155,000円 |
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ケース径/厚 | 38mm/10mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | カーフ |
ガラス素材 | ドーム型プレキシガラス |
ムーブメント | 自動巻(手巻有)/J800.1 |
重さ | 45g |
ドーム型風防に合わせて秒針の先を曲げていたり、極力薄く加工されたステンレスケースなど、繊細な印象を与えてくれるマックスビルの機械式モデルとなっています。
ユンハンス マックスビル 027 7806 00の特徴・機能
- 日付表示有り
- パワーリザーブ38時間、日常生活防水
最大巻き上げ時のリザーブ時間は38時間と少々短く、定期的に腕時計を着用する人でなければすぐに止まってしまう事もあるので注意が必要です。
タグホイヤー アクアレーサー
価格 | 264,000円 |
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ケース径/厚 | 43mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | ステンレス |
ムーブメント | 自動巻/Cal.5 |
タグホイヤーCAY111B.BA0927はサテン、ポリッシュで仕上げられたケースなどのしっかりとした造り込みで、堅牢な印象を強く与えてくれるモデルです。
タグホイヤー CAY111B.BA0927の特徴・機能
- 日付表示有り
- パワーリザーブ38時間、300m防水
夜光仕様になっているアワーマークや針の光も強く、防水性も非常に高いという普段使いに便利な機械式時計です。
チューダー(チュードル) ヘリテージ
価格 | 236,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | ステンレス |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自動巻/Cal.2824 |
重さ | 168g |
チューダー(チュードル)から、フラグシップモデルのブラックベイ41を紹介します。
ブラッシュ仕上げがされたケース、黒いダイアルが上質な雰囲気を生み出すブラックベイ41は耐水性もあり、ワンランク上の機械式時計が欲しいビジネスマンにおすすめのモデルです。
チューダー(チュードル)ブラックベイ 41の特徴・機能
- パワーリザーブ38時間、150m防水
非常に高い質感を生み出している機械式モデルで、ムーブメントに使われているのもスイスの老舗ムーブメントメーカーの品なので精度も高い腕時計です。
ボーム&メルシエ クリフトン
価格 | 189,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/11mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | 皮革 |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自動巻 |
重さ | 86g |
アンティーク調のデザインと、レザーの質感でクラシカルな印象に仕上げられているボーム&メルシエMOA10054です。
クラシカルなデイト表示付きの機械式時計が欲しい人におすすめのモデルです。
ボーム&メルシエ クリフトン MOA10054の特徴・機能
- 日付表示、スモールセコンド有
- 5気圧防水
丁寧に仕上げられたステンレスや、レザーの質感であらゆるシーンに着用できる機械式のモデルとなっています。
機械式時計おすすめモデル3選【高級時計】
ここからは誰もが一度は聞いた事があるような、世界的に有名なブランドからいくつか機械式モデルを紹介します。
パテックフィリップ アクアノート
価格 | 2,629,000円 |
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ケース径/厚 | 40mm/8mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | ステンレス |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | 自動巻/Cal.324SC |
腕時計界のランク最高峰ブランドの一つパテックフィリップから、八角形のケースが特徴的なアクアノートを紹介します。
パテックフィリップアクアノートは独自性のあるデザインが特徴で、他人とは違う腕時計が欲しいという人におすすめです。
パテックフィリップ 5167-1A-001の特徴・機能
- 日付表示有
- パワーリザーブ45時間、12気圧防水
アクアノートはステンレスモデルもありますが、更に高い質感を生み出しているローズゴールドのモデルも選ぶ事ができます。
オーデマピゲ ロイヤル オーク
価格 | 2,365,000円 |
