【動画解説】ダニエルウェリントン(DW)の電池交換の方法！時計修理業者の値段は？

2011年に創設された北欧の腕時計ブランドダニエルウェリントン。

シンプルなミニマルデザインで男女問わず人気がありますが、購入したばかりのダニエルウェリントンの腕時計は電池が切れて止まってしまう事があります。 

ダニエルウェリントンの製造段階で使われている電池は動作確認用の物が多く、更に製造から購入までの期間が開いてしまった結果、止まってしまいます。

「折角購入したのに……」と買ったばかりの腕時計をそのままにしておくのはもったいないので自身で電池交換をやろうと思った人に向けて、今回はダニエルウェリントンの電池交換の方法や必要な道具などを調べてみました。

ダニエルウェリントンの電池交換は比較的簡単です。

必要な道具があり、それらが全て揃っている状態で個人差や腕時計の状態もありますが慣れている人ならば数分から10分程度で作業を終えられます。

まずは腕時計本体の裏にあるダニエルウェリントンの「dw」というタグが描かれている蓋を見てみましょう。

文字盤から見て9時の方面、リューズとは反対方向に腕時計のケースと蓋の間に隙間がありますので確認して下さい。

先程確認してもらった本体裏蓋の隙間に腕時計専用工具「こじ開け」を使い、溝にあてて押し込むようにしながら軽く上へ持ち上げるようにすると蓋が外れます。

中々外れなかったりして勢い余ってこじ開けが滑り、腕時計や指を傷つけてしまう事もありますので気を付けましょう。

裏蓋が外れましたらダニエルウェリントン本体のムーブメントに電池が固定されていますので外しましょう。

ピンセットで引っ掛けるように持ち上げると簡単に外れます。

電池を入れる際、うまく入らないからといって力を入れすぎて固定するツメ部分を痛めないように注意をしましょう。

ダニエルウェリントン本体のムーブメントのツメの部分に押し込むようなイメージでピンセットを使って電池を入れて下さい。

ダニエルウェリントンの電池を交換したら裏蓋を外す前と同じように正しい位置と向きにセットしましょう。

dwのロゴが正しい向きを向いているか？など、ちゃんとした位置に裏蓋をセットしないとリューズの軸が折れたり故障の原因にもなりますので気を付けましょう。

裏蓋にはリューズの軸に合わせたへこみのような物がありますので、それに合わせるか文字盤方向から見て9時方向にこじ開けを入れた隙間が来るように合わせて下さい。 

腕時計の電池交換で難しいのは開ける時よりも閉める時です。

ダニエルウェリントンの風防は大半のモデルがミネラルガラスで締め方を誤るとあっさりと割れますので、裏蓋締め機で締める際にはベゼルのサイズをしっかりとガラス面ではなく腕時計本体のケースに合わせるようにしましょう。

