レイモンドウェイルはどんな時計？評価はダサい？人気モデル3選も紹介！

1969年に起きたクオーツショックによって腕時計業界が危機に瀕していた1976年に、レイモンドウェイルは明確なヴィジョンを持ち、あえて創業を決断しました。

その決意はスイスで地道に足固めをしたことで見事に成果を挙げ、現在レイモンドウェイルはスイスの名門時計ブランドに成長し、現在も個性にあふれた機械式腕時計を作り続けています。

レイモンドウェイルの腕時計を貫くコンセプトは、時に流されない普遍的な魅力を持った腕時計を生み出すという点にあり、現在もそのコンセプトは生かされています。

さらにレイモンドウェイルの腕時計には革新性と音楽から得るイマジネーションが色濃く流れており、それはレイモンドウェイルが持つ他にないブランド独自の個性です。

レイモンドウェイルの大きな特徴は音楽にインスパイアされたデザイン作りとムーブメントなどの機械作りに対する妥協がないことです。

コレクション名にも音楽を連想する名前が付けられたものが多くを占め、他のブランドとは一線を画する特徴になりました。

そして上質な素材、細部にこだわった仕上げが独自の哲学を持っています。

そして時の流れや流行に左右されることのない強固で堅牢なデザインもレイモンドウェイルの腕時計の大きな特徴でもあります。

時流に流されない普遍的な腕時計を生み出すという信念の元に、革新性と伝統を絶妙な感覚で融合した腕時計作りは変わることがありません。

創業以来、明確なヴィジョンと地道なスイスでの制作活動が成功し、レイモンドウェイルは着実な発展を続けてきました。

その技術の結晶の一つが2017年、それまで外部委託だったムーブメントを自社製造したCal.RW1212搭載の新作、フリーランサーを発表します。

トゥールビヨンのような精密で美しさにあふれた機械類が文字盤から覗けます。

1976年に一人の時計職人レイモンド・ウェイルが創業したスイスのジュネーブに本社を置く独立系腕時計ブランドになります。

レイモンドウェイルのデザインコンセプトはミュージック＆アートにあり、豊かな創造性と高い技術、時代を超えて愛用されるコレクションに反映されました。

まるで音楽家が音楽を創造するように傑作腕時計が生み出されています。

今まで数々の名腕時計を生み出してきたレイモンドウェイルですが、その中でも音楽の名曲たちのように、傑作と称されるコレクションが多数存在します。

代表的なモデルとされるレイモンドウェイルのコレクション達を、6種類に渡って見ていくことにしましょう。

2017年にレイモンドウェイルが満を持して発表した初の自社製ムーブメントCal.RW1212を搭載した代表作といえるモデルで、レイモンドウェイルが創業から理念としている精密なムーブメントを美しく実現する事を体現しました。

その部品であるバランスホイールはダイヤルの6時位置に配置され、文字盤から美しい精密機械の動きが覗けます。

クラシックで洗練されたレイモンドウェイルのデザインコンセプトが明確に受け継がれているのが、このマエストロコレクションで、美しさと伝統が生き付いているウォッチコレクションです。

