腕時計の最適なベルトサイズは?確認方法・調整方法を紹介!初心者必見!
この記事では、腕時計の最適なベルトサイズを紹介するとともに、サイズの測り方やベルトの調整方法を解説します。また、記事の後半では、ベルトのサイズ調整をお店に頼む場合の価格相場や注意点などもまとめています。腕時計を長く使っていくためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
腕時計のベルトサイズの理想は?最適なサイズ感に調整しよう
腕時計のベルトについて、「サイズがきつく感じるようになってきた」あるいは「ゆるゆるな気がする」と思う方は多いのではないでしょうか。
少しでも違和感があると、それはストレスにつながってしまいます。
そこで今回は腕時計の理想のベルトサイズの紹介に合わせて、ベルトの測り方や調整方法をベルトの種類ごとにまとめているので、ぜひ参考にしてください。
腕時計の最適なベルトサイズの目安は?
一口に腕時計のベルトサイズといっても、人により手首のサイズは異なりますし、つけ方にも緩めが良いとかピッタリが良いとかこだわりもあるといえます。
ただ腕時計にも目安のなるサイズというのはあるので、その点を見てみることにしましょう。
適正な長さの目安
腕時計のベルトの長さは、手首に巻いたときに人差し指がバックル部分に無理なく入る程度が目安です。
逆にきついと手首が圧迫され、場合によっては跡が残ってしまうこともあるかもしれません。
締め具合の目安
腕時計のベルトの締め具合はゆるくもきつくもない、サイズ感が目安で、手首と腕時計との間に、程よいゆとりを残しておくようにしましょう。
手首と腕時計との間に余裕があると、腕時計の長持ちにつながり、ぴったり過ぎると手首にかいた汗を逃がせなくなるため、ベルトの種類によってはサビてしまいます。
ぴったりサイズは注意
腕時計のサイズを調整する際、ぴったりサイズにするのは避けましょう。
ぴったりサイズにしてしまった場合、ベルトの種類によっては再調整ができないものもあるため変更がききません。
例えば革ベルトの場合だとベルトを切って調節するため、失敗するとベルト自体を交換しなければなりません。
腕時計のベルトを交換する際のサイズの確認方法
腕時計のベルトを交換する際に何も確認しないで交換することはできませんし、サイズはとても重要な問題になります。
そこでサイズ確認をする際の方法について見てみます。
使用中の腕時計のサイズの測り方
自分で使用中の腕時計のベルトを交換する場合、物差しなどを使って両方のベルトの長さ、および時計本体を入れた全体の長さを確認しておきます。
mm単位まで正確に把握するのが正しいサイズの測り方で、腕時計の着用感はmm単位で変わってくるからです。
またベルトだけの長さは、左右均等に長さを調節する際に必要になります。
自分の手首周りの測り方
- 手を軽く握り、リラックスする
- 紙テープやメジャーを締め付けすぎない程度のゆるさで手首に巻く
- 紙テープの場合は、テープが一周した位置に印をつける
- サイズを読み取る
メジャーや紙テープを使った自分の手首周りの測り方は、以上の通りです。
適切な腕時計のベルトサイズを把握するためには、自分の手首周りの太さを把握しておく必要があります。
その際メジャーがあればよいですが、紙テープなど2~3mm程度の細く長い紙でも測ることが可能です。
ベルトサイズの確認方法
ここでは腕時計のベルトサイズの測り方、確認方法を紹介します。
革ベルト・金属ベルト・ウレタンベルトの3種類に分けてまとめているので、自分の持っている腕時計のベルトの種類にあった項目を確認するようにしてください。
革ベルトの場合
革ベルトの場合は、ベルトの裏側に数字が書かれていることがあります。書かれている場合は、その数字(mm)が正しいベルトサイズです。
書かれていない場合には、ノギスなどの物差しを使い正確にベルト幅を把握し、革ベルトの場合は、ベルトの厚さも確認しておいてください。
元のベルトよりも厚すぎるものだと、うまく交換できないことがあります。
金属ベルトの場合
金属ベルトの場合は、ベルトが取り付けられている部分の幅を測り、ベルトの取り付けられ方は、時計の種類によって異なります。
そのため、どこから時計本体とベルトがつながっているかを正確に確認するようにしてください。
