セイコー(SEIKO)デジタル腕時計の歴史は?レトロな人気デジタル時計4選も紹介!
セイコー(SEIKO)はアナログ時計だけでなく、デジタル時計も人気があります。パッと見て時間が分かるため、デジタル腕時計を愛用している方も少なくありません。セイコー(SEIKO)のデジタル腕時計の歴史と、レトロ感あふれる人気のデジタル時計を4種類ご紹介します。
目次
セイコー(SEIKO)デジタル腕時計はいつ作られた?
セイコー(SEIKO)はデジタル腕時計の進化にも関わってきました。
セイコー(SEIKO)は、世界初のクォーツ時計を世に出すなど、腕時計の時代の先端を走ってきたブランドです。
セイコー(SEIKO)のデジタル腕時計はいつ誕生したのか、歴史を紐解いていきます。
セイコー(SEIKO)デジタル腕時計の歴史
1881年創業のセイコー(SEIKO)は、腕時計の先駆者として、今も技術を生み出し続けています。
1973年には独自のデジタルウォッチを発売しました。
アポロ11号の月着陸が1969年、同年にはセイコーが世界初のクォーツ時計を発表と、世界中が科学の進歩に夢中になっていた時期です。
1973年 世界初のLCD液晶デジタルウォッチ開発
世界初のデジタルウォッチは、アメリカのハミルトンが1970年に発表しました。
しかし電力消費が大きく、ボタンを押したときだけ数字が光る仕組みです。
セイコー(SEIKO)が発表したデジタル腕時計は、世界初の6桁表示LCD液晶ディスプレイで、省エネ・視認性に優れていました。
二層液晶パネルと地図機能を搭載したセイコーアトラス発売
軽く見やすいデジタル腕時計を生み出したセイコー(SEIKO)は、液晶の開発を着々と進めました。
1970年代には、二層液晶パネルと世界地図機能を搭載した腕時計、アトラスを発表します。
その後も、セイコー(SEIKO)は液晶の未来を拓き続けてきました。
LEDの導入や部品の見直しにより市場を拡大
セイコー(SEIKO)は、その後も技術開発を進め、LEDの導入や部品の見直しなどを行いました。
腕時計をより軽く、より多くの機能を搭載し、堅牢度を上げて視認性をアップさせるという課題に挑み続けます。
世界に名を馳せる企業となった今も、常に新たな世界を切り拓いています。
セイコー(SEIKO) レトロな人気デジタル時計4選
セイコー(SEIKO)のレトロなヴィンテージモデルのデジタルウォッチを厳選しました。
4位から、ランキング形式でご紹介します。
セイコー(SEIKO)デジタル腕時計:セイコー デジタルクオーツ A021
ケース径 | タテ42mm×ヨコ36mm |
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ケース厚 | 10mm |
製造年 | 1987年 |
ムーブメント | Cal.A021 |
素材 | ステンレススチール |
価格 | ー |
1987年に製造された、アラーム付きの腕時計です。
「働き方改革」などなかった時代のビジネスマンたちにとって、非常に強い味方でした。
セイコー デジタルクオーツA021の特徴・機能
- 古いパソコンの画面のようなレトロ感漂う液晶
- アラーム機能つき
- 細かな機能がないため数字が大きく表示される
セイコー デジタルクオーツA021は、大きめの液晶画面に時間がシンプルかつ大きく表示されます。
基本的には日付と時刻を分単位で表示します。
アラームとライトがついており、ライトは白熱級球を使用、現在の液晶画面とは違うレトロな灯りが腕時計のイメージにぴったりです。
セイコー デジタルクオーツA021の口コミ
レトロメカニカル
評価:レトロかつメカニカルな感じがたまらない!
