腕時計のサイズ調整はどこでできる？専門店や自分で調整する方法も紹介！

腕時計のベルトは、ジャストサイズだと着用感もよくストレスも少なくてすみます。

今回は、腕時計のサイズ調整ができるおすすめの専門店をご紹介します。

それに加えて、自分で調節できる方法も解説しましたので、腕時計のサイズ調整に悩んでいる方は是非チェックしてみてください。

まずはおすすめの時計修理専門店を5店舗ご紹介します。

料金も店舗数も多様な専門店を選びましたので、自分にぴったりなお店を選んでみてください。

月間8,000本～10,000本の修理実績があり、長年時計に関わり続けてきた老舗の時計修理工房五十君商店。

海外の時計パーツメーカーとも契約しており、部品調達の面でも信頼度の高い修理店です。

ベルトの調整に必要な代金は1,500円から承っており、修理にかかる時間も即日から可能です。

パーツが紛失した場合などは、パーツ代はかかりますが対応してくれます。

五十君商店は創業以来80年以上に渡って、時計のプロとして商売をしてきた実績があります。

高い技術力と最新の設備を持ち合わせており、安心感と信頼度が高いです。

五十君商店は関東中心に全国5店舗ありますが、時計を発送して修理依頼することも可能です。

ザ・クロックハウスは、全国規模の時計専門チェーン店です。

雑誌とのコラボレーションも多く行っており、抜群の知名度を誇ります。

ザ・クロックハウスでのベルト調整代金は1,000円からで、インターネットで購入した時計であっても受け付けています。

2019年8月現在で全国に266店舗と圧倒的な店舗数が特徴です。

すべての店舗に専門時計技師が在籍しているため、時計についてベルト調整以外でも気軽に相談ができます。

ザ・クロックハウスは全国266店舗以上あるので、公式サイトからお近くの店舗を検索してみてください。

ウォッチホスピタルは、2007年創業と比較的新しいショップですが、時計修理を専門に故障予防に関するアドバイスまで行っています。

ウォッチホスピタルのベルト調整料金は、時計修理専門店であるのに500円からという格安料金が特徴です。

部品交換は最小限に抑えているため、このような価格が実現しています。

ウォッチホスピタルは、東京に4店舗ほど実店舗がありますが、主にWEBで依頼を承っています。

設備が充実している技術センターで修理してくれるため、安心して修理を依頼できます。

ウォッチホスピタルの実店舗は東京に4店舗あるのみなので、東京に住んでいる人以外は公式サイトから修理を依頼しましょう。

ミスター・ミニットは、1957年にベルギーでスタートし、時計以外にも様々な日常生活で必要なアイテムの修理を行っています。

ミスター・ミニットのベルト調整は、コマ詰め作業で1000円、時間は5分からと素早く対応してくれます。

ミスター・ミニットの実店舗は、繁華街や駅の近くなど、通勤通学のついでに立ち寄れる場所なので便利。

さらに、靴磨きやスマホ修理など、時計以外にもサービスが充実しています。

ミスター・ミニットは全国に約300店舗ありますが、時計の修理ができる店舗は限られています。

近くのミスター・ミニットの店舗が時計修理が可能なのか、訪れる前に公式サイトでチェックしておきましょう。

ブレインプロダクツ株式会社の運営するMr.Bobは、名古屋エリアを中心に展開している時計修理専門店です。

価格はすべて税抜き価格ですが、どれも500円からと格安料金でベルト調整ができます。

また、留め具がバックルで、ベルトに穴が空いていないタイプのベルトも調整が可能です。

 Mr.Bobは、時計の電池交換やベルト調整などをその場で無料診断してくれるため、修理が必要か悩んだときも安心です。

時計修理店に出さなくても、金属製のベルトであれば自分で長さ調整が可能な場合があります。

時計修理店が近所にない、今すぐ直したいという場合は、自分でベルト調整することを検討してみましょう。

まずはCリングタイプのバンド調整方法を見ていきましょう。

自分の持っているベルトがCリングかどうかは、ベルトを横から見るとわかります。

Cリングはコマ内部にあるパーツのことで、ベルトを横から見たときピンの先端の形状が丸くなっているのが特徴です。

Cリングタイプは、まずピンとCリングを外します。

ベルトを長くしたい場合は別途購入したコマを繋げ、短くしたい場合はコマを外します。

そしてCリングをピンを元通り戻して固定したら完成です。

Cリングやピンは非常に小さいパーツなので、失くしやすいです。

必ずピンとCリングを入れておく入れ物を用意し、勢いよくピンを抜いてCリングが飛ばないよう気をつけましょう。

割ピンタイプのベルトはCリングタイプと非常に似ているので、ベルトをよく見て判断しましょう。

割ピンタイプはベルトの左右で形が違います。

片方は上の画像のように割れたような形になっており、もう片方は切れ目がなく丸いです。

割ピン式のベルト調整方法はCリングと同じで、ピンを抜いて長さ調整したらピンを差すという工程でできます。

割ピンは上の画像のように左右非対称な形をしています。