ウレタンベルトの場合
ウレタンベルトの場合は、元のベルトの幅をノギスなどの物差しを使って確認し、ウレタンベルトが用いられている腕時計時計には、純正のベルトにしか交換できないものも少なくありません。
そのため、ベルトの交換を検討する場合は、腕時計を購入したお店やメーカーなどに問い合わせるようにしてください。
腕時計本体の幅と合ったベルトを選ぶ
腕時計のベルトを交換する際は、腕時計本体の幅に合ったベルトを選ぶようにしてください。
サイズ幅の小さいものは腕時計に取り付けられる場合もありますが、使用中に外れてしまう危険性があり、仮に外れなかったとしても、ベルトを留めているピンが丸見えになり不格好です。
腕時計のベルトサイズが合わない時の調整方法【革ベルト編】
せっかく購入したは良いがサイズがどうしてもピッタリ来ないことは稀にあるもので、そういった場合にはうまく調整する方法はあるのでしょうか。
ここからはそんな困ったときの調整方法を紹介します。
用意する工具
革ベルトのサイズ調整の場合には、バネ棒外しという特殊な工具が必要になります。革ベルトは、時計本体と「バネ棒」でつながっており、これを本体から外すことでベルト交換が可能です。
ちなみに、バネ棒外しにはY型とI型の2種類があり、時計本体の横に穴がある場合はI型(穴に差し込んで外す)、ない場合はY型(バネ棒に引っ掛けて外す)を選びます。
調整方法
- 腕時計本体の穴にバネ棒外しを差し込み、バネ棒を外す
- 反対側も同様にして、バネ棒を外す
- 新しいベルトにバネ棒を取り付け、時計本体に取り付ける
- ベルトが適切なサイズ感になるように微調整する
革ベルトの調節、交換方法は以上の通りとなっています。
腕時計のベルトサイズが合わない時の調整方法【金属ベルト編】
交換ベルトのサイズが合わないというのは皮ベルトより金属ベルトの場合はより深刻で、素材上の問題から微調整が利かない場合も有ります。
金属ベルトのサイズ調整の方法について見てみます。
自分で調整が可能なベルトのタイプ
金属ベルトの調整は、時計のブランドや種類によって異なりますので、金属ベルトの固定方法として代表的な、ネジ止め式、ピン止め式、スライド式、板バネ式の4種類のベルトタイプを解説します。
ちなみに現在は、ネジ止め式、ピン止め式の2つが主流になっており、これらのタイプに該当するものの中でも、自力で対処できないものがある点には注意しましょう。
スライド式
スライド式とは、金具をスライドさせてサイズ調整をするタイプのベルトのことを言い、ここで取り上げているほかの3種類とは違い、ベルトの留め方の名称を指すものではありません。
ネジ止め式
ネジ止め式とは、ベルトをネジで固定するタイプのベルトのことを指します。
コマを一つ一つネジで止める仕組みになっているので、ベルトを交換・調整する際は、不要なコマのネジを外すことで好みの長さに合わせます。
ピン止め式
ピン止め式とは、ベルトをピンで固定するタイプのベルトのことを指します。
ひとくちにピン止め式と言っても、丸ピンタイプ、板ピンタイプなど、時計によってさまざまな種類のピンが採用されている点には注意しましょう。
板バネ式
板バネ式とは、平たいバネ(板バネ)と外側のコマの摩擦によって固定するタイプのベルトのことを指します。
平たいバネは、形が曲がってしまうと緩くなったりはまらなくなってしまったりするため、ここで取り上げている4つのタイプの中では、慣れないと難しいとされています。
スライド式の調整方法
金属ベルトの中でもスライド式は比較的操作がしやすく調整が簡単です。
用意する工具
スライド式ベルトの長さ調整に必要な工具はマイナスドライバーで工具はベルトの金欠き部分に差し込んで使用するため、ヘアピンや千枚通し、アイスピックなどの細くて長いものなどでも代用できます。
調整方法
- ベルトの金具の切欠き部分にドライバーを差し込む
- てこの原理で金具のロックを解除する
- 金具をスライドさせ、サイズ感を調整する
- 再度金具をロックする
スライド式ベルトの調整方法は、以上の通りです。
ネジ止め式の調整方法
ネジ止め式は交換調整に関して工具が必要になり、少々手間がかかる点が面倒です。
用意する工具
