腕時計は右手と左手どっちに付けるべき？あえて右手に付ける意味は？

世の中には様々なデータがあり「右手・左手のどっちに腕時計をしているか?」というアンケートもあるようです。

結果は男女ともに86%以上が左手でしたが、日本人全体の89%が右利きなので、左手に腕時計を着ける人が多いのはごく自然な結果といえます。

では左手ではなく、あえて右手に着けることに意味はあるのでしょうか?

多数派の「右利き」を基準に考えると、利き腕となる右手に腕時計を着けるのは不自然といえるでしょう。

左手着用が自然なところ、あえて不自然を選ぶのにはそれなりの意味や理由があるはずです。

芸能人など著名な方の右手着用も興味深いところですね。

左手着用でも平和を愛する人は沢山いるので、「右手の腕時計は平和の象徴」といわれてもピンときませんよね。

話しの出どころは芸能人の木村拓哉さんらしく、ラジオ番組で「スナイパーの腕時計が左手ではなく右手だと、時計を見るためにターゲットから一旦目を離すため、時間どおりに狙撃できない」といった内容の話しをしていたそうです。

「狙撃が遅れる = 殺せない」ということから平和の象徴となっているらしく、右利きの木村拓哉さんが左手ではなく右手に着けるのはこういった理由のようです。

かなり無理矢理な解釈で、平和というより「要領の悪い人」を象徴しているようにも思えますが、右手・左手についてはこのような考え方もあり、同じ芸能人の中にも影響された方がおられるようです。

右手（利き腕）は持つ、挙げるなど、左手よりもよく動かします。

左手にくらべ、右手の腕時計はアイキャッチ効果が高いので、愛用ウォッチを目立たせたい方にとっては意味があるでしょう。

高級時計を持つ芸能人に右手派が多いのも、このような理由からかもしれません。

「リューズ（竜頭）が手の甲に当たると気になる」といった理由で右手に着ける方もいます。

「どっちかというと右手が楽」という単純な理由であり、右手着用の意味や合理性もあります。

あえて右手（利き腕）に腕時計を着け、人と違った見せ方をしたくなるときもあります。

いつもと違う気分になれますし、個性やファッションの演出にもなるでしょう。

気分に合わせて右手・左手どっちでもOKという方もおられるでしょうね。

イスラムの過激派テロリストには右手に腕時計を着ける習慣があるようです。

理由は定かではありませんが、アルカイダの初代司令官であったウサマ・ビン・ラディンも右手着用だったようです。

8割程度のイスラム過激派が右手らしいので、武装上での都合または思想的なものかもしれません。

芸能人など、特殊な事情や価値観を持つ人を除き、「右手・左手のどっちに着ける?」と考えるのは意味のないことでしょう。

無理に意味を求めるようとすると哲学的な話になるので「右手・左手どっちでも好きにしましょう」ということですね。

初めて腕時計を着けたとき「右手・左手どっちにするの?」と悩んだ方は殆どいないと思います。

右利きであれば自然に左手へ着けられたことでしょう。

「どっち?といわれても自然にそうなるから考えても仕方ない」と思われるかもしれませんが、腕時計の左手着用にはそれなりの意味があるようです。

腕時計が世に登場する前は懐中時計が主流でした。

携帯性はよいのですが、瞬時に時刻を確認できないため、当時の兵士などは左手首に懐中時計を結んでいたようです。

時間に厳密な軍事行動ならではといえますが、このエピソードが腕時計へのニーズに繋がり、左手用に開発された理由の一つにもなっています。

意識してみるとよく分かりますが、利き手はぶつけたり当てたりを繰り返してます。

よく動かす利き手に腕時計を着けると、それだけダメージを受ける頻度も増すため「利き手と反対の手」に着けていた方が安心といえます。

着脱のしやすさ、装着時の扱いやすさを考えると、利き手の反対に腕時計を着けるのはごく自然なことです。

右利きが多数なので、左手に腕時計を着けた人が多いのは当然の結果といえるでしょう。　

有名人の中には「腕時計は右手」という人もいるようです。

さっそく顔ぶれをみていきましょう。

芸能人では所ジョージさん、高倉健さん、上田晋也さんなどが右手派です。

また、名優として知られた石原裕次郎さんも右手着用だったそうです。

右手に着ける理由は特に語られていませんが、「収録中に時間を確認しやすいので芸能人には右手派が多い」という話もあるそうです。

海外ではマイケル・ジャクソン氏も右手にしていたようです。

ロシアのプーチン大統領も腕時計は右手のようです。

プーチン大統領の場合、柔道に関係があるようで「よく使う左手には腕時計をつけたくない」といった理由があるそうです。

腕時計には右手用のタイプもあります。

言い換えると「左手で操作がしやすい時計」であり、リューズ（竜頭）やボタンなどが工夫されています。

腕時計は右利き用にデザインされたものが多く、右手で操作しやすいようにリューズ（竜頭）やボタンが配置されています。

右手用はその逆であり、右手着用時に「左手で操作しやすい」ように設計された腕時計です。

国内メーカーでは、エンジェルクローバー、シーレーンなどが右手用の腕時計をリリースしています。

またカシオのシリーズでは、ソーラー電波時計やリニエージといったリューズ（竜頭）のないタイプもあり、右手・左手どちらでも使えるようになっています。

「右手・左手どっちにしよう?」と気分で変えることもできますね。

イタリアブランドではインビクタ、コグ、テッラ・チエロ・マーレ、パネライ、レアンドリ といったメーカーが右手用の腕時計を開発しています。

フランス製でもマットウォッチが右手用の腕時計を販売しているので、気になる方はチェックしてみて下さい。

国内、国外と様々なメーカーが右手用の腕時計を開発しています。

中でもおすすめの右手用腕時計を4タイプ紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

「腕時計は右・左どっちにつけるべき?」のテーマを掘り下げてみました。

利き腕の反対がセオリーと思いがちですが、人それぞれの考えがあるようです。

ときには「今日は右手・左手、どっちにしようかな?」と気分で変えてみるのも楽しいですよ。

2021年8月23日調査