時計の種類4つとそれぞれのメリット・デメリットを解説!【腕時計初心者必見!】
腕時計を初めて購入するときに時計の種類「駆動方式」をチェックするのが重要です。駆動方式によって使用シーンやその人に合った時計は異なります。今回は時計の種類でもある駆動方式についてやそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。
目次
時計の種類4つを詳しく解説!それぞれのメリット・デメリットは?
時計の種類はとても大切で、初めて腕時計を購入する場合は知識を把握した上で購入するのが好ましいです。
時計の種類は大きく分けて4つ存在します。
種類によって活躍するシーンなどは大きく異なります。
時計初心者の人はどのような時計の種類があるのかご紹介しますので必見です。
時計の4つの種類
まずは時計の種類や種類ごとの仕組みについて解説していきます。
時計の種類は、腕時計の詳細をチェックする際の駆動方式・ムーブメント欄の部分に記載されています。
時計の種類は主に「自動巻き」「手巻き」「クォーツ」「電波ソーラー」の4種類に分かれるので、時計の種類について知りたい人は参考にしてください。
時計の種類1:機械式自動巻式
仕事などで普段から腕時計を着けることが多い人や、時計の世界にハマっている人におすすめの種類が「機械式自動巻き」です。
手に身に着けておくことで、手の動きによる振動がローターを回転させ、ゼンマイが巻き上げられる仕組みとなっています。
ロレックスのオイスターパーペチュアルやシードゥエラー、オメガシーマスターなどが自動巻きムーブメントが搭載されています。
時計ならではの力強い動きを楽しむことができるため、時計愛好家達から好評の種類です。
時計の種類2:機械式手巻き式
時計の種類「手巻き式腕時計」も機械式腕時計になります。
手巻きは言葉からもわかるように、自身の手でゼンマイを巻き上げて腕時計を動かしていく駆動方式・ムーブメントです。
竜頭(リューズ)部分を操作して丁寧に巻き上げる必要があり、操作を誤ると故障の原因になってしまうこともある繊細な腕時計になります。
竜頭(リューズ)を毎日巻いて使用することから使っている実感を味わうことができるとともに、時計ならではの動きを堪能することが可能です。
オメガのスピードマスターやA.ランゲ&ゾーネのクロノグラフなどが手巻きムーブメントが搭載されていることが多いです。
時計の種類3:クォーツ式
時計の種類である「クォーツ」は近年特に増加傾向があるムーブメントです。
クォーツは水晶振動子を使った時計で、内蔵された電池が電圧により一定周期で規則的に振動させて時計を動かす時計になります。
セイコーのクォーツ腕時計が特に有名で、高い精度を誇る点が好評です。
電池交換などは必要ですが、ゼンマイなどを巻く手間が嫌という人や腕時計初心者におすすめです。
時計の種類4:電波ソーラー式
初めて腕時計を使う人・購入する人におすすめの時計の種類が「電波ソーラー」タイプです。
名前からもイメージができやすいように、太陽光や室内の光をエネルギーに変えて腕時計が稼働状態になります。
電波局からの電波を受信することによって正確な時刻の表示を行います。
シチズンのエコ・ドライブやカシオのG-SHOCK・Baby-Gなどのタフソーラーが電波ソーラーの種類に該当します。
時計の種類1:機械式自動巻式のメリット・デメリット
次は時計の種類ごとのメリットやデメリットについて解説していきます。
時計の種類別にメリットやデメリットを把握しておくと自分に合った腕時計を選ぶことが可能です。
まずは機械式自動巻きムーブメントのメリットやデメリットについてご紹介しますので参考にしてください。
機械式自動巻式のメリット
- トゥールビヨン機構やパーペチュアルカレンダーなど複数機構が追加できる
- 何十年も愛用することが可能
- 機械式ならではの音や動きを堪能することができる
時計の種類「自動巻き」の大きな魅力として挙げられるのが「精密な機械で複雑機構も追加できる」という点です。
正常にムーブメントを動かす重力分散機構の「トゥールビヨン機構」や日付調整が必要ない永年カレンダー「パーペチュアルカレンダー」などが組み込めます。
さらに定期的に分解掃除でもある「オーバーホール」を行うと何十年も愛用することができるため、一生付き合える腕時計が欲しい人におすすめです。
機械式自動巻式のデメリット
- クォーツ式と比べると精度が低い
- 巻き上げは自動だが時計を動かす必要あり
時計の種類「自動巻き」のデメリットは「精度」や「動かす必要性」が挙げられます。
機械式は職人の高い技術によって組み合わせられていますが、一定周期で電圧を流すクォーツと比べると精度は劣ります。
さらに常に身に着けていないとゼンマイが振動によって巻き上げられることがないため、止まってしまう場合があります。
仕事や出掛ける際に普段から腕時計を身に着けていることが多い人におすすめです。
時計の種類2:機械式手巻き式のメリット・デメリット
次は時計の種類「手巻き」のメリットやデメリットについて解説します。
手巻きは時計愛好家の間で人気のムーブメントで、時計を使っている実感を感じたい人におすすめです。
近年では手巻き式付きの自動巻きなどもあるので、どちらも楽しみたい人にも人気があります。
機械式手巻き式のメリット
- 薄型ケースが多い
- ムーブメントが薄いので軽い
- 何十年も愛用することができる
手巻き腕時計の場合は自動巻きと比べて薄型ケースが採用されています。
ムーブメントが薄いとケースの厚さも薄くすることが可能で、重量も軽いだけでなくしっかりと腕にフィットします。
