SARB017(セイコーアルピニストメカニカル)をレビュー!評判・評価も調査!
セイコーのメカニカルシリーズ、SARB017アルピニストは美しい深緑の文字盤が特徴的なトレッキングウォッチで、優雅なデザインなどで長く愛され続けています。今回はそんなセイコーメカニカル、アルピニストの愛称で親しまれるSARB017の魅力や評判を紹介します。
目次
SARB017をレビュー!和製ロレックスと称されるグリーンの時計
SARB017はセイコーの中で最古参スポーツシリーズモデルであるアルピニスト、そのシリーズの顔とも言える腕時計です。
今回は発売した1995年から、そしてリニューアルをした2006年からと非常に根強い人気があるモデルについて紹介しています。
名機と名高いこのSARB017の性能や評判を記事にしましたので、購入を検討している人の参考になれば幸いです。
SARB017(セイコーアルピニストメカニカル)をレビュー
セイコーのSARB017アルピニストメカニカルとは一体どういう腕時計なのか。
まずは20年以上愛されてきたセイコーSARB017の気になる基本スペックとレビューを紹介します。
セイコーアルピニストメカニカル(SARB017)の基本情報
セイコーのアルピニストはステンレス製のケースの大きさが約39.5mmと他のモデルを考えると少し小振りなのが特徴です。
スクリューバックの裏蓋には、アルピニストのシンボルマークが刻印されていてスケルトン仕様ではありません。
3時方向にあるネジロック式リューズとは別に、方位計内転リング用のリューズが4時方向についている点はこの時計ならではの特徴です。
セイコーアルピニストを購入時に着いているベルトはスポーティーなカーフレザーベルトが採用されています。
価格(楽天) | ー |
ケースサイズ | 39.5mm/12mm |
ケース素材 | ステンレス |
ベルト素材 | カーフレザー |
風防 | サファイアガラス |
ムーブメント | Cal.6R15 |
防水 | 20気圧防水 |
昔の山男憧れの名機
評価:昨年廃盤になった事を知って、昔山登りをしていた頃のあこがれの時計を平成最後の年に手に入れる事ができました。写真よりもずっとアーモンドグリーンが美しく、光で微妙なグラデーションがあります。
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深緑の文字盤に金色文字が美しい
- 英国紳士の優雅なスポーツからイメージされたグリーンの文字盤
- 金が映えるアラビア数字とトライアングルマークのインデックス
セイコーアルピニストの魅力の一つである品のある深緑の文字盤と金色のインデックスの組み合わせは、味わいのある独特な魅力と美しさを感じさせてくれます。
アルピニストというペットネームがあり、トレッキングウォッチとしても愛されるSARB017の3針やインデックスはルミブライト仕様となっていて夜間の視認性も高いです。
SARB017のムーブメントは安定した性能のCal.6R15
- 手巻き機能付き自動巻ムーブメント
- 日差+25秒から-15秒
- パワーリザーブ50時間
セイコーアルピニストで使用されているムーブメントCal.6R15は日差+25~-15秒と高い精度に加え、リューズを引くと秒針停止するハック機能付き。
パワーリザーブ(最大巻上時持続時間)は50時間と非常に優秀で、高い精度も相まって評価の高いムーブメントです。
SARB017の定価と実売価格を紹介
- メーカー希望小売価格は50,000円(税別)
- 通販サイトでは90,430円~
現在流通しているセイコーのアルピニストは90,430円(10月14日調査)となっており、メーカーの希望小売価格より高値となっています。
こちらはセイコーアルピニストSARB017の市場在庫次第でまた変動すると思われますが、参考の一つにして下さい。
セイコーアルピニスト(SARB017)はメタルバンドもカッコいい
- アルピニスト専用バンドは高い
- 品薄状態が続いていて入手が難しい
セイコーアルピニストメカニカル、このSARB017は購入時カーフレザーバンドが取り付けられていますが「和製ロレックス」と呼ぶ人が居る程、アルピニスト専用のメタルバンドに交換したSARB017のかっこよさは格別の物です。
ですがセイコー純正品もサードパーティー品も専用メタルバンドは値段が高く、生産中止している関係で流通している数が少なく入手する事が困難となっています。
SARB017の口コミ・評価まとめ!実際の使用感は?
