腕時計のベルトを革から金属に交換する方法！自分でやる方法と店舗の場合を調査！

腕時計のベルトには様々な選択肢があります。

また、選択する時の基準として、季節ごとに適した素材やデザインなど、多くのポイントがあります。

その際に気軽にベルト交換を出来るようになれば、気分やコーディネートに合わせて雰囲気を変えることができます。

今回は、レザーから金属製へのベルト交換のやり方を紹介します。  

まずは、具体的なベルトの交換方法について見ていきましょう。

腕時計のタイプによっては、使う道具が変わってきます。

まずはベルトと時計の本体を繋ぐラグと呼ばれる部分に穴があるかないかを腕時計を見て確認してみましょう。

時計とベルトを繋ぐ「バネ棒」と呼ばれる物を外す際、ラグに穴がある物はI字型のバネ棒外しが、穴の無い物はY字型に先が割れているバネ棒外しと呼ばれる道具が必要になります。

まずは腕時計本体のラグに穴が開いているベルト交換の方法です。

I字型のバネ棒外しをラグの穴に差し込み、押し込むとバネ棒が外す事が出来ます。

新しいベルトをハメ込む際も、外した時と同じようにベルトの先にあるバネ棒の片側をラグの穴へと差し込みます。

残った片側のバネ棒をY字型バネ棒外しで軽く引っ掛けるように押さえながらラグ穴へ入れ、カチッという音がしたら一度ベルトを引っ張るなどしてしっかり入っているかを確かめましょう。

先程とは違い今度は外す時にもY字型バネ棒外しを使用します。

ラグ穴の無い物はベルトと腕時計を繋ぐ部分にあるバネ棒の溝にY字の部分を引っ掛け、棒を押し下げて外します。

錆などで硬い物もありますので、力を入れすぎてバネ棒外しで指などを怪我しないように注意しましょう。

腕時計のベルト交換は慣れれば簡単に出来ます。

必要な工具はバネ棒外しのみなので、Amazonや楽天などのECサイト等でベルトと一緒に購入するのがおすすめです。

交換しようとしている腕時計が高級ブランドの場合や、自分でやるのは少し不安があるという人は時計店に頼みましょう。

ここでは正規メーカー以外の時計を取り扱っている店のベルト交換費用や交換にかかる時間の目安などを紹介しますので、ベルト交換を考えていたという人は参考にして下さい。  

日本全国で39店舗あるウォッチタウンはベルト交換を無料で行っています。

時計修理技能士の数からも確かな技術を有しており、大事な腕時計を安心して預ける事が出来ます。

革、金属共に数多くベルトを揃えているウォッチタウンには、店舗毎に時計修理の技術を持った時計技師が在籍しています。

その場で革から金属に交換をしてベルト調整なども行ってしまえばすぐに最良の使い心地にしてくれます。

店舗の雰囲気も良く、相談などにも快く受け答えしてもらえるという良い意見もありましたが店員によっては多少セールストークが強いなどの意見も見られました。

ベルギー創業の総合修理メーカーミスターミニットは腕時計のサービスにも対応しています。

一部の海外ブランドについてはサービスを受けられませんので腕時計を持ち込む前に一度店舗に問い合わせてみると二度手間になる事もなく安心です。

ミスターミニットはベルト交換にかかる時間は5分から、費用は店舗でベルトを購入すれば無料です。

更に簡易的に腕時計の手入れをしてくれるクイック磨きなどのサービスもあるので、革から金属へベルト交換をした際にはついでに頼んでみましょう。

ミスターミニットは時計の状態によって工場預かりとなるケースもあるようです。

オーバーホールのサービスも始めたので、そちらは期間が5週間からとなっています。

日本全国に展開をしているビッグカメラなら近くにお住まいの人は気軽に行ける上に、店舗内を覗いている内に交換が終わっているというのも利点です。

作業自体も早ければ5分から10分ほどですが、店舗状況で左右されます。

店舗毎に時計修理窓口のあるビッグカメラもその場で対応をしてもらえる事が多く、混雑していなければすぐに作業を始めてくれます。

ベルトの数が時計店などに比べ少ない事もありますので、事前に交換したいベルトを用意しておきましょう。

何かを待っているだけというのはとても長く時間を感じてしまいがちですが、ビッグカメラのような量販店なら待ち時間を簡単に潰せる点はやはり評価が高くなります。

ビッグカメラと同じく、全国に幅広く展開しているヨドバシカメラもオススメです。

ベルト交換にかかる費用はベルト持ち込みの場合540～1,080円となっています。

全国展開をしているという点や待ち時間を潰せるという利点はビッグカメラの時と共通しています。

どちらかを選ぶ時にサービス内容や費用以外にも自宅や最寄り駅から近い、職場から近いなど近さで選ぶというのも良いかもしれません。

ビックカメラとヨドバシカメラ、サービスの質や商品の充実度などは店舗毎に違うとは思いますが、どちらにも利点はあると思いますので悩んだ場合は自身が利用しやすい方を選ぶと良いでしょう。

ここからはベルト交換をするまでに必要な手順などをまとめて紹介します。

また、今回ここでは紹介していませんが革から金属へとベルトを交換する際にはほぼ確実にベルト調整(コマ詰め)を行う必要があります。

まずは腕時計のラグ幅を計るか、革ベルトの裏側に記載されている数値などを見て腕時計に使われているベルトのサイズ確認をしましょう。

革ベルトから新しい革ベルトに交換するならば、尾錠の交換なども検討して尾錠幅も計っておくと良いです。

量販店や時計店、Amazonなどでベルトを気に入った商品を見つけ購入しましょう。

ベルトを購入したのが店舗だった場合、ベルト購入に合わせて無料で交換をして貰えるお店も多いので直接問い合わせてみてください。

ラグの部分に穴がある物ならばI字型のバネ棒外しを押し込み、ラグ穴のない物ならばY字型のバネ棒外しを使い外していきましょう。

最後に取り外したバネ棒を使い、新たなベルトに挿入して取り付ければ完成です。

また、金属ベルトはバネ棒が入りやすいよう穴がありますが、外す時よりもベルトを入れる時の方が難しいのでケースを傷つけないようにしましょう。

腕時計はベルトを交換するだけでがらりと見せてくれる表情を変えてくれます。

今まで使っていた馴染んだ腕時計の筈なのに革から金属へとベルトを交換するだけで見違えるのがベルト交換の魅力です。

革ベルトの持つファッション性にマンネリを感じたら、金属が持つ重厚感のあるベルトに交換をしてみるなど新たな楽しみ方を見つけてはいかがでしょうか。