ネジ止め式のベルトのサイズ調整に必要となる工具はドライバーで、使えるドライバーのサイズや、プラス・マイナスなどの種類は、腕時計の種類によって異なりますので、そのため自分の腕時計のサイズ調整に適したものを選んで行いましょう。
調整方法
ネジ止め式のベルトのサイズ調整の方法は、以下の通りです。
- ベルトサイドにあるネジ穴にドライバーを差し込み、ネジを外す
- 1. を繰り返し、好みのサイズ感になるように不要なコマをすべて取り外す
- ネジを再度止める
ピン止め式の調整方法
ピン止め式はちょっとした工具があれば誰でもできるので、比較的簡単な部類に入ります。
用意する工具
ピン止め式腕時計のベルトサイズ調整の際に必要な工具は、ピン外し、プラハンマー、ペンチ、ピンセット、バンドホルダーの5つです。
これらのうち前の3つは、ベルトを固定しているピンを引き抜くために必須なもので残りの2つは、なくても作業自体をすることは可能ですが、細かい作業をスムーズに進めるために用意しておきましょう。
調整方法
- 腕時計のベルトをバンドホルダーに固定する
- ピンにピン外しを当て、ハンマーで打ち抜く
- 出てきたピンをペンチで引き抜く
- 2~3を不要なコマの数だけ繰り返し、好みのサイズ感にする
- ピンの通り道をまっすぐに揃え、ピンを打ち込む
ピン止め式の交換方法は、以上のようになっています。
板バネ式の調整方法
板バネ式は工具は必要ですが大げさなものはいらないので、簡単に交換できます。
用意する工具
板バネ式腕時計のサイズ調節に必要な工具は、目打ちまたは千枚通し、ピン外し、プラハンマー、ペンチ、バンドホルダーの4つです。
ほとんどの場合、目打ちまたは千枚通しさえあれば対処できますが、板バネ式が曲がっていたりなどしてうまくはまらなかった時のために、残りの工具も手元に置いておいてください。
調整方法
- ベルト裏のアジャスト溝に目打ちを差し込み、矢印の方向に押し出す
- 出てきたコマを引き抜き、ベルトの連結を外す
- 1~2を不要なコマの数だけ繰り返し、好みのサイズ感にする
- 矢印とは反対の方向に板バネを戻す
板バネを抜く工程や再度差し込む工程は、ほとんどの場合手で行えます。
ですが板バネが途中で止まってしまう場合には、プラハンマーやペンチなどなどを使い、板バネを歪めないような優しい力で引き抜いたり、叩いて押し込んだりするようにしてください。
腕時計のベルトサイズをお店で調整してもらうには?
腕時計のベルトのサイズ調整ですが、なかには慣れなければ作業が難しい種類のベルトや、そもそも自分では対応できない種類のものもあります。
ここではそんな状況のために、ここでは腕時計のベルトサイズをお店で調整してもらう場合の価格相場などをまとめます。
調整をしてくれるお店
腕時計のベルトサイズの調整は、腕時計・時計専門店や家電量販店に持っていけば対応してくれるところが多いです。
まずは、自分の腕時計を買ったお店に行くか、問い合わせてみて、お店に行ってからの手間を減らしたい場合には、あらかじめ自分の手首周りのサイズを測っておきましょう。
料金の相場
腕時計のベルトサイズの調整をお店に頼む場合、500~2000円前後が価格相場となっています。
腕時計がハイグレードになるにつれ、依頼価格は上がるので注意し、家電量販店などでは保証期間であればベルトサイズの調整を無料で行ってくれる場合もあるので、量販店で腕時計を購入した場合は、保証期間を確認してみてください。
調整を断られる場合もある?
腕時計のベルトサイズの調整をお店に頼む際ですが、残念ながら依頼しても断られてしまう場合もあります。
具体的な例としては、手作りの一点もの、調整にマイナーすぎる専用の工具が必要なものなどが挙げられます。
腕時計のベルトサイズを調整して快適に使用しよう
この記事では、腕時計のベルトサイズを自分で調整するための方法を最適なサイズの目安や自分の手首周りの測り方、そして具体的な調整方法までをまとめました。
腕時計のベルトを自分に合ったサイズに調整しておけば、快適に着用できると同時にベルトの持ちの長さにもつながりますので、正しい測り方をもとにして、自分に合ったサイズに調整しましょう。
2020年11月2日調査
この記事のライター
Rich-Watch編集部
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