さらに理念としている精密な高性能ムーブメントも的確にこの時計の魅力を言い表しており、正確な時を刻んでくれます。

ネーミングの通りに優雅で情熱的なタンゴのダンスのようにデザインされたこのモデルは、落ち着いたたたずまいと洗練された美しさを持った腕時計です。

ダイヤル中央のギョーシェ彫りが美しい文字盤にローマ数字のインデックスとゴールドのベゼルが一体感を出し、フォーマルにぴったりな仕上がりになっています。

モデルのネーミングが表す即興的で技巧を要するトッカータのようにシャープでキレ味の良いデザインが、レイモンドウェイルのスピリットを象徴しています。

エレガントでフェミニンなデザインが女性の腕を彩るシャインですが、自社で研究開発されたオリジナルケースが特許を取得しているユニークな作りになっています。

自分でベルト交換が可能なケース構造により、メタルブレスレットや皮ベルトなど気分で取り替えられるフレキシブルな作りがとても便利でオシャレになっています。

オシャレな女性にピッタリのタイムピースです。

華やかなダイアモンドのスタッズが優雅なインデックスと、スタイリッシュなダイヤルが見事に調和しているレディースウォッチがノエミアです。

中央がギョーシェ彫りになっているパールのダイヤルが女性らしいスタイルでインデックスとマッチしており、フォーマルにピッタリなドレスウォッチになっています。

一見オーソドックスだがレイモンドウェイルは独自の信頼性やディティールワークが確かに存在しており、本物を身に着ける喜びを教えてくれます。

細部まで隙が無く作りこまれたケースデザインや、計算しつくされたダイヤルとインデックスのコンビネーションなど、隠された魅力がたくさん存在しています。

そんなレイモンドウェイルの評価と評判を見てみます。

レイモンドウェイルのものづくりの原点が音楽や芸術にあることから、普遍的で繊細なデザインが生まれていることが分かります。

高級腕時計というネームバリューがありながら、適正価格と品質の向上に余念がないところはさすがといった印象です。

シンプルでいながらセンスを感じさせるデザインが流石に優れています。

レイモンドウェイルのコレクションたちにはほとんど音楽にちなんだネーミングがされている事は有名ですが、中でも評価の高いモデルはどういったものでしょう。

ここでは特に評価と人気の高いコレクションを3種類紹介していきます。

トッカータはまさしくネーミングの通り、技巧を尽くしたデザインが細かいところまで行き届いており、音楽が聞こえてきそうな魅力にあふれたドレスウォッチになっています。

大きな特徴は放射線状にデザインされた美しいブルーのダイヤルとシンプルなシルバーのインデックスと針が、絶妙な調和を見せており美しいドレスウォッチと言えます。

さらに厚さ7.89mmの素晴らしく薄いケースは芸術的な仕上がりで、クォーツ式ムーブメントを収納しています。

実際に腕に装着してみて気に入る人が多く、この時計の普遍的な魅力が伝わるというケースが多いです。

2017年に発表され話題を呼んだ初の自社製機械式ムーブメント搭載モデル、フリーランサーのグレードアップモデルがフリーランサー スケルトン 2785-BC5-20001です。

そしてケースがスケルトン仕様になり、美しいムーブメントが外から覗けるようになったことも大きな話題になっています。

このモデルを開発するに当たり、レイモンドウェイルは優れたムーブメントをさらに魅力的に魅せるためにケースをスケルトンにする事に挑戦、バランスホイールや機械式の精密部品が文字盤から眺めることができます。

さらにムーブメントCal.RW1212に再設計を加え、より高性能にグレードをアップして精度の高いキャリバーにしています。

男性のフォーマルウェアにピッタリな素晴らしいデザインは、この時計のレベルの高さを表しています。

精密な機械式ムーブメントの一部が文字盤から覗ける、芸術性とシンプルさを併せ持った高精度な腕時計がフリーランサー 2780-STC-65001です。

大きな特徴は中央にギョーシェ彫りを施し、6時部分に穴が開いており精密部品のバランスホイールを覗くことができる美しいシルバーダイヤルがインデックスと針、そしてバランスホイールと調和し一体化して美しい文字盤になっています。

さらに自社製ムーブメントCal.RW1212の高精度が確実なときを刻みます。

シンプルでいながら非常に精巧な作りが大変高く評価され、この時計に決定した人も多くいます。

レイモンドウェイルが腕時計つくりのコンセプトを音楽やアートから学んでいることはとても有名な話ですが、そのスピリットを具現化するため、アーティストとのコラボレーションモデルを開発しています。

そこで、人気の高いコラボレーションモデルを3種類見てみることにしましょう。

ジャマイカが生んだ愛と世界平和に人生を捧げた偉大なレゲエシンガー、ボブ・マーリーをリスペクトして世界1,500本限定で記念ウォッチが誕生しました。

タフな腕時計タンゴとマーリー一家によるブランド、ハウスオブマーリーのコラボで文字盤にはファンなら周知のライオンヘッドが中央に、インデックスや針にイエロー・グリーン・レッドのラスタカラーが施され、特別なモデルになっています。

世界で一番有名なロックンロールバンド、ビートルズの傑作アルバム「SGTペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」の発売50周年を記念して発表された世界3,000本の限定記念モデルになります。

ダイヤル中央にはアルバムジャケットのドラムスキンが刻印、6時位置にThe Beatlesのプリント、インデックス4時位置はメンバー4人のIIIIマークになっています。

世界中のギタリストに愛用され、名演の数々をサポートしてきた名ギターアンプブランド、マーシャルがレイモンドウェイルとコラボレーションし、世界限定1,000本の記念モデルが発表されました。

ダイヤルにはグリルクロスをイメージしたブラックチェック、インダイヤルはアンプのゴールドノブを、ケースバックにはマーシャルロゴと特別な一本です。

1976年の創業から一貫して自社展開を徹底し、スイスでは数少ない独立した腕時計ブランドとなったレイモンドウェイルですが、その現在も貫かれている音楽とアートからのインスピレーションは見事に実現され、現在のモデルに昇華されています。

その繊細でいながら力強いデザインと独創的な発想は、他の腕時計では味わえない魅力を秘めており、コレクターなら是非コレクションに加えたい1本になるはずです。