時計の尾錠って何?尾錠の種類や簡単な交換方法も紹介!
おしゃれに時計をつけるなら尾錠にまでこだわってみませんか。あまり見られる部分ではなく気にされる方が少ないパーツですが、尾錠は時計やベルト用途に合わせて自分で交換することができます。この記事では尾錠の種類・交換方法を紹介します。
目次
尾錠(びじょう)って何?工夫次第で腕時計がおしゃれに変身!
尾錠とはベルトの留め具の名称です。
時計を購入したのち,劣化などの理由でベルトを交換することはあると思いますが、自分の好みに合わせて,尾錠もおしゃれに変身させることが可能なんです。
ベルト同様に尾錠にも種類があり実は種類が多いパーツで自分好みにアレンジすることが可能です。
腕時計の尾錠の役割とは?各部品を説明
腕時計における尾錠の役割とは何でしょうか。
尾錠について、もう少し詳しく説明していきます。
尾錠はベルトを固定する部品
尾錠は腕時計の皮やファブリックのベルトを留める部品になります。
バックルと呼ぶこともあります。
ちなみにジーンズの背面につけられたベルトをを尾錠といいます(英語はシンチバック)。
尾錠の部品について
尾錠は3つの部品でできています。
画像を交えながら解説していきます。
尾錠枠
尾錠の外枠のことをいいます。
尾錠枠はバネ棒という金具の部品がついているのですが、この棒を固定するラグという穴が外側まで貫通しているものと、貫通していないものの2種類あります。
つく棒
ベルトの穴に通す棒のことで、突棒と書きます。
穴が丸くないベルトの場合、突棒が通せずベルト交換できない場合があります。
バネ棒
バネ棒はベルトと尾錠を繋ぐ部分で、先端がスプリングになっていて内側に押して縮めることにより尾錠に取り付けることができます。
金属バンドの三折れ金具部分にもバネ棒が使われています。
太さや長さ、形状などの種類が多いので、交換する際はサイズなどをよく確認することが重要です。
尾錠の着脱方法について
尾錠はピンバックルとも呼ばれています。
着脱方法は、ズボンのベルトの要領で、腕に巻いベルトの先端を尾錠に通し、ベルト穴につく棒を通して着脱します。
尾錠の種類とは?メリットとデメリットも紹介
ここからは尾錠の種類や、尾錠式の腕時計のメリットやデメリットをご紹介していきます。
尾錠の種類はバラエティが豊富
尾錠はアンティークをはじめとして、さまざまなデザインがあり、価格も素材などにより数十円から千円以上するものまであります。
ベルトや文字盤の雰囲気に合わせて気軽に変えてみましょう。
バックルにはいくつかの種類がある
腕時計の留め具には種類があります。
それにより腕時計の着脱方法が変わりますので、着脱のしやすさなどで腕時計を選ぶ際にもポイントとなってきます。
主にレザーベルトの腕時計には「尾錠式(ピンバックル)」と「Dバックル(フォールディングバックル)」があります。
ピンバックルとDバックルの比較
ピンバックルは革ベルトをピンで固定しておくやり方で、腕時計の留め具として昔からある方式です。
Dバックルは開閉式の留め具でフォールディングバックルとも言われており、着脱に便利で最近増えている方式です。
Dバックルの「D」英語でディプロメント(広げる)の頭文字からきています。
ピンバックルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
手首に合わせてサイズを調整できる | ベルトが痛みやすい |
デザインがスッキリしている | 着脱が面倒・時間がかかる |
価格が比較的安い | 着脱時に誤って落としやすい |
メリットとしては、ピンをつける穴の位置を変えれば、簡単に腕周りサイズを変更できること、パーツが小さく華奢なベルトに合わせやすいこと、交換用パーツが安価に手に入ることが挙げられます。
デメリットは留める時に金具とベルトの革が擦れて痛みやすいこと、着脱に手間がかかるので腕時計の着脱を頻繁にするかたには不便だと言えます。
Dバックルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
着脱が早い | デザインがゴツゴツしている |
腕時計を落としにくい | 価格が高め |
ベルトが痛みにくい | 金具が手首に当たる |
ー | サイズの変更がしにくい |
メリットは何と言っても着脱がワンタッチでできることです。
ピンバックルのように金具がベルトに擦れることが少ないためにベルトの素材が痛みにくく、長持ちします。
デメリットは、金具がゴツゴツしていることや、金属部分が手首に当たる面積が大きいので、気になるかたも多いでしょう。
【タイプ別に解説】尾錠の交換方法
尾錠にははバネ棒を固定するラグという穴が外側まで貫通しているものと、貫通していないものの2種類あります。
この2タイプの尾錠の交換方法をご紹介していきます。
「バネ棒外し」という専用工具を使います。
穴がある尾錠の取り外し方
尾錠の側面の穴にバネ棒外しの突きピンを押し込むと簡単に尾錠が外れます。
ベルトからバネ棒を抜くと、つく棒も外すことができて合計3つの金具に分かれます。
穴がない尾錠の取り外し方
二又になっているバネ棒外しを使います。
尾錠とバンドの間に二又を差し込み、下に少し押し込むと尾錠が外れます。
尾錠の取り付け方
尾錠を交換するときは、まず尾錠(ラグ)幅・ベルト幅を確認して適切なサイズの尾錠を使いましょう。
幅を計測する工具もあり、お店だと腕時計の交換用パーツ売り場に備品として設置されていることもありますので、交換する腕時計を持って測ってみるとよいでしょう。
まずベルトにつく棒を挿し込んでセットし、その状態でベルトにバネ棒を通します。
バネ棒通しでバネ棒の先を下に押し込みながら尾錠を取り付けます。
もしわからなければ、腕時計販売店のスタッフに相談すると適切なサイズや交換方法を教えてくれます。
腕時計専門店などで尾錠を購入すれば、工賃無料で交換してくれるサービスもあります。
尾錠を変えて腕時計のお洒落ポイントにしてみよう
尾錠の交換はそれほど技術を必要とせず、初心者の方でも気軽にできます。
交換用の尾錠はお洒落なデザインのものが比較安く手に入るので、気に入ったものを見つけたら購入してみましょう。
ベルトの交換の際に尾錠も一緒に交換してみてはいかがでしょうか。
2019年12月5日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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