腕時計のベゼルとは？ダイバーズウォッチなどのベゼルの種類を徹底解説！

ロレックスやセイコーなどの一部の腕時計に数字付きのベゼルがついていることがありますが、一体ベゼルはどのような機能をもたらすのでしょうか？

この記事では、ベゼルの種類や刻印されている数字の意味合いを解説します。

ベゼルはダイバーズウォッチやスポーツウォッチなどに搭載されています。

これから、ベゼルの種類を紹介します。

ダイバーズウォッチと言われている精度の高い腕時計に搭載されています。

0から15分または20分ごとに1分刻み、20分以降は5分刻みで数字が表記されています。

０を基準にして分針が進んだ分の時間はボンベの残りの空気量と潜水時間を測定できます。

ダイビングベゼルとは逆に反時計回りに数字が配置されているものがカウントダウンベゼルです。

砲弾の発射から着弾までの時間の計測や、爆発物のカウントダウンを計測します。

分針を0に持っていきます。

10時30分にスタートする予定であれば30分のところに「０」を合わせておくことで、残りの時間を把握することができます。

GMTベゼルとはGMTウォッチにはGMTというGreenwich Mean Time(イギリスのグリニッジ天文台の基準時刻)が搭載されています。

通常の時針と分針、秒針の他にGMT時針が文字盤にあるのが特徴です。

GMTは複数箇所の時刻を知ることができます。

時針は12時間周期で一周するのが通常時ですが、GMTは24時間周期で1周します。

方位針ベゼルは、NSEWの方位が表記されています。

登山やアドベンチャー用などのスポーツウォッチに採用されています。

腕時計を水平にしてから時針を太陽にかざします。

方位針ベゼルにある「S」を南の方角に合わせたら方位が分かります。

スライドルールベゼルはパイロットウォッチに搭載されているベゼルのことです。

当時のパイロットは航空計算にスライドルールベゼルを使用して空を飛び続けていました。 

飛行中に必須な情報を知ることができるようになっています。

例えば、飛行の所要時間や速度、上昇下降距離、燃料の消費量、飛行距離などを測定することができるので非常に便利です。

腕時計のベゼルに表記されている数字にはいくつか種類があります。

これから、ベゼルに使用されているメーターについて解説します。

タキメーター(タキプロダクツメーター)はクロノグラフ搭載の腕時計に頻繁に使用されています。

瞬間的に時速を計測する役割があります。

タキメーターは、1キロメートルあたりの移動時間を測定することで時速を割り出せます。

1キロメートルと通過したときのタイミングでストップさせると、クロノグラフの指す位置の数字が時速となります。

クロノグラフをONにして作業が終わったら停止します。

1時間に作業可能な最大量がタキメーターに表示されます。

アズモメーターはドクターズウォッチのクロノグラフに搭載されることのある呼吸数測定のためのメーターです。

クロノグラフのスタートボタンを押してすぐに呼吸を開始し、呼吸を5回してから停止させます。

1分あたりの呼吸数＝停止した針の位置の目盛りの数字になります。

デジタル医療機器がなかったころ、医療現場で脈拍を測定するためのスケールのことです。

クロノグラフをスタートさせてから15、または30回(腕時計による)の心拍に要する時間を測定し、クロノグラフが停止した時に示している数字から割り出します。

ベゼルに用いられるメーターの種類は他にもまだまだあります。

日常的や専門分野で使用できるものもあるので、ぜひ確認してみてください。

1960年代に製造されていたベゼルに搭載されており、1周で100分割された目盛りが表記されているのが特徴です。

10進法の乗算除算が可能で、パイロット用に作られたメーターです。

また、1分か1時間における作業量の計測などにも使えます。

テレメーターは、主に戦場での戦闘中に使われていたもので、タキメーターと一緒に表記されています。

テレメーターは、光と音の速度差を利用して遠くにある物体と現在地の距離を計測することができるメーターです。

発砲音が聞こえたらストップすることで標的との距離を測定するという使い方をしていました。

回転ベゼルの搭載された腕時計の中でもデザイン性が高いものや高精度なものが多くあります。

これから、ダイバーズウォッチに採用されている回転ベゼルの使用方法を解説します。

特にダイビングや探検において、ダイバーズウォッチを使用する際の事前の点検は大切です。

電池やゼンマイの残量、風防のひび割れているかどうか、ベゼルの回転具合、防水性、リューズのロック は最低限確認しておきましょう。

最初はベゼルの基点は0時を指しています。

そこから、反時計方向に回転ベゼル回転させて分針とベゼルの基点が一致するように合わせます。

ダイビング中の潜水時間測定時に不具合を起こさないための注意事項があります。

機材などの硬いものに触れないようにしましょう。

安心して残り時間を測定するために正しい使用方法をマスターしましょう。

ここでは、RichWatchおすすめのダイバーウォッチ3種類をご紹介します。

ここでご紹介した腕時計3種類を表にまとめました。

比較検討する際の参考にしてみてください。

これまで紹介したメーター付きのベゼルの他にも、デザイン性の高いベゼルや特殊なベゼルがまだまだたくさんあります。

ここでは、絵画の額縁のように文字盤を彩るデザインや珍しい機能のものなどを集めました。

アウトベゼルは、ベゼルを回すことで腕時計内周の計算尺が回るタイプのベゼルです。

代表的な腕時計のモデルとしてはブライトリングのモンブリラン01が挙げられます。

腕時計ひとつで様々な計算ができるように設計されているのが特徴です。

ロレックスのデイデイトやデイジャストシリーズの腕時計に用いられることの多いフルーテッドベゼル。

特徴は等間隔に山型のギザギザした形状が並んでいることです。

素材の輝きが多面的に反射するため、ドレッシーな印象があります。

ベゼルとして最も多く使われているのがスムースベゼル。

装飾や表記がなくプレーンなデザインが特徴です。

表面は研磨されて光沢があり、文字盤のデザインを邪魔せずに腕時計の高級感を出すことができます。

エンジンターンドベゼルは、飛行機のエンジンが回る様子を模したとされるデザインが特徴。

フルーテッドベゼルと似ていますが、山型ではなく掘らない部分と掘る部分を均一に並べているのがエンジンターンドベゼルです。

エンジンターンドベゼルのデザインを応用し、5分おきにインデックスのように掘らない部分を配置しているのがファインリーエンジンターンドベゼルです。

2010年以前のロレックスのエアキングやオイスターパーペチュアルには採用されていましたが、現行モデルの腕時計には採用されておらずレアなベゼルになっています。

バークは「樹皮」という意味で、バーク仕上げベゼルは樹皮のような見た目の加工をしたデザインのベゼルのことを言います。

90年代前半に発売されたロレックスのデイデイトシリーズに使われていましたが、現在ではとても希少なベゼルです。

近年ではデザイン性も幅広いものが増えて、絵画の額縁のように楽しめるベゼルが増えてきています。

中でもダイバーズウォッチは、機能性と見た目のかっこよさを併せ持ち、世界中の人に愛されている腕時計です。