ペキニエはどんな時計？評価・評判から最新人気おすすめランキング3選も紹介！

ペキニエの腕時計にはもともとが宝飾系の時計ブランドという位置付けでしたが、2000年にペキニエ引退後本格的な自社ムーブメントの開発を始め、本格機械式腕時計ブランドとしてイメージ転換を図ります。

エレガントなデザインと高い技術力によるムーブメント性能が調和して、現在のペキニエは他では真似のできない腕時計作りに成功しています。

ペキニエは歴史としては浅いブランドではありますが、その卓越したデザインと宝飾の芸術性、そして自社ムーブメントの高い実力によってフランストップの腕時計ブランドに成長しました。

その歴史や価値の高さについて見てみましょう。

若きフランス人の腕時計職人、エミール・ペキニエがフランスのモルトーに1973年工房を構え、ペニキエは創立されました。

世界で始めて医療用に使われるステンレススチール316Lをケース素材に導入、これにし装飾としてダイアモンドをセットするというデザインの先駆者であり、エレガントな女性達に愛される時計ブランドになっていきます。

2000年より今までの宝飾腕時計としてのデザイン優先路線から、自社ムーブメントの開発に着手し、2011年に今までの概念を覆す画期的な自社開発ムーブメント・カリブルロワイヤルを搭載したコレクションを発表し一ランク上の評価を得ます。

それからのペキニエは高精度でデザイン性にも優れた独自の腕時計を実現し、世界的な評価を手にしています。

1969年のクオーツショックでフランスの機械時計ブランドはほとんどが淘汰されてなくなってしまい、ほとんど壊滅の状態にありました。

そこをペキニエが救世主のような存在として自社製ムーブメントによりマニュファクチュールの復活をフランスにもたらしたことで、フランスでは唯一無二の存在といわれています。

他の高級腕時計ブランドに比べてペキニエは歴史の浅いブランドといえ、規模として見た場合は不利な面は否めません。

しかし、2000年前後から推し進めてきた本格腕時計ブランドとしての評価が認められており、手ごろな価格のものでも50万円以上のペキニエの腕時計が持つ資産価値は高いといえるでしょう。

創業当初はその卓越したデザインセンスで魅力的な宝飾腕時計を生みだし、21世紀に入ってデザイン性と高精度な腕時計としての機能の融合に成功したペキニエですが、その特徴はまだまだ謎が多いです。

