時の記念日(6月10日)とはどんな日?由来や意味、子供への伝え方も解説!
6月10日は時の記念日です。時の記念日はどういった由来や意味がある日なのか、また、子供への伝え方や過ごし方、おすすめの本などもご紹介します。普段当たり前になっていて、あまり意識しない「時」の大切さについて考えてみましょう。
目次
時の記念日(6月10日)はどんな日?由来や意味を調査
祝日ではありませんが6月10日の「時の記念日」は古くに設定されていて、各地でも毎年行事やイベントが行われています。
「時の記念日」の意味や由来を調査しましたので、詳しく解説します。
子供への伝え方やおすすめの絵本などもご紹介しますので、チェックして下さい。
時の記念日は時間の大切さを尊重するために設定
「時の記念日」は1920年に「時間の大切さ」を尊重するために、東京天文台と財団法人生活改善同盟会により設定された記念日です。
ただ、国民の祝日として法定で決められたわけではないので、祝日にはなっていません。
また、現在の暦では6月に「国民の祝日」がないので、「時の記念日」を「国民の祝日」にという意見も出てはいますが、未だ実現はされていません。
祝日がない月は現在6月だけとなっていますので、2006年にシチズンが行ったアンケートではおよそ6割の方が「時の記念日」の祝日化に賛成しているそうです。
時の記念日(6月10日)の由来や意味
「時の記念日」は1920年(大正9年」に設定されましたが、なぜ6月10日になったのかその由来や記念日の意味を解説します。
日本書紀の記述に基づき定められた
「時の記念日」が6月10日になったのは、671年4月25日、天智天皇の時代に鐘や太鼓、水時計などで初めて「時」が知らされたと書かれている「日本書紀」に基づいています。
天智天皇の671年では日付が4月25日になっていますが、これを現在の太陽暦に換算すると6月10日になることから「時の記念日」は設定されました。
第一回記念日は1920年
「時の記念日」第一回は1920年(大正9年)です。
それまでの日本人はあまり時間を気にせずルーズに過ごしていたため「時間を大切」にし、効率よく近代生活を送るようにと、日本中の人々に知らしめるため作られました。
時の記念日の行事は毎年継続されている
1921年の第二回記念日では「時の功労者」を表彰したり、昭和15年に創建された近江神社では、翌昭和16年の6月10日に「第一回近江神社漏刻(水時計)祭り」なども執り行われ、以後毎年のように継続されています。
また、大津市では「時を守る会」が時の施行活動を行っています。
兵庫県明石市でも毎年イベント開催
「子午線の町」として日本の標準時になっている、兵庫県明石市では各種団体が協力し、「時の記念日」前後一週間を「時のウィーク」と定めました。
平成初期より様々なイベントを開催し、「時の記念日」を「国民の祝日」とするための運動も活発に行っています。
時の記念日(6月10日)の子供への伝え方はどうする?
古くに設定された「時の記念日」を子供へ伝えるときにどうすればよいか悩む方もおり、様々なやり方がおすすめされています。
ここからはRichWatchがおすすめする「時の記念日」の子供への伝え方を解説しますので参考にして下さい。
時間はなぜ大切なのか?伝えよう
やはり最初は「時間」がどれだけ大切なのかを伝えましょう。
毎日の生活で「時間」を意識しないと、学校や食事、眠ったり起きたりの時間もわからなくなってしまいます。
時間がわからなくなると生活に困りますし、過ぎていく時間は取り戻すことも出来ません。
「時間」を意識して「大切」にしようとわかりやすい言葉で伝えましょう。
小さい子には時計について教える
小さな子供はまだ「時間」についてよくわかっていないかもしれません。
そういった場合には、時計を見せて「針が〇に来たらご飯」「〇になったらお昼寝」など、まずは時計を意識させるようにすると良いでしょう。
時計について覚えることで「時間」を意識するようになります。
時計を見ながら生活する練習をしよう
子供にはいつも「時計」を意識させながら生活するようにすると良いでしょう。
小さい子供でも「今長い針はどこ?」などと尋ねたり、家にいくつ時計があるか、幼稚園やスーパー、遊びに行った場所でも時計を見つけて、楽しんで「時間」を意識させるようにしましょう。
少し大きくなると、自分で時計の絵を描いたりするようになるでしょう。
その際には、大人が絵に針を動くようにつけてあげるのもおすすめです。
腕時計型にしたりして、子供の手首につけてあげると喜びますし、時間を身近に感じるようにすることが大切です。
子供へ伝える時におすすめな本
子供に「時の記念日」や「時間」を大切にすることを伝えるのには、分かりやすく説明や面白い仕掛けのある絵本もおすすめです。
見やすくてわかりやすいおすすめの絵本を2冊ご紹介しますので、参考にして下さい。
とけいのえほん
1冊目はとだこうしろうさんの「とけいのえほん」です。
1995年に発売されたベストセラーで、楽天で1,650円で販売されている「とけいのえほん」は、子供向けの時計の本によくあるような、針をグルグル回すような仕掛けはついていません。
左ページにカラフルな数字の描かれた時計と、時間と振り子が描かれています。
右ページには、その時間のイメージや現象がキレイな色合いで描かれていて、ページをめくると時間の移り変わりを感じることが出来るでしょう。
いまなんじ
2冊目は著者がやましたはるおさん、イラストがむらかみつとむさんの「いまなんじ」で、楽天で1,430円で販売されています。
「かえるえん」の「みどりぐみ」でカエルの仲間たちと一緒になって「時計おじさん」と勉強するという、子供が興味を持つようになっています。
「いまなんじ」は様々なカエルのキャラクターが登場していて、描かれている時間に合わせた動きをしています。
時間が理解できる子供ならページごとにキャラクター探しをしたり、まだ小さい子供なら時計の時間に興味をもつでしょう。
時の記念日(6月10日)は大人も子供も時間について考えてみよう
「時の記念日」の意味や由来、子供への伝え方を解説しました。
毎日「時間」を確認することは当たり前で、それに合わせて行動していますが、あまり「大切に」という意識をもつことは少ないかもしれません。
6月10日の「時の記念日」には、子供と一緒に「時間」について、話したり考えたりするといい記念日になるでしょう。
2020/03/17調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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