金属アレルギーの腕時計のおすすめの選び方と対策！つけやすい時計7選も紹介

今回の記事は、金属アレルギーの方にもおすすめできる腕時計の紹介です。

素材の見直しや着用時～着用後の対処でかゆみなどを押さえることもできるので、ぜひ参考にしてください。

金属アレルギーの症状が出にくくなる腕時計素材について解説します。

肌に優しく、金属アレルギーの症状が出にくい素材には「チタン」「プラチナ」「ゴールド」などが挙げられ、非金属のウッド素材もおすすめです。

一部の金属は汗に含まれる塩分で溶け出すことがあります。

塩分を構成する塩化物イオンには金属を腐食（溶け出す）させる働きがあり、溶け出した金属が肌に触れたり体内へ入ることでアレルギー症状となります。

錆びに強いチタンは腕時計のケースやベルトによく使われ、金属アレルギーの症状が出にくい素材としても知られています。

金属の錆びは「イオン化」という現象から発生しますが、プラチナはイオン化の起きにくい素材として知られています。

プラチナ素材であれば金属アレルギーの症状は出にくくなるので、「Pt900」や「Pt950」など高純度なものを選ぶのがおすすめです。

金もイオン化傾向が起きにくい金属です。

ただし14Kゴールドや18Kゴールドは配合された金属の割合が高くなるため、配合金属の内容によってはアレルギー反応が起きる可能性もあります。

ホワイトゴールドは金にパラジウムを混ぜて作られます。

パラジウムは金属アレルギーの症状を引き起こす可能性がありますが、イオン化の起きにくいロジウムメッキでコーティングされていれば安心です。

金属アレルギーの症状が出ないウッド素材もおすすめです。

堅牢性や防水性では金属素材に劣りますが、アレルギー症状が出ない点は魅力です。

ケースバックも木製で、留め具の金属が直接肌に当たらないよう工夫されたものもあります。

チタンはアレルギー対策にもなり、負担の少ない軽量金属です。

長時間の着用でもストレスを感じにくいおすすめの素材です。

既に持っている腕時計を使わずにいるのは勿体ないですよね。

金属アレルギーの方でも肌に負担をかけない方法を紹介するので、自分に合ったものを試してみてください。

腕時計のベルトに余裕を持たせ、肌との間に隙間をつくりましょう。

ルーズフィット気味に着用すると通気もよくなり、汗をかきにくくなります。

季節限定にはなりますが、袖の上から腕時計を着けるのもおすすめです。

直接肌に触れないため金属アレルギーの心配はなく、ファッションとして楽しむこともできます。

リストバンドの上から腕時計を着用するのもおすすめです。

手首にボリュームを持たせたファッションにもなり、肌の露出が多くなる夏場にマッチした対処方法です。

金属部分に塗布する保護材もおすすめです。

ケースやベルトに直接吹き付けて使うのでベルトのサイズ調整が不要であり、フィット感を損なうことがありません。

金属部分に貼って使う保護シールもあるので、好みで選んでみてください。

汗をかいたら腕時計を外すのもおすすめです。

腕時計を外せない状況であれば、こまめに汗を拭き取るようにしてください。

ベルトの素材を変えるとアレルギー対策にもなり、ファッションとして楽しむこともできます。

革やナイロン、ラバーなどがおすすめです。

アレルギー症状が出るまでの時間を把握しておくこともおすすめです。

体調や天候などによって違いはありますが、大よその時間を把握しておき、症状が出る前に外しておくのも一つの手です。

病院の皮膚科でパッチテストを受けると反応しやすい金属が分かります。

医師による検査なので安心して受けることができ、アレルギー症状が出やすい金属も正確に分かります。

現在、腸内細菌がアレルギーの抑制に有効と注目されています。

腸内環境を整えるとアレルギー反応への抑制物質が放出されるため、食物繊維を含む栄養バランスの良い食事を摂ることが重要です。 

食事の改善で免疫力が上がると、アレルギー耐性が向上する可能性があります。

金属アレルギー体質の人におすすめの腕時計を紹介します。

金属アレルギーにおすすめのモデル7選を表にしましたので、ご参考にして下さい。

金属アレルギーの症状を発生させる腕時計の素材などについて解説します。

金属アレルギーといっても全ての金属に反応する訳ではありません。

症状の出やすい金属としてはニッケルやコバルト、クロムなどが挙げられます。

他にも銅やスズなどがあり、特定の金属を避けることでアレルギーの発生リスクを抑えることができます。

金属アレルギーの主な症状としては、金属に触れた部分が赤く被れたり湿疹が起きて痒くなるなどがあります。

また、金属が触れていないはずの部分にまで広がることもあります。

金属アレルギーは、場合によっては水ぶくれや発熱が起きることもあります。

痛みを感じることもあるので、肌に接触している金属を外しても改善されず、程度がひどい場合はすぐに医師に相談してください。

アレルギーを引き起こしやすい11種類の金属について解説します。

腕時計の素材によく使われるステンレススチールは、塩化物イオンに弱いというデメリットがあり、汗によって金属が溶けやすいため体内に溶け込む危険性が高くなります。

ただし、904Lスチールと呼ばれるステンレススチールは耐蝕性に優れているため、アレルギーが起きにくいと言われています。

ニッケルは金属アレルギーを引き起こしやすいことで有名です。

ニッケルは食器や硬貨など、身の回りにあるものほとんどに使用されています。

触れる機会が多いことから、アレルギー反応が引き起こされやすくなっています。

クロムも日常で使われるものに含まれることの多い金属です。

ステンレススチールにも含まれており、触れる機会が多いためアレルギーが起きる確率も高くなっています。

ピンクゴールドは金に他の金属を混ぜ合わせた合金であり、混ぜられている金属に反応してアレルギー症状が起きる場合があります。

ピンクゴールドの腕時計を購入する際は、配合されている金属が何であるかを確認しておきましょう。

イエローゴールドもピンクゴールドと同様の合金です。

混ぜられている金属によっては、アレルギー反応が起きる危険があります。

水銀は銀歯に使われることの多い金属ですが、毒性が強く危険なため70年代のピークを境に殆ど使われなくなりました。

古い銀歯をはめている人は口の中で溶けだした水銀が体内に吸収され、金属アレルギーを引き起こしている可能性があります。

コバルトは加工しやすく安価な金属のため様々なものに利用されています。

日常生活で触れる機会が多いことから、金属アレルギーが起きる可能性も高くなっています。

錫（スズ）は食器や銀歯に使われることの多い金属です。

錫はアレルギーの症例が少ないと言われる金属ですが、人によっては反応が起きます。

特に金属に触れていないのに湿疹などが起きる場合、銀歯の可能性もあるため、気になる方は歯科医に相談してみましょう。

亜鉛は体に良いとされている栄養素の1つですが、過剰摂取した場合金属アレルギーが起きる可能性があります。

鉄も亜鉛と同様に体にとって必要な栄養素の1つです。

しかし鉄も過剰摂取すれば、金属アレルギーの原因となりかねません。

銅はピンクゴールドやイエローゴールドなどにも使われる金属です。

日常生活ではニッケルやクロムに比べると触れる機会は少ないですが、アレルギー症状が引き起こされることがあります。

有効な対策を行えば、アレルギーがあっても安心して腕時計を使えます。

根本的な解決には医師との相談も必要ですが、素材の選び方や着用時の工夫など、今すぐに始められるアレルギー対策も多いので、ぜひ自分にあった方法を試してみてください。

2020年9月26日調査