腕時計のバネ棒とは?役割や種類・壊れた時の対処法を紹介!
腕時計に使われているバネ棒はベルトをつなぐための大切な部品ですが、壊れたときの対処法などが分からないという方もいるでしょう。そこで今回は、腕時計のバネ棒について、役割とサイズや壊れたときの対処法について紹介していきます。
目次
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腕時計ベルトに使われているバネ棒って何?
腕時計ベルトにはバネ棒が使われていますが、バネ棒を知らない方もいるのではないでしょうか。
バネ棒とは、腕時計の文字盤とベルトをつなぐ役割を持っている大切な部品なのです。
今回は、腕時計ベルトのバネ棒について詳しく紹介していきます。
バネ棒は腕時計ベルト交換で重要な部品
まずは、バネ棒が腕時計ベルトの交換の際に、どのような役割を持っているのかなどについて紹介していきます。
ベルトと時計本体を繋げる役割
バネ棒とは、詳しく説明すると腕時計本体とベルトのつなぎ目に使用する部品で、バネ棒がないと腕時計本体とベルトをつなぐことができなくなってしまいます。
意外と知られていませんが、バネ棒は腕時計本体とベルトを繋ぐ大切な部品となっています。
ラグの幅に合わせたバネ棒が必要
腕時計本体とバネ棒を繋げるためには、バネ棒のサイズにも注意する必要があり、腕時計本体にはベルトと繋がる部分の両端に、ラグと呼ばれる2つ穴の空いた部位があります。
このラグの穴のサイズにぴったり合ったバネ棒を選ぶことが重要で、サイズが合わないと腕時計とベルトを繋げることはできません。
腕時計ベルトに使用されているバネ棒の種類
これから、腕時計のベルトに使用されているバネ棒の種類について紹介していきます。
バネ棒の種類は様々
バネ棒には様々な種類があり、腕時計のデザインや大きさや他にもラグの幅によっても使われているバネ棒の長さや太さに違いが出てくるのです。
全て同じではないからこそ、壊れた時には注意しなければなりません。
たくさんの形状がある
バネ棒には形状にも違いがあります。
バネ棒にはバネが付いており、バネを押したときに一定の位置で止まるようにつばが付けられているものがあるのです。
また、反対につばが付いていないバネ棒もあります。
両端もチェック
バネ棒には両はしの形状が違うものもあるので、外したときには両端もチェックしてください。
細かくて見えにくいかもしれませんが、両端の形状の違いにより上手く設置できない場合もあるので注意しましょう。
腕時計ベルトのバネ棒が壊れた際の対処法
ここから、腕時計のバネ棒が壊れたとき、どのように対処すれば良いのかを紹介していきます。
壊れたバネ棒を慎重に取り外す
交換中に壊れたときは、腕時計の本体を傷つけないように、慎重にバネ棒を取り外してください。
腕時計のベルトにバネ棒が残ったままで壊れたときも、ベルトを傷つけないように工具などで押し出さなければなりません。
時計専門店でお願いする
腕時計のバネ棒が壊れてしまい、取り外すことも難しい状態になった場合は時計専門店へ相談してください。
バネ棒を無理に力ずくで取ろうとしてしまうと、腕時計が傷ついたりする可能性があります。
腕時計ベルトのバネ棒を購入する際の注意点
ここから、腕時計のバネ棒の購入で、注意するべき大切なことを紹介していきます。
長さや太さを慎重にチェックする
バネ棒は市販されているので自分でも購入することができますが、販売時に表示されている長さは押し込まれた状態での長さになり、自分の手元にあるバネ棒と長さが違うと判断し、誤ったバネ棒を購入してしまう可能性もあるのです。
必ず購入時には、バネ棒の長さには注意して購入するようにしてください。
分からない時は時計専門店に相談
バネ棒の長さや太さを計っても、同じバネ棒が見つけられないときは時計専門店へ相談してください。
見つけられない場合だけではなく、わからないときや迷ったときにも自己判断しないようにしましょう。
また、特殊なバネ棒を使用している腕時計もあるので、違うかもしれないと感じたときには破損や設置できないなどのトラブルが起きないよう、専門店へ相談する方法を選んでください。
腕時計ベルトのバネ棒の外し方
こちらでは、腕時計ベルトについてるバネ棒の外し方を説明します。
上手に外れるようにするためには、道具なども必要となるので、ぜひ確認してから行なってください。
バネ棒を外すにはバネ棒外しが必須
腕時計からバネ棒を外すときには"バネ棒外し"という専用の工具を使用します。
素手で外すことはできないので、必ずバネ棒外しを使って慎重に外しましょう。
また、代用として細い棒などを使用する方もいますが、腕時計やベルトに傷が付く原因となるので、必ず専用工具を使用してください。
バネ棒外しでバネを押して外す
腕時計からバネ棒を外すときは、バネ棒外しでバネ棒のバネ部分を押して外します。
ラグの外側からバネ棒外しの先端をラグの穴に向かって刺すと、バネが押し込まれラグから外れるようになるのです。
このとき、ラグにバネ棒外しが刺さって傷がつく場合があります。
また、手が滑って腕時計本体に傷がつく可能性もあるので、バネ棒外しを使用する際は十分に注意してください。
腕時計ベルトのバネ棒のサイズ
- 6mm〜10mm
- 11mm〜20mm
- 21mm〜30mm
- 32mm〜40mm
- 42mm〜50mm
バネ棒には6mmから30mmまでは、ほぼ1mm刻みでサイズ展開となっていますが2mm刻みになる場合もあります。
30mmを超える場合も2mm刻みがほとんどですが、腕時計の説明書等にバネ棒のサイズが記載されている場合があるので確認しながら購入するようにしてください。
バネ棒の長さ
腕時計のバネ棒の長さはサイズによって細かく分けられているのが特徴的で、6mmサイズでは7.98mmなどサイズによって長さも変わるので、確認しながら購入しましょう。
バネ棒の太さ
- 1.00mm
- 1.2mm
- 1.3mm
- 1.5mm
- 1.7mm
- 1.78mm
- 1.8mm
- 2.00mm
- 2.50mm
腕時計のバネ棒の取扱店によっては、太さの取り扱い種類は紹介したバリエーションを全て揃えているとは限りません。
また、紹介した太さが全てとは限らず、他にも、珍しく特殊な腕時計のバネ棒であれば、紹介している以外の太さもある可能性も考えられます。
わからない場合は腕時計の専門店へ相談して、自分だけでは判断しないようにしましょう。
腕時計のバネ棒は無くさないように注意を
腕時計のバネ棒は壊れていなくても劣化などで外れる場合もあり、壊れたときも知らないうちに腕時計からバネ棒が外れる可能性も考えられるでしょう。
無くしてしまえばベルトを取り替えるときに、サイズなどがわからなくなり修理が難しくなるので、腕時計のバネ棒を外す際には必ず無くさないようにベルト交換作業中にはケースに入れたりして保管するようにしましょう。
2019/10/24調査
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この記事のライター
Rich-Watch編集部
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