見た目にも性能にも弱点のないセイコーのアルピニストSARB017ですが、購入した人の声には一体どういった物があるのか評価をまとめてみました。
セイコーアルピニストメカニカルの使用感などの意見もありますので、購入を検討している人の参考になれば幸いです。
国産という信頼感
国産の良心
評価:独特の色気、これに尽きる。初代アルピニストからずっと愛用モデル。スペックより気になる「小顔」、日常からライトなアウトドアであればトラブルはまず皆無。ブレスに付け替えりゃ筋肉質な小顔のモデル。簡易コンパスベゼルからの嫌な浸水もなかった。
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何よりも安心、品質保証のようにも感じられるセイコーというブランドネームです。
国産という事とセイコーというブランドで一定の信頼感があるSARB017はケース径が約39.5mmと人によっては小さく感じてしまうサイズ。
男性向けというよりはユニセックスモデルの時計に近いような印象を受けます。
セイコーのアルピニスト自体には満足
セイコーのアルピニストで大きくかけ離れていた点はバンドだったという声が非常に多く、それにより評価を下げている人も見られます。
アルピニスト専用のバンドの値段がセイコーの純正品もそれ以外も軒並み高いという点もあり、SARB017付属のレザーからラグ幅に対応できるサードパーティーのメタルバンドに変えているという声もありました。
簡易方位計は日常生活では使わないけど(肯定的な意見)
思っていた以上に良い時計
評価:文字盤の緑は織部色で落ち着いた色合い。日付部分も緑色の背景に白の数字。簡易方位計はまず日常で使う事はないだろうが、これがなければ買おうとは思わなかったくらいにこの時計にとっての個性の部分。
https://www.amazon.co.jp
セイコーのアルピニストについている簡易方位計は、人によっては確かに日常では使う事がほぼないに等しい機能ではありますが、それらをひっくるめてこの時計の個性としている人もいます。
このアルピニストならではのインナーベゼルのような個性がそのまま長年愛される魅力の一つに繋がっていると言っても良いでしょう。
簡易方位計は日常生活では使わないけど(否定的な意見)
ネジロック式が採用されているリューズの防水性は確かな物です。
更にアルピニストシリーズ随一の20気圧防水とスクリューバックの裏蓋などの要因もあり、水に対して一定の強さはありますが簡易方角計のリューズに対しては防水性を不安視している方もいました。
セイコーのアルピニストは小さな宝石のような美しさ
緑地に金色文字の煌めきに魅了されます。
評価:個性的な深い緑色の盤面に金色の文字が煌びやかに映えます。ずっと欲しかった時計で、品切れが心配になってやっと念願をかなえました。時間のずれは一日に20秒以上有ります。それほど精度に期待しなければ、個性的で小さな宝石に例えたいほどの美しい時計です。
https://www.amazon.co.jp/
セイコーアルピニストの深緑の文字盤と金のインデックスに魅了されたという声、宝石のようだととても高評価を出しています。
それでもやはり機械式という事で個体差があり、中にはCal.6R15の日差平均保証時間である25秒以上を出してしまう物もあるというレビューもありました。
セイコーアルピニストSARB017は廃盤?生産終了の噂を検証
ここまで紹介してきたセイコーアルピニストメカニカルは発売から20年以上の間愛されてきた歴史に幕を閉じ、廃盤になってしまうのでは?という噂がセイコー好きや時計好きの間で立っています。
実際のところはどうなのか、その噂の真偽を調べて来ました。
2018年に廃盤が決まった?
SARB017セイコーアルピニストメカニカルが廃盤になったという情報は公式にも明記されていませんが、廃盤が確実となった時期は2018年だと言われています。
その理由は公式サイトからセイコーのアルピニストメカニカルシリーズが姿を消した事です。
セイコーの公式サイトからも姿を消した
それ以前から言われていた廃盤の噂が真実味を帯びてきた、もしくは確実な物となった一番の理由はセイコーの公式サイトからアルピニストメカニカルシリーズが姿を消したという事が一因としてあります。
そしてそれに続くようにセイコーアルピニストSARB017が流通せず、続々と時計店やオンラインショップなどから姿を消した事も影響しています。
SARB033とSARB035も廃盤に?