ここではペキニエ腕時計の大きな特徴について見てみましょう。

ペキニエの腕時計で顕著に見られる特徴としては、左右対称の美しいシンプルなダイヤルデザインが特徴的です。

自社製ムーブメントの代表作カリブルロワイヤルも左右対称のデザインで、フレンチ美学が追及された見事なデザインを実現しています。

そしてペキニエのもう一つの特徴として人気が高いのが超高精度のムーンフェイズの存在で、月の年齢を正確に美しく表示します。

月の満ち欠けが135枚のディスクの歯数で表現され、実際の月の月周期に限りなく近い精度になっています。

ペキニエの存在を真の一流腕時計ブランドに押し上げたのがこの21世紀に入って開発された、理想のムーブメントといえるカリブルロワイヤルです。

総部品数318個のうち316個が完全オリジナルパーツで構成されている世界初の非モジュール式センターシャフトドライブムーブメントです。

小型時計史上、250年間誰も解決できなかった理想の駆動方式を実現しました。

このカリブルロワイヤルは単に理想の駆動方式で多機能でありながらロービートで修理に強いムーブメントなだけでは無く、時計の駆動の長寿命化にも成功しました。

それが脅威といえるパワーリザーブ機能で、フル巻上げで約100時間の駆動を高精度で行います。

約72時間のトルク安定を保証し、リザーブ残量をインジケーターが表示します。

カリブルロワイヤルの機能で世界初となるのが、フラット3ディスクのジャンピングデイデイト機能で、夜中0時前後に瞬時にデイデイトがジャンプします。

日付の変わる夜間の操作禁止時間帯（通常の機械式腕時計で22時～2時）でも操作可能な超複雑カレンダーを搭載していますのでいつでもデイデイトの調節が行えます。

ここではペキニエの評価と評判を見てみることにしましょう。

意外と大きく感じる見た目と違ってフィット感が良いという意見が多いです。

またデザインが他の腕時計にはない独自のデザインになっているので、普段ロレックスなどにしか目の行かない人でも、手にとって見たくなる魅力が高いです。

コレクターの方々には早くから注目されていたペキニエですが、エントリーモデルが登場ということで注目度が高くなっています。

今までは表職腕時計の歴史から高価なモデルが多かったので、購入し易いエントリーモデルが出れば、日本での評価ももっと向上するでしょう。

唯一のフランスマニュファクチャール腕時計ブランドとして、21世紀に入り世界的評価を獲得したペキニエですが、どんどんペキニエの腕時計は進化を遂げて革新的なモデルを生みだしています。

ペキニエはフランス経済産業雇用省から無形文化財企業に認定されています。

今後注目度が上がるペキニエの人気おすすめモデルを3種類紹介していきましょう。

理想的な構造の自社製ムーブメント、カリブルロワイヤルを搭載したペキニエが世界50本限定で送り出した超希少モデルがペキニエ マニュファクチュール ロワイヤル サフィール 9010843です。

ブラックとスモーキーグレーで上品にデザインされたケースに芸術的に複雑な機能が配置された一生モノのモデルです。

大きな特徴は実に8つの国際特許を取得している次世代ムーブメント・カリブルロワイヤルで、パワーロスを極限まで排除し、機械に対するストレスをなくすことをテーマに長時間パワーリザーブを実現しています。

このムーブメントがデイデイト、スモールセコンド、パワーリザーブ、ムーンフェイズの4つの機能を正確に操作させるキャトルファンクションです。

限定品ではありますが、造形美と機能性が融合したペキニエ 9010843は、さらにファンを増やしたことでしょう。

さらに芸術的ともいえるキャトルファンクションを採用した4つの機能が美しくダイヤルに収められており、とても魅力的です。

ホワイトのシンプルな文字盤にパワーリザーブメーターとスモ－ルセコンド、デイデイトが美しく配置されたモデルがペキニエ マニュファクチュール パリ ロワイヤル 9001438 CGです。

さらに視認性バツグンのゴールドのアラビア数字が上品な仕上がりで、フォーマルにも使えます。

大きな特徴はデイデイトが夜中0時前後に瞬時に日付が切り替わる、フラット3ディスクジャンピングデイデイトを搭載しており、複雑な部品を組み合わせて絶妙な正確さで機能します。

そしてケース一体型では造形不可能な美しくシェイプされた後付けラグと同様にへこんだ形のリューズ形状が特徴です。

数々の高級腕時計を愛用してきた人でも高評価のカリブルロワイヤルが、注目度が高いです。

そしてこれだけ他のメーカーと異なる高性能をもったムーブメントは無いので、腕時計を知り尽くした人も魅力を感じることでしょう。

ブラックフェイスにダークグレーのインデックスと針、ケースが調和した2019年の新作モデルがペキニエ マニュファクチュール リュー ロワイヤル 4フォンクション ファントム D 2011 クール ブラック 9010643 です。

2011年にバーゼルワールドで発表されながら製品化されなかったダイヤルが、2019年に日本限定で復活しました。

こちらは2011年のバーセルワールドで発表されながら世に出されなかった秘蔵ダイヤルを2019年日本限定モデルとして20本復活させました。

マイナス16hのパワーリザーブインジケーターが初回ロットの証で、ムーンフェイズの作りこみもデビュー時のアップライド月＆星を採用しており現行モデルとの差がいっそう強調されている限定プレミアの高い逸品です。

日本限定20本というのも凄いですが、腕時計自体の持つ魅力が物凄くコレクターに響きます。

そしてコレクターには腕時計としての完成度の高さがとても訴えかけるものがあり、一度は手にしてみたいという気にさせます。

1973年、フランスのモルトーの工房から始まったペキニエはクォーツショックで壊滅状態にあったフランスの時計業界に光を当て、しかも理想的な世界初の革新的ムーブメントを開発しました。

元々持っていた秀逸なデザインセンスとカリブルロワイヤルという理想の機械が融合したペキニエは、一生に一本の腕時計として手に入れたくなる事でしょう。