SNZH53(セイコー5)をレビュー！SNZH53JCとの違いも解説！

セイコーの提供するSNZH53はおよそ20,000円程で購入できる機械式腕時計で、機械式腕時計の入門としてオススメする人がいる程、親しみやすい存在の腕時計です。

今回はこちらのSNZH53の性能を紹介する他、末尾の「J1」や「JC」といった同じ腕時計なのに表記が違う点についても紹介しています。

まずはコストパフォーマンスに優れたSNZH53JCの気になる特徴や外観、性能について紹介します。

SNZH53JCはケースの側面とベルト側面にポリッシュ仕上げが施され、シースルーバック仕様となっています。

横から見ると、人によっては気になってしまうほどピカピカと輝いていますが、盤面と合わせてみると少し柔らかで、カジュアルな印象を受けるかもしれません。

深い青の逆回転防止ベゼルと、鮮やかな青いダイアルが美しいバーインデックスのSNZH53JCは3時方向に曜日と日付表記がされていますが、それでも高い視認性がある腕時計です。

使われているムーブメントはCal.7S36、SNZH53の低価格を支える廉価な機械式ムーブメントです。

日差は-35～+45秒と精度が良いという訳ではありませんし、手巻きやハック機能も搭載されておらず、性能が優れているという訳ではありませんが、コスト面で秀でているのが最大の長所でしょう。

SNZH53を購入しようとした時、何故か同じ時計の様に見えるが3つモデルがあると首を傾げてしまう人もいるかと思われますので、ここからはSNZH53に存在する3つのモデルの違いについて紹介します。

SNZH53という腕時計には、末尾に「J1」「JC」「K1」と表記がされているのが特徴的です。

これらは製造された工場の場所を指していると言われていて、大きく分けて「J1」は日本の工場で組み立てた腕時計、「JC・K1」などは海外で組み上げられた腕時計というようになっています。

基本的には同じ時計ですが、そこは日本クオリティなのか「J1」の方が同じ時計でも商品の当たり外れが少ないと言う人もいます。

更に腕時計のあちこちにMade In Japanの刻印があり、基本的に日本で組み立てた「J1」は「JC」や「K1」の物より人気が高いです。

いくつかの種類があるSNZH53、「J1」はMade In Japan表記されている事から需要も他の「JC・K1」表記の物より増え、J1の流通量自体が少ない事もあり、少々値段が高いという特徴も見られます。

また、末尾がJ1・JCのSNZH53の3時方向にある曜日・日付表記には英語、第二言語にアラビア文字が使われており、K1には英語、第二言語にスペイン語が使われていますので注意が必要です。

滅多に見る機会はありませんが、たまに末尾に何も表記されていないSNZH53があり、北米経由の輸入商品にそういった特徴があるようです。

価格は2020年11月の情報ですが、参考になれば幸いです。

いくつかのサイトでの価格を比べてみましたが、やはりJ1表記の物が少し価格が高い印象を受けました。

ここまで紹介したSNZH53は機械式腕時計の入門、教科書のような存在と言える程に手頃に手に入れる事が出来ます。

これまでクォーツ式を中心に使っていた人も、この圧倒的なコスパの良さを持つSNZH53JCを手に入れ、機械式腕時計の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2020年11月19日調査