ロレックスのペットネームとは？全種類のロレックスのペットネームまとめ！

ロレックスの腕時計には、それぞれファンの間で親しまれている「ペットネーム」と呼ばれる愛称がつけられています。

今回はロレックスのペットネームについて、メジャーなモデルの各名称と時計の紹介を紹介します。

さらに、最古のペットネームやその歴史もまとめたので、ロレックスが気になっている人は記事を読んでブランドへの関心を高めましょう。

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ペットネームとは、ロレックスのモデルそれぞれに付けられたニックネームのような存在です。

通常、時計のモデルは型式番号によって分類されますがペットネームがつけられたことで判別しやすく、ファンの間でも愛着が沸きやすくなっているのです。

それでは、ペットネームはいったいどのくらい昔から存在しているのでしょうか。

現存するロレックスの中で最古のペットネームを持つモデルが「エアキング」です。

高価なモデルが多いロレックスの中では比較的リーズナブルな価格設定のモデルなので「ロレックスの入門編」として紹介されることも少なくありません。

最古のペットネームを持つエアキングについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、その魅力や歴史をチェックしてみてください。

ペットネームはロレックスが正式に命名し、文字盤に表示されているものもあります。

そのため、ペットネームというのは腕時計のモデル名なのではないか、と考える人もいますがそうとも言い切れないのです。

ペットネームの中には、ロレックスが名付けたものではなくファンの間で広まっていったものも多く、一概にモデル名=ペットネームとは言えません。

ペットネームは「ロレックスの腕時計をカテゴライズするための愛称」という認識で覚えておきましょう。

まず、ロレックスの中でも今現行で製造販売されているモデルのペットネームを紹介します。

ペットネームはファーストモデルから現行モデルまで通して同じものが名付けられるので、モデルの生まれや歴史を感じるきっかけにもなるでしょう。

デイトナ(DAYTONA)は1963年にレーサー用に発売されたモデルです。

かつてモータースポーツのメッカであったアメリカフロリダ州のデイトナビーチからペットネームが名付けられました。

ロレックスの中でも特に人気が高く、60年代～70年代に発売されたモデルは未だファンの間で深く愛されています。

エクスプローラー(EXPLORER)は1953年に探検家用に発売されたモデルです。

開発当初はエベレスト登頂の情報や探検家からのフィードバックが参考にされ、その後1972年に改良を重ねたエクスプローラー2が発売されました。

デイトナと並んでロレックスの人気モデルとなっています。

GMTマスター(GMTMASTER)は1957年にパイロット用に発売されたモデルです。

ペットネームにもある通り、複数の地域の時間を同時に表示できるGMT機能を搭載した初のモデルで、発売当初はパイロットはもちろん、ビジネスマンにとっても憧れのモデルでした。

サブマリーナ(SUBMARINER)1953年にダイビング用に発売されたモデルです。

誕生のきっかけは当時活発になっていた油田探索などの海底調査でした。

完全防水を目指していたロレックスは幾度も改良を重ね、現在では水深300m防水の高い機能でマリンスポーツ愛好者に親しまれています。

シードゥエラー(SEA-DWELLER)は1967年頃に誕生したサブマリーナの上位機種モデルです。

ペットネームは「海の居住者」を意味しています。

誕生までにはマリアナ海溝最深部への潜航を達成した潜水艦トリエステ号の外側に取り付け、一緒に潜航するというテストなどが行われました。

ヨットマスター(YACHT-MASTER)は1992年に誕生したいプレミアムスポーツモデルです。

ゴールド素材を使用した上質でラグジュアリーなデザインが特徴で、その後2004年に誕生したヨットマスターⅡではステンレス&ゴールドのロレゾール仕様やステンレス&プラチナのロレジウム仕様などハイクオリティなモデルも誕生しています。

