ドイツの人気時計ブランド16選！おすすめ理由も徹底解説！

質実剛健で堅実なイメージのあるドイツ、そんなドイツの腕時計は実用的で機能性に優れたブランドやモデルが多くあります。

今回はそんな実用的なドイツブランドを探している人におすすめのブランド16選の紹介と、ドイツ時計の歴史・シーン別のおすすめブランドなど、ドイツの時計の魅力を余すことなく伝えていこうと思います。

まずはドイツの高級ブランドのおすすめ時計について紹介していきましょう。

高級モデルは機能性だけでなく、付けている人の印象も良くしてくれる効果が期待できます。

ビジネスやプライベートの重要なシーンで用いるのもおすすめです。

ドイツのおすすめ高級ブランドの中では、以下の10選がおすすめです。

ザクセン国王から融資を受けて創立された、由緒ある時計ブランドです。

ランゲ＆ゾーネは、創業者であるアドルフ・ランゲがザクセン公国の正式な宮廷時計師だったという、由緒正しいブランドです。

現在でも世界最高級の時計ブランドとして知られ、1つのモデルに対して、なんと1つのムーブメントをその度に開発するというこだわりをみせます。

非常に美しく精巧なデザインとムーブメントは、まるで芸術品のような輝きを放ちます。

ランゲ＆ゾーネは1つのモデルに1つのムーブメントを開発したり、ムーブメントに真鍮ではなく銀を用いるなど、とにかくこだわり抜いた仕様が特徴の高級時計です。

そのため腕時計に並々ならないこだわりがある人や時計愛好家、エグゼクティブなどにおすすめです。

高級万年筆で有名なメーカーです。

モンブランは文房具メーカーとしての知名度、ミネルバ社との共同で作られたムーブメントなど機能や評価、知名度が高いわりに価格が安い傾向にあります。

そのため初めてでも比較的安い高級時計が購入できるのが強みでしょう。

価格は安いのに機能性は高く、しかもドイツ製ブランドの知名度やデザイン性があるので見栄えがするのがおすすめの理由でしょう。

モンブランの腕時計は、若い世代でフォーマルな高級時計が欲しい人や初めて高級時計を購入する人などにおすすめです。

機能・ブランド名・話題性・見栄えの良さに対して価格が安く、またデザイン的に年齢を問わず使いやすいので送り物としてもおすすめですよ。

あの有名な車メーカー、ポルシェの腕時計ブランドです。

ポルシェデザインのおすすめポイントは、やはり高級車メーカーのポルシェ911の初代モデルをデザインしたフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェによって創設されたブランドであることが挙げられるでしょう。

機能性やデザインはさることながら、やはりこのブランド名は大きいです。 

ポルシェデザインの時計は、やはりポルシェが好きな人におすすめでしょう。

回転ベゼルで世界の主要都市の時間が分かることや、チタンが使われた遊び心がある外装もそうですが、やはり一番はそこが挙げられます。

ポルシェを愛車している人にこそ、おすすめしたい腕時計です。

ジン特殊時計会社の正式名所の通り、幅広いプロフェッショナルから支持を得るドイツの人気ブランドです。

ジンは高防水性能のハイドロシステムやケース内を除湿するドライカプセル、高硬度のテギメント加工など、かなり多種多様な機能や技術があることで知られます。

こういった豊かな機能性は他のメーカーでは中々お目にかかれない、ジンだけの特徴といえるでしょう。

こういった機能性の高さはこそが、ジンのおすすめポイントです。

ジンは機能性・実用性が高いブランドとして知られ、一般の人だけではなくミリタリー関係者や海・空のプロフェッショナルな人達からも高い評価を得ています。

装飾よりも機能性重視な風潮は、まさにドイツのブランドといいたくなる堅実さです。

お堅いといわれる職業についている人にもおすすめなブランドかもしれません。

希少かつ独創性が高い、玄人好みの腕時計ブランドです。

シャウボーグのおすすめポイントといえば、やはり独特のデザイン性からくる中毒性と希少さにあるでしょう。

日本ではあまり知られてはいませんが、ドイツでは歴史は浅いながら評価も高く、またその独創的なデザインで世界中にコアなファンが存在しています。

シャウボーグはやはり、人とは違った腕時計が欲しい、という人にこそおすすめのブランドでしょう。

例えばバウハウスを連想させる華奢な『グノモニク』や芸術品のように精巧な月があしらわれた『ムーン』、香箱が丸見えな機械式時計『グラシエ』など、他ではまず見られません。 

