電波時計が狂う8つの原因から直し方まで徹底解説!長く愛用したいなら見るべき!
電波時計は標準電波を受信することで誤差を修正し、常に正しい時間を知ることができます。しかしそんな電波時計も狂う場合があります。電波時計がどういった時に狂うのか、また狂ってしまった場合どうすればいいのかについてまとめましたので参考にしてください。
目次
電波時計が狂う8つの原因から直し方まで徹底解説!
いつでも正しい時刻を表示してくれる便利な電波時計は、間違った使い方によって時刻がずれる、狂うといったトラブルが起こることがあります。
電波時計が狂う原因には様々なものがありますが、ここでは代表的な8つの原因について調査し、その直し方をまとめました。
電波時計が狂うことでお困りの人は是非参考にしてみてください。
電波時計が狂う8つの原因!勘違いしやすい電池関係に注意
電波時計が狂う8つの原因の中でも特に注意しなければならないのは電池関係です。
電池は時計の動力源であり、ここに問題があると電波受信に障害が発生します。
そして、それ以外の注意しなければならない原因についてもここでは解説します。
1.電池残量が不足
電池残量の不足は、一番最初に確認するべきポイントとなります。
秒針の進み方がおかしい、表示が薄くなるなどのサインを見逃さないようにしましょう。
電池残量を確認
電波時計は標準電波を受信することで正しい時刻を表示しています。
しかし、電池残量が減ると電波が上手く受信できなくなり、時間が狂ってしまいます。
電池残量が十分か常に確認しましょう。
電池の種類を確認
電波時計の時間がずれると感じた時は電池の種類の確認をすることも重要です。
現在、電波時計の腕時計はほとんどがソーラー式です。
ソーラー式の腕時計は裏蓋や文字盤にそのことを示す表示があるので確認してみてください。
ソーラーと間違っていないか確認
もしも電波時計がソーラー式ではなく電池式で、時間が狂う原因が電池残量の不足だった場合、電池交換が必要になってきます。
ソーラー式だと思っていたら電池式だった、ということがないようしっかりと確認した方がよいでしょう。
2.金属や電波で電波が受信できていない
電波時計は標準電波を受信することで時間を正確なものに修正します。
標準電波が受信できない場合、時間を修正することができなくなります。
特に鉄筋コンクリートの建物の中だと受信しづらいようです。
3.磁気を帯びている
時計の内部パーツは金属がほとんどなので、時期の影響を受けます。
電波時計が磁気を帯びてしまうと磁気帯びという状態になり、正確な時間を表示できなくなってしまいます。
磁気帯びは専門の修理が必要ですので、電波時計の取り扱い店に相談してみましょう。
4.針がずれている
アナログの電波時計で時間が狂うという場合は、針ズレが起きてしまっている可能性があります。
これは落としたりぶつけたりした衝撃で針がズレてしまうというもので、「基準位置合わせ」という操作をすることですぐに直すことができます。
詳細については後ほど解説します。
5.故障している
どのような直し方を試してみても、まったく改善されなくて困っているという場合は、時計自体が壊れてしまっている可能性があります。
その場合は、すぐに電波時計の取り扱い店に修理を依頼してみましょう。
6.天気や地形で電波が受信できていない
また、電波時計は天気や地形の影響で上手く電波を受信できないことがあります。
極端に暑い場所や寒い場所、台風や雷など天候が悪い場所、谷の底や山の裏側など高低差の激しい場所から離れて電波を受信するようにしましょう。
逆に、電波の受信しやすい場所は窓際です。
上手く電波を受信できていないのでは、と思った時には窓の近くまで行って電波を受信してみるといいでしょう。
7.時間や都市の設定がおかしい
電波時計の設定でサマータイムがオンになっていたり、ホームタイムが外国の都市になっていると時間が狂う場合があります。
また住んでいる地域によって周波数の設定も違いますので、電波時計は正しく設定するようにしましょう。
8.充電が不足している
ソーラー式の電波時計の場合、太陽の光に当てる時間が短いと充電不足となり、時間が狂う場合があります。
鞄の中など光が当たらない場所に放置せず、充電不足だと思った場合は文字盤に太陽の光が当たるようにして数日間置いておきましょう。
それでも電波時計が狂う!原因ごとの直し方
電波時計の時間が狂う様々な原因を紹介してきましたが、ここからはより具体的な直し方を解説していきます。
電波時計がどうしても狂うという人は是非参考にしてみてください。
①電池切れが原因=交換が必要
電池式の電波時計の時間が狂う原因が電池切れだった場合、電池の交換が必要です。
自分で電池交換ができるという人以外は、電波時計の取り扱い店に依頼して電池を交換してもらいましょう。
自分で電池交換をするとほこりが入ってしまったり、誤って時計の内部を壊してしまう可能性もあります。
②電波が原因=再受信させる
電波時計の時間が狂う原因が電波を上手く受信できていないことだった場合、再受信させる必要があります。
再受信させる際、なるべく電波の受信しやすい環境で行うとよいでしょう。
③磁気帯びが原因=時計店で修理
原因が磁気帯びだった場合、専門の修理が必要になります。
磁気帯びの修理には10日前後かかりますので、それを踏まえた上で修理を依頼しましょう。