セイコーアルピニストメカニカルシリーズの別モデルであるSARB033とSARB035の方も廃盤になるのではと噂されています。
同シリーズな上にセイコーの中でも廉価で人気のある機械式腕時計と関連性が多いため、そう言われている事が多いです。
SARB017は廃盤になったという口コミ
廃盤だろうと言われる一番の原因はやはりセイコーの公式ホームページにあり、メカニカルシリーズが公式サイトの製品リストから削除されているという要因は大きいです。
またメタルバンドなどのアルピニスト専用バンドの入手が非常に困難な点も、廃盤という噂に拍車をかけていました。
海外では廃盤といわれていた
海外では以前から正式に廃盤が予告がされていて、更にはストラップメーカーのメールマガジンやYouTubeで知ったという口コミもありました。
セイコーの日本向け公式サイトで正式にコメントがあった訳ではありませんが、こういった点からもセイコーがSARB017を廃盤にしたという情報が広まったのでしょう。
機械式なのに安いSARB017はコスパが合わず廃盤に
セイコーの公式サイトから姿を消し生産中止をしている、もしくはそういった噂があるメカニカルシリーズはどれもコストパフォーマンスに優れたムーブメントであるCal.6R15を搭載している名機と名高い時計ばかりでした。
廉価な機械式時計は優秀すぎるコスパが割に合わずに廃盤になったのではという意見なども見られましたが、正確な事は不明です。
現在価格が高騰している?
セイコーアルピニストは記事作成の段階ではまだ販売をされていて、セール中の為価格が38,900円となっています。
その他のサイトなどで価格比較をしてみましたが、Amazon以外ですと43,000円からと多少値が上がっていますが、セイコーのメーカー希望小売価格を超えるような価格の物ではありませんでした。
SARB017の新旧モデルを比較
SARB017の新モデルと旧モデルの違いを表にしています。
1995年に発売後2006年にリニューアル
セイコーのアルピニストメカニカルにはオリジナルとなる1995年に発売したモデルと2006年にリニューアルをしたアルピニストがあります。
ここからは二つのアルピニストの細かな違いなどを紹介します。
①ムーブメントの違い
この二つのアルピニストを区別する際、4Sアルピニストと6Rアルピニストと呼ぶ人も多く、この記事でもこの2つのアルピニストを「4S」と「6R」というように区分しています。
名前の頭にある「4S」と「6R」とはお察しの良い方なら分かると思いますが、二つのアルピニストはまずムーブメントが違います。
1995年に発売された4Sアルピニストに搭載されているCal.4S15はセイコーの看板商品の一つだったキングセイコーや一部の高級腕時計に使われていた物で、2006年に発売された6RアルピニストにはCal.6R15が搭載されています。
②ウォッチサイズの違い
4Sアルピニストと6Rアルピニストはまず全体的なサイズに違いがあります。
これは使われているキャリバーが違う事にも関係しており、Cal.6R15が4S15よりも大きい機械式ムーブメントという事に加え、2006年にリニューアルされた時のトレンドにより6Rアルピニストは一回り大きくなっています。
③ケース厚の違い
4Sに比べ6Rアルピニストはサイズ厚自体も少し大きくなっていますが、それよりも特筆すべきはラグ幅の違いにあります。
4Sアルピニストのラグ幅は19mmとベルトを選ぶ際に少し困ってしまうようなサイズでしたが、6Rはラグ幅20mmとベルトの選択肢が増えるようなラグ幅に変更されています。
④カレンダーやダイヤルなど文字盤の違い
サイズの変更などにより、アルピニストが持つエレガントな部分を壊さないようにと配慮され修正された箇所は他にもあります。
オリジナルアルピニストをリスペクトしてオリジナルを模して造られたダイアルのフォント、風防をサファイアガラスに変えた事と、大きくなったカレンダー表示によりレンズが撤廃されている点などがまず挙げられます。
ですがファンとして一番の違いはその文字盤、特徴的なロゴの変化です。
アルピニストのロゴがダイアルから無くなってしまったのは人によっては残念ではありますが、Cal.6R15のおかげで手の出しやすい価格にリニューアルされています。
SARB017は和製エクスプローラ1と呼ばれる美しい時計
セイコーのスポーツモデル、その最初期世代の一つだったアルピニストSARB017ですが、20年以上愛されてきたこの時計を手に入れられるのもあと僅かかもしれません。
この名機と名高い腕時計を購入しようかと悩んでいる人はまだ手に入れる機会のある内に、本格的に検討してみる事をおすすめします。
2020年11月20日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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