裏蓋方面のベゼルは腕時計の裏蓋と同サイズか少し小さめの物がベストです。 

また、長年ダニエルウェリントンを愛用していると裏蓋についている汗などの侵入を防ぐパッキンが経年劣化をして固くなっていたり伸びて変形している場合もあります。

蓋を閉める前に準備が出来ていれば、パッキンにグリスを塗るとゴミや汗の侵入などを防ぎ愛用のダニエルウェリントンの品質を保ってくれます。

ゴム製パッキンの場合はシリコングリスを塗ると防水性を回復させたり経年劣化を抑える事が出来ますのでオススメです。

プラスチック製パッキンは手入れがいりませんし、パッキンが割れたりすると蓋が閉まらなくなりますので注意が必要です。

裏蓋を閉めたら一度しっかりとお使いのダニエルウェリントンを確認しましょう。

蓋が浮いていたり、パッキンがはみ出していたりしていないかを確認して問題が無ければ動作確認をして時間を合わせれば電池交換は終了です。

作業工程を見ても解るようにダニエルウェリントンの電池交換の作業自体はとても簡単ですし、いくつか注意を払っておけば問題無く作業を終えられます。

ここからはダニエルウェリントンの電池交換に必要な、上記までに使った道具を紹介させて頂きます。

ダニエルウェリントン本体の裏蓋を開ける際に使う「こじ開け」です。

切れ味が意外とあるので蓋を開ける際に滑って指を怪我したり腕時計を傷つけないようにしましょう。

ダニエルウェリントンのムーブメントについていた電池を交換する際に使ったピンセットです。

金属製のピンセットで新品の電池の＋面と－面を同時に掴むとショートをしてしまうので側面を掴むようにするか、プラスチック製のピンセットを使いましょう。

ダニエルウェリントンの腕時計でよく使われている一般的なボタン電池で、表面に型式番号(今回はSR621SW)が記入されています。

SRは酸化銀電池、番号が電池の大きさ、SWはアナログ用となっていて、電池交換の際は原則同じ型番の新品の電池を入れましょう。

価格は100円程からとなっています。

ダニエルウェリントンの本体裏側にある蓋を締める際に使う工具の裏蓋締め機は価格もそれなりに高く、意外と大きいです。

ダニエルウェリントンの電池交換作業自体はご覧の通りとても簡単です。

ですが慣れない作業というのは意外と緊張をしてしまったりして無意識に力が入ってしまう物ですので、ダニエルウェリントンの電池交換の際に気をつけるべき注意点をいくつかまとめてみました。

こじ開けの商品説明の時に軽く触れましたが、意外と切れ味があるので慣れない作業で滑らせて怪我をしたり腕時計を傷つけないように気を付けて下さい。

長く使っている腕時計はこじ開けを押し込む隙間の部分にホコリが溜まっていたりして中々開かずに力を入れすぎて滑る事もあるので十分に注意しましょう。

時計は精密機械です。

小さなホコリでもダニエルウェリントンのムーブメントに入り込み、故障の原因にもなり兼ねないので十分に注意して、綿棒などで汚れを取る際には腕時計内部に綿が残らないように気を付けましょう。

蓋を締める際にホコリなどが気になる人はカメラの手入れなどで使うブロワーを軽く吹きかけてホコリを飛ばすのも効果的です。

ですがあくまで時計は精密機器なので、強く吹きかけるのはやめましょう。

ダニエルウェリントンの電池交換の際、ツメは折らないように注意が必要です。

動画のように一度斜めに電池を入れて、ツメを押し返すようにしながら下に押し込むとツメを折らずにすんなりと入れる事が出来ます。

「裏蓋締め機が無くても問題無い」という人もいるかもしれませんが、出来る限り専用の工具を使用して蓋を閉めた方が腕時計の為です。

強引に入れたりした際にダニエルウェリントンのムーブメントが故障したり、文字盤がずれたりすることもあるかもしれませんので極力専用の道具を使いましょう。

ダニエルウェリントンの電池交換などを自身で行い、それが原因で腕時計が故障などをすると当然ですがダニエルウェリントンの保証は受けられません。

もし保証期間内に電池が切れて止まったりした際は自身で電池交換をせずに腕時計を購入した店舗や腕時計専門店に持ち込むか、メーカーに問い合わせてみましょう。

ここからはダニエルウェリントンの電池交換を請け負う業者を一部紹介させて頂きます。

店舗数自体が少なく都市圏に店を構えている事が多いので、行くのが大変という人もいるかもしれませんがダニエルウェリントンの正規販売店ならば安心して腕時計を預ける事が出来ます。

電池交換の為だけにダニエルウェリントンの正規店に足を運ぶのが面倒という事ならばお近くの時計専門店で電池を交換してもらいましょう。

正規店に行くのなら電池交換以外にもメンテナンスをしてもらう事をオススメします。

ダニエルウェリントンの保証期間内ならば料金がかからない事もありますので、詳しくはダニエルウェリントンを購入した正規販売店に問い合わせてみると良いでしょう。

時計専門店ザ・クロックハウスは全国展開していて店舗数も多く、店舗の看板を目にする人も多いのではないでしょうか。

ダニエルウェリントンなら店舗状況にもよりますがその場で電池の交換をして貰えますし、電池交換後の3年間保証があるのは嬉しいですね。

全ての店舗にリペアカウンターを設けているクロックハウスはダニエルウェリントンならばその場で対応して貰える事が多く、時間もそれ程掛からずに済みます。

電池交換容量の保証が貰えるので保証書は無くさないようにして、ダニエルウェリントンの電池交換した日から3年以内に電池が切れてしまったら保証書を持ってまた腕時計を持ち込みましょう。

時計専門店ザ・クロックハウスのダニエルウェリントンの電池交換にかかる費用は税別で1480円からとなっています。

不安な場合は一度問い合わせてみると良いでしょう。

店舗数も多く、すぐに対応をしてくれるビックカメラは口コミでも評判が高くしっかりとした技術を持っている人が対応してくれる上に、店舗によっては即座に防水テスト対応できるなど設備も充実しています。