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ケース径/厚 | 41mm/10mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | ステンレス |
ガラス素材 | サファイアガラス |
腕時計5大ブランドの一つ、オーデマピゲからロイヤル オークの紹介です。
グランドタペストリー模様のダイアルや、立体感ある文字盤の中をロイヤルオーク針が流れていく美しい機械式時計です。
オーデマピゲ ロイヤル オーク オートマティックの特徴・機能
- パワーリザーブ70時間、50m防水
非常に高い質感を生み出す腕時計で、使えるシーンはとても幅広いです。
防水もあり、パワーリザーブも長いので使い勝手に優れています。
ロレックス デイトナ
参考価格 | 8,000,000円 |
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ケース径/厚 | 40mm/12.5mm |
ケース素材 | プラチナ |
ベルト素材 | プラチナ |
ガラス素材 | サファイアガラス |
ムーブメント | Cal.4130 |
重さ | 285g |
高級時計のメッカ、スイスブランドの中でも最高級の機械式時計として人気、実力共に不動の1位であるロレックス。
今回紹介しているデイトナ116506も全面にプラチナを使用し、象徴的なアイスブルーが非常に美しい最高級の機械式時計です。
ロレックス デイトナ 116506の特徴・機能
- パワーリザーブ72時間、100m防水
- クロノグラフ 、タキメーターベゼル
ロレックスというブランドネームと、それに恥じない最高峰のクオリティ、まさに「一生物の時計」と呼ばれるにふさわしいモデルです。
機械式時計のメンテナンスについて
精密機械である機械式時計を長く愛用する為には、人間と同じ様に定期的にしっかりとしたメンテナンスも大事になります。
日常的に装着しないと止まる
機械式時計はやはり毎日のように着用して、愛用してあげる事が大事だと思いますが、毎日着けるのが難しいという方にはまずパワーリザーブが長い物をおすすめします。
リザーブが長い物なら、例えば月曜日から金曜日まで機械式時計を着けていれば、土日に腕時計を着用せずとも月曜日の朝着用した時も機械式の時計は動き続けてくれます。
他にもおすすめのアイテムとしてワインディングマシンがあります。
これは自動巻きのローターを揺らし、常に時計の動力を確保し続けてくれるという時計好きにはとても役立つアイテムです。
機能が役立つだけでなく、ワインディングマシンはケースに入れた時に愛用の腕時計がいつもと違う表情も見せてくれるので保管用としてもおすすめです。
ワインディングマシンには注意点もありますので、不安な人は時計店に聞いてみるなどして気をつけましょう。
寝る時や休日にワインディングマシンに設置して、くるくると動かされている時計もとても可愛いので、是非おすすめですよ。
オーバーホールが必要
機械式時計は100を超す部品により、時を刻んでいます。
部品は使っていると摩耗したり、湿気や温度差などで部品内部や防水のパッキンに少しずつダメージやゴミを蓄積させていきます。
そこで重要なのが、数年に一度のオーバーホールです。
人間も定期的に健康診断をやるように、機械式時計にも定期的にオーバーホールをした方が長く、しっかりと愛用する事ができます。
たまに買ってから一度もオーバーホールした事がない、という人もいますが、致命的な故障に繋がる場合もあるので、一度時計店などに相談をしてみる事をおすすめしますよ。
磁気、温度差、衝撃に弱い
機械式時計は価格の差は関係なく、どれも非常に繊細です。
スマホやテレビ、パソコンなどが生み出す磁気、温度差による金属変化、そして落としたりした際の衝撃で、機械式時計は故障してしまいます。
電子機器の近くには置かない、サウナなどに入る時は外す、そしてしっかりと大事にしてあげる事が長く愛用する一番の近道でしょう。
機械式時計は歯車の美しさに魅せられる
機械式時計は数多くの部品がまるで生きているかのように動き、独特の音を生み出しているまさに芸術品です。
連動して動く歯車の美しさや働き続けるテンプ、その機械式ならではの動きの数々に人は魅了されています。
機械式に興味が沸いた人は5振動や6振動などのロービートで、なおかつ裏蓋がスケルトンの機械式時計が個人的にはおすすめです。
忙しい人もそうでない人も、機械式の部品が生み出す美しさと機械式ならではの音を楽しんでみると、新たな発見があるかもしれませんよ。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
Rich-Watch編集部では、男性向けアイテムを中心にアイテム・ファッション情報を発信しております。 「Rich-Watchを読んだおかげで、自分の求めた情報に出会えた」という方を1人でも多く増やすことをミッションとして活動しています。
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