独創的な腕時計を探している人にはピッタリなブランドですよ。

バウハウス調のシンプルで可愛らしいデザインが特徴のブランドです。

ノモス・グラスヒュッテはシンプルで様々な服装や年齢と合わせやすいデザイン、そしてドイツ国内外で高い評価を受けている点や、新興ながら高い技術力を持っている点が特徴です。

特に最も複雑な機構のひとつともいわれる、トゥールビヨンを搭載したムーブメントを製作していることからもその技術力の高さが伺えます。

ノモス・グラスヒュッテは価格帯が比較的安く、その割には技術力や評価が高いので若い世代の人たちにおすすめなブランドです。

またバウハウス調のデザインなため、現代的なデザインの服装と合いやすいのも若い人に向いている理由でしょう。

東西ドイツが統一されたのを機に再興された、元国有の時計ブランドです。

ミューレグラスヒュッテは安いものでは10万円台から存在する、ドイツの有名な時計メーカーの中ではかなり安いモデルが存在します。

また革新的なクォーツとして知られる『マリンクロノメーター』を開発したことでも有名です。 

ミューレがおすすめなのは、やはりアウトドア派な人でしょう。

ドイツの海難救助隊に正式採用される『ダイバーズ』や『タフモデル』といったプロ仕様・アウトドア仕様の機種が多いのがこのブランドの特色でだからです。

機能性を追求したことから生まれる無機質で機能美が溢れるデザインは、堅実な人に身に着けてほしいブランドです。 

世界最大級のドイツの時計メーカー、安い価格でドイツ製時計を入手できる手ごろさが人気です。

ユンハウスのおすすめポイントはやはり、手ごろな価格で年代を問わず使いやすいバウハウス調のデザインが多いことでしょう。

会社でもプライベートでも使いやすく、また様々な服装と合わせやすいバウハウス調なので、プレゼントにも最適です。

ユンハウスは手ごろな価格の割に性能も良く、また名前も有名ですので1つ持っていると様々な場面で使うことができます。

汎用性が高い腕時計が欲しい人にはおすすめでしょう。

優美であるながらも実直な、ドイツらしい美しさと機能性を併せ持つブランドです。

グラスヒュッテ・オリジナルのおすすめポイントは、デザイン・ムーブメントの良さに加えて、ラインナップな豊富なところが挙げられるでしょう。

ドイツを代表する有名な高級ブランドであるにも関わらず、下は100万円以下のモデルが存在しているなど、選ぶ幅が広いのが魅力です。

グラスフヒュッテ・オリジナルはランゲ＆ゾーネにも近いドイツ的なデザインの高級時計です。

故にこういったドイツ的なデザインが好きな人におすすめです。

またランゲ＆ゾーネに比べると、使われている素材はステンレスなどが多いため、普段使いがしやすくなります。

クラシカルな美しさを持つ、ドイツの老舗高級ブランドです。

ヴェンペのおすすめポイントは、デザイン・ムーブメントの性能・価格の安さの3つが揃ったバランスの良さが挙げられます。

老舗ブランドでありながら、安いものは数十万台のモデルも扱っており、比較的手が出やすく初めて高級時計を買う人にもおすすめです。

ヴェンペは高級時計でありながら、価格帯が比較的リーズナブルなので初めて高級時計を買う人でも安心して買いやすくなります。

また程よくクラシックなデザインは品が良く、少し敷居の高いパーティーなどにもおすすめです。

続いては5万円以下で買える、リーズナブルなドイツの腕時計ブランドを紹介していきます。

ドイツ製のカッコいい時計が欲しいけれど、できるだけ安く済ませたい、という人には、以下の6選がおすすめです。

比較的安価で買いやすく、しかしながらドイツらしいカッコいいデザインが多いブランドを選びました。

今までの時計の常識を覆す、斬新なデザインの時計ブランドです。

スローウォッチのおすすめポイントはというと、やはりそのシンプルで珍しいデザイン性にあるでしょう。

秒針さえなく、文字盤は24時間表示という腕時計にはまずみられないデザインは話題性もあり、珍しいもの好きにはたまらない1品です。

コレだけ変わったデザインなのですから、やはり珍しくて独創的な腕時計が欲しい人におすすめなブランドでしょう。

使われているムーブメントはスイスのロンダ社などの有名なものですので、機能性は折り紙付きです。

飛行船からインスピレーションを受けたクラシカルで遊び心のあるデザインが特徴のブランドです。

ツェッペリンの一番のおすすめポイントは、やはり飛行船をモチーフにした羅針盤のような独特のデザインであることでしょう。