クロックハウスと同じく全国展開しているビックカメラは店舗数も多く、基本的にその場で電池を交換して貰えるという利点があります。

防水性のあまり高くないダニエルウェリントンの腕時計には必要ないかもしれませんが、別料金で防水テストも行ってもらえます。

ビックカメラで電池交換をすると国内メーカーだと1,030円(税込)、海外ブランドだと1,630円(税込)からとなっています。

ダニエルウェリントンの電池交換ならば預かりになる事は稀ですので、ぶらりとビックカメラ店内を散策している内に終わります。

自宅や職場から近いなど、近所にある時計屋さんに腕時計を持ち込むのも良いですね。

仮にオーバーホールなどを頼むような事になっても、身近な場所で頼めると何かと融通が利くので重宝すると思います。

自宅から近い、最寄りの駅から近いなど、もし仮に預かりになったとしてもすぐに受け取りに行けるというのは大きな利点です。

店舗によって電池交換の値段が相場よりも安い事もありますが、そういった店はブランド物の腕時計などの場合だと電池交換を断るケースもあるようです。

腕時計の電池交換をボタン電池の代金だけでやってくれる店から、料金が相場の倍ほどかかったりする店舗まで開きがありますが近所の時計屋さんの強みは「電池交換以外のサービス」です。

店舗にもよりますが、料金が少し高めでパッキンの交換をしてくれたりなどのサービスを提供するところもあります。

ダニエルウェリントンの電池交換作業の動画や必要な道具、腕時計の電池交換を受け付けてくれる時計店の紹介などを説明させてもらいましたが、ここからはダニエルウェリントンの電池交換に関する疑問にお答えします。

