傷がつきにくい腕時計の素材とそのおすすめモデルを17選紹介！

腕時計の傷について、特に厄介なのがケースについた傷であり、ベルトやガラスのように交換することが殆どないため、研磨などの傷消しで対応するしかありません。

傷の解消には素材選びも重要なので、今回は傷のつきにくいケース素材を特集しました。

傷のつきにくい素材は腕時計の質感を損なうことが少ないため、高級ブランドの腕時計にもよく使われています。

今回は10種類の素材とそれぞれの特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

セラミックには独特な光沢があり、シャネルのJ12などに使われている素材です。

セラミックはステンレスの約7倍の硬度を持つ素材です。

金属のように錆びることもなく肌にも優しいため、高級時計のケースやベルト素材としてよく使われています。

パラジウムはプラチナやホワイトゴールドの割り金として使われることの多い素材です。

硬度の高い金属のため少し擦ったくらいでは傷がつかず、変色もないため高級ブランドのケース素材によく使われています。

カーボンは鉄の約10倍の強度を持ち、それでいて軽さは鉄の約4分の1と言われます。

カーボンの強度と軽さは腕時計にとって大きなメリットと言えます。

カーボンは元素においては炭素です。

新世代の素材とされており、宇宙開発などでも使われるほどの素材でもあります。

加工が難しいためコストが高くなりがちで、現在では特定の腕時計にしか使われていません。

ザリウムは合金で、アルミニウムとジルコニウムの合成からできています。

変形や摩擦に強いため、外に出すことが多い腕時計の素材としては重要な役割を果たす素材です。

ザリウムはハリー・ウィンストン社が独自に生み出した特殊合金で、強度の高さと美しさが特徴の金属素材です。

75％の純金を意味するK18ゴールドをさらに上回る硬度を持つ金属です。

なお、K18ゴールドはプラチナ以上の硬さがある金属です。

マジックゴールドはウブロ社が開発した金属です。

希少素材であり、マジックゴールドで作られた腕時計は独特の美しさを醸し出しています。

チタンよりも強度が高く、砲弾のうち対戦車や対艦船用の徹甲弾の素材として使われることがあります。

銀灰色をした金属で、融点が非常に高いです。

電気抵抗が大きいため、電球のフィラメントとして利用される素材でもあります。

現在はLEDの普及によって、電球での使用は減ってきています。

傷がつきにくい反面、重さがあるので腕時計としては腕に負担のある素材です。

ユニークな色調が目立つ金属で、ハチミツを連想させるカラーとなっています。

A.ランゲ＆ゾーネが専用使用権を有しているため、他のメーカーではお目にかかれない金属です。

非常に高い硬度を持つため、加工に苦労する金属です。

そのためA.ランゲ＆ゾーネの一部の腕時計モデルに使用されており、最上特別モデルとなっています。

加工が難しいチタンを加工しやすくするために、混ぜ物が加えられている合金です。

頑丈な金属素材のため、ブライトチタンで作られた腕時計は傷がつきにくくなります。

セイコーが独自開発した合金で、チタンよりも腕時計への加工が容易となっています。

チタン自身が持つ軽量で硬いという特性が潰れていないため、軽くて丈夫な腕時計を買い求めることができます。

実用されている金属の中で群を抜いて軽量、それでいて強度が高いという特性を持ちます。

そして金属アレルギーが起こりにくいというメリットがあるため、腕時計の素材として優秀な金属です。

栄養素であるミネラルの1つで酸素と結合しやすい性質があります。

しかし腐食作用に対抗可能な不動態皮膜が形成できるため、腐食が進むことはありません。

様々な物の素材に使われていて、航空機や自動車や医療機器などにマグネシウムが組み込まれています。

宝石の1つで、ジュエリーに使われることが多い金属です。

チタンの腕時計と比べると重いですが、ステンレスの腕時計よりは軽いです。

熱に強いので熱による傷みは起きにくい金属でもあります。

融点は1,852度と、非常に高温に対して耐性のある金属です。

空気中にあると酸化被膜が形成され、腐食の進行を防ぎます。

次に傷がつきにくい腕時計の中でもおすすめのものを紹介します。

ステンレスの7倍の硬度を持つセラミックのおすすめ腕時計は以下の3種類です。

変色が起きにくい素材であるパラジウムが使われたおすすめの腕時計、2種類を紹介します。

鉄以上の強度を持ちながら重さは鉄より遥かに軽いカーボン素材のお勧めの腕時計は、以下の3種類です。

ハリーウィンストン社が独自に開発した素材で作られた腕時計2種類を紹介します。

ウブロ社が開発した素材マジックゴールドで作られた腕時計を2種類紹介します。

傷がつきにくい腕時計は他にもあります。

自分好みのものを見つけてください。

対戦車や対艦船用の徹甲弾の素材として使われることがあるタングステンで作られた腕時計を紹介します。

A.ランゲ＆ゾーネが専用使用権を有しているハニーカラーゴールドで作られた腕時計を紹介します。

チタンを加工しやすい合金にしたセイコー開発のブライトチタンで作られた腕時計を紹介します。

金属の中でも軽量で強度の高さを誇るマグネシウムを使った腕時計を紹介します。

宝石でもあるジルコニウムから作られた腕時計を紹介します。

腕時計の傷を防ぐには素材の硬さに頼るだけでは駄目です。

日頃のお手入れも傷の防止に大切なのです。

腕時計使用後はセーム革などで汚れを拭き取りましょう。

いくら傷がつきにくい素材であっても、見えにくい汚れでも堆積してしまうと傷の原因となりかねません。

セーム革はシカなどの皮で作られたクロスですが、マイクロファイバーで拭いても問題ありません。

裏蓋保護には専用のケースが最適です。

裏蓋は表に比べると傷が付きにくい箇所ですが、傷が付いた場合は保管の悪さが要因と考えられます。

外から見えにくい位置でも、所有者からすれば傷がつくのは良い気分ではありません。

ベルトの留め具が裏蓋に当たると傷が付きやすくなるので、腕時計を巻き付けられるクッションがある専用ケースで保管しましょう。

汚れがひどい場合は洗浄します。

ただ洗浄する箇所はベルトのみです。

腕時計本体から外し、水洗いしたり薄めた中性洗剤を使ったりして洗います。

腕時計の傷が気になる時は素人判断による手入れよりも、プロに任せた方が安心です。

以下にプロが行う傷の解消法を紹介します。

ウール製の布を腕時計に装着して、それを回転させて磨く方法です。

光の加減によって傷が目立ったり目立たなかったりする場合におすすめの傷消しです。

パフ研磨は専用の布に、ダイヤモンド入り研磨剤やスライム状態の液を付けて磨く方法です。

浅い傷に向いており、深い傷には対処できないこともあります。

腕時計の傷の状態に左右されますが、パフ研磨を行うと新品同然の輝きを取り戻すことも可能です。

腕時計の傷消しをお店に依頼する際、見積もり依頼だけでもできます。

かかる費用はお店によって変わりますし、一方の店で断られた傷でも他のお店では可能ということもあります。

惹かれて購入した腕時計は長く綺麗に使いたいものです。

購入時に腕時計の素材にも注目し、傷の付かない綺麗な腕時計を使い続けていきましょう。

2020年10月19日調査