ミルガウス(MILGAUSS)は1956年に医師、科学者など「強い磁気に触れることが多い」人々向けに誕生しました。

その特徴を表して、フランス語で1000を意味する「MIL」と磁束強度の単位「GAUSS」を組み合わせたペットネームが名付けられたのです。

稲妻をモチーフにした秒針が個性的で人気を集めたミルガウスですが、特殊な用途だったこともあり1988年頃に一度生産終了しています。

しかし今でもその希少さと独特な見た目に惹かれるファンが多く、レアウォッチとして人気を集めています。

デイデイト(DAYDATE)は1956年に誕生した高級ドレスウォッチモデルです。

3時位置の日付と12時位置の曜日表示が特徴で、プラチナとゴールドのみを使用したゴージャスさが絶大な人気を誇っています。

現行モデルref.118238は定価300万円と高価格で、まさにロレックスの最高峰といっても過言ではありません。

オールドロレックスとは、主に1970年頃までに製造販売されていたモデルを指します。

現行販売されていないモデルも多く、目にすることが少ないことが特徴です。

ヴィンテージロレックスやアンティークロレックスと呼ばれることもあります。

ロイヤルジャイアント(ROYALGIANT)1940年代に製造されていたヴィンテージロレックスです。

ペットネームの明確な由来ははっきりしていませんが、当時の一般的な時計に比べてサイズが大きかったことからジャイアントとつけられた説があります。

スカイロケット(SKYROCKET)は1940年代に製造されていたボーイズサイズのヴィンテージロレックスです。

ペンシルのような太めの針が特徴的で、小さめながら独特の存在感を放っています。

スピードキング(SPEEDKING)は1950年代頃に製造されていたヴィンテージロレックスです。

その頃の製造モデルのうち、カレンダーが搭載されていないボーイズサイズのモデルにこのペットネームが付けられていたといわれています。

ロイヤライト(ROYALITE)は1940年代に製造されていたヴィンテージロレックスです。

赤い秒針と24時間表記がヴィンテージならではの魅力を感じられるモデルです。

ロイヤライトというペットネームの由来ははっきりしていません。

リプトン(LIPTON)は1930年から1940年代に製造されていた極めて希少なヴィンテージロレックスです。

名前の由来は諸説ありますが、英国の紅茶ブランド創始者「サー・トーマス・ジョンストン・リプトン」に因んでいる説が有力です。

ソーラーアクア(SOLAR-AQUA)は1927年にドーバー海峡を泳いで渡ったメルセデス・グライツ氏が着用していたモデルです。

この出来事がロレックスの正確さ、強靭さを後世に伝える伝説となりました。

エレガンテ(ELEGANTE)は1940年から1950年代に製造されていたヴィンテージロレックスです。

ペットネームの由来ははっきりしていませんが、名前の通り上品な艶感が魅力的なモデルです。

マッピン・ダブルネーム(MAPPIN-DOUBLENAME)は食器ブランドのマッピン社とのコラボレーションモデルで、文字盤にはMAPPINと記されています。

ロレックスは創業当時、知名度を高めるためにさまざまな有名ブランドとのコラボモデルを製造しており、このマッピン・ダブルネームもそれに当たります。

オイスター・エベレスト(OYSTER-EVEREST)はエベレスト初登頂前に生まれたモデルです。

ペットネームの由来は判明していませんが、世界一の山エベレストを冠しているところから、過酷な登山でも耐えられる耐久性をアピールしていたという説があります。

オイスタースピードキング(OYSTER-SPEEDKING)はボーイズサイズかつ手巻きのモデルにつけられたペットネームです。

スピードキングとは関連性がなく、正確な由来は判明していません。

ロレックスには、販売戦略や仕様の変更で生まれた通常モデルとは異なるデザインの「レアモデル」というものが存在します。

レアロレックスと呼ばれるこれらのモデルは希少性が非常に高く、時計ファンの憧れの存在です。

サンダーバード(THUNDERBIRD)は1956年に特注されたオリジナルモデルです。

注文したのは当時のアメリカ空軍アクロバットチームの隊長ドン・フェリス大佐で、引退の記念という理由でした。

そのチーム名がサンダーバードだったので、ペットネームにも反映されているのです。

ブルーベリー(BLUEBERRY)はGMTマスターから派生したレアモデルです。

青のベゼルが特徴的なこのモデルはアラブ首長国連邦UAEが発注していたモデルで、文字盤にはUAEの国章が描かれています。

主に軍支給品として扱われていたため流通が少なく、希少性が高いモデルとなっています。

ジョン・プレーヤー・スペシャル(JPS)は、ブラックとゴールドが印象的なモデルで約300本ほど製造されました。

見た目がイギリスのタバコ「ジョン・プレーヤー・スペシャル」に似ていることから名付けられたペットネームです。

プレジデント(PRESIDENT)はデイデイトの中でも、3連の金、もしくはプラチナで作られたブレスレットが使われているモデルを指します。

なぜプレジデントと呼ばれているのかは判明していませんが、現在は1956年に米国大統領アイゼン・ハワー氏に贈呈されたからという説が最も有力となっています。

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ロレックスのペットネームはブランドやファンがモデルへの愛情とリスペクトを込めて名付けた「ロレックスへの愛情の証」です。

既にロレックスを所有している人も、いつかロレックスを買いたいと憧れている人も、ペットネームを覚えてより深い愛着を感じてください。

2021年2月7日調査