ダニエルウェリントンの電池交換だけならば行えると思われますが、一度時計専門店に持ち込むなどして確認をする事をオススメします。

無理をして開けるくらいならばダニエルウェリントンを時計店に持ち込みましょう。

怪我をする可能性もありますし、腕時計に傷が入る場合もありますのでちゃんとした技術と道具のある場所でやってもらうのが一番です。

ダニエルウェリントン公式によると外部温度や湿度などの外部要因により時間が多少変化するという事ですが腕時計の電池を交換した後、大体2〜4年間持続するようです。

ですが長く愛用していると様々な部品の経年劣化により想定よりも短くなる事もあります。

高級クォーツウォッチは電池交換だけでなく、定期的な修理やオーバーホールなどのメンテナンスが必要です。 

クォーツ式の腕時計は定期的に電池交換をする必要がありますが、技術力と信頼性が高いお店を選ぶことが大切です。

電池交換だけでなく防水・電子回路の検査や研磨などを割引価格で提供する店も多く、大事な時計が見違えるほど美しく生まれ変わります。

そこで今回はRichWatch編集部がおすすめする、腕時計の電池交換店をランキング形式で3選ご紹介します。

それぞれの店舗の特徴や評判、交換の料金をチェックして納得のいくメンテナンス業者を選びましょう。

腕時計の電池交換のおすすめ店を比較表にしてまとめました。

なお、お店によって料金やメニュー内容が異なるため、腕時計の状態に合わせてチョイスするのがポイントです。

千年堂は累計45000件以上の実績を持つ修理店です。

メーカー出身の時計技師や1級時計技師などのベテランが修理を担当してくれます。

メーカーや腕時計の状態によって差があるようです。

オーバーホールなどのついでに電池交換される方が多いので電話もしくはサイト内問い合わせから相談が必要です。

定期的にメンテナンスの依頼をするのであれば、なるべく安価なお店を選びたいものです。

千年堂に関しては、リーズナブルな価格で引き受けてもらえたという口コミが多数挙がっています。

下記リンクにて無料宅配キットを申し込むと梱包用時計ケース・エアーキャップ・梱包材一式が自宅に送られてきます。

追加料金なしの安心見積もりが魅力のリぺスタは、ロレックス・オメガなど外国産だけでなくセイコー・シチズンなどの国産ブランドが得意なお店です。

豊富な修理経験を誇るリぺスタは、ホームページに掲載のないブランドや他店で断られたメーカーの見積もりにも対応しています。

腕の良い職人が手掛けるオーバーホール&電池交換なら、思い出の古い腕時計が新品同様に蘇ります。

リぺスタでは見積もり時に内部をくまなく調査し、湿気や回路の不良を丁寧に見極めてくれます。

クォーツ時計は電池交換だけを行っても、時間が遅れるなどの不具合が現れやすいため、数年に一度の定期的なオーバーホールが必要になります。

国産ブランドやカルティエなどのクォーツモデルは、オーバーホールと電池交換で2万円台からと良心的な価格が魅力です。

リぺスタは50万円を超えるような、高級クォーツモデルの修理例が豊富です。

国家資格である1級時計修理技能資格をもつ職人が多数在籍し、各職人が得意なブランドやメーカーの修理を担当します。

リぺスタの得意分野に特化した分業体制は、顧客満足度の高さにつながっています。

修理・電池交換の見積もり依頼は、リぺスタ公式サイトからスマホだけで完結します。

申し込みフォームは非常にわかりやすく、スマホ操作が苦手な方でもスムーズにできるでしょう。

もう動かないとあきらめているクォーツウォッチをお持ちなら、一度リぺスタで無料見積もりを依頼してはいかがでしょうか？

外国ブランド修理のプロフェッショナルのシエンは、最短で3週間という業界屈指のスピーディーな納期が特徴のお店です。

”新品仕上げ”に自信があるシエンは修理とは別の職人がポリッシュを担当、別料金ながら電池交換と一緒に依頼する方が多いです。

気になる修理体制は元ロレックスの技術者や有名メーカー出身者など、腕時計に精通した職人が揃っています。

海外ブランドの電池交換を数多く手掛けるシエンでは、オーバーホールと電池交換のセットが一番人気です。

シャネルやカルティエなどの人気ブランドに代表される、舶来クォーツの修理に定評があります。

見積もり時に腕時計の状態をきちんと説明してくれるため、納得して電池交換を依頼できます。

シエンの得意ブランドはどちらかというと舶来ブランドです。

修理を手掛けるメーカーの幅を広げずに、海外製のブランドなど普遍的な価値をもつ腕時計に特化することで、より高い精度での修理・電池交換を目指しています。

サイトの使いやすさにこだわるシエンでは、修理依頼時の手順を写真付きで解説しています。

宅配修理が初めての方にもわかりやすいと評判です。

大切な腕時計を腕の良い職人に頼みたい、レベルの高い新品仕上げを依頼したい方は、ぜひシエンの無料見積もりを利用してみましょう。

ここからは、腕時計のオーバーホールと一緒に頼むと便利なおすすめのメンテナンスを3つご紹介します。

扱いに慣れていれば自力でできるベルト交換ですが、大切な腕時計に傷をつけるリスクを減らすためにも修理店にお任せするのが賢明でしょう。

ベルト本体の料金の他に工賃がかかり、相場はおよそ1,000円～5,000円です。

高級腕時計の場合、ベルト素材によりますが工賃とベルト本体の料金をあわせて10万円以上かかるケースもあります。

腕時計のガラスにヒビが入っている場合にも修理店に修理・交換をお願いしましょう。

おおよその相場についてはアクリル風防が6,000円～、ミネラルガラスが10,000円～、 サファイヤガラスが15,000円～です。

「新品仕上げ」「ポリッシュ」などお店ごとに呼び方が異なりますが、ケースやブレスレットをひとつひとつ分解し、丁寧に磨きあげる作業を指します。

研磨作業によって気になる傷が消え、新品同様の美しさを取り戻すことができるのです。 

電池交換と一緒に新品仕上げ・ポリッシュを依頼するとセット価格で安くなるお店もあるので、ぜひチェックしてみてください。

修理店に電池交換を依頼する際は、郵送の可否をあらかじめ確認するとよいでしょう。

いつまでも大切に使っていきたい腕時計だからこそ時を止めたくはありません

信頼する店舗を探してなんでも相談できるパートナーを見つけましょう。

ダニエルウェリントンの電池交換自体は単純な物で、道具を揃えておけば簡単に出来てしまう物ではありますが慣れていない作業や道具を扱う事で腕時計を傷つけたり、最悪故障させてしまう事もあります。

時計は精密機器ですので、小さなミスや見逃しで簡単に故障します。 

少しでも自身で電池の交換をするのが不安であるならばダニエルウェリントンを時計専門店へ持ちこみましょう。

電池交換だけで思いがけない費用がかかる事もありますが、時計専門業者の技術にお金を払うと考えて愛用の腕時計を任せましょう。

2023年10月29日調査