スント"ベクター"の機能と使い方!生産終了の理由や人気の色、後継モデルも紹介!
フィンランドの老舗精密機器・計測機器メーカー、スント(SUUNTO)は、アウトドア用の腕時計やアスリート向け腕時計などで人気のブランドです。特に愛されてきたベクター(VECTOR)が生産終了となりました。廃番理由や中古の人気色、機能や使い方などをご紹介します。
目次
スント"ベクター"の使い方を調査!機能や人気カラーを紹介
アウトドアやスポーツのパートナーウォッチとして、スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)は長らく親しまれてきました。
しかし生産終了となり、多くのファンに惜しまれています。
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)の基本的な使い方や、廃番になった理由、後継モデルについて調べました。
スント"ベクター"の機能と使い方
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)には、アウトドアやスポーツに役立つ、実に多彩な機能が搭載されています。
使い方は、初めて手にした方にとって少々難易度が高めです。
一度覚えてしまえばラクラクに使いこなせるようになる、スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)の機能と使い方について解説します。
4つのボタンで機能を切り替え設定
- 右上【MODE】ボタン
- 左上【SELECT】ボタン
- 右下【プラス】ボタン
- 左下【マイナス】ボタン
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)には、ボタンが4つついています。
このボタンを使って、さまざまな機能を使いこなします。
- TIME(時計)モード
- COMP(コンパス)モード
- ALTI(高度計)モード
- BARO(気圧計)モード
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)には、主な機能が4つあります。
たとえばBARO(気圧計)モードでは、気圧が低く表示されれば天気が崩れることを予測できるなど大変便利です。
天気が悪くなるのを予想できれば、その先の計画を変更できるようになります。
各ボタンで項目の設定数値を微調整
ベクター(VECTOR)のMODEボタンで、どの機能を使用するかを選び、モード画面上でSELECTボタンを押すことで操作します。
使用したいモードに合わせた状態でMODEボタンを2秒間押すと、機能決定です。
SELECTボタンを何回押すかで、機能の使い方を選びます。
- コンパス校正=コンパスモードでSELECTボタンを2回押す
- 磁北偏差補正=コンパスモードでSELECTボタンを1回押す
スント(SUUNTO)とは、フィンランドの言葉で「方向」という意味です。
コンパス校正とは、コンパスの狂いを直す操作を指します。
磁北偏差補正とは、コンパスの北と本来の北の差を無くし、コンパスを正しく微調整することです。
アラームやストップウォッチなどのタイマー機能
- アラーム=時計モードに合わせてSELECTボタンを1回押す
- ストップウォッチ=時計モードに合わせてSELECTボタンを2回押す
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)は、アラームやストップウォッチとしても使用できます。
アラームは日常の目覚ましとしても役立ちます。
この2つの機能が役に立つシチュエーションは豊富にあるでしょう。
高度や気圧計の他心拍数を計測
- 高度差計測=高度計モードでSELECTボタンを1回押す
- 24時間メモリー=高度計モードでSELECTボタンを2回押す
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)HRモデルでは、付属のコンフォートベルトをみぞおちに装着することで、心拍数も測れます。
心拍数の上限・下限の設定もあらかじめ行えますし、限界に達するとアラームが鳴るように設定することが可能になります。
トレーニングや高齢者・持病を持つ方などに非常に役立つ機能です。
スント"ベクター"生産終了の理由
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)は、高い人気を誇っていながら生産終了となりました。
ネットなどでは様々な理由が憶測され、ウワサされています。
生産が終了してしまった本当の理由は何なのか、生産終了後の現在でも手に入る方法はあるのかを、詳しく調べてみました。
部品調達の関係で製造終了
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)が生産終了になってしまったのは、内部基盤に使用する部品の調達が難しくなったからです。
生産終了が発表された際は、世間で大きな話題となりました。
すべてのカラーをひとつのボックスに収めた、ファン推薦のコンプリートボックスが限定発売されたほどです。
店頭に在庫が残っているモデルも
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)は、今でも店頭や在庫に残っている場合があります。
ネットの通販サイトでも探せばまだ若干ですが、新品が手に入るカラーも残っているのでまだ望みを捨てないほうがよさそうです。
根気よく探せば、お気に入りが見つかる可能性があります。
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)の生産終了は2014年ですので、2020年現在では中古品としてサイトや店舗で見つけられます。
コンディションやカラーの人気度、モデルや経年などによって価格は変化しますが、10,000円以下で手に入るものもあります。
欲しい色がある場合は、探してみてはいかがでしょうか。
市場の中古品で交換部品を調達することも可能
もしお手元のベクター(VECTOR)が破損してしまった場合、すでに生産が終了しているので、修理したくても部品が無いというケースが考えられます。
しかし、ベクター(VECTOR)は大変人気が高いので、中古市場にもさまざまなモデルがすでに出回っています。
低価格のモデルを購入して修理部品に充てる、という方法もあります。
スント"ベクター"人気の色は?
