腕時計のDバックルとは?バックルの種類やメリットなどを説明!
腕時計のバックルには主に、Dバックルとピンバックルの2種類があります。この記事では、折りたたみ式の留め具であるDバックルの種類や特徴をピンバックルと比較しながら説明していきます。自分の腕時計にあったバックルを見つける参考にしてください。
目次
腕時計のバックルにはどんな種類があるの?メリットは?
バックルとは、腕時計を装着する際に手首で腕時計本体とは反対側でベルトを固定する重要なパーツで、大きく分けて2種類存在し、一つはDバックルといい、次はピンバックルというベルト穴にピンを通す方式です。
この記事では、これら2種類についてメリット・デメリットを比較し、バックルの交換方法や種類別に使い方などを解説していきます。
腕時計のバックルの種類と特徴
では腕時計のバックルにはどのような種類と特徴があるのか見ていきましょう。
Dバックルの特徴
2種類あるうちのひとつであるDバックルは、開閉する留め具を折り畳んで固定するものです。
「折る」を意味する言葉からフォールディングバックルともよばれています。
また、「開く」という意味を持つdeploymentという単語の頭文字から「D」は来ており、さらにこれから紹介するように開閉方式に応じて主に2つの種類があります。
両開き式
両開き式は、観音開き式あるいはダブル式ともよばれる折りたたみ方式です。両開き式のメリットは、取り外しがしやすいことにあります。
また、バックルの位置が腕時計の文字盤のちょうど反対側になるため、着用時の安定感に優れています。
片開き式
片開き式はシングル式ともよばれバックル部分は比較的小型で、腕時計全体がスマートな見た目になります。
留め具には、利便性の高いプッシュボタンを押すだけで外すことかできるプッシュ式と、しっかりと安定した装着感のある力を加えてバックルを着脱する嵌合式があります。
ピンバックルの特徴
単純な構造であるピンバックルは、留め針であるピンをベルトの小穴に通すことで固定する仕組みになっています。
腰に巻くベルトと同じように、通す穴の位置を変えることで簡単にサイズの調節を行うことができるバックルです。
シンプルな作りで、昔から多くの革ベルトの腕時計に用いられています。
種類別|腕時計のバックルのメリット・デメリット
ここでは種類別に腕時計のバックルにはどのようなメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。
Dバックルのメリット・デメリット
ここではDバックルのメリット・デメリットについて見てみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
素早く着脱できる | ボリュームがある |
腕時計を落としにくい | バックルの内側が手首にあたる |
ベルトの負担が小さい | 比較的高価 |
大きいモデル似合うデザイン | サイズ調整がすぐにはできない |
固定すると外れにくい | 重量がある |
Dバックルのメリット
近年多くの人々からDバックルが使われる一番の理由は、迅速に着脱できることで、プッシュ式の固定方法であれば、ボタンを押すだけで留め具を外すことができます。
また、ベルトが輪になり繋がっているため落下の防止になります。
サイズ調整を毎回しないので革への負担が小さいことと、腕時計本体が大きいモデルにも合うことも特徴です。
Dバックルのデメリット
金属パーツが多くボリュームがあるので、重量感があることと留め具が手首にあたることが気になる方もいます。
しかし、片開き式のものであればボリュームを抑えることもでき、また一般的には高い値段で販売されていることと、腕時計着用時にサイズ調整できないというデメリットがあります。
ピンバックルのメリット・デメリット
ここではピンバックルのメリット・デメリットを見てみることにしましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパクトな留め具 | 瞬時に着脱できない |
比較的安価 | 着脱時に落としやすい |
手首への負担が軽い | ベルトの革を痛める |
クラシックモデルに合うデザイン | メタルバンドには採用できない |
サイズ調節が容易 | |
ゆったりと装着できる |
ピンバックルのメリット
ピンバックルを使用する上での大きな利点は、留め具がコンパクトであることと着用時にサイズ調節が容易に行えることです。
また、Dバックルよりも一般的には安く販売されており、コンパクトであるため着用時の手首への負担も軽く、腕時計本体が小さなクラシックモデルにもよく合います。
