腕時計のベルトの長さは平均どのくらい?メンズの他レディースも
腕時計のベルトやバンドの長さは、長すぎても短すぎてもデメリットがあります。この記事では、理想の腕時計のベルト、バンドの長さの測り方から微調整方法まで幅広く解説しています。最適なベルトの長さにすることで、腕時計に傷がつきにくく、着用感もよくなります。
目次
腕時計のベルトの長さの適性とは?
普段何気なく着用している腕時計、ベルトやバンドを最適な長さに調整せず適当に着けていませんか?
今回は、腕時計のベルトやバンドの理想の長さや微調整の方法について調査しました。
ベルトの長さ調整をすることで多くのメリットを享受できますので、ぜひご一読ください。
メンズの腕時計のベルトの長さの理想は?
サイズを意識する靴や服と違い、腕時計の場合はどのくらいのサイズ感が一番いいのか意外と知られていません。
まずは理想のベルトやバンドの長さを知って、体に負担なく、また邪魔になることなく腕時計を使えるようにしておきましょう。
指が一本入るぐらいがいいって本当?
手首のサイズは、内側に曲げたときには細くなり、逆に反らせたときには骨ばって太くなります。
そのため、ぴったりのサイズ感でバンドを着用していると、机を手につけたときなどに腕が窮屈になってしまいます。
また、ジャストサイズで使用していると体内から発生する汗によって、手首とベルトの間が蒸れたり、防水機能がない腕時計の場合水分が入り込む原因になります。
通気性を良くする、手首に負担がかからないようにするためにも、指一本分の余裕をもって着用するようにしましょう。
机に手をついた状態で着用するのもおすすめです。
腕時計本体とバックルの目安
ベルトやバンドの留め具部分のことをバックルといいます。
腕時計のバックルをつないで横から見たとき、バックルと腕時計ケースが平行になっているのが基本です。
もし金属ベルトのコマを抜く、もしくは新しくつないで長さを調整したい場合は、6時側を短くするようにしましょう。
6時側を短くするメリット
腕時計を着用するときは文字盤の6時を内側に向けて着用するため、6時側を短くしたほうが着脱がしやすくなります。
多くの腕時計のベルトやバンドは調整できるようになっていますので、どうしても手首のサイズに合わない場合はベルト調整を検討してみましょう。
バランスも考えてベルトを調節しよう
肘を曲げて腕時計を見る時にフェイスがややこちら側に向く用にバンド調節すると、視認性が向上します。
また、腕時計の重さを感じにくく鳴るので着用感も軽くなります。
腕時計を見る時の文字盤の向きや手首の感触を元に、バンドの長さを微調整してみましょう。
タイプによって微調節は可能
レザーのベルトは、時計専門店にて穴を増やす等で長さ調節が可能です。
金属ベルトは、ベルトのコマをピンで留めているピン方式、ネジで留めているネジ方式、バックルをスライドさせるタイプのスライド方式のものなら、自分で調整可能です。
腕時計のベルトの長さの測り方と平均を調査
腕時計を購入してから一度もベルトの長さを測定したことがないという人も多いです。
腕時計のベルトの測り方を知っておくと、ベルト交換のときにも便利。
手持ちの腕時計のベルトサイズを確認して、ぴったりの数字を控えておきましょう。
サイズ表記の見方
ベルトやバンドサイズの表記は、長さではなく幅を表記しているものがほとんどで、ベルトの裏側や取扱説明書に書いてあります。
例えば、「21-16mm」という表記であれば、時計とベルトを繋ぐラグ部分の幅が21mm、ベルトの幅が16mmということを示しています。
もしも表記が見当たらない、取扱説明書を失くしたという場合は、ホームセンターやワークショップにあるノギスが役に立ちます。
メジャーでは難しいベルト幅の測定も楽に行うことができます。
アナログ表記のノギスは目盛りの読み方が難しいので、デジタル表記のものが安心です。
ベルトの長さの確認方法
ベルトやバンドの長さを測るときは、メジャーを使います。
このときの注意点として、文字盤が見える表側ではなく手首があたる内側部分を測定しましょう。
1mm単位まで測定することが大切です。
手首周りの長さに合わせよう
手首まわりの長さを知っておくと、ベルトやバンド選び、長さ調整の際に参考になります。
計測するときはメジャーを使ってもできますが、紙テープを使うと簡単かつ便利です。
まず、指を折りたたんで手を軽く握った状態でリラックスしておきます。
このとき緊張状態だと、筋肉や脈の動きで正確に測ることができません。
そして紙テープをまっすぐ手首に一周して巻きつけ、一周したところにペンで印をつけて端からの長さを測ると、手首周りの長さを計測できます。
男女別手首周りの長さ平均は?