スントのベクターは、カラーバリエーションが豊富な時計としても知られています。
そのため、男性・女性を問わずユニセックスで使える時計、スントというブランドのアイコンとしての地位を確立してきました。
ここからはスントのベクターの人気カラーの特徴をご紹介します。
ライムグリーン
ベゼル周囲のケース部分が、落ちついた黄緑色のスント"ベクター"ライムグリーンです。
アウトドアのアイテムの中にあっても浮きにくく、それでいてはっきりと存在を主張してくるさわやかな色合いになっています。
若い男性をはじめ、女性にも多く親しまれている人気カラーのひとつです。
ブラック
アウトドアウォッチとしても、ミリタリーウォッチとしても、やはりスント"ベクター"ブラックは永遠のスタンダードカラーです。
ベクター(VECTOR)には2種類のブラックがあり、こちらはケースに素材の合成プラスティックの質感が出ています。
いかにも強靭で堅牢かつシックな雰囲気が漂っています。
カーキ
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)のカーキは、並べてみないとホワイトとあまり変わらない白っぽい色をしています。
カーキは、くすんだグリーン系やブラウン系というイメージがあります。
実際のカーキだと思い購入すると勘違いしやすいので、ネットショッピングやフリマアプリではよく確認してから購入しましょう。
ミリタリー・ブラウン
登山やスポーツはもちろん、サバイバルゲームでも活躍しそうなカラーが、こちらのスント"ベクター"ミリタリー・ブラウンです。
まるで枯れ葉のようなブラウンで、全身をカーキやブラウンのような保護色で固めていても落ち着きがあるカラーなので派手さがありません。
ミリタリーシリーズには、ブラウンとグリーンがあります。
ミリタリー・グリーン
スント"ベクター"ミリタリー・グリーンは、ビビッドなグリーンカラーではなくスント"ベクター"カーキよりもカーキに近い緑色をしています。
ミリタリー・ブラウンよりも、さらに目立ちにくい暗めのモスグリーンを採用し、ベースのブラックと相まって、重厚なカラーリングになっています。
嫌味のない深いグリーンは、飽きの来ないカラーで使いやすいです。
オレンジ
派手すぎず、でもフレッシュなスント"ベクター"オレンジも人気色です。
レッドと同じように、差し色としてウェアに彩りを添えてくれる、明るい色味になります。
また外部からの視認性が高くなるため、登山などのおともにもおすすめです。
レギュラーブラック
スント"ベクター"レギュラーブラックは、ブラックと比較するとベゼル、ケースともにマットな感触のブラックになっています。
非常にシックかつシンプルなデザインで、鮮やかなカラーを使用していない分、逆にアウトドアというアクティブな雰囲気が抑えられているのが特徴です。
実際レジャーではなく、普段使いにしている方も大勢います。
イエロー
登山、アウトドアのパートナーとして、ライムグリーンとともに高い人気を誇るのが、スント"ベクター"イエローです。
派手めなイエローカラーはブラックとの相性がよく、それぞれを鮮やかに引き立ててくれます。
オレンジ同様、視認性が高い点も魅力のひとつです。
登山用の限定カラー
スント"ベクター"ターコイズブルーは、あざやかな青が目を引くファッション性が高いモデルです。
2012年の限定モデルとして登場し、男性女性問わず人気が高い色なので差し色にすることで他のアイテムを引き立ててくれます。
明るめの青は、黒との相性もバツグンといえるでしょう。
あと何メートルくらいで頂上にたどり着くのかがわかるので、登山用ウォッチとして多くの登山家たちに重宝されています。
コンパス機能も搭載されているので山登りの際に大雪に見舞われたりなど、いざというときにも大変便利といえるでしょう。
特別感が漂っており、青が好きな人にとってはたまらない時計のようです。
スント"ベクター"の後継モデルはどれ?
