ミヨタのムーブメント(自動巻き)の性能や口コミ評価は?種類も一覧で紹介!
腕時計の心臓部ともいうべき重要な部分であるムーブメント、日本にはそのムーブメントを世界で30億個以上を売り上げ、ギネスにも認定されたミヨタという製造メーカーがあります。今回は日本が世界に誇るムーブメントメーカーミヨタの製品や性能などを紹介します。
目次
ミヨタのムーブメントの口コミを調査!評価や種類も紹介
シチズンといえば日本が世界に誇る時計メーカーの一つですが、ミヨタはそんなシチズンの系列に名を連ねているムーブメント製造メーカーです。
1959年から続く長い歴史によって培われたノウハウと技術、世界中で取引され続けているという実績があるミヨタ製品のムーブメントについて紹介していきます。
ミヨタのムーブメントの性能は?ポイントを紹介
ミヨタムーブメントの一番のポイントは何といっても安いという点、ミヨタムーブメントが搭載された時計の値段は安ければ数千円からと非常にリーズナブルです。
しかし安いからと言って質が悪い粗悪品という訳では決してなく、精度や耐久性は廉価の割に非情に高い評価を受けています。
ミヨタのムーブメントはクォーツ式で有名なcal.2035以外にも、コストパフォーマンスに優れた機械式ムーブメントなどもあり、様々な時計ブランドからそれらが搭載した腕時計が販売されています。
汎用ムーブメントの代表格
汎用ムーブメントとはムーブメント製造メーカーが大量生産して販売しているムーブメントの総称です。
ミヨタはそういった腕時計の汎用ムーブメントの生産数量第一位、海外製ではスイスの製造メーカーであるセリタやETAなどが汎用ムーブメントとして有名ですが、国産ならばミヨタの汎用ムーブメントが主流となっています。
安くて丈夫な日本製のムーブメント
日本製品という事で値段の割に精度が良く耐久性もあり、そして大量生産によってムーブメントの低コスト化を実現しています。
大量生産され低コスト化されたミヨタ製品が他社の時計ブランドに納品される事で腕時計自体の値段が抑えられ、更にそのムーブメントが多くの時計に搭載されるという事で、時計店などで簡単に修理や電池交換を受ける事が出来たりなど様々なメリットを生み出しています。
Cal.2035は1999年にギネスにも認定
1981年に登場したCal.2035が普及し続け、1986年には生産量世界一位に。
そして1999年には累計生産数が17億個となりその功績がギネスに認定され、汎用ムーブメントの代表格の一つとして改めて認識されるようになりました。
【口コミ】ミヨタのムーブメントの評判を調査
日本国内だけでなく、世界中の時計ブランドに使用されているミヨタのムーブメント。
日本が世界に誇る時計メーカーの一つであるシチズンの系列会社とあってその信頼度はとても高く、また汎用ムーブメント製造会社としても長年の実績があります。
汎用ムーブメントとしてコスパに優れたムーブメントを搭載した腕時計を購入した人の声というのは気になるところだと思いますので、一部ではありますが紹介します。
日本製品ならではの安心感
有名なcal.2035だけではないミヨタのムーブメント。
シチズンの他にも有名な時計ブランド会社に様々なムーブメントが販売され、機械式ムーブメントやクロノグラフ機能を搭載したモデルなどその種類は数多くあります。
更にミヨタの汎用ムーブメントを購入した時計ブランドが自社でムーブメントに改良を加えて販売する事も多く、精度や耐久性が向上しているという事も多いです。
ムーブメントへのこだわりがなければコスパ面で優秀
汎用ムーブメントとして求められる利点を全てクリアしているミヨタ製品ではありますが、大量生産された品とはいえ粗悪品が少なく精度も確かな物が多いです。
コストパフォーマンスに優れ、クォーツ式の物は時間も正確で汎用ムーブメントだから電池交換などもお手軽というメリットはとても大きいでしょう。
ですが却ってそこまで廉価な時計だと電池交換などをせずに使い捨ててしまったり、オーバーホールをせずに眠らせてしまったりといった声も見られました。
メーカーによってアレンジが加えられて販売されるケースも
ムーブメントなどの外注製品に特に手を加えずにそのまま時計に搭載する事を「ポン付け」と言い、手を加えたかどうかによって精度の良し悪しが変わってくる事もあります。
ムーブメントの一部にドリルで穴を開けてデザインを加えたり、性能を向上させたりと時計ブランドによって違いはありますが、劣化するという事はないでしょう。
むしろ「ポン付け」をされるよりも時計ブランドの技術を織り込まれていた方がデザイン性や精度も向上するという事の方が多いです。
ミヨタのムーブメントの種類を紹介
ミヨタの製造元であるシチズンが「ミヨタのムーブメントはデファクトスタンダード(事実上の世界基準)」と公言しています。
世界で第一位の生産量を誇るミヨタのムーブメントとはどういった物なのか?
ここからはそんなミヨタムーブメントの数多あるムーブメントの種類や性能を紹介します。
クオーツ
クォーツ式時計は水晶振動子と呼ばれるパーツを高速振動させて針を進めています。
この水晶振動子の事を「クォーツ」と言い、機械式時計よりも部品点数が少ない事で大量生産を可能とし、更に部品が少ない事で耐久性が増すというメリットがあります。
クォーツ式の特徴は他にも精度の高さが売りの一つに挙げられます。
cal.2035を始めとするミヨタのクォーツ式ムーブメントは安く、強く、正確というクォーツ式腕時計の特徴を体現していると言えるでしょう。
スタンダード
ミヨタの名前を世界的に広めたcal.2035を始めとするクォーツ式のスタンダードモデル。
共通しているのはシンプルな構造、電気などを動力源として水晶振動子を振動させて時刻を刻んでいるクォーツ式という点です。
電池寿命は早い物だと1年程ですが、長い物では10年と非常に優秀です。
薄型
全18種類ある薄型モデルの特徴としては字の通りムーブメントの薄さにあり、ムーブメント本体が薄い事で生まれた空間を使い盤面に立体感を生み出したりとデザインの幅が広がるのが特徴です。
電池寿命は短い物が2年、長い物では5年となっています。
小型
女性向けの腕時計に使われる事の多い小型ムーブメントは電池寿命が凡そ2年から4年、日差が±20 秒/月と優秀な点は小型化されていても変わりがないです。
マルチファンクション
1989年に登場したCal. 6Pシリーズを始めとするマルチファンクションムーブメントは全24種。
スタンダードモデルのようなシンプルな物から機能が追加されているので電池寿命は2~3年が平均で、精度は±20 秒/月となっています。
クロノグラフ
クロノグラフ機能を追加しているムーブメントは27種類、どのムーブメントも精度は±20 秒/月と非常に高性能で、電池寿命が2年から中には5年の物があったりと性能面でも非常に高い水準をクリアしています。
小秒針クロノグラフ
機能が増す分、電池寿命が短くなってしまうのはクォーツ式腕時計の宿命です。
小秒針クロノグラフを搭載したムーブメントは精度は±20 秒/月と非常に優秀ですが電池寿命が2年で尽きてしまう点に注意しましょう。
機械式
ミヨタ製品といえばクォーツ式なら生産量世界一位のcal.2035、そして機械式のムーブメントならばCal.8200シリーズが有名で、1986年の登場以来その高い性能と耐久性が認められロングセラーを続けているミヨタの代表的な製品です。
機械式スタンダード
全16種類の機械式スタンダードムーブメントは-20~+40秒/日という精度になっています。
精度に多少開きがあり、パワーリザーブも42時間と少々物足りない気もしますが自動巻き機能に加え手巻き機能がついているので安心できるムーブメントです。
機械式薄型
機械式ムーブメントは電池などを一切使わず、ゼンマイの力だけで部品の一つ一つが時を刻むという特性から本体が大きくなりがちです。
ミヨタはその機械式ムーブメントを薄型にする事にも挑戦をしているようで、機械式スタンダードでは最小で5.55mmだったのに対し、こちらの機械式薄型モデルでは最大で5.52mm、最小で3.90mmまで小型化されています。
ミヨタのムーブメントは国内生産にこだわった一流品
ミヨタのcal.2035に代表される製品の数々は日本が世界に誇るムーブメントであり、コストパフォーマンスの観点などから選ばれ続けています。
高い品質を保持する為に一つ一つの部品を一貫して国内生産で造り上げ、世界に送り続けているミヨタが生み出しているムーブメントは間違いなく一流の品と言えるでしょう。
2020年10月9日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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