タイムグラファーとは？iPhoneのおすすめの無料アプリも調査してみた！

タイムグラファーとは業界で「時計検定機」と呼ばれ、日々の誤差を測定し、調整しやすくできる機械です。

戦後のアメリカより輸入され、当時は非常に高価な代物でしたが機械式のタイムグラファーは現在でも使用され、アプリも販売されています。

こちらの記事ではタイムグラファーでどんなことができるか、どんなタイムグラファーアプリがあるのか、更にその評判について紹介します。 

タイムグラファーとは腕時計を専用台に乗せて、マイクでビート音を拾う事で次の情報を知ることが出来ます。

これらの情報を取得し、購入時のデータと比較することで現状あなたの腕時計がどれぐらいズレてしまったいるか判定することが出来ます。 

なかなかしっかりとした装置で見られる情報も多いですが、機械の方はその分コスト(17,000～80,000円程度)も掛かります。

測定できる項目について下記3点を詳しく説明します。

歩度は1日あたりの時計の進み・遅れ具合を表した数値です。

例えば+1秒であれば1日あたりに1秒進む、-1秒であれば1日あたりに1秒遅れるといった状態を示します。

月差(月当たりの進み・遅れ)や年差(年当たりの進み・遅れ)という言葉もあります。

片振りとはテンプが左右に振れるバランスが崩れた状態を指します。

左→右、右→左の到達時間をms単位で表します。

もちろん小さければ小さい方が良いですが、一般的に0.5msを超えてくるようであれば調整が必要になります。

振り角とはテンプの触れる角度を指します。

ゼンマイが切れる直前100°～最高に振れて340°程が振れ幅となります。

一般的に振れ幅は大きければ大きいほうが進み遅れの誤差が少なく良いとされています。

上記で紹介したようにタイムグラファーは非常に高価です

しかしiPhoneで使える非常に安価なタイムグラファーアプリがあります。

ここではそのアプリの紹介をしていきます。

Watch Tuner Liteは日差・振動・周波数の3種類の測定が可能です。

今まで管理が出来ていなかった人にとっては「数値」での管理が可能となりますので、エントリーアプリとしておすすめです。

以下にWatch Tuner Liteの口コミをまとめましたので参考にしてください。

アプリの性質上マイクでビート音を拾う為、周りの雑音まで拾ってしまう可能性があります。

その場合正確なデータを取得できませんので測定は必ず静かな場所で実施してください。

市販品のタイムグラファー機器は機械式、クォーツ式双方での測定が出来ますが、このアプリでは機械式しか測定が出来ません。

アプリの方は測定周波数に制限が有るためです。

Watch Tuner Liteの上位版です。価格は1,600円(税込)と若干価格が上がりますが、Liteとの大きな違いは測定データをグラフとして表示して管理することが出来ます。

その結果前回と比べてどのように数値が変化したかの推移がより鮮明になります。

今まで機器を使わなければ出来なかったことも、自分の時計がどれだけズレているかをこんなに簡単にそして安価に調べることが出来ます。

結果を元にメンテナンスの計画を立ててみてはいかがでしょうか。

2020/01/02調査