先端が割れている方がやや膨らんだ形をしており、ピン穴の中でつっかかって固定される仕組みです。

そのため、ピンを抜く方向は絶対に間違えないようにしましょう。

板バネは、ベルトの片側のみに入っているため、ベルト裏の矢印をしっかり確認して行いましょう。

板バネタイプは、ベルトを裏返すと片側だけにマイナスドライバーを挿入できる穴があります。

穴のそばには矢印がありますので、方向も確認しておきましょう。

板バネタイプは、板バネを引き抜くときに少しコツが必要ですが、基本はCリングや割ピンタイプと同じやり方です。

板バネは薄いパーツなので、押し込むときや引き抜くときに力が入ると曲がってしまう可能性があります。

引き抜きと押し込みはできるだけ優しい力で行いましょう。

スライド式の腕時計のベルトは、セロハンテープとマイナスドライバーのみで調整が可能です。

スライド式は、上の画像のようにスライドできる金具で時計を留めるのが特徴。

中留方式のものでもやり方は同じです。

スライド式のバンド調整は、マイナスドライバーで金具のロックを外して行います。

このとき金具が落下しやすいため、セロハンテープを使うと便利です。

スライド式金具の溝にマイナスドライバーを差すときは、あまり力を加えずに行うのがコツです。

マイナスドライバーを差すと傷が付きやすいので注意しましょう。

ねじ式ベルトの調整には精密ドライバーとピンセットが必要になりますので、ホームセンター等で購入しておきましょう。

ねじ式はコマをねじで固定しているため、ベルトを横から見るとねじ穴があります。

割ピンと間違えやすいですが、割ピンは先端が比較的丸いので注意しましょう。

ねじをゆるめるときは、反時計回りに回すのが基本です。

ドライバーは先端の形状とねじ穴の幅近いものを使い、最後はきっちり固定しておきましょう、

新品の時計の場合は接着剤が付着していたり、古いベルトだと錆びていてドライバーが差し込めない場合があります。

そのようなときは無理にドライバーを使わず、専門店に相談するようにしましょう。

ベルトの中留の一部のタイプであれば、クリップを使ってベルトの微調整が可能です。

クリップを少し伸ばして、バネ棒をコマ側に押し込んで移動させるだけで簡単に調整ができます。

時計のベルト調整には、精密なパーツを扱える工具がいくつか必要です。

100円ショップでも購入可能なものもありますので、参考にしてみてください。

ピンやCリング、ネジなど細かな部品を掴むときにはピンセットが必須です。

先が細く、しっかり掴めるものを用意しましょう。

スライド式のベルトを調整するときに、留め具のレバーをてこの要領で持ち上げるときなどに使います。

ねじ式のベルトのコマを外すときは一般のドライバーでは太すぎるため、精密タイプのドライバーが必要です。

ベルトのピンを抜くときに、頭の部分をハンマーで叩いて使用します。

細くて折れやすいので、1本だけでなく数本準備しておきましょう。 

ピンを抜くときなど細かいものを掴むときに使います。

ピンセットよりも力がダイレクトに届くので、引き抜く力が必要なときに便利です。

ピンを抜いたり、逆に差し込むときにピン外しをセットして叩いて使います。

画像右側の黒い箱型のものがバンドホルダー。

バンドを縦に固定して作業をしやすくするために必要です。

ベルト調整のための工具に必要なものはわかったけど、ひとつひとつ揃えるのは大変という人は工具セットを利用しましょう。

サイズ調整に必要なものがすべて揃うので、届いたらすぐ自分で修理ができます。

腕時計のサイズ調整におすすめの工具セット4選を表にしましたので、ご参考にして下さい。

腕時計のサイズは、ゆるすぎると落下しやすくなり、キツすぎると汗がベルト内で蒸れてしまうので程よいサイズにするのが大切です。

最後に、腕時計のサイズ調整に関する疑問を取り上げ、それぞれ解説していきます。

最適な腕時計のベルトは、腕時計を着用したときに指一本分入る程度です。

メジャーがなくても紙テープや紐、ものさしを使うことで自分の手首のサイズを知ることができます。

レザー素材のベルトの調整をするときは、ベルトにある穴を増やすことで調節が可能です。

等間隔に穴を開けられるよう穴の間隔を測定しておき、印をつけたらレザーポンチとハンマーを使って穴を開けましょう。

ドレスウォッチなどに多いブレスレットのようなベルトだとサイズ調整ができません。

ベルトの交換は可能な場合があるので、最寄りの時計店に相談してみましょう。

また、プラスチック製や手作りのベルトもサイズ調整は基本できないと思っておいていいでしょう。

腕時計のベルトのパーツでもあるコマは、個別で注文が可能です。

腕時計がきつくてサイズを大きい場合にもコマだけ注文できますので、最寄りの時計店やメーカーに問い合わせてみましょう。

腕時計が適切に手首にフィットすることで、安定感と通気性がを確保するので時計が長持ちします。

大切な腕時計を長く愛用するためにも、適切なバンドの長さに調整しておきましょう。

2020年10月09日調査