クラシカルなデザインの中でも一味違う、飛行船モチーフのデザインは目を引きやすく、少し変わったクラシカルモデルが欲しい人におすすめです。

飛行船や羅針盤などのクラシカルでどことなくノスタルジックなデザインが好きな人には、ツェッペリンはおすすめです。

特にスーツに合わせる場合やフォーマルに着こなしたい場合の装飾品として、ツェッペリンは非常に相性が良いです。

日本に進出したばかりのブランドですが、ドイツでは古くからある、落ち着いた佇まいのデザインが多いです。

ドゥッファは本国ドイツでは古くからある名門であるにもかかわらず、日本ではまだ認知度が低いようです。

そのため人と被る可能性が低く、『これ日本ではまだ無名だけどドイツでは有名なブランドなんだ』と時計通のように振舞うこともできます。

他の人と被りたくない人にはおすすめでしょう。

ドゥッファのフェミニンでシンプルなデザインは、男女問わず使いやすく、また人と被りにくいブランドです。

少し珍しいブランドの腕時計が欲しい人は購入を検討してみてはいかがでしょう。

ドイツ『ユンカース社』の戦闘機や旅客機をモデルに作られたデザインのブランドです。

ユンカースは程よいフォーマル感でビジネスでもプライベートでも使いやすく、また飛行船をモデルに作られたデザインは程よい存在感を放ちます。

腕時計を目立たせるコーディネートにおすすめのブランドです。

ユンカースはツェッペリンと同様に飛行船をモデルにデザインされた機種ですが、ツェッペリンに比べると独特のクラシカルな印象が控えめになります。

そのため肌広い服装や場面に合いやすく、もう少し控えめなクラシカルデザインが欲しいという人におすすめでしょう。

ドイツのミリタリー好きにおすすめしたい、ドイツ空軍正式採用経験を持つのブランドです。

ラコのおすすめポイントは、視認性の高い文字盤と、癖の少ないミリタリー感にあります。

ミリタリー感が強くないため、そこまで癖がなくコーディネートもしやすく、ワンポイントとして使いやすいのが特徴でしょう。

ドイツ空軍で正式に採用された経験を持つラコは、やはりミリタリーやドイツ軍ファンの人におすすめです。

しかもそこまでミリタリー色が強くないので、通常のカジュアルとも合わせやすく、ミリタリーオタク感が出にくくなります。

髭剃りで有名なメーカー『ブラウン』から販売されています。

ブラウンの腕時計のおすすめポイントは、シンプルさと高級感です。

余計な装飾が一切ないといってもいいほどシンプルで、ミニマリズムを象徴するようなデザインが特徴的です。

しかしながら素材の良さや高級感が際立つ作りは、さすがドイツ製といえるでしょう。

ブラウンの良さはやはりシンプル過ぎるほどシンプルでありながら、安っぽさがなく高級感が出ているところでしょう。

故にシンプルさと高級感の2つを求める人や、ミニマリストなどの余計な装飾を好まない人におすすめです。

続いてはドイツの時計ブランドの歴史につい紹介していきましょう。

時計に欠かせない部品であるゼンマイは、ドイツが発祥と言われています。

一般にはピーター・ヘンラインという時計職人が、1511年に動力ゼンマイを発明したというのが定説です。

このピーター・ヘンラインによって作られたゼンマイ式の携帯型時計は『ニュルンベルクの卵』といわれ、これにより1600年までに多くの懐中時計が作られるようになります。

一時はヨーロッパ中で愛されたドイツの時計ですが、宗教戦争や30年戦争のために衰退を余儀なくされました。

しかし1845年に天才時計師と評されるザクセン王国の宮廷時計師、アドルフ・ランゲによって時計工房『A・ランゲ・ドレスデン』が開かれます。

これによりグラスヒュッテは時計製造の地として復興が始まりました。

その後の第一次・第二次世界大戦でグラスフヒュッテのブランドは国有化されますが、

しかしその間もドイツの技術者は力を蓄え、ベルリンの壁崩壊を機に再びマーケットへと姿を現すようになります。

長らく表舞台に出ることができなかったドイツの腕時計ブランドですが、なぜドイツの腕時計はこんなにも評価が高いのでしょうか。

その理由について、詳しくみていきましょう

元々グラスフヒュッテは銀山で潤った歴史のある地方で、そのため多少ながら手工業のノウハウがあったことと、そこに宮廷時計師の流れをくむアドルフ・ランゲが参入したことで高品質の時計産出の地として名をはせるようになりました。