ファンには見ているだけで幸せになれるフォルムです。
シンプルでレトロな昭和のメカらしさが、今の若い人々にうけています。
セイコー F231-4010 オールド デジタル クオーツ SEIKO・JA-1510
ケース径 | タテ39mm×ヨコ35mm |
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製造年 | 1980年初期 |
ムーブメント | クォーツ |
素材 | ステンレススチール |
操作 | 竜頭(リューズ) |
セイコー F231-4010 オールド デジタル クオーツ SEIKO・JA-1510は、SEIKOが発売したデジタル時計の中でもかなり初期のものです。
F231-4010 オールド デジタル クオーツ SEIKO・JA-1510の特徴
- デジタル時計では珍しい竜頭(リューズ)による操作
- セイコー(SEIKO)のデジタル時計でもかなり初期のモデル
- クォーツムーブメントのため電池交換さえすればほぼ狂わない
セイコー F231-4010 オールド デジタル クオーツ SEIKO・JA-1510は、デジタル腕時計では珍しい竜頭(リューズ)操作仕様です。
そのため余計なボタンが無く、つるんとしたフォルムをしています。
SEIKOのデジタル腕時計ではかなり初期のモデルとされ、当時は9万円の小売価格だったという逸話も残っている腕時計です。
1970年代、80年代頃には、当時の価格で5万円以上するようなデジタル腕時計が販売されています。
今でこそ100円ショップでも買えるデジタル腕時計ですが、発売当初は日本の液晶技術やクォーツ動力技術の粋を極めた高級品でした。
高価でも、高い技術がビジネスマンや若者たちに受け入れられていたのです。
F231-4010 オールド デジタル クオーツ SEIKO・JA-1510の口コミ
若き日の憧れ
評価:学生だった頃に憧れた高級品です。今になって再会し、やっぱり惹かれました。最新のスマートウォッチも便利ですが、当時の日本最高の技術だと思うとコロンとした形が愛おしく感じます。
まだ若かった日々に憧れた先進機器も、今ではアンティークとなっています。
長い年月を経て手に入れると、センチメンタルな気持ちにさせてくれます。
セイコー(SEIKO)デジタル腕時計:セイコー クロノグラフ ビンテージ
ケース径 | タテ42mm×ヨコ33mm |
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製造年 | 1970年代と推測 |
ムーブメント | クォーツ |
素材 | ステンレススチール |
裏蓋番号 | 890417 |
日付と曜日、秒単位の時間が表示される、デジタルクロノグラフ腕時計です。
クロノグラフの象徴である2つのプッシュボタンは健在ですが、文字盤のインダイアルなどはもちろん存在しません。
デジタル表示は細かくなり、さまざまな情報を伝えることができるようになっています。
セイコー クロノグラフ ビンテージの特徴・機能
- クォーツクロノグラフで、電池があれば現在も現役
- 1970年代に製造されたものと推測
- LIGHTで豆電球が点灯
1970年代後半の製造と考えられますが、現在も豆電球が点灯し、電池を交換するだけでしっかり動きます。
セイコー(SEIKO)が世界初の多機能デジタルウォッチ「クロノグラフ0634」を発売したのは1975年です。
その後、デジタルウォッチはさまざまな機能を搭載するようになりました。
ヴィンテージクロノグラフの2つのプッシュボタンは、現在販売されているアナログ時計のクロノグラフと同じ操作です。
2時位置にあるボタンがスタート&ストップ、4時位置にあるボタンはリセットになります。
セイコー クロノグラフ ビンテージの口コミ
父の思い出の品です
評価:父がデジタルウォッチファンで、昔デジタルのクロノグラフを持っていました。子ども心に羨ましいと思っていたのですが、先日偶然見つけて、即購入しました。父が満足そうに身につけて会社へ通っていたことを、懐かしく思い出します。
昔の思い出がよみがえる方も多いモデルです。
ベルトの細かなコマが、デジタル表示のケースを引き立たせています。
セイコー(SEIKO)デジタル腕時計:セイコー アトラス JA-0489
ケース径 | タテ39mm×ヨコ33mm |
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ケース厚 | 9mm |
製造年 | 1970年代 |
ムーブメント | クォーツ |
素材 | ステンレススチール |
セイコー(SEIKO)がデジタルウォッチを販売し始め、クォーツ時計が全盛期にあった1970年代中頃~の製造と推測されます。
知名度も高く、今もヴィンテージウォッチとして高い人気を保つ腕時計です。
アトラス ワールドタイム デジタルウォッチ SEIKO・JA-0489の特徴
- 2枚重ねになっている液晶
- ワールドタイムを画像で表現
- 1970年代のデジタル時計でも知名度・人気ともにトップ
時刻表示用と、地図表示用の液晶パネルを2枚重ね、ワールドタイムとホームタイム2つのチャンネルを設置しています。
時刻と地図・2つの時間帯を表示できる画期的な腕時計です。
当時から非常に貴重だったためか、大切に保管された良品がアンティークとして出品されることもあります。
アトラス ワールドタイム デジタルウォッチ SEIKO・JA-0489の口コミ
どこか漂う愛らしさ
評価:今でもしっかり動くのですが、当時としては最新の技術だったこの時計も、現代となっては可愛らしく感じます。構造が複雑で、当時は相当高価なステータスシンボルだったんだと考えるだけでワクワクしますね。
当時としては画期的な液晶ディスプレイ方法でも、今ではレトロな愛らしさを感じさせる腕時計です。
現代の最新鋭技術の礎となっていることも、アンティークファンを魅了しています。
セイコー(SEIKO)レトロな人気デジタル時計 比較一覧表
セイコー(SEIKO)レトロな人気デジタル時計の比較一覧表です。
セイコー(SEIKO)デジタル腕時計はレトロな感じで今も人気
セイコー(SEIKO)のデジタル腕時計は、70年代~80年代の古き良きレトロ感があり、今でも人気があります。
クォーツムーブメントで大切にされてきたものが多く、中古でもちゃんと動く品が少なくありません。
レトロなメカニカルの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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