電波時計の磁気帯びの原因は、磁気ネックレスや鞄の留め具といった磁石のついているものからテレビやラジオ、電気シェーバーといった電磁波を発している電化製品まで様々なものがあります。
電波時計を身に着けている時は、そういったものを触らないよう注意です。
④針ズレが原因=基準位置合わせ
原因が針ズレだった場合、基準位置合わせという修正が必要です。
アナログの電波時計全てに備わっている機能ですので、それぞれの電波時計の取り扱い説明書をしっかりと確認してから行いましょう。
⑤故障が原因=修理・オーバーホール
電波時計の時間が狂う原因が機械の故障や経年劣化による油切れだった場合、修理やオーバーホールが必要です。
電波時計の修理やオーバーホールですが、いきなり修理をしてもらうのではなく、お店にまず見積もりを出してもらうということもできます。
見積もりを出してもらってどれだけの費用がかかるのか確認してから修理をしてもらうのもいいでしょう。
⑥天気や地形が原因=違う日に受信する
電波時計の時間が狂う原因が天気や地形だった場合、違う日に改めて電波を受信してみましょう。
携帯電話と同じように電波時計も天気の悪い日や高低差の激しい場所では電波が受信し辛くなるので、電波が受信しやすい場所にいる時に受信する必要があります。
⑦設定がおかしい=サマータイム・ホームタイムを直す
電波時計の時間が狂う原因が設定の間違いだった場合、正しく設定をする必要があります。
サマータイムがオフになっていることとホームタイムが東京になっていることをしっかりと確認しましょう。
⑧充電不足が原因=光にあてて充電する
ソーラー式の電波時計の時間が狂う原因が充電不足だった場合、太陽の光に当ててしっかりと充電しましょう。
ソーラー式の電波時計は文字盤に光が当たることで充電されるので、服の袖などで文字盤が隠れていないか注意です。
電波時計は狂う前のお手入れが大切!3つの注意点
電波時計は日々使うものですから、当然メンテナンスが必要になります。
しかし間違ったメンテナンスをしてしまうとかえってトラブルの原因になります。
ここでは電波時計をメンテナンスする時の3つの注意点について解説します。
キズ消しを無理に行わない
電波時計のケースや風防に傷がついてしまった場合、自分で研磨するのはおすすめしません。
傷を研磨して消すことは非常に難しい作業ですので、自分では行わずきちんと修理してもらうようにしましょう。
傷がつくことで内部にほこりや水分が入る原因になります。
市販のさび落としを使わない
ダイバーズ仕様の電波時計を身に着けたまま海に入るなど、過酷な環境での使用を続けているとケースが錆びてしまうことがあります。
このような場合、市販のさび落としを使ってしまうと研磨剤によってケースに傷がつく可能性もあります。
錆びが見つかった時も時計店へ依頼するのがおすすめです。
中身まで手入れをしない
電波時計に限らず、全ての時計は精密機械です。
そのため、専門知識のない人が裏蓋を開けて中身を手入れすることは至難の業です。
むしろメーカー保証がなくなるなどデメリットしかありませんので、絶対にしないようにしましょう。
電波時計の中身を手入れすることはできませんが、電波時計の外側に関しては毎日メンテナンスをすることで美しい状態を保つことができます。
時計のメンテナンスの基本は拭くことですので、時計を拭くのに適していると言われているセーム革製のクロスを使ってみましょう。
電波時計が狂うならメーカーの説明書を確認
電波時計の時間が狂うと思った場合は、まず電波時計のメーカーの説明書を確認しましょう。
説明書には主要なトラブルの対処法が書かれているので、まずはそれを確認して実行する必要があります。
セイコー
セイコーはスピリットやブライツといった様々なモデルの電波時計を作っています。
公式ページではそれらのモデルの型番から取り扱い説明書を検索し、ダウンロードすることができます。
シチズン
シチズンはアナログ式やデジタル式の様々なタイプの電波時計を作っています。
公式ページではそれらの取り扱い説明書をWEB上で確認したり、ダウンロードしたりすることができます。
カシオ
カシオはアナログ式やデジタル式の様々なタイプの電波時計を作っています。
公式ページではそれらのモデルの型番から取り扱い説明書を検索し、ダウンロードしたりWEB上で確認したりすることができます。
オリエント
オリエントは主にアナログ式の電波時計を作っています。
公式ページでは電波時計の説明書をWEB上で確認でき、必要ならダウンロードすることができます。
ラドウェザー
ラドウェザーはアナログ式からデジタル式まで様々な時計を作っていますが、電波時計の中心はアナログ式です。
公式ページでは電波時計の説明書をWEB上で確認できます。
電波時計は狂う前に正しく扱おう!
電波時計は様々な原因で時間が狂うことがありますが、適切な直し方をすれば再び正確な時間がわかるようになります。
電波時計を長く使い続けるために正しいメンテナンスと直し方を心がけましょう。
適度にメンテナンスすることで、いつでも正しい時刻を表示してくれます。
2020年9月28日
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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