日本人男性の手首周りの平均値を、20代、40代前半、60代前半別にまとめると以下の表のようになります。
この平均値は腕時計のプレゼントをするときにも役に立ちますので、参考にしてみてください。
20~24歳 | 25~29歳 | 40~44歳 | 60~64歳 | |
身長 | 170.4cm | 171.0cm | 170.5cm | 164.5cm |
体重 | 61.6kg | 65.9kg | 70.1kg | 63.4kg |
手首周り | 16.6cm | 16.8cm | 17.2cm | 17.5cm |
年代別 女性の手首周り平均
対して女性の手首周りの平均値は、以下の表のようになります。
男女とも、手首周りは年齢を重ねるにつれて大きくなる傾向があります。
20代の頃から同じ腕時計をずっと愛用している場合、年齢を重ねるとベルトやバンドの調整が必要になってくることがあるので注意しましょう。
20~24歳 | 25~29歳 | 40~44歳 | 60~64歳 | |
身長 | 158.2cm | 159.0cm | 157.9cm | 153.5cm |
体重 | 51.1kg | 50.6kg | 53.0kg | 52.7kg |
手首周り | 14.9cm | 15.0cm | 15.3cm | 15.6cm |
レディース腕時計の理想のケースとベルトの目安
レディース用の腕時計はメンズ腕時計よりもケースデザインの幅が広く、通販で腕時計を購入するときには特に注意が必要です。
レディース腕時計はメンズより形状の種類が多い
レディース腕時計は、ラウンド型、樽型、スクエア型などケースの形状や素材の使い方がかなり多様です。
腕時計ケースの形によっては、手首周りの大きさやベルトの長さが原因で印象が変わる場合があります。
腕時計の形別おすすめのベルト長さ
自分の手首周りの大きさを知っておくと、腕時計のフェイスの形状やケースの径がぴったりなものを選びやすくなります。
ここでは、主にレディース腕時計に使われているケースの形状ごとに、特徴と似合いやすい手首周りの大きさとベルトの長さについて解説します。
ラウンド型のベルト長さ目安
ほとんどのレディース腕時計に採用されているラウンド型ケースは、着用する人を選ばない万能デザインです。
ベルトの長さは、ベルトと手首の間に指一本入る程度のサイズに調節しましょう。
手首周りが15cm以下の人はケースの径26~33mm程度を、手首周りが15cm以上の人はケース径33mm以上の大きめフェイスがおすすめです。
レクタンギュラー型の長さ目安
ケースの縦と横の長さが違い、四角いフェイスが特徴のレクタンギュラー型。
手首周りが15cm以下の人にぴったりの形状です。
手首周りが大きめの人はケース幅が19mm程度のものを選び、ベルトの長さに少し余裕を持たせると腕がすっきりと見えます。
トノー型の長さ目安
樽のような形状のトノー型は、手首周りが15cm以上の人におすすめ。
ベルトと手首の間に指一本入るか入らないかくらいのベルトの長さにしておくと、腕時計が動きにくく個性的なフェイスを活かしやすいです。
そして、手首周りが15cm以下の人には、ケースの縦の長さが30mm以下の小さめサイズが似合います。
腕時計の長さを自分で微調整しよう
腕時計のベルトの長さの調整を自分でやってみたいという場合は、まず手持ちの腕時計が自分で微調整ができるタイプかを確認してみましょう。
ここでは、必要最低限の工具からやり方まで簡単に説明します。
微調整できるバックルの見分け方
簡単に微調整ができるモデルかどうかは、バックルを見て判断しましょう。
画像のように横から見ると穴が数個開いているバックルは、穴にバネ棒外しを差し込んでベルトやバンドの長短を調整することができます。
バネ外し棒
ベルト調整にはバネ棒外しと呼ばれる工具を使います。
クリップや裁縫針のような先が細いものでベルト調整を行うと、細かいキズや故障の原因となります。