さらに自動巻きのように分解掃除「オーバーホール」を行うと何十年も愛用することが可能です。
機械式手巻き式のデメリット
- クォーツに比べ精度が低い
- 動作には巻き上げる必要あり
手巻きも自動巻き腕時計と同様のデメリットが挙げられます。
精度がクォーツと低い上に、動作をするためには必ず自身の手で竜頭(リューズ)を操作してゼンマイを巻き上げる必要があります。
時計を巻く楽しみを味わいたい人にはいいですが、手間が嫌だという人には不向きな時計の種類です。
手巻きは繊細なムーブメントでもあるため、力強くゼンマイを巻き上げてしまる、逆方向に巻き上げてしまった場合は故障の原因になるので注意が必要です。
時計の種類3:クォーツ式のメリット・デメリット
次は時計の種類「クォーツ」のメリットやデメリットについて解説します。
クォーツ式は近年登場している腕時計の一般的な時計の種類として採用されています。
初めてブランド腕時計を購入する人におすすめです。
クォーツ式のメリット
- 誤差が少なく時計精度が高い
- 価格が安い
- 時計の選択肢が広い
クォーツ式では機械式と比べて圧倒的な精度を誇ります。
特にクォーツ式は量産ができやすいため、機械式と比べると価格が安いです。
月差±10秒でも高い精度を誇るムーブメントとして注目されますが、グランドセイコーなどの9Fクォーツは年差±10秒程度の精度を誇ります。
1年間使っても10秒程度しかズレない精度です。
月差±10秒程度のクォーツでも十分満足できるため、いつまでも高い精度の腕時計を愛用したい人におすすめです。
クォーツ式のデメリット
- 定期的に電池交換が必要
- トルクが弱く長持ちしない
クォーツ式は圧倒的な精度を誇りますが、使っていると電力を消費するため、電池交換を行う必要があります。
電池交換もブランドによって対応してくれる場所と対応してくれない場所があるため、電池交換をしてくれるお店探しなどの手間が必要です。
さらに針を動かすトルクが弱いため、機械式のような力強い動きはありません。
中にはクォーツの電池交換を自分の手で行う人もいますが、電池交換の際に大切な腕時計を傷つけてしまったというケースも多いので、慎重に行いましょう。
時計の種類4:電波ソーラー式のメリット・デメリット
次は初心者に最も人気がある時計の種類「電波ソーラー」腕時計のメリットやデメリットを解説します。
電波ソーラー腕時計は特にシチズンやセイコー・カシオの腕時計に採用されていることが多く、使いやすさが抜群に優れています。
電波ソーラー腕時計が欲しい人や、腕時計初心者は必見です。
電波ソーラー式のメリット
- クォーツ式より誤差が少なくより精度が高い
- 電池交換の必要なし
時計の種類「電波ソーラー腕時計」は電波を受信して正確な時刻を表示する上に、太陽光などの光をエネルギーに変えて時計を動かします。
電波を受信してスマホのように時刻の表示を行うため、精度はクォーツ式よりもさらに高いといっても過言ではありません。
さらにエコドライブやタフソーラーなどの時計の種類「電波ソーラー」は光をエネルギーに変えて動くため、電池交換の必要はありません。
電池交換が必要がない点からも地球に優しい腕時計としても称賛されています。
電波ソーラー式のデメリット
- 日光やライトに当てる必要あり
- 電力確保のために置き場所も意識する必要がある
時計の種類「電波ソーラー」は電力を確保のために定期的に日光やライトに当てる必要あります。
わかりやすく挙げると、逆に電波ソーラー時計は暗い場所においてしまっているとエネルギーが貯まらないため、稼働しません。
部屋に腕時計を置いておく場合は太陽光やライトなどが当たる明るい場所に置く必要があります。
使用する前に腕時計を置く場所を移動させるという方法もおすすめです。
文字盤部分に光が当たるようにしましょう。
時計の種類 4種類のメリット・デメリットを比較
時計の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
機械式自動巻式 | ・複数機構が追加できる ・何十年も愛用することが可能 ・機械式ならではの音や動きを堪能できる | ・クォーツ式と比べると精度が低い ・時計を動かす必要あり |
機械式手巻き式 | ・薄型ケースが多い ・ムーブメントが薄いので軽い ・何十年も愛用することができる | ・クォーツに比べ精度が低い ・動作には巻き上げる必要あり |
クォーツ式 | ・誤差が少なく時計精度が高い ・価格が安い ・時計の選択肢が広い | ・定期的に電池交換が必要 ・トルクが弱く長持ちしない |
電波ソーラー式 | ・クォーツ式より誤差が少なくより精度が高い ・電池交換の必要なし ・地球に優しい | ・日光やライトに当てる必要あり ・電力確保のために置き場所も意識する必要がある |
4種類のメリットやデメリットをご紹介しましたが、どの時計の種類も良し悪しが存在します。
メリットやデメリットがわかりやすい比較一覧表を作りましたので、時計の種類について迷っている人はぜひ参考にしてください。
時計は種類により個性がさまざま
時計は種類によって個性がさまざま存在し、自分の使用シーンをイメージしてから購入するようにするのがおすすめです。
さらに余裕がある場合は時計の種類・ムーブメントが異なる腕時計を用意し、使用シーンや好みの時計の種類を探してみるのでもいいでしょう。
腕時計の個性を楽しみたい人は異なる時計の種類を手に取ってみてください。
2020年9月28日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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