ピンバックルのデメリット
一番のデメリットは、革ベルトの小穴にバックルの突棒を通してベルトを固定するため、腕時計を瞬時に着脱できないということです。
同じ理由で毎回の着脱で少なからず革ベルトを痛めるとこになります。固定するためにベルト穴が必要なので、基本的にピンバックルはメタルベルトには合わせられません。
腕時計をDバックルに付け替える方法
ではDバックルを腕時計に取り付ける方法を見てみましょう。
交換したい尾錠を外す
腕時計のバックルを交換する場合、まずは、もともと腕時計に付いていたピンバックルを取り外します。
このとき、バネ棒外しという器具を利用すると簡単に革ベルトから取り外すことができます。
バネ棒外しはネットや量販店で安価に購入することができます。
Dバックルを取り付ける
続いて、革ベルトのピンバックルを取り外した場所にDバックルを取り付けます。
このとき、最初に腕時計から取り外したバックルのバネ棒が刺さっていた穴に、新たに装着するDバックルのバネ棒を通します。
そして、Dバックルの金具部分に反対側の革ベルトを通して固定します。両側にバックルを取り付ける場合は、片側ずつ行うと良いです。
腕時計のDバックル付け替えの注意点
ここからはDバックル付け替えの注意点を紹介します。
大切な腕時計をいつまでも使うためにも、5つのポイントを守って交換しましょう。
ベルトや腕時計の色を意識する
メーカーや種類によってさまざまな色や素材のものがあり、もしベルトや腕時計本体と異なる色や材質のDバックルに交換してしまうと、腕時計全体として違和感が生じてしまいます。
バックルを交換する際には、本体と不釣り合いなものを選ばないように注意しましょう。腕時計本体やベルトと合う色や素材のものを選ぶ方がおしゃれです。
はまっていた尾錠と同じサイズのものを選ぶ
交換するバックルを準備するときには、最初にはまっていたピンバックルと同じサイズのものを準備する必要があります。
確認していないと、せっかく準備したバックルでもサイズが異なっていれば、はめられずに使えない可能性があります。
サイズが異なるものを無理やり着けると、ベルトを痛めるので気をつけましょう。
取り外した尾錠は取っておく
バックルを交換した後に残った部品は捨てずに取っておきましょう。
取り外した尾錠や部品は捨てずにとっておくことで、Dバックルの色や大きさが合わなかったときに再びピンバックルに戻したくなった場合などに対応できます。
手首に合うサイズに調節する
付け替える際には、自分の手首に合うサイズに調節してあることをしっかり確認しましょう。
ピンバックルとは違って、着用時毎に長さを調節することはできず、サイズが合わないまま取り付けてしまうと、もう一度付け替える手間が増えてしまいます。
基本的には、ベルトを手首につけて小指一本分程度のゆとりがあると良いです。
バネ棒が飛んでしまわないように注意
バックル部分の交換の際には、バネ棒が飛んでなくしてしまう可能性があるため要注意で、バネ棒は小さく転がりやすい部品なので、交換作業中に落としたり飛ばしたりして無くさないように気をつけましょう。
万が一無くしてしまった場合には、ネットや量販店で購入することもできます。
種類別|腕時計のバックルの使い方
ここでは種類別に時計のバックルの使い方を見てみましょう。
Dバックルの使い方
装着するときには、まずバックルを外してベルトに手首を通し、そしてベルトを持ってバックル部分を内側に折り込んで留め金を留めます。
外す際には、プッシュ式であればボタンを押すだけで外れます。嵌合式であれば、引っ張るよう力を加えて外してください。
ピンバックルの使い方
基本的には、腕時計本体の6時側の革ベルトにピンを通す穴がいくつか空いており、反対の12時側の革ベルトの先にピンの付いたバックルがついています。
革ベルトの穴に反対側のベルトの先にあるピンを差し込んで腕時計のベルトを固定します。
バックルは腕時計の個性に合ったものを選ぼう!
この記事では、腕時計のバックルについて紹介してきましたが腕時計には大きく分けて、Dバックルとピンバックルの2種類があります。
解説した通り双方のそれぞれメリット・デメリットがあり、とくにDバックルの使い方や交換方法も説明しましたが、自分の腕時計の個性に合わせてバックルを選んで、腕時計をより使いやすく自分に合ったものにしましょう。
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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