ホームセンターや100円ショップで購入できますので、必ず専用の道具を使うようにしましょう。
微調整してみよう
- バネ棒外しでバネ棒を押しこむ
- バックルを少しだけ移動させる
- バネ棒を別の穴に固定させる
腕時計のバックルの中にはバネ棒と呼ばれるものが設置されています。
このバネ棒の役割は、バックルのプレートとベルトのコマを繋ぐことです。
これをバネ棒外しで外から押して外し、好きな方向にずらしてセットすることでベルトの長さを調整することができます。
カシオのバンド調整方法
Gショックやオシアナスなどカシオの腕時計の金属バンドベルトは、お客様サポートページにて調整方法を解説しています。
公式サイトでバンドベルトの調整方法を解説している腕時計ブランドは多くないため、カシオの腕時計を購入したときは一度チェックしてみましょう。
フリー中留の長さ調整
- バンドを外して、中留の留め具を開く
- 中留の位置を調節する
- 中留を固定して完成
バンドの中留がベルトの上の好みの位置で固定できるのが、フリー中留タイプ。
バンドと中留の留め具を小さめのマイナスドライバーで外し、バックルを好きな位置で固定させるだけで調整可能です。
ワンプッシュ三つ折れ式の長さ調節
- 中留カバーを外してロック解除
- ちょうどいい長さに調節
- 三つ折れ部分を折りたたんで中留を固定
カシオのワンプッシュ三つ折れ式は、中留の三つ折れ部分を押し上げることでロックが外れてバンドの調整ができるようになります。
工具なしで理想のバンド長さに調節ができますが、中留を固定するときはコマとコマの間に金具が留まるよう注意しましょう。
プッシュ リリースタイプの長さ調節
- 専用の治具をベルト裏の穴に差し込んで、コマの両側を引き抜く
- コマを抜き取るかつないで、長さを調整する
- 治具でコマ同士を連結させて固定
カシオのプッシュリリースタイプバンドには、腕時計に付属している専用の治具を使用します。
治具を穴に差し込んで横に引き抜くと簡単にコマ同士の連結が外れるので、カシオは別途工具を用意する必要がありません。
腕時計のベルトの長さをお店で直してもらうには?料金目安を紹介
腕時計のベルトやバンドの長さ調整は、自分でもできるとは言え専門店に任せるのが一番安心です。
腕時計を購入したショップではなくてもバンドベルト調整を受け付けている場合もあるので、まずは近所の時計専門店に問い合わせてみましょう。
ベルトの長さ・穴の調節
レザーバンドベルトに穴を開けて長さの調整をしたいときは、200円程度で1つ穴を増やすことができます。
数分程度で完了するので、気軽に相談してみましょう。
金属ベルトのコマ取り
メタルバンドの長さ調整でコマを取り外す場合、500円~1,000円程度の工賃がかかります。
コマを繋げて長くしたい場合も同様ですが、必要な部品がない場合は部品代もかかることに注意しましょう。
金属ベルトの破損修理料金
金属ベルトに使われているバックルや中留が閉まらない不具合の場合は、修理は難しいため、1,500~2,500円程度の工賃と部品代でバックル交換となります。
金属ベルトの一部が破損しているというときは、溶接修理が可能な場合がありますので、時計専門店に見積もりをお願いしましょう。
ベルト自体の交換
ベルトそのものを取り替える場合は、1,000円~5,000円程度の工賃がかかります。
それに加えてベルトの本体料金もかかりますので、スペアのベルトや着けたいバンドがある場合は用意しておきましょう。
自分にぴったりな腕時計のベルトの長さを知ろう
腕時計のベルトやバンドを適切な長さにすると、フィット感も作業のしやすさもアップします。
メンズ、レディース関わらずお気に入りの時計を毎日快適に着用するためにも、理想的な長さのベルトに調整しておきましょう。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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