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)の後継モデルがすでにいくつか注目されています。
それぞれを詳しく調べてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- スント(SUUNTO)コア(CORE)プレミアム
- スント(SUUNTO)コア(CORE)クラシック
- スント(SUUNTO)コア(CORE)クラッシュ
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)の後継モデルとして、上記の3種のスント(SUUNTO)コア(CORE)シリーズが注目されています。
それぞれどのような機能やスタイルを持ったモデルなのか、素材や重さなどを徹底的にチェックしてみました。
スントコアプレミアム
価格(税込) | 35,750円(公式) 29,800円(Amazon) 25,901円(楽天) |
---|---|
ケースサイズ | 49.1mm/13.4mm |
ケース素材 | ステンレススチール/アルミ |
ベルト素材 | シリコン |
搭載機能 | クロノグラフ・高度計・気圧計・温度計 コンパス・メモリー・オートスイッチ 日出日没表示・水深計 スイミング計測機能 |
重さ | 120g |
2020年5月3日調査
スント(SUUNTO)コアプレミアムは、シンプルな装いの時計です。
シルバー・ホワイト・ブラックの3色で、シルバーは剛性に優れたステンレススチールケースとサファイアクリスタルレンズを採用しました。
ホワイトとブラックはアルミケースとサファイアクリスタルレンズの組み合わせになっています。
クロノグラフで、コンパスのほかに高度計・気圧計・温度計などを備えた、リーズナブルでありながらハイスペックな時計です。
スイミング計測も可能になっています。
時計というよりも、腕時計としても使える小さなアウトドア専用コンピュータというおもむきの、高機能ウォッチです。
スントコアクラシック
価格(税込) | 22,000円(公式) 13,800円(Amazon) 16,800円(楽天) |
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ケースサイズ | 49.1mm/14.5mm |
ケース素材 | コンポジット |
ベルト素材 | エラストマー |
搭載機能 | クロノグラフ・高度計・気圧計・温度計 コンパス・メモリー・オートスイッチ 日出・日没表示・水深計 スイミング計測機能 |
重さ | 64g |
2020年5月3日調査
スント(SUUNTO)コアクラシックは、6種類のカラーから選べます。
クラシックといってもアウトドアウォッチならではのクラシカルさによって、当然のごとく頑強さがにじみだす、頼れるスタイルです。
また機能も非常に優れており、コアプレミアムの機能に加え、天気予測機能なども搭載されています。
スントコアクラッシュ
価格(税込) | 44,000円(公式) 49,500円(Amazon) 48,600円(楽天) |
---|---|
ケースサイズ | 49.1mm/14.5mm |
ケース素材 | コンポジット |
ベルト素材 | シリコン |
搭載機能 | 高度計・気圧計・コンパス・温度計・ウェザーアラーム 日出/日没表示・シュノーケリング用深度メーター |
重さ | 83g |
2020年5月3日調査
スント(SUUNTO)コアクラッシュは、波打つようなケーストップと、着け心地のよいシリコンストラップが注目されています。
機能的にはクラシックと同様、登山にも対応可能です。
カラーはグラファイト、ホワイト、グレー、コーラル、ブルーの5色で、それぞれ胸躍るスタイリッシュなデザインとなっています。
スント"ベクター" 4つの魅力
スント(SUUNTO)のベクター(VECTOR)には、4つの際立った魅力があり、ファンから長らく愛されてきました。
スント(SUUNTO)というブランドのアイコンとして長らく君臨した理由も、4つの魅力にあります。
ベクター(VECTOR)の4つの魅力をご紹介します。
スポーツ向けの多機能モデル
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)は、1998年に登場して以来、世界各国、何百万人もの人々に愛されてきました。
スマートウォッチが現在のように身近になる前から、スポーツ向けの多機能ウォッチとして活躍してきたのです。
生産終了までの16年間、高機能ウォッチとして親しまれ続けました。
電子コンパスをはじめ、高度計や気圧計、温度計などをコンパクトにまとめて腕時計に収めたベクター(VECTOR)は、登山者の強い味方です。
ちょっとしたハイキングやキャンプなどのアウトドアから、本格的なトレッキングや登山にまで対応し、スポーツシーンでも役立ちます。
丈夫で多機能、心強いパートナーと言えるでしょう。
既に廃盤で希少価値が高い
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)の生産が終了して、2020年段階ですでに6年が経過しています。
廃番から時間が経過しているため、希少価値が付加されます。
スポーツウォッチのため、状態の良い使用品が少ないこともあり、中古市場でもコンディションの良い品はかなり貴重です。
素材・装着感が良い
登山やスポーツなど、一瞬に命がかかったり、一瞬で勝負が決まる舞台で活躍するベクター(VECTOR)は、フィット感を重視しています。
挑戦者たちの邪魔にならないよう、良い素材を吟味し、装着感にこだわってコンフォータブルに造られた時計です。
ストレスフリーに着けられる点は大きな魅力となります。
カラーバリエーションが豊富
フィンランド生まれのスント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)は、人気の北欧スタイルの時計です。
デザインもスタイリッシュでカラーリングも豊富なので、同じ時計でも全く違った雰囲気を味わうことができます。
自分の個性に合わせて選べる楽しさも大きな魅力です。
スント"ベクター"は入手困難なハイスペックの時計
スント(SUUNTO)ベクター(VECTOR)は、2014年に生産が終了し、今では新品が入手困難になっている貴重品です。
後継モデルもクールで高機能ですが、ベクター人気も衰えません。
20年以上前に誕生して以来、多くの登山者やアスリートを支えてきた、スポーツウォッチの頂点を知るハイスペックな腕時計なのです。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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