また元々アドルフ・ランゲは失業者の再雇用として時計業を広めたという経緯があったため、スイスのように機械化が広まらなかったことも、理由としては挙げられるでしょう。

元々シュヴァルツヴァルドは木製の時計を作っていた歴史がありましたが、豊富な山林に恵まれていたことと、ライン川を通して世界に製品を輸出できるという地の利があったことがシュヴァルツヴァルドを時計の生産地として有名にした要因でしょう。

ドイツ産の製品には厳格な計測に対する規格が存在し、時計にも詳細な公的規格が存在します。

大きく分けてグラスフヒュッテ規格・クロノメーター検定・パイロットウオッチ規格の3つで、これらの規格は非常に厳格なことで知られます。

ドイツ時計が高品質な理由は、こういった規格の存在にあるのでしょう。

グラスヒュッテのメーカーだけに与えられる規格で、非常に厳しい基準が設けられます。

主な基準としては『製造と手間を含めて、グラスヒュッテでの作業がムーヴメント原価の50％以上であること』ですが、メーカーによってはさらに厳密になっています。
例えば4分の3プレートや、精密な調整などがその例です。 

こういった基準がグラスフヒュッテに独特の個性を引き立てているのです。

クロノメーターとは高精度な腕時計を示す認定のことで、基本的にスイスのそれと同じです。

しかしドイツのクロノメーター検定は独自の改良がされています。

例えばスイスがムーヴメントを単体で検査するのに対し、ドイツはより完成形に近いケーシングの状態で行います。

こういった確実性を求めるところは、さすがドイツといったところでしょう。 

これら極限状態でも問題なく使用できることを基準として考え出されたのが、ドイツのパイロット規格です。

正直ここまでされたら、さすがはドイツ製、としかいえなくなるほどの拘りっぷりです。

ここからは状況別におすすめしたいドイツ製ブランドについて紹介していきます。

状況に合わせて使い分けて、おしゃれなドイツ時計を楽しみましょう。

いずれのブランドも、ドイツらしい堅実さを持ちながらもクラシカルな風格やフォーマルなデザインの機種が多いので、スーツとの相性も抜群です。

特にヴェンペは優美さと堅実さが融合していて、重要なビジネスのシーンでも浮かないだけの格式があるのでおすすめです。

いずれもカジュアルなモデルが多く、遊び心のあるデザインが多いブランドです。

特にポルシェ・デザインなどは高級感と遊び心がマッチした華やかな機種が多いので、デートなどにもおすすめですよ。

程よいフォーマル感のあるモンブランやアウトドア感のあるジン、オリジナリティが出やすいシャウボーグなどは印象が合えばマッチしやすく、オシャレ感が増しやすいブランドです。

冠婚葬祭は結婚式のようなおめでたい席か、お葬式のように悲しい席かによっても付けていく機種を選んだ方がよいでしょう。

おめでたい席では派手な腕時計でもいいですが、お葬式などはできれば控えめな機種を選んだほうが無難です。

ドイツ時計は質もデザインも良いにもかかわらず、日本には少し流通が少ないように感じます。

ドイツ時計を探しているのに見つからない、そんな人のためにドイツ時計を専門に扱うお店を紹介していきましょう。

千野時計店は1905年創業の時計業界では老舗といえるドイツ時計を中心に扱うお店です。

通常の時計店とは異なり、代理店が仕入れた商品だけでなく千野時計店が独自に輸入した品も多くあります。そのため他ではみられないブランドや、個性的な品揃えが魅力的な個性派のお店です。

この他にもマルチェロシー・ユンカース・ユンハンス マックスビル・ボッチアチュタニウムなどのドイツブランドの他、それ以外の国のブランドも扱っています。

気になるブランドがあるかどうか、一度チェックしてみると良いでしょう。
 

千野時計店は渋谷に居を構える店舗の他、楽天市場での通信販売も行っています。

店舗まで向かうのが大変な人は、通販サイトで気に入ったブランドの機種がないか調べてみるとよいでしょう。

ドイツのおすすめブランドを紹介してきましたが、如何でしたでしょうか。

質実剛健なイメージのあるドイツですが、以外にも遊び心のあるモデルやブランドがあることに驚いたのではないでしょうか。

以外と見かけることの少ないドイツの腕時計は、おしゃれに取り入れれば他の人とはまた違った印象を放つことができますよ。ぜひお試